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アフリカ経済好調

アフリカ経済好調

南アフリカが近年好調なのはランケン読者の方は良くご存知かと思います。先日のセミナーではちょっとお話したのですが、この背景としてアフリカ経済が好調である点があります。

IMFは先日サブサハラ(サハラ砂漠以南を指します)地域の経済が30年ぶりの好景気である事を南アフリカのプレトリアで発表しました。通常、景気好調にはインフレがつきものですが、このインフレ率も低く抑えられており、かなりポジティブな状況だそうです。この景気は2008年も続くと見られており、成長のモメンタムが当面は継続できるとIMFでは見ています。

アフリカは近年原油が注目されています。この理由として原油価格高騰に伴い、今まで採算が合わなかった場所での原油採掘が可能となったことが上げられ、アフリカのナイジェリアは原油発掘により最近かなり潤っています。同国はOPECにも加入しており現在OPEC6位にまでなっている原油大国となっています。また、ギニア湾では240億バレルの原油が眠っているとされています。

また、アンゴラも石油輸出国となっていまして、アンゴラのGDP成長率は年率31%ととんでもないことになっています。そんな、ナイジェリアとアンゴラがサハラ以南の経済を牽引しているわけですが、資源は原油だけではなく、ダイヤ、プラチナ、金などなど多くの資源がアフリカにはあります。

IMFによると、経済好調な理由は資源だけではなく、紛争の減少と多くの国の改革が功を奏してきていると説明しています。インフレ率は平均7.5%になっており、44か国中32カ国は一桁のインフレ率で、来年は1%程度更に抑えられるとIMFでは見ています。IMFの予測としては経済のアウトルックは中東やラテンアメリカよりも良いとしていますが、今後まだまだ改善の余地はあると締めくくっています。

この他に、世界銀行からもアフリカレポートが出ていまして、こちらもやはり好調さを認めています。ただ、アフリカはイノベーション(革新性)という点で欠乏していて、成長のモメンタムを維持できるかどうかはイノベーションを発信できるようになるかが重要と述べています。とは言え、現在の世界経済環境では外需依存とは言え当面アフリカは好調であると考えているそうです。

現在のアフリカの大きな経済的問題としてはジンバブエがあって(この国南アフリカの隣です)、インフレ率が8000%となっているそうです。南アフリカが6%超えたって騒いでいるのに隣国では8000%ですよ。要するに1本100円のジュースは翌年8000円になっちゃうという状況です。もちろん、ジュースだけじゃなくなんもかんも80倍です。このジンバブエドルは先日、北朝鮮の通貨ウォンと共に最悪通貨に選ばれてました。

あ、ちなみにイギリスのヘンリー王子の彼女はジンバブエの方でかなりの美人です。最近、別れたとかなんとかイギリスで騒がれていますが、ヘンリー王子も南アフリカには時々遊びに行っています。(まーどーでもいいゴシップですが)



テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー



コメント
この記事へのコメント
アフリカ大陸の景気はよろしいようですね。良いニュースです。
原油が眠っているのは分かっていても採算が取れないために
諦めていたのに値段が上がることで掘り出せるって事があるんですねぇ。
んー日本にも原油が眠ってないですかねぇ(笑)

ジンバブエですが本当に酷いインフレですね。
http://zimbanet.jocv.net/05_what_zimbabwe/inflation.html
2007/12/15 (土) 01:06:20 | URL | ブレンディ #mQop/nM.[ 編集]
おもしろい!
ブレンディさん

こんばんは。
このサイトすっごい面白いですね。
単純で分かりやすい!

どうもありがとうございます!
2007/12/16 (日) 00:47:47 | URL | ランケン #-[ 編集]
ジンバブエ、ドル、その他
ちょっと前にジンバブエに行った同僚が、
 「レストランで注文したときと会計のときで値段が3倍上がってた」
という話をしてましたが、他の同僚たちから、
 「それはインフレじゃないだろう、騙されたんだよ」
と言われてました。

ところで、これ程のドル逼迫は10年振りかもしれません。
17日の週から始まる各国中銀の実弾投入でどこまで加算金利が低下するか・・・
3カ月物ドルLIBOR(ロンドン銀行間貸出金利)と米財務省証券の利回り格差(=TEDスプレッド、リスク回避志向の目安とされています)をチェックしてると、状況が見えると思います。
もちろんFRBの400億ドルだけではLIBORを下げられないでしょうから、追加投入もあるでしょう。
サブプライムは欧州に飛び火しており、アメリカよりイギリスの方が悲惨かもしれません。

CitiがSIVをオンバランス化したりとアメリカのサブプライムはトンネルの出口が見えてきましたが、年末が一つの山場となる可能性があります。
個人的には、あまり悲観してませんが。

ランドへの短期的な影響は・・・
全く結論の違う二つのシナリオが予想されますが(笑)、結局、各国中銀の実弾投入に対する市場の受け止め方次第ですね。
しかし余程酷くならない限り、中・長期的にはプラスと見ていていいと思います。

それでは一足早く、クリスマス休暇に入ります。
2007/12/16 (日) 03:59:27 | URL | City #z8Ev11P6[ 編集]
TED Spread
Cityさん

こんばんは。
ジンバブエの話、面白いですね(笑)ー。
私好きだなー、そーいうの。

Cityさんのコメントっていつも勉強になります。どうもありがとうございます。
TED Spread調べてみました。
1987年以来のSpreadですね。

http://derivativemusings.blogspot.com/2007/12/updated-ted-spread-chart-from-bespoke.html

20年ぶりぐらいの勢いでしょうか。
かなりリスク回避傾向が強まっているんでしょうかね?
でも、それにしてはドルそこまでは強くないようにも思うんですが、どうなんでしょうか?

日本では日経新聞が越年不安和らぐって報道しています。
Cityさんや市場関係者の方の観測に近いものでしょうかね。

ランドへの影響は興味深いですねー(笑)。
そんなに私も心配してません。別にドルが強くなったら強くなったでいいですし、ランド強すぎるとも思っています。

良いクリスマス休暇をお過ごしください!
2007/12/16 (日) 22:23:53 | URL | ランケン #-[ 編集]
TEDスプレッド
ランケンさん、TEDスプレッドの歴史的チャート、ありがとうございます。

TEDスプレッドの広がりは20年振りだったんですね、どうりで私の記憶にないわけだ(笑
87年のブラックマンデーが引き金となり破綻寸前までいったCitibankをアラブのワリード王子が救いましたが、当時(91年)のCitiを救った王子の投資額がたったの5.9億ドルですから、現在の金融界がいかにグローバル化し、レバレッジをかけまくっているかが分かりますね。

なお、今回のサブプライム危機の短期的なチャートを見ると、TEDスプレッドは9月の利下げを機に一時縮小していますが、11月から急上昇を始め、12月のFRB利下げも効果なしという非常に恐ろしい事態となっております。

要は(日本以外の)金融機関が相互不信に陥っているのですが、これから年越しの資金が必要となるのにインターバンク市場が機能停止状態だと破綻する金融機関が続出するわけです。
おまけにインターバンク市場でドル調達できなくなった金融機関が為替市場に参入してくると、桁違いのドル買いオーダーで市場が大混乱する可能性もあります。
アジア系の一部の金融機関は既に為替市場でのドル調達を開始しており、今週の欧米共同戦線は限界まで上がったインターバンク・レート(LIBOR)を下げるのが目的です。

日銀を除く各国中銀は非常事態の認識を共有してますので、これから矢継ぎ早に手を打ってくるでしょう。
そして資金が市場に戻ってくると、その一部は唯一健全な新興国(&資源、ただし原油はそろそろ限界)に流れ込み、市場規模の小さい新興国株は高騰・・・というのが中・長期的なストーリーですね。

余談ですが、日本の金融機関にとって、今こそ海外のミドルクラスの銀行を買収し世界戦略の拠点とするチャンスだと思うのですが、どうもその気はなさそうです。
特に体力の弱ったイギリスの某銀行(あえて名前は挙げません)を買収しておくと、世界で通用する優秀な銀行マンがもれなく付いてくるのですが・・・

良いお年をお過ごし下さい!
2007/12/17 (月) 03:15:06 | URL | City #z8Ev11P6[ 編集]
さすが!
Cityさん

いつもながら凄い解説をどうもありがとうございます。
さすがでございます!

このTED スプレッドを見ると、5カ国共同であれだけの大規模な介入を行った理由が分かりますね。
それぐらい危ない話だったんだと今初めて認識しました。
日銀は認識してないんでしょうか・・・
そういえば5カ国にも入っていなかった・・・
となると、クリスマスから年明けにかけてドルが強い可能性が出てくるかな。

余談も面白いですね。海外のミドルクラスの銀行買収かー。中国は南アフリカの銀行を買収こそしてませんが資本参加したりしてますものね。
そういうグローバル化の流れを認識している銀行マンってどれぐらいいるんでしょうか。
認識していない事は無いと信じたいんですが、やっぱり農耕民族ですよね、日本人は。
攻めきれないというか、ムリな争いはさけるというか・・・

Cityさんも良いお年を!
2007/12/17 (月) 22:01:30 | URL | ランケン #-[ 編集]
イギリスを買収
休暇中に仕事の話で恐縮ですが、野村など日本の金融グループ数社がイギリスの金融企業の買収に動いているようです。
英国の金融業界は伝統的に新興国投資に強いですし、日本もまだまだ捨てたものじゃありませんね。
2007/12/24 (月) 05:08:51 | URL | City #Xt7xxilc[ 編集]
凄い!
Cityさん

こんにちは。
私はぜんぜん仕事の話じゃないので、Welcomeです!

日本がイギリスを買収なんて結構凄いじゃないですか。しかもイギリスの金融機関なんて、日本の自動車メーカーとか電機メーカーが買収されるに近いように思います。
日本の金融機関もだいぶ体力が戻ってきた証拠でしょうね。

いつも素晴らしい情報どうもありがとうございます!
2007/12/24 (月) 11:51:23 | URL | ランケン #-[ 編集]
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