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南アフリカの3つの戦略

南アフリカの3つの戦略

世界の国には意図的かどうかはともかくとして、その国のポジションというものがありますね。日本は製造業の国ですし、イギリスは金融の国、アメリカはイノベーションと農業、ドイツも製造業、中国は最近はローテクの製造業(日本と比べて)、インドはITなど。

各国が得意分野に注力して成長するというのは大きく見れば民間の事業会社とある意味同じで、競争力のある事業に投資は多くされます。ソニーだったら電子系の製品に投資して車作ったりはしません。トヨタもソニーみたいにはなりません。結果、その分野がその国なり会社を形作るものとなります。一部飛びぬけた会社がコングロマリット化する事もありますが、レアケースですしなかなかうまく行きません。

国も同じです。その国の置かれた環境に合わせて国の発展を考えるべきだという考え方があります。この考え方を経済的なスペース(ポジション)として戦略的に取るべきだと言う考え方をしている人がいます。南アフリカ最大企業の1つアングロアメリカン社の元CEOのクレム・サンター氏です。

この人は、アパルトヘイト最後の大統領であるクラーク元大統領とネルソン・マンデラ元大統領にアパルトヘイト終結後の南アフリカの将来シナリオを描いて説明した人として有名です。シナリオ・プランナーと呼ばれています。オックスフォード大学卒業で政治・経済を学んだ南アフリカの頭脳の1人です。現在は、日本経団連会長のキヤノンの御手洗さんみたいな方というイメージでいいと思います(アパルトヘイト壊した人なので、もちょっと凄いんだと思うんですが)。

クレム・サンター氏によると南アフリカの国家的な戦略は3つあるとしていまして、以下の3つです。

1.資源国
2.観光国
3.アフリカ大陸へのゲートウェイ国

です。この3つはどれか1つを選ぶ必要がある訳ではなく、同時に成り立つものでその意味で南アフリカはアドバンテージが大きいとしています。1つずつ見ていきましょう。

1つめの資源国家はもう説明の必要もないレベルかもしれませんね。プラチナなどのレアメタルもありますし、石炭なんかも豊富にありとうもろこしやさとうきびなどの農作物もあり、ダイヤモンドなんかもあります。原油が取れるわけではありませんが、世界でもっとも多様性のある資源国かもしれません。

2番目の観光ですが、これもクレム氏は非常にいいとしています。サファリや、アパルトヘイト遺産、豊かで雄大な大自然、温暖な気候、隣国のジンバブエにあるビクトリアの滝、他国では真似できないものが揃っています。カジノ産業なども成長産業ですし、ヨーロッパの人を多く集めれるものを持っています。

また、コスト面でも南アフリカに行くまでは若干お金がかかりますが、着いてしまえば後は非常に安いと述べています。そういえば、以前もっともコストパフォーマンスの良い観光国として表彰されていましたね。スイスなんかだとスイスに着いてからがべらぼうにお金かかりますが、南アフリカは着いたら後はお金あんまりかかりません。

3番目のアフリカ大陸へのゲートウェイ。クレム氏は実はこれが一番魅力的だとしています。例えば、中国のゲートウェイ国としての香港とシンガポール(人口500万人で山手線程度の国土です)、中東へのゲートウェイとしてのドバイ(原油なんか一滴も出ません)が挙げられており、これらはゲートウェイと言う役割を国として果たしています。南アフリカは広大なアフリカ大陸のゲートウェイになるべしというのがクレム氏の主張です。ゲートウェイ国になるには必須条件として海が必要です。船って昔も今もコストメリットの大きな物流であり、その意味では文句のつけようがありません。

特に現在のジンバブエは既に末期症状と見ているようで、彼のシナリオによるとジンバブエの政治的落ち着きがスターとなる可能性が高いとしています。最近のランドが強いのはキャリートレードもあるんでしょうが、ジンバブエ問題が解決の方向に向かえば更に良くなると見ていて、ゲートウェイ国を更に推し進めるためにもジンバブエ問題は解決したい所だそうです。

さて、現在ゲートウェイの機能などは何も起きていないかというと、もうばんばんと起こっています。アフリカの上の方にはナイジェリアがありOPEC6位です。アンゴラは南アフリカの2つ上に位置しますが、原油がナイジェリア並に取れてGDP実質成長率が20%とか30%とかです。ザンビアは南アフリカの上にいますが、これもアフリカ最高の伸びを示した株式市場があります。ボツワナもダイヤモンドで好調です。

これらのアフリカ諸国への物資の補給(ロジスティクスですね)は南アフリカしか出来ない状況です。アフリカ大陸のGDPの40%をしめる国でもっとも物質的には豊かですし、製造業も技術力もあり(原発作るぐらいの事はできます、核爆弾も作っていましたが廃棄した世界唯一の国です)、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国は実質的に南アフリカからものを入れるのがもっともコスト的にかかりません。

ただし、以前記事にしましたハーバード大学の意見とは異なります。ハーバード大学の研究チームでは製造業重視がかかげられていましたが、クレム氏は製造業は中国と競合しても勝てないとみています。むしろ、地の利を生かして、ドバイやシンガポールみたいな戦略が非常に期待できるっていうのがクレム氏が述べている点で、当たり前と言えば当たり前です。

地理的優位性を使わない手はないですものね。もっとも、これらの国が今後も成長できるかどうか。マラリアやエイズに負けるかもしれないですし、脆弱な国が多いので世界の流れの中でうまく行かない事がないとも限りません。ただ、資源高は現在のレベルよりは落ちるにしても以前のレベルには戻らないというのが世界の流れでしょうから、その意味でも大きなメリットを持っています。今後は環境次第な面もありますが、期待しながら見ていきたいですね。

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コメント
この記事へのコメント
3つの戦略に基づいた発展
 現在の南アの発展の歴史には確固とした戦略があったのだということが分かりました。

 製造業においては,確かに中国に繊維分野などで敗北してしまったようです。

 しかし,資源・ゲートウェイ国という条件が重なれば,製造業も当然発展が見込めます。
 香港もゲートウェイ国としての発展については,限界が叫ばれており,高度技術化による加工貿易国へ進路を向けるべきという意見もあります。

 南アが,アンゴラなどの石油を精製・加工して売り出せばそれだけ輸送コストが低減でき,付加価値が高くなるでしょうし,プラチナなども資源国の強みを生かして触媒などの加工品をセット販売する形にすれば,大きな発展が見込めるはずです。
 そのためには相当な基礎教育・技術導入が必要になってくるはず。
 おそらく,ハーバード大のレポートは一般的な国家戦略をなぞったものであり,クレム氏は,より即実性の高い戦略提言をしているのだと考えられます。

応援ポチ!

 
2008/07/26 (土) 21:48:03 | URL | nekki5149 #-[ 編集]
南アフリカの戦略
Nekkiさん

こんばんは。
南アフリカに確固とした戦略が本当にあったかどうかは分かりませんが、それらしきものは感じます。またビジョンもやはりあったのが分かります。ビジョンはネルソンマンデラにより掲げられ、その実行役の一部はムベキ大統領が後継してます。

今後は新しい大統領になるのですが、この難題に答えれるかですね。
ムベキ現大統領は偉大な貢献をしたのでしょうが、不満を残しているのも事実で敗北した要因でしょう。

製造業はあるに越したことは無い気がしますが、クリティカルファクターでは無いかもしれません。
自由経済の原理で決まるでしょう。

いつも応援どうもありがとうございます!

2008/07/27 (日) 02:35:57 | URL | ランケン #-[ 編集]
ゲートウェイ国
っていうのが一番魅力的な戦略なんでしょうね。
海に面しているっていうのは広いアフリカ大陸では最大のアドバンテージ。
観光国っていうのはワールドカップを成功させることでぐ~~んとステップアップできるかもしれません。
無事に開催できますように!!

ポチっ!

PS.宛名なんて全然気にしてませんから(笑)律儀ですね~。
2008/07/27 (日) 20:13:22 | URL | 初心者改めfuuke #-[ 編集]
ワールドカップは成功して欲しいです!
Fuukeさん

こんばんは。
個人的にはゲートウェイ国にしてはでかすぎないかって突っ込みをいれたい気もするんですが、実際のところゲートウェイになってるのも事実です。

ワールドカップはほんとに無事開催して欲しいものです。
観光国の色は既に結構強いと思いますよ。

応援どうもありがとうございます。
また、宛名の件もどうもありがとうございます!
2008/07/27 (日) 22:37:34 | URL | ランケン #-[ 編集]
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