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Richemont
今日、ご紹介する南アフリカ企業はまた凄いです。既に多国籍企業となっていて、南アフリカの企業というのは必ずしも正確ではないかもしれません。まーでも、南アフリカで生まれた会社ですし、ヨハネスブルグ株式市場にも上場していますし、会長も南アフリカの方ですので良いでしょう。この企業の名前はRichemont(リシュモン、リッチモント)と言います。知ってますか?なんと、あのカルティエの親会社です!まだありますよ、ダンヒル、ランセル、クロエなどもRichemontの子会社です。南アフリカの会社がこんな近くにいたなんてびっくりしませんか?もちろん、カルティエは本来フランスの会社です。Richemontはあくまでグループの親会社で、グループ統括会社として高級品市場における世界第3位の会社です。

カルティエ(写真は全部RichemontのIRから持ってきました)
この高級品市場で最大手はLVMH(ルイ・ヴィトンのグループ)で、2位はPPR(グッチのグループ)となっており、3位がこのRichemontのグループになります。現在はスイスとルクセンブルグに登記されているようで、スイス株式市場では株式時価総額上位10社に入っており、ヨハネスブルグ株式市場においても時価総額8位です(2008年8月8日)。Richemontはポロ・ラルフ・ローレンともジョイントベンチャーを形成しています。

ランセル(今日のランケンはブランド写真が多いので華やかです)
Richemontの子会社はカルティエやダンヒルだけではありません。下のリスト見たらブランドに詳しい女性の方はひっくり返るぐらいのブランドです。(このリストでカルティエとダンヒルとランセルとモンブランしか分からないあなたは余りお金持ちではありません、え?私?)
・Cartier
・Van Cleef & Arpels
・Piaget
・Vacheron Constantin
・A. Lange & Sohne
・Jaeger-LeCoultre
・Officine Panerai
・International Watch Co
・Baume et Mercier
・Montblanc
・Alfred Dunhill
・Lancel
・Chloe
・James Purdey and Sons
・Montegrappa
・Shanghai Tang
上から2番目のヴァン・クリーフ&アーペルなんて、宝飾品ブランドですがモナコ大公レーニエ三世とクレースケリーのマリッジリングとして使われちゃったりする宝飾の製造をしています。そんじょそこいらのセレブの世界じゃありません。

ヴァン・クリーフ&アーペル
3番目のピアジェも億単位の時計売ってます。ちょっと調べたら楽天で1億超える時計売ってますね(これは怪しい(爆))。まーでも数千万円は普通にする時計ですよ。もうフェラーリみたいなもんです、ここまで来ると芸術品の域ですね。

ピアジェ
他にも、スイスの高級時計ブランドがいくつか入っていますね。4番目ヴァシュロン・コンスタンタンなんて世界の三大高級時計の1つらしく、分かる人は分かるんじゃないでしょうか。1つ1つのブランド説明するには紙面が足りないのと、私には余りにも縁が無いので調べたい人はゆっくり調べてみてください(お金持ちになりたい…)。

モンブラン

ボーム&メルシェ

IWC
さて、Richemontに戻ります。Richemontは元々Rembrandt Group Limited of South Africaという会社から1988年にスピンオフした会社です。このRmbrandt社は現在もRemgro Limitedという会社で南アフリカにあり、やはりヨハネスブルグ株式市場の時価総額上位10社に入るような投資会社です。
1988年、南アフリカの億万長者Johann RupertはRichemont社を設立し、その後タバコ会社フィリップ・モリスの株式30%を取得、1999年にはヴァン・クリーフ&アーペルの株式60%を取得し子会社化しました。2001年には同社の株を更に20%取得し、残り20%を2003年に取得する事で完全子会社としています。
2007年には、ポロ・ラルフ・ローレンの株式を取得するなど高級ブランド会社を集中的に買い取っています。現在、本社はルクセンブルグにあり、会長は先のJohann Rupert氏で南アフリカ人、CEOはドイツ人で役員はイギリス人、イタリア人、アメリカ人、イギリス人、フランス人と各国の非常に多様です。1つ共通しているのは全員白人。上場はしていますが、ほぼ会長のJohann Rupert氏がこの会社のオーナーであり、役員会における50%の力を持ちます。
売上高と利益を見ると、2008年3月の売上は53億ユーロ(約9000億円)で、2007年の48億ユーロの10%増です。特に日本を除くアジアでは3割近くの伸びを示しており、アジアにおいて富裕層が増大している事が読み取れます。利益の方も11億ユーロ(約1800億円)と2007年の9億ユーロ(約1600億円)から20%増です。

Richemont売上と利益
各地域で見ると、全体の36%をヨーロッパがしめます。ヨーロッパ全体の伸び率は11%ですが、中東の伸び率42%、ロシアも38%と凄い事になっています。原油価格高騰で潤ってらっしゃる中東、ロシアの状況が出ていますね。日本を除くアジアは全体の売上の25%をしめますが、香港の伸び率39%、中国54%、その他のアジア15%です。中国が凄いですが、まだ全体の中ではそれほど多くをしめません。今後、ここが伸びるのも確実でしょう。
アメリカは全体の売上の20%弱です。伸び率も11%でやはり先進国並です。日本の売上は全体の中では13%をしめます。伸び率は残念ながら唯一マイナス5%(あじゃー…)
Richemont株価のほうも見ていきましょう。5年間で5倍ですね。今後、中国などで富裕層が増えれば増収増益が見込まれるのはある意味容易に想像できます。1つヨハネスブルグ株式市場でカルティエとかダンヒルの株でも買いますか。

Richemont株価(ヨハネスブルグ株式市場)
しっかし、カルティエとかの高級品の売上って1兆円ですか。みんな、そんなに買ってるんだー。買ってない私は…。まーいーや、これ以上考えるとへこむのでやめておきます。待てよ、前向きに考えればRichemontの株を買えば、カルティエとランセルとダンヒルとクロエとピアジェを所有してるって事かな?カルティエ持ってなくても所有は出来るわけですね。なんか、むなしくなってきた…。余計な事考えたらかえってへこんだ…。
ちょっとへこんだランケンに押してあげてください。ところで、最近、ランド上がっててランキングがやっぱり下がってきてます。どうもランド上がるとランケン下がるという噂は本当のようで悩ましい(笑)↓
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この記事へのコメント
ブランド品なんて名前の付いたタグを売っているようなものですよ。
しょせんは幻想です。
こういう実体の無い物を上手に取り扱って商売することに長けているのはそれに気づかない人を手玉に取ることが上手ということです。
プレミアムのついた商品での商売は、買うほうより売るほうに回りたいものです。
ランケンさんは手玉に取られていないということですよ。
応援ポチ!
しょせんは幻想です。
こういう実体の無い物を上手に取り扱って商売することに長けているのはそれに気づかない人を手玉に取ることが上手ということです。
プレミアムのついた商品での商売は、買うほうより売るほうに回りたいものです。
ランケンさんは手玉に取られていないということですよ。
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Nekkiさん
こんばんは。
ブランドってのは結構奥が深いんですよ。
やっぱり、一朝一夕にはブランド作れないですしね。
長い時間をかけて良いものを作り続けないといけないですし、信用っていう言葉が付くとそれだけで価値があるものです。
ジンバブエみたいに信用失っちゃうと例え貨幣であっても価値はありませんもの。
まーでも手玉に取られてる人がいるのも事実でしょうね(笑)。
おっしゃるとおり売る側に回りたいものです。
ランケンもFX界の高級ブランドにすべく頑張っております。
いつも応援どうもありがとうございます!
こんばんは。
ブランドってのは結構奥が深いんですよ。
やっぱり、一朝一夕にはブランド作れないですしね。
長い時間をかけて良いものを作り続けないといけないですし、信用っていう言葉が付くとそれだけで価値があるものです。
ジンバブエみたいに信用失っちゃうと例え貨幣であっても価値はありませんもの。
まーでも手玉に取られてる人がいるのも事実でしょうね(笑)。
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