fc2ブログ
南アフリカランド研究所(FXブログ-ランケン)
南アフリカランドは高金利!当ブログは南アフリカの情報が無くお困りの方に経済情報をお届けします!! 1000万ヒット突破 
おススメの人気記事(とりあえずこれだけ読めばOK!)
 ・はじめての方へ! →   南アフリカランド研究所(ランケン)の紹介
 ・ランドって値動きが荒いらしいけど大丈夫? →   ランドのヘッジ方法
 ・ランド円はどうやって決まるの?チャートは? → ランド円決まり方ランド円チャートランド動き
 ・南アフリカの将来性は? → GDPIMFの見方南アフリカへの直接投資南ア格付け
 ・南アフリカランドのリスクは何? → 南アフリカランドのリスク要因ランドはエリート通貨
 ・新興国ってなぜ発展しなかったの? → マラリア1マラリア2マラリア3オランダ病
 ・過去10年の経済と為替と株式の関係は? →経済と為替と株式Part1Part2
 ・南アフリカランドに影響する商品価格の今後は? → 世界銀行の見通しPart1Part2Part3
 ・南アフリカと言えば金やダイヤだけどどんな状況なの? → 金(ゴールド)業界ダイヤ業界
 ・南アフリカってどんな国? → 留学物価識字率G20結婚失業率
 ・南アフリカ関連映画! → ブラッドダイアモンドツォツイマンデラの名もなきインビクタス
 ・南アフリカランド買いたい! → FX業者の選び方
 ・もっとランド記事読みたい? → 右サイドナビ下方に目次があります!色々発掘してください!
南アフリカ観光情報
天気予報ケープタウンヨハネスブルグ12プレトリアキンバリーダーバンビクトリアの滝
 ・南アフリカに行ってみた! → 南アフリカ旅行記(好評です!)南ア国歌
ワールドカップチケット価格ワールドカップチケットの買い方ワールドカップ関連情報
ranken_banner_640_100.jpg
南アフリカの輸出入相手国」

南アフリカの輸出入相手国

明日は南アフリカの貿易収支発表です。南アフリカは貿易赤字が現在大きな問題になっています。基本的には経済が過熱して内需が強かった事によるものですが、現在は原油などの資源高騰の影響も強く出ています。

さて、南アフリカの貿易相手国ってどこが大きいんだろうとか、ジンバブエの経済的破綻ってどれぐらいのインパクトなのとか思いましてちょっと調べてみました。下は輸出入全体に占める各国の割合を高い順番にグラフにしたものです。

まずは南アフリカの輸出から。(グラフはクリックすると大きくなります)

2008年1月南アフリカ輸出相手国(出所:South Africa Department of Trade and Industry)
2008年1月南アフリカ輸出相手国
輸出総額360億ランド(約5000億円)

輸出相手国は日本が2位ですね。先進工業国が上位にずらっと並んでいる印象をうけますが、世界が南アフリカから輸入するものと言えば資源です。データって如実ですね。同じアフリカの中ではザンビア、アンゴラ、ジンバブエぐらいでしょうか。こっちは自動車とか食料とかでしょうかね。ジンバブエも1.1%とかなり少ないですがありますね。プラチナ鉱山なんかがありますから(南アフリカ企業が所有しているようですが)、貿易ゼロって訳にはいかないですね。でも思ったより少ないかな。

次は南アフリカへの輸入です。

2008年1月南アフリカ輸入相手国(出所:South Africa Department of Trade and Industry)2008年1月南アフリカ輸入相手国
輸入総額492億ランド(約6600億円)

輸入はやはり中国が多いんですね。世界のなんでも工場ですから(うなぎも!)、多くの国で共通でしょう。ドイツが多いですね。ヨーロッパNo.1の工業国ですからこれも何となく分かりますよね。アメリカ3位、日本5位はなるほどなーと。自動車だったり電気製品だったりかな。アメリカは農作物もありそうですね。

サウジアラビア4位は興味深いですね。原油でしょうね。あと、6位のアンゴラが注目です。地理的に近いのが大きな理由でしょうがアンゴラのGDPは世界で100位ぐらいですから南アフリカの輸入の4.4%を占めてイギリスより多いのは凄い。中身はダイアモンドと原油でしょう。ちなみにアンゴラの実質GDP成長率は30%を超えています。中国ですら10%ですからかなり凄い事になってます。

以下、ヨーロッパ諸国とアフリカ諸国が多くアジアは韓国、台湾ぐらいです。やっぱり地理って大きいですね。気になるジンバブエはこちらも1.2%です。南アフリカの鉱山会社はジンバブエに採掘権を多く持っています。恐らくですが、南アフリカの企業内貿易が相当多いんじゃないかと思います(ジンバブエ企業がそれほどお金を払えるとは思えない…)。

なかなか面白いですね。南アフリカは単独での成長は良くないと考えているそうで、他のアフリカ諸国の成長も重要だと言っています。しかし、貿易額を見る限りアフリカは南アフリカにとってさえまだまだです。ただ、南アフリカ企業の一部は最近アフリカ各国に進出をしています。理由はアフリカの成長が見られる点と市場として魅力が出てきたそうで、競合相手がいないという単純な理由もあるそうです。

最近は携帯電話の会社などがアフリカ各国に進出しています。携帯電話ってインフラの整っていないアフリカにはかなり貴重だそうで多くの需要があるそうです。日本と違ってほとんどプリペイド方式らしいですが(アフリカでは後から回収なんて出来ないそうです)、面白いですよね。

アフリカ市場が出来てきて南アフリカの貿易額の上位を占めてくるまで来たらアフリカの貧困はだいぶ無くなってるかも知れません。ジンバブエも貿易上の比率的には南アフリカにそれほど影響力があるとは思えませんが、早く安定して市場としても成長して欲しいものです。じゃないと移民問題も解決しないですしね。



テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー



コメント
この記事へのコメント
貿易相手国としての日本
南アフリカにとって、日本は貿易相手国として、もっと下位だと思っていましたので、今回の記事はとても、ありがとうございました。更に日本との貿易の品目内容も、知りたくなりました。また、機会があれば期待いたします。
品目内容内訳、とランド円との相関も・・・などと、想いは膨らみます。 
いつも有益な情報ありがとうございます。
ポチ!
2008/06/30 (月) 00:07:42 | URL | junji #-[ 編集]
日本にとっても南アフリカにとってもお互い重要なんです
Junjiさん

こんばんは。
昔から南アフリカは日本にとって非常に重要な存在です。
アパルトヘイトの時代だって日本は貿易してたぐらいですからね、他国はしてないところも多かったのですが。
それが悪名高き「名誉白人」って奴です。
白人でないにも関わらず白人として差別的優遇を受けてましたからね。
この理由は当然日本が貿易国として南アフリカにとって非常に重要だったからで、今に続きます。

そこには日本がアパルトヘイトがありながらも貿易を続けなければならない理由もあったんです。
当然、資源ですよね。
裏を返せば製造業で成り立っていた日本は南アフリカなしにはやっていけないぐらい重要だったという事です。
今もそうですよ。資源の無い国と資源はあるが技術の弱い国、お互い補完できますよね。

応援ありがとうございます!
2008/06/30 (月) 01:52:48 | URL | ランケン #-[ 編集]
貿易相手国としての日本・2
ご回答、ご丁寧にありがとうございました。
2008/06/30 (月) 22:44:49 | URL | junji #-[ 編集]
copyright © 2006 南アフリカランド研究所(FXブログ-ランケン) all rights reserved.
免責事項
当ブログに掲載されてる情報・記事等は、情報提供・購読を目的としたものであり、資産運用・投資等に関する決定は、利用者ご自身の判断でなされるようにお願いいたします。情報の内容に関しましては信頼できると思われる各種データに基づき作成しておりますが、正確性を保証するものではありません。当該情報に基づいて行った行為により被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いかねますのでご了承下さい。
高リスクについての警告: 外国為替取引はすべての投資家に適しているわけではない高水準のリスクを伴います。レバレッジは一層大きなリスクと損失の可能性を生み出します。外国為替取引を決定する前に、投資目的、経験の程度およびリスクの許容範囲を慎重に考慮してください。当初投資の一部または全部を失うことがあります。したがって損失に耐えられない資金投資をしてはなりません。外国為替取引に関連するリスクを検討し、疑義があるときは中立的な財務または税務アドバイザーに助言を求めてください。
ランケン商会 fxzar@hotmail.co.jp
Powered by FC2ブログ.
出張