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アフリカ競争力レポートと発展のステージ

アフリカ競争力レポートと発展のステージ

世界銀行から発行されているアフリカ競争力レポートを読んでみました。と言っても350ページもあるので全部はとても読みきれませんが、現在の金融危機がアフリカにどう影響するか、どの国が危機的な状況になる可能性があるかなどがまとめられています。面白かったのが発展のステージという考え方で、まー要するに国民の賃金を上げて豊かになるにはどういう段階にある必要があるかという話です。

まず、世界銀行はアフリカにおいて危機をなんとかやり過ごせる国として、南アフリカ、アルジェリア、ナイジェリア、エジプトを挙げています。これらの国では金融セクターや規制がしっかりしているため、大きな問題にはならないとしています。ただし、当初は世界経済とアフリカ経済はそれほど密接なつながりがないため、ほとんど影響を受けないだろうとされていた点については大幅に修正し、相応の影響を受けるだろうと述べられています。

この影響に関してですが、2000年以降アフリカは年率5.9%の成長を平均して成し遂げてきました。この成長の原動力となってきたのが直接投資であり、世界経済の停滞により直接投資が大幅に減りそうだと言う点が指摘されています。その他のアフリカ成長の懸念事項とされているのは、先進国の保守的な動きによる貿易の停滞、援助資金の大幅な減少、アフリカの政府自身が市場経済の否定をする事による市場を閉ざす事などが挙げられています。

アフリカの競争力向上に関して重要とされている点は金融市場の改善です。やはり、金融市場が機能しないとお金がスムーズに必要な所に届かないとしており、世界銀行はアフリカ各国の当局には金融セクターの適切な規制と市場の維持を求めています。この点は、南アフリカは割と評価が高いんですよね。イギリスの影響でしょう。

また、自由貿易の促進も金融セクターの改善と同様に重要事項として指摘されています。これに関してはやはり保護貿易を避けるべしとされていまして、透明性の強化(なぜ、保護を必要以上にするかなど)が必要とされています。

さて、最初に述べた発展のステージの話ですが、世界銀行では国の発展のステージを3つに分けています。

1.ファクター依存ステージ(政治体制の機能性、インフラの整備、マクロ経済フレームワークの整備、国民の健康と教育による発展)
2.生産性依存ステージ(生産性の高さ、品質、教育のレベル、労働市場の整備、金融市場の洗練などによる発展)
3.革新依存ステージ(発明・発見などを通した発展)

ランケンの解釈は、まずは政治やマクロ経済などにより国民が自由に生活向上をする土台がステージ1で、その上で生産性の向上を図るステージ2、最後のステージ3で独創性でトップクラスの生活を維持すると言った定義ですかね。

日本やアメリカなど先進国がステージ3に属しています。
また、中国はステージ1からステージ2へ上っている段階、インドはステージ1とされています。
南アフリカはステージ2とされており、生産性の向上で豊かさを向上している段階とされています。
中国とインドに関してはちょっと意外ですが、一部の突出した人が世界的に活躍している状況を反映したもののようです。

このステージから見るのであれば、インドあたりの方がインフラ面では伸びる余地がありますかね
世界銀行はアフリカの多くがステージ1にあると指摘していて、インド、パキスタン、フィリピン、ベトナムなど一部を除く23ヶ国、ステージ1の約8割がアフリカとなっています。

日本は革新性がないとやっぱり生きていけないという訳ですね。どうりでしんどいわけだ。このレポートまだ続きがありそうですので、また何かあれば記事にします。

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