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ランドの動き方

ランドの動き方

ランケンを読んで頂いたサラリマンさんから、メジャー通貨(ドル円、ユーロ円など)は金利と同じように動いているけど、ランド円は他の通貨と違う動きをしているのは何故でしょうという質問を頂きました。ちょっと面白いなと思いましたので今回はランドの動き方を検討してみたいと思います。

まずは、サラリマンさんのサイトでのクロス円(USドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円・CANドル円・NZドル円・ランド円)と金利差の検討のご紹介です。各国の金利の変動と対円の為替レートを図で表していただいています。

庶民的副業生活

サラリマンさんがご指摘のように各国で金利上昇が行われ日本円と金利差が開くとそれに合わせて円安が進行している事が分かります。日本円は金利相場といえる状況を如実に表しており、金利差が開くと日本円も売られ円安が進むという状況が読み取れます。

この中で唯一例外があります。一目瞭然ですがランド円ですね。ランド円だけは全く他の通貨と違う動き方をしているのが分かります。これは何故でしょうというのがサラリマンさんからの質問でした。

以前、ランド円の決まり方の記事でもご紹介致しましたが、ランド円は次の式で決まります。

ランド円=ドル円÷ドルランド

ここでドル円は100円前後で動き方としてはせいぜい100円から120円ですので10%から20%ぐらいの値動きでしょう。さて、ドルランドを見てみると下の図のように、2003年以降は1ドル=6ランドから8ランドぐらい(2003年以前はもっと大きいですね)と30%以上の値動きです。要するにドルランドの値動きのほうが振れ幅が大きいです(ボラティリティーが大きいと言います)

ドルランド値動き
ドルランド値動き

従って、ランド円=ドル円÷ドルランドの式の中ではドルランドの方が大きく動くため、ドル円の動きよりもドルランドの動きにより影響を受けやすい事になります。

さて、ドルランドの値動きが大きいのが分かったとして何によってドルランドは動くのでしょうか?他のクロス円と同じように金利に影響を受けるかというと間違っていませんが正確ではないと思います。

そもそも金利はなぜ上がったり下がったりするのでしょうか?これを分かっていない方が実は多いのではないかと思いますが、皆様いかがですか?金利は経済活動の調整を行うために上下します。当たり前ですが、もうちょっと考えてみてください。

もっと具体的に言うと景気が過熱してくると需要に対して供給が足りないわけですから物価が上がります(インフレになります)。ところが、景気が冷え込むと物価が下がるかというと一般的にはそうではありません(現在の日本は例外的に物価が下がってデフレになっています)。

景気が冷え込むというのはモノやサービスが売れない状態になるのが通常です。この時物価が下がるかというと下がりにくいです。これは物価というのは、人件費で決まる面が多くあり事によります。

物価が上がると賃上げって事になりますよね。モノの値段が上がってるのに給料が増えないと生活はなりたちませんから。という訳で、給料が上がる。すなわち人件費が上がる。ここで物価を下げれるかというと人件費が上がっちゃってるから売れ行きが悪くても値段は下げれないんです。

そうなると、物価は下げられない、売れ行きは悪いという具合に経済が悪い方向に進みます。じゃーもうどうしようもないかというとそうではありません。金利の登場です。物価を決定する要素は人件費だけでありませんよね。金利なんかも物価にはね返ってきますし、金利が小さければ借金しやすいので購入意欲が高まります。

売れ行きが経済全体として悪いんだからこれを使わない手はありません。金利下げて景気を刺激してやります。(日本はこれが行き着くところまで言ってゼロ金利となり下げれないのが今の状況で、日銀は非常に困っています)

さて、南アフリカはどうかというと逆でインフレの状態です。要するに景気が過熱していて(原油価格など商品価格上昇の影響も大きいのですが)物価が凄く上がっています。南アフリカではインフレ率が6%以下になるようにターゲットを決めていますがこれを上回っています。

従って、経済活動を弱め物価を抑制しましょうという事になります。そのためには金利を上げるというのが通常の手段です。金利を上げると借金がしにくくなりますから需要が減ります。従って物価が抑制できるという事になります。

えらく長くなりましたね。要するに、金利を上げているのはインフレを抑えて物価を安定させるためと言えます(特に南アフリカでは)。で、それって為替にはどう影響するのかって話ですね。インフレって要するに通貨の価値が下がる事を意味します。

これはどういうことかというと、例えば私は今1ドル持っています。今年1ドル110円のレートで110円のポテトチップスを買うとしましょう。1年後物価は7%(南アフリカのインフレ率です)上昇したとしますと118円になってます。私の1ドルは110円にしかならないとしたら買えませんね。1ドルで同じポテトチップスが1年後に買えないので通貨の価値が下がってます。

通貨の価値が同じであるためには118円になってくれないと困ります。為替レートが118円になればいい訳です。110円が118円になりました。円安です。インフレになると円安になるわけです。

つまり、インフレは通貨安を誘発します。逆にインフレが収まると通貨高になるわけです。となると、インフレと通貨には相関関係がありそうですね。ここで、南アフリカのインフレとドルランドの比較をしてみましょう。(ここでランド円見ても無意味です。誰もランドと円を直接交換しません。ランドは一度ドル(もしくはユーロ)に変換されるのです)
南アフリカインフレ
南アフリカインフレ率

先ほどのドルランド値動きの図をもう一度。

ドルランド値動き
ドルランド値動き

ほら、上下の絵は似てますね。インフレが収まるとランド高になるし、インフレが進むとランド安になってますよね。

もう1つ、おまけでインフレと金利の関係も載せておきましょう。上のインフレ率のグラフに金利の推移を重ねたものです。
南アフリカ政策金利と消費者物価指数
南アフリカ政策金利と消費者物価指数

インフレが進むと金利が上昇して通貨安、反対にインフレが収まると金利が下降して通貨高というのが良く分かりますね。金利はインフレの結果に過ぎないのです。

1つ注意点としては通貨はインフレの結果が出る前に先走ります。要するにインフレの予想をしながら市場はそれを為替レートに織り込みますので、インフレの結果を見てても通貨レートは予測できません。インフレするかどうかの予測をしないと為替レートが高くなるか安くなるかはわかりません。

最初のサラリマンさんの質問にもう一度立ち返りましょう。メジャー通貨では金利によって円の為替レートが決まっているようだけどランドは違うけどなぜかというお話でしたね。

ここまで話したように金利は結果にすぎません。他の国が金利を上げるというのはそれなりに理由があります。概ね、インフレですが。結局のところ金利を上げてるか下げてるかは経済がいいか悪いかって話に落ち着きます。経済状況が良ければ(インフレを抑えながら成長できれば)、通貨も強くなります。逆に悪ければ通貨は弱くなりますね。

日本で現在起きているのは他の国の通貨に比べて円が弱体している円安の状況と言えます。金利差が開く事による円安もキャリートレードがありますので、違ってはいませんがそもそもその金利差は日本が世界の景気に比べて弱いって事です。だから他の通貨は皆上がってるのに日本円はひたすら円安で置いていかれていると捉える事が出来ると思います。

ランド円はどうかというと、ランド円=ドル円÷ドルランドの式で日本の経済の影響はドル円に表れますが、ドルランドの方が影響が大きいわけですから、南アフリカのインフレに左右されているわけです。従って、他の通貨は日本の景気の弱さに左右されているのですが、ランド円だけは南アフリカのインフレに影響され他の通貨と違う動きをしています。

長くなりましたので一度まとめると、

1.各国通貨の為替レートはその国の経済状況を反映する
2.金利差は結果であって、本来見るべきは該当国の経済状況である(だから為替市場は消費者物価指数やGDPなどに反応するんです)
3.インフレは為替レート決定の大きな要素である(特に新興国では)

従って、我々としては、経済が成長する国の通貨を買うべきなんでしょうね。あんまりファンダメンタルで為替取引されてる方いないように感じますが、大事ですよ。

もうちょっと言っちゃうと、南アフリカなどの新興国は世界経済の影響がその国の経済に大きく影響します。となると世界経済の影響を受けやすい国は通貨としての供給量が少ない事もあって金利差じゃなくて世界経済に影響を受けやすい通貨になりますよね。

サブプライムで世界経済が冷え込むと新興国は大いに影響を受けます。ただ、現在の所サブプライムは世界経済に対してそれほど影響を与えないと見られています。世に言うデカップリングという状況で、かつてはアメリカの経済が悪くなればすなわち世界経済の悪化につながっていたのですが、デカップリングが進みアメリカが悪くても世界経済への影響が少なくなっています。(ありますけどね)

アメリカ経済の影響が世界に影響しなくなるってどういう事かって言うと、ドルの弱体って話ですよね。でも、アメリカの経済が世界経済に大きく影響するまでになると、新興国は売られ、売られたものはドルに行きますのでドル高になると考えられます。ユーロの一段高もあり得ますが、いずれにしても新興国は軒並み大幅安でしょうね。

そんな訳で、ランドの動き方を見る際には世界経済の動きや流れをまず押さえた上で、南アフリカの国内経済状況(インフレなど)を把握してドルランドがどっちに行きそうか考えましょう。世界経済も悪くないけど南アフリカのインフレ懸念も強い(でも金利上げて抑えられそう)みたいな今の状況でしたらドルランドは変わらないかななんて思いますよね。そうすると、さっきの式でドル円によってランド円は決まるので、ドル安ならランド円も安いって考えれますよね。

ドルランドが動き出したら今の動きじゃすまないはずだって私が言っているのはここに由来します。ランド高になるといいですよね!

うーん、今回は大作だ。長い。ここまで読んだ人いるかな…


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コメント
この記事へのコメント
こんにちは。

今回はいつも以上に読み応えがあったので、ブログランキングを2回もクリックしてしまいました。←意味ないけど f(^^;

私もFXをはじめたころ、なんである国の金利があがると、その国の通貨の価値が下がるのかぜんぜん理解できませんでした。

おなじことを疑問に思った人がいたら、この文章のリンクをおくってあげることにします。



2007/12/02 (日) 14:53:08 | URL | shachow #-[ 編集]
ありがとうございます
Shachowさん

こんばんは。
どうもありがとうございます!

金利の話って奥が深いんですよね。そのせいか分かりませんが、金利だけに目が行ってしまう傾向は強いですね。
スワップにも直接影響しますししょうがないかな。
でも金利の先が分かると色々と面白いんですけどね。

頑張って書いたので分からない人がいたらリンク送ってあげてください。でも分かるかな・・・・

応援どうもありがとうございます!
2007/12/03 (月) 01:21:07 | URL | ランケン #-[ 編集]
ランケンさん

読ませていただきました。
2~3回読ませていただきましたが
実は、まだ良くわかっていません。

他のメジャー通貨の価値が対円で高くなっているのは、金利差(円キャリーの影響)だけじゃなく、うまくインフレを抑えながら日本より経済成長した結果で、南アフリカはそうではないということですか?

ドルランドの絡みもあるので単純にはそういいきれないのかもしれませんが、今回私が調べた通貨を対ドルでみて、南アフリカだけ相関にないとしたら南アフリカはうまくインフレを抑えられていないということになるのでしょうか。

それとポテトチップスの話のところも良くわかりませんでした。ドル円に限って見ると、いま日本円で110円持っていて、アメリカに行って1USDのポテチを買おうかどうか迷っているうちに1年経ってしまったとして物価が7%上がり、1ポテチ=1.07USDになったとしたら1ドルの価値は下がったか、ポテチの量が増量・・・。さらにコンソメ味も新登場・・・。すいません。意味わからんくなりました。



スワップ派は儲からないという話をどっかのサイトで見たのですが、金利が上がると、その国の通貨の価値が下がるという話だったような気がします。それの話とリンクしているのでしょうか。
私はそれを見て、いま金利と一緒に上がってるじゃん!と感じて調べてみる気になったように覚えています。

質問ばっかりですいません。
自分でも勉強してみますのですべてに答えてくれなくても大丈夫です。
自問自答したほうが自分のためになるかもしれません。

いま、各通貨の相関関係を対円で調べていたのですが、それにドルランドも加えてみます。それに意味があるかどうかはわかりませんが。
2007/12/03 (月) 02:47:43 | URL | サラリマン #-[ 編集]
お答え
サラリマンさん

こんばんは。
以下に回答しますね。

>>他のメジャー通貨の価値が対円で高くなっているのは、金利差(円キャリーの影響)だけじゃなく、うまくインフレを抑えながら日本より経済成長した結果で、南アフリカはそうではないということですか?

正確じゃありませんがだいたいあってますよ。
他の先進国はここ数年好調で(アメリカは最近やや下火ですが)、うまくインフレを抑えながら成長してます。
南アフリカは先進国よりももっと成長していますが、インフレを抑えれていません。
そもそも、先進国と新興国を一緒に考えるのはムリがありますね。
先進国の成長率は通常2%から3%ですが、新興国は4%から6%となっています。南アフリカでも5%程度は成長できるポテンシャルがあるとされています。
ただし、問題はインフレがある点ですね。これが抑制されてくるともっと成長できる可能性があるのですが・・・

ポテトチップスの件は日本が7%インフレしたとして考えてみてくださいね。サラリマンさんはアメリカ人で1ドル持ってたって考えてみてください。
110円のポテトチップスが7%インフレして118円になったんです。Mr.サラリマンは1ドル持ってますって感じです。

スワップ派は儲からないという事はないですね。ちゃんと成長する国の通貨を買えば儲かります。
ちょっと極端な例かもしれませんがこんなのいかがでしょうかね。
サラリマンさんはアメリカ人(Mr.サラリマン)で50年前に3ドル分日本円を買ったとしましょう。50年前は1ドル360円ですから3ドルだと概ね1000円ですね。1000円をMr.サラリマンは取得しました。その後、日本は高度成長時代を迎えます。今日本円は1ドル110円になりました。USドルに1000円を代えます。そうすると、1000円÷110円/ドルですから9.1ドルになって帰ってきます。元は3ドルでしたから3倍です。
成長が強い国は金利も高いのが通常です。先ほどの3ドルが9.1ドルになった間には金利も付きます(但し米ドルの金利が日本円の金利より低いと想定しています。実際はアメリカで不況があったりしてますのでいつも成り立った訳ではありません)。
当然複利で効いてきますのでMr.サラリマンは恐らく負けなかったはずですよね。
この50年の間色々ありましたし、インフレも勘案すると何をもって勝ったかってな話にもなりますが、ちゃんと成長している国を買ってれば利益でるはずですよ。
まー利益の元は日本の地位下落なんで喜ばしい話だけでもないんですけどね・・・(今のMr.サラリマンの例の場合はアメリカの地位下落ですね。日本という経済大国が出てきてしまった)。
これ以上書くと暗くなるのでやめます。

スワップ派が勝てないとしたらトレーダーは勝てるのかって話になりませんか?それこそゼロサムゲームって奴で、手数料払ってる我々はギャンブルやってるようなもんで胴元に確実に負けます。

という訳で、成長がちゃんと期待できない国はやめた方がいいですよ。Mr.サラリマンが日本円を買ったのと反対の事が起こります。インフレがまったく抑えれなくて数十パーセントになったりして成長率まで低かったら、ほぼ負けます(アメリカ一時期は20パーセントぐらいだったみたいですね)。
どんな国かって?だいたい独裁者の国ですね。グリーンスパンの本にも書いてあります。
2007/12/03 (月) 04:11:22 | URL | ランケン #-[ 編集]
大作ですね!
おはようございます。
すばらしい考察ですね、なかなか読み応えがありました。

サラリマンさんもおっしゃってますが、他国は、インフレを調整しながら、経済成長した結果ですが、南アフリカはそうではないということみたいですね。
但し、政策金利で、ほぼ調整できてるようですので、インフレが落ち着いてくると、ランド高が期待できそうですね。
(ジンバブエのようにならないことを願います)
そうすると、政策金利は下がっていくと思われますが、その分ランド高になるので、同じくらいのスワップは期待できそうですね。
2007/12/03 (月) 08:39:56 | URL | ハイクリアー #-[ 編集]
こんにちは!
現在いろんなブログ応援しています。
応援ポチッ!
2007/12/03 (月) 19:19:09 | URL | スタローン #-[ 編集]
話はそれますが・・・
セントラル短資のランドのスプレッドが7→5になってます。
これで、アトランティックトレードとほぼ同等のコストに・・・
2007/12/03 (月) 22:46:19 | URL | Magicmax #-[ 編集]
大作レポートありがとうございました
本当に分かり易いレポートありがとうございました。
政策金利をインフレに合わせて上昇させるということは,通貨価値が下がるというおとであるということは,以前のEURとランドの相関の話で質問させていただいた時にランケンさんの回答としてうかがいました。
ドルを基軸にした見方からの分析が重要ということも併せてこれまでの復習となりました。
自分でもEURを基軸にしたグラフを作成してみましたが,ランドはここ3年間明らかに下落あるいは横ばい傾向にありました。
EURがより強くなっているということでしょうね。
しかし,EURの成長は南アの成長へと結びつく可能性が高いので,これは悲観するべきではないとおもいます。

感動の応援投票しておきました。
ほんとうにありがとうございました。
では。

2007/12/03 (月) 23:02:22 | URL | nekki5149 #D6tukr2g[ 編集]
ハイクリアーさん

こんばんは。
凄いじゃないですか!
完全に理解できてますね!

もうぜんっぜん初心者じゃないですね。
結構、上級者の域ですよ、きっと。

大丈夫、ジンバブエにはなりませんよ。
あそこは独裁政治になってしまった結果です。
南アフリカは独裁化はないと思いますよ。

スワップは同じくらいどころじゃないと思ってるんですけどね・・・


スタローンさん

応援どうもありがとうございます!


Magicmax

知ってます。セントラルのハイバーFX作りましたか?
もってらっしゃったらすぐ作れますよ、チャートとかすっごいです。原油とか金のチャートを重ねられるようになってるの初めて見た。ドルランドのチャートも見れるようにしてくれればいーのになー。
ちょっと通貨が少ないのが玉に傷。
2007/12/03 (月) 23:06:05 | URL | ランケン #-[ 編集]
Nekki5149さん

こんばんは。
ほぼ同時刻にコメント出しましたね。一瞬あれ?ってなりました。

分かりやすかったですかね?なるべく分かりやすくしたつもりですがかえって長くなっちゃって・・・

EURが強くなっていると言うよりはランドが弱くなってるんですね。当然、インフレによるものだと考えていいでしょう。
インフレ早く収まってくれないかな・・・
ドルランドだとそんなに弱くなっていないのはドルも下落してるからですね。円も下落してるか・・・

EURの成長は南アフリカに取っては当然プラス要因ですので、いいことですね。

感動の応援投票うれしいです。
どうもありがとうございます。
2007/12/03 (月) 23:22:09 | URL | ランケン #-[ 編集]
すごく勉強になります
こんばんは

ドルランドの動きをみていると、
仰るとおりかなり底堅いですね。
ドルキウイの動きなんかも結構底堅いです。

こうやってみると、クロス円の8月の急落と先日の下げは
明らかに違う(ドル売りか、円買いか)のがよく分かりますね。

クロス円は合成だと分かっていつつも
ポジションを持っていると、
急に(急落に対して)弱腰になってしまって駄目な私です><
買い向かえる勇気が欲しいところ><

きちんとストレートでの動きを見て、ランケンさんの仰るとおり、ファンダメンタルズが強い通貨なのかどうかを考えて長期なら分散投資していかないとダメですね。

さて、インフレのお話、独裁国家のお話が話題に出ておりましたが、個人的には、
ランドを保有する場合、以下の事が気になっています。

まず、エイズの蔓延による平均寿命の著しい低下。

次に、以前あったように、南アフリカ自体の政治が安定していても、隣国で戦争が起きたりして、急落してしまうリスク。

それから、犯罪率の高さ・・・

国の成長率と、スワップが魅力なのですが、これらが怖くてなかなか多くポジションを取れていないのが正直なところです。

今、リスクヘッジの項目を何度も読み返して、どうしようか考えているところです。
本当にありがたいサイトです。

それにしても本当に大作、ご苦労様でした<(_ _)>
2007/12/04 (火) 22:31:15 | URL | たか #U22XTOa2[ 編集]
大変わかりやすい回答ありがとうございます。
おかげさまで、なんとなくわかってきたような気がします。

インフレが抑えられたらランド高になりそうですね。そうなると当然スワップは減ると思いますが、長期的に見てみると我らが(?)アフリカランドはいいんじゃないでしょうか。

これまではスワップの高さの魅力しか見えていませんでしたが、ちょっと違う視点で見れるようになった気がします。

対円ベースでメジャー通貨の相関を調べてみたのですが、ランド円はそれらメジャー通貨とのリスクヘッジにも適しているという結果でした。調べたものはURLのとこにあります。
2007/12/05 (水) 01:01:15 | URL | サラリマン #-[ 編集]
こんばんは
たかさん

こんばんは。
急落のリスクはどこにでもありますね。

エイズに関して言うと治療のメドが少しずつ立ってきています。また、蔓延に関してももう悪くなりえないぐらいまで蔓延しちゃってます。
南アフリカの平均寿命を心配なさるのでしたら、日本の高齢化の方が実は深刻です・・・

おっしゃるとおり2番目の隣国での戦争は起きれば為替に影響するでしょう。なにせ独裁政治ですから倒される危険はありますし、むしろ倒されるべきかと思います。
でもアメリカにテロがまたつっこむ可能性もあります。そういうのって心配してもしょうがない気はします。なんかあればなんかあった所の通貨が売られます。

犯罪率の高さも今に始まった事でもないんです。10年以上前からなのでこれが為替に影響する事はないと思います。南アフリカの犯罪って宗教的な思想がないんですよね。宗教的な思想があるとテロになってややこしいのですが、貧困と教育の問題による犯罪です。この場合、単発に終わるので大きな問題にはならないと思ってます。実際、南アフリカの犯罪で為替レートが大きく影響した事はアパルトヘイト以降ないはずです。

これらを考えるとたかさんのあげられた心配の中で、為替レートに影響する可能性あるかなと思うのは2番目の戦争ですかね。
新興国なので、こればっかりは外部的要因でありえますね。ご指摘はリスクとして考えるべきでしょう。

ハイリスク・ハイリターンの側面はどうしてもありますので、そこはご自身の考え方1つです。
多くのポジションは持つ必要ないと思いますね。新興国のポジション全然持たないってのも大いにありだと思いますよ。

何を狙うかが投資戦略として大事なんでしょうね。
2007/12/05 (水) 02:33:52 | URL | ランケン #-[ 編集]
こんばんは
サラリマンさん

こんばんは。
議論は少し分かられたかと思います。
他の方のコメントなんか見ててもちょっと分かってもらえるようになったかななんて思います。

あまり明確にあえて書きませんでしたがインフレが抑えられればランドは高くなる可能性(あくまで可能性ですよ)はありますね。
ただ、世界経済が下火な時にインフレ抑えられても恐らくダメでしょう。そこはタイミングもありますし微妙な所があります。
恐らく今後はだいぶ違う視点で為替見れると思いますよ。すぐ慣れますよ。
分かっていただきたいのはその辺を分かる範囲で理解して、その上でお金を入れて欲しいなという所です。
ランケンは損しても責任取れるわけじゃありませんので。
ランド暴落の可能性は上のコメントでたかさんご指摘のように当然あります。日本円だってありますし、ドルだってありますのでそれを人のせいにしたり、政治のせいにしたり(これが日本人多いんで良くないんですが・・・。それで政治家が長期的な視野に立てないんですよね・・・大衆迎合的になる。日本の政治がレベル低いのは国民が悪い)ってのは筋違いです。
2007/12/05 (水) 02:46:11 | URL | ランケン #-[ 編集]
ランケンさん

こんばんは

確かにハイリスクハイリターンなのを覚悟して、ランドに手を付ける必要は有りますよね。

後はそれぞれの考え方と懐と相談でしょうか。

エイズと犯罪の話は
そこまで詳しく知りませんでしたので
大変参考になりました。
有り難うございます<(_ _)>

しかし、それでもやはり、
日本に投資するよりは南アフリカに
投資するほうに魅力を覚えてしまいます^^
2007/12/06 (木) 19:45:25 | URL | たか #U22XTOa2[ 編集]
ちょっと補足
たかさん

こんばんは。
エイズと犯罪の話は確かに深刻です。
経済に長期的に影響与えない事はなく、誤解を与えかねないのでちょっと前言修正した方がいいかなと思いました。

でも、経済的な影響に関してはやっぱり日本の高齢化の方が深刻だろうなとは思いますね。

リスクはありますよね。なんにしたって。
日本円持ってるのもリスクと言えなくは無いところが怖いです・・・
2007/12/06 (木) 22:29:17 | URL | ランケン #-[ 編集]
BEE
南アの経済成長を長期的に予測するならば、基本的に下落、ということになるでしょう。ご存知かとは思いますが、南アではアパルトヘイトの修正として黒人優遇政策を展開していますが、これが性急な結果平等主義を齎しており、教育を充分に受けられていない黒人層が生産活動の中心へ流入し続けていて、どんどん生産性が落ちています。白人の間では、オーストラリアを中心に海外への移住を志向する動きが強まっており、これまで白人が築いてきた「貯蓄」で喰ってきた南アも、少しずつ「普通のアフリカの国」へと戻っていくことになるでしょう。
2008/01/14 (月) 22:46:50 | URL | 南ア在住者 #CZrp1sfs[ 編集]
長期的な予測について
南ア在住者さん

この部分、よく分かりません。BEEについては存じていますが、南アフリカの経済成長は5%前後出ています。また、アパルトヘイト終了後はずっと成長できています。

IMFによるとサブプライムで世界経済が減速気味にも関わらず南アフリカは2008年も2007年よりは若干良くなると見込まれています。ただし、恐らくランドが下落する事が条件だとは思っていますが。

おっしゃる指摘として生産性のお話はごもっともだと思いますが、下落と断定するには厳しいのではないでしょうか?

2008/01/14 (月) 23:56:09 | URL | ランケン #-[ 編集]
管理人殿
私が申し上げたかったのは、あくまで「この先の」「長期的な」方向性であります(5~10年ほど先の話)。これまでがどうだったとか、2008年がどうなりそうだ、とかということではありません。その意味で、ここにお集まりの皆さんの興味とは、幾分か趣向が異なると思います。

管理人殿を含め、ここにお集まりの方々は、色々と南アのことを研究されており、これには私も大いに敬服しておりますが(日本に居ながらよくここまで調べておられるな、と思っています)、一方で、殆どの方が南アの実情を体感されていない状態である点には少し危うさを感じています。

もちろん、皆さん、どちらかと言うと「南アという国と長く付き合っていく」ということより、「ランドという通貨で如何に儲けるか」という点に興味をお持ちでしょうから、私とは観点や利益相関が異なるでしょうし、その意味において、私の言葉は「参考情報」として捉えて頂ければ宜しいかと思います。

私は、長らく南アに住んでビジネスをしており、黒人従業員とも接していますし、黒人マネージャーが仕切っている企業とも付き合いが有りますが、彼らは充分な基礎教育を受けられていない上、彼らの思想・感性は近代ビジネス世界のそれとは大きく異なっており(*)、そういう人々が性急にビジネス実務を回す様になって、一方で労働者が待遇向上を求めて人件費が上昇していくことが自明の中、南アの国際競争力は下がりこそすれ上がることは無い、と考えます。

(*)時間や品質管理に関する感覚が極めてリラックスしており超牧歌的、近代資本主義とは「大いに馴染まない」と言って良いでしょう。彼らにとって、「昨日の13時」「今日の13時」「明日の13時」は
基本的に同じものなのです。こういう感覚は、我々には無いものです。

いかに南アが資源に恵まれているとは言え、それらを司ってビジネスに仕立てて行くのは「人」です。

ここまでは、白人政権や白人ビジネスマン達が築いてきた「遺産」に乗っかって経済が回ってきていますが、それを「弱体化させる」のは、それほど難しいことではないと思います。

私は、南アの黒人文化が好きですし、むしろ我々が学ばないといけないところが多いと感じていますが、こと社会経済となると、彼らの風土が非常にマイナスに作用することは明らかです。
黒人オフィサーが仕切っている公共機関のサービスが想像を絶する程に遅く非効率であること、南アフリカ航空の陸上職員のサービスの低質さ(白人時代は極めて上質なサービスが受けられましたが、黒人中心に切り替わってからは悪化の一途、不満を通り越して呆れる他ない程の惨状です)、腐敗して機能不全に陥っている警察、等々、急進的な黒人主義が取り入れられて以降、悪くなっていったものを挙げていけばキリが有りません。

こういったマイナスの側面は、南アで暮らしている人間なら誰でも感じていることですし、
南ア人の多く(特に白人)は「本当にサッカーW杯をちゃんとホストできるのか?」との疑念を抱き続けていますが、この類の話が公式に表に出ることは有りませんし、また、こういう人種差別問題に繋がりかねない話はオフィシャルに報道・報告されにくいものです。

私の予想では、まずサッカーW杯を通じて南ア経済社会の非効率さが全世界に知れ渡るところとなり、これを契機に南アの評判が落ち、その後も「着実に」経済が弱体化していく、という展開になるでしょう。

ここにお集まりの皆さんも、南アに関わる投資を続けられるのであれば、こういうリスクを頭に入れて投資計画を練り行動された方が宜しいかと思います。
2008/01/22 (火) 04:18:40 | URL | 南ア在住者 #-[ 編集]
リスクの紹介について
南ア在住者さん

こんにちは。
大変ご丁寧で誠実さを感じるコメントどうもありがとうございます。
非常に興味深く読ませて頂きました。
ここまで書いていただくと、記事の中で紹介したいぐらいです。

最近、南ア在住者さんのみならず、何人かの南アフリカにご滞在の方からコメント頂ける様になりました。
私は外部からしか見えないもので、南アフリカ国内からの情報は本当に貴重で勉強になると感じておりまして大変感謝しております。
特に現地の感覚に関しては相当乖離があると思います。

一方で、ご指摘の通り個人投資家の集まりのようなサイトですので観点としては違うかもしれないというのはおっしゃる通りです。1つ、南ア在住者さんがご認識されてないかも知れないことはFXにおいては通貨の売りも出来る事かもしれません。ランドは買うばかりではなく、売る事だって出来ます。南アフリカが将来的にダメになるのであればそれこそ売ればいいのです。

私としてもランドを買ったら儲かるとは決して言えません。ランドは面白い通貨だとは感じておりますが、これだけで儲けようなんてのはそれこそ甘いです。買いだけでなく売りという選択肢もある中で事実として情報を出して判断して頂ければいいと思っています。

当サイトにはとても多くの方が訪れていただいておりまして、1ヶ月で数万人の方が読んでおられます。中には本職の方もいらっしゃいますので下手な事を書いてもすぐに撃沈されるような状況ですし、一方で全くの初心者の方も大勢いらっしゃいまして(初心者がランドはいかがなものかとは思いますが…)、これらの方に南アフリカは発展するので投資のために全員買いなさいなんて正直とても言えませんのでかなり慎重に記事を書いているつもりです(結構怖いですよ、新興国の通貨専門のサイトの管理人ってのも(笑))。

ご懸念の南アフリカのリスクを正確に伝えられているかと言う点に関してはまだまだでしょう。ただ、アフリカ大陸の1つの国の通貨を取引するというのは少なくとも皆さん分かっています。それがどんな国かは分かっていない状態で取引をされている方も多く見受けられますので、それなりの事実を元に情報を出しているつもりですし、分かった上で取引して下さいとは思っています。その結果、買うもよし売るも良しです。売るか買うかは経済情報を見て判断頂ければいい事です。

現在のところ、外から見る限りは南アフリカは透明性も高く(新興国の中ではかなり高いと感じています)、経済はここ数年は好調であるのは事実であると共に、外部環境としてもアフリカが投資対象になるぐらい良い状況にあり、少なくとも南アフリカ及びアフリカ全体はかつてないほどの好調を謳歌しているのは事実でしょう。そのため買いに回る方が多い状況ではあると思っています。

また、経済と言う観点から見た時のリスクはとランドを扱う証券会社さんもやはり考えていまして、多くの証券会社がランドを扱っているのはそれなりに理由がある事も分かって頂ければと思います。彼らは基本的にデフォルト(債務不履行)を起こすような可能性のある国の通貨(ジンバブエなど)は絶対に扱いません。それを扱う事によって損を被った人が多く出れば、結果は証券会社に戻ってくるのは自明だからです。

当サイトのスタンスとしては事実の部分は記事の中で紹介し、意見はコメントで留めるという形で運営しております(全部にはならないので極力ですが…)。
というのは、やはり投資の一部(投機という意見もありますが投資で私は良いと思います)ですので事実なり分析した結果をもって自己判断して欲しいと言うのが私の希望ですし、分析した結果としてこうなったという場合は何か違っていればご指摘頂けると考えているからです。

ただ、分析した結果や事実をどう捉えるかというのは割と意見に属する可能性があります。
南ア在住者さんのコメントの中には事実の部分と意見/考えの両方を述べていただいています。事実は経験から来る事実であり全部を表せるとは考えにくいのですが、とても重要な事実であるような気がします(特にリスクと言う意味で)。一方で、サッカーのワールドカップ開催を通じて経済弱体の部分などはちょっと飛躍があるような感じもします(最後は人の生産性ですが、ワールドカップのインフラ投資による生産性向上というのは経済レベルで大きく考えれば可能でしょう)。

その意味で言うと、記事には取り上げたいのですが事実とは言いにくいので1つの意見として限定付きでご紹介という形にさせて頂けませんでしょうか?南ア在住者さんのご意見を信じてFXで売りをされるのも困りものだと思いますし、ご意見を採用するのもしないのも読者次第にした方がいいかなと思っています。ご許可を頂ければ記事に致しますし、もしちょっと多くの読者がそれで判断されるのもちょっとためらいを感じるとおっしゃるのでしたら遠慮なくおっしゃってください。

よろしくお願いします。
2008/01/23 (水) 00:57:53 | URL | ランケン #-[ 編集]
管理人殿

まず冒頭に、いきなり割り込んできた私の投書に、ここまで丁寧に対応して下さったことに感謝致します。

私の投書は、南アの実情を体感してきた者としての謂わば(勝手な)老婆心から出たものですが、この為にかえって管理人殿を煩わせる結果となったようで、申し訳なく思っております。無礼お赦し下さい。

私の投書内容の取り扱いに関しては、管理人殿にお任せ申し上げます。

ただ、管理人殿の言われる「記事にする」ということの意味が、私にはよく解っていないのですが、ここに頂戴した管理人殿コメント(読者各位への不測の影響など)を考えますと、この話はここまでの交信状態のままで済ませておくのが良いかな、と個人的には思います。この交信に辿り着かれた方々が、各位それぞれの判断で、交信内容を咀嚼され、適宜活用して頂ければ良いだろう、と考えるからです。

私、南アに住み着いて長いですし、この国を第二の故郷と思っていますが、やはり元々は日本人ですから、日本の投資家の方々には損をして欲しくないですし、言い換えれば、良い投資をして頂きたいのです。

ご存知の通り、まだ日本には南アに関する情報が少ないですし、また、そういう数少ない報道であっても、南アの実情が十分に伝わってこないな、と感じさせるものが多いですから、そういう環境の中、少しでも vivid な情報を提供して、同胞の方々の投資判断に役立たんと思い、こうして投書させて頂いた次第です。

それが、こうして管理人殿を煩わせてしまう結果になってしまったこと、自分として不本意であると同時に、管理人殿には誠に申し訳なく、改めてお詫び申し上げます。

なお、別コーナーで停電問題に触れておられる方がいらっしゃいますが、私から見ましたら、これは、先日私が取り上げた南アの生産性低下問題の証左の一つ、いわば氷山の一角です。

ご参考までに申し上げますが、南ア電力公社 Eskom の発電能力は現状42,000MW である一方、南アの国内需要量は31,000-33,000 MW程度で、キャパシティに問題は有りません。ところが、現況の発電量は 29,000 MW 前後と推算されており、この差異が停電騒動の基ということになります。

実際の発電量がキャパシティを大きく割り込んでいる訳ですが、この不足分の内、Eskom が意図して落とした発電量(設備定期保全の為にEskomが計画的に停止させたもの)は 3,000 MW 程度で、残りはEskom 予想外の事態です。Eskom も色々と弁明していますが、どれも現場でのマネジメント不足を匂わせるもので(中には「石炭が雨で湿ったので発電効率が落ちた」等という笑い話にもならない言い訳まであります)、要するに、そういう管理不全が重なって引き起こされた停電騒動なんだな、というのが大勢の見方です。

他の公営機関と同様、Eskom では要職への黒人登用が進められている訳ですが、彼ら彼女らの殆どは操業現場に関わる技術知識を持ち合わせていないままマネージャーの地位に就いている為、適切な経営判断が下せませんし、部下への指示も儘ならない、というのが実情です。現場で働く人々も、機械は故障してから補修する、という対処療法的な動きを続けていて、今回そのツケが回ってきた、ということだと思います。

こういう「職員の質」に関わるコメントは、南アでは人種差別発言に繋がりかねないので、公には出てこないのが通常です。しかし、南ア人(特に白人)の多くは、敢えて誰かに言われなくても、今回の停電騒動の本質は簡単に理解できてしまうのです。
2008/01/26 (土) 03:55:07 | URL | 南ア在住者 #-[ 編集]
今後ともよろしくお願いいたします。
南ア在住者さん

こんにちは。
いつもご丁寧な返信を頂きまして恐縮です。
煩わせるどころかとても勉強になり感謝しております。
お詫びなんてとんでもありません。くれぐれもお気になさらずにお願いします。

記事にすると言う意味は、コメントとしてのやり取りではなく、1つのテーマとして私が書くと言う事なのですが、読まれる方の量が全然違います。コメントは読者の皆様それほど読まれませんが、意外と南ア在住者さんのような重要な情報も入れて頂きますし、私がカバーできない部分の情報もあるのでいいのです。一方で本当に不特定多数の方が書かれるため、困った事を書かれる人もいらっしゃいまして、その辺は私の自己判断で削除させていただいております。

おっしゃる通り、南アフリカの情報は非常に少ないです。一方で、ランドを扱う為替系の証券会社さんも情報を意外とお持ちでない状況にあるだけでなく、証券法などにより下手な情報を出せないという背景があります(買いをあおったり、売りをあおったりしていると捉えられてしまうそうで気の毒ではあります)。

この証券法が情報不足を招く一因となっているようで、投資家の無知に繋がっています。このため、高金利と言うだけでギャンブルに近い投資をされている方も多くいらっしゃいます(程度問題ではありますが…)。他のサイトを見られると分かるかもしれませんが危険な取引が目立ちます。そういった状況の中で南アフリカの経済に影響する事をある程度整理した形で情報提供出来れば、それなりに意義がある事かなと思っています。

さて、南ア在住者さんとのやり取りはコメントに残すだけとさせて頂きます。でも、比較的アクセスの多いページにコメントして頂いたと思ってます。このページのコメントですと恐らく他の記事に埋没される可能性は比較的少なく、熱心な読者の方の目に触れると思います。その上でご判断頂ければ良いと言うのは賛成致します。

停電問題の件は記事として取り上げました。その中でご指摘の人的問題にも触れさせていただいております。非常に説得力のあるお話で納得いたします。BEEから停電の問題が出てくると言うのは興味深く感じます。確実にこれは氷山の一角の問題で、南ア在住者さんのようなご苦労をされている人が多くいらっしゃるのが分かります。

人の問題は新興国共通ですね。マネジメント不足も結局のところはご指摘のように人の問題でしょう。ただ、元FRB議長のグリーンスパンの本を読まれると経済成長の本質も多少は分かる気がします。彼によると財産の保護と自由及び法の支配こそが経済成長の源泉だと言う事で、南アフリカがアパルトヘイト後に成長を続けられている本当の本質も分かるような気がしました。多くの黒人開放は中国の自由化と共通のものがある気がします。その意味では私は楽観的です(失礼ながら所詮外部の者ですし、命のリスクまでありませんから)。法の支配は若干弱いですね南アフリカは。

南アフリカ政府としてもBEE無しでは国が崩壊して下手をすれば内戦になりかねなかったような状況だと思いますのでそういう意味では南アフリカ政府を私は非常に高く評価しています。その反面、必ずしもやり切れなかった点も停電のような形で出てきていると思います。人の問題ですので長期的な対応が必要となるはずで難しい点ですね。

今は資源高など南アフリカを取り巻く環境としては追い風だと思います。これは時間稼ぎになりますので、なんとかこの間に教育問題など時間のかかる問題に対処できるといいななどと地球の反対から思ってます。変なサイトですね(笑)。通貨やって新興国見ると色々な事が見えてきていいんですが、日本の現状がいかに満足すべき状況にあるかが分かるのですが、将来的には逆に怖くなったりしますよね。

余り取りとめのない事を書いておりますが、今後ともご指摘及びご教授頂ければ大変幸いです。外から見る情報と中からの情報では、その種類も質も違いますし多くの情報は整理できればいい事だと思っております。

実情の分かるVividな情報大歓迎です!是非、今後ともよろしくお願いします。
2008/01/26 (土) 15:46:56 | URL | ランケン #-[ 編集]
お言葉ありがとうございます
私見ながら、BEE の思想そのものは悪くないと思いますし、個人的には賛成なのですが、問題はその性急さだと考えます。

もちろん、政治的な側面を考えると、まずじっくりと基礎教育・職業教育を根付かせてから、なんて悠長なことは言ってられない訳で、そういう意味では仕方の無いことなのかな、とも思いますが、とは言え、やはり性急すぎることは確かだと思います。

少し話は大きくなりますが、こちらの白人連中の多くは、こういう教育不足の責任を黒人政権のみに求めがちなのですが、これは、元を辿れば、イギリス人やオランダ人の植民地支配に起源が在ると、私は思っています。

日本は、大戦中に韓国・朝鮮や台湾を支配していましたが、現地国民にも充分な教育機会を提供していて、これが現在の韓国・台湾の経済的繁栄の基礎となっています。

しかし、こと南アに在っては、現地住民は徹底的に差別され、教育の機会どころかまともな市民権も与えられず、それが長く続いてきたところを急いで修正しようとしているのが現在(ここ15年)の動きです。

先住黒人達の極めてノンビリしたマネジメント感覚も確実に進展を遅らせているのですが(実際、同様に差別されていたインド人は自力でグイグイ伸し上がっていますし)、それはそれとして、やはり、長きに亘って構築された白人主義社会の負の側面を修正するのは、そう簡単な話ではない、ということなのだと思います。
2008/01/27 (日) 15:04:36 | URL | 南ア在住者 #-[ 編集]
イギリス植民地
南ア在住者さん

こんばんは。
BEEは南アフリカの根幹に関わる話ですよね。
その実施が非常に難しいのは明らかです。
おっしゃるとおり、悠長な事も出来ないためかなり無理な側面もあると思います。
思想と行動は結びついていますが別次元ですよね。

白人の話は面白いですね。
教育不足を黒人のせいにするってのは本末転倒もいいところです。
アパルトヘイト時代に白人が教育を受けさせてこなかった責任はどこにいったんだって感じですね。

日本の教育も褒められたものではなかったとは思いますし、台湾や韓国の方に恩を売れるような状況ではないと思います。
ただ、イギリスも酷かったのは間違いないですね。
この遺産は15年ぐらいじゃきっと埋まらないでしょうね。

でも先日南アフリカに旅行に行った際に植民地に関してはガイドの方が面白い事を言っていました。
イギリスの植民地政策は確かに秀でていてそれは地理的にも表れているという事です。(これ記事にしようかと思ってたんですがちょっと先走って書いちゃいます)
イギリス系植民地はアメリカ、香港、オーストラリア、NZ、インド、シンガポール、南アフリカなど概ね発展できています。一方で、スペイン系の植民地だった国は南米、メキシコ、など余りうまくいっていないと言われているそうです。
地理的にもイギリス系は角(隅)を押えているということで(香港、南アフリカ、インド、シンガポールなど)、そういった場所に対する影響力を未だに行使できている所が凄いと言っていました。
ワールドカップもいざとなったらイギリスがなんとかするでしょうって言ってましたのでちょっとおかしかったです。

これってなるほどなーって思いました。
結局、これらの国が独立した後もイギリスはなんとか利用せんと頑張ってきてるんでしょうね。
特にその国に資源なりなんなりがあればその国の繁栄を目指すと言う形ではないですが、結果として発展しています。
黒人のノンビリした雰囲気って分かりますね。アメリカにいてもやっぱり黒人って…。
先日、南アフリカを訪問した際も感じましたね、正直。
黒人も優秀な人はいるんですけどねー…。ライスさんなんかめっちゃ賢そう。
ま、顔見れば分かりますね(黒人のみならずですが…)
2008/01/27 (日) 19:54:25 | URL | ランケン #-[ 編集]
イギリス
管理人殿

仰る通り、確かに旧イギリス植民地が経済的に成功している確率は高いですね。

個人的には、彼らの先住民に対する苛烈な取り扱いは大嫌いなのですが(共栄の思想が無く、基本的に取り立て主義なので)。

ちなみに、ご存知かも知れませんが、南アでは British Airways が国内便を飛ばしています。これは、言ってみれば、例えば、日本航空がソウル―プサン便を飛ばしているようなもので、ものすごいことだと思います。やっぱり戦勝国は違いますね。

あと、これは参考までですが、南アを支配した白人はイギリス系とオランダ系に分かれますが、この2つは過去に地下資源を巡って戦争を繰り返し、その中で資力・兵力に勝るイギリス軍がオランダ系住民を酷く扱った経緯があって、オランダ系の人々は、心の底ではイギリス系の人々のことを快く思っていない模様です。南ア白人とて、決して一枚岩ではないんですね。
2008/01/28 (月) 05:30:41 | URL | 南ア在住者 #-[ 編集]
イギリス植民地の飛行機
南ア在住者さん

こんばんは。
最近、楽しい議論をさせて頂いて感謝しております。

先日、南アフリカに行ったときは全てBAでした。
しかも、南アフリカ-ジンバブエ間もですよ。
これには結構驚きましたね。
日本じゃ考えられないし、アメリカでもあり得ないでしょう。もちろん、韓国も。

イギリス系とオランダ系の戦争はボーア戦争ですよね。
いずれ記事にしようかと思ってはいるのですがなかなか今の経済と結びつける所まで達していなくて。
別のページの南ア在住者さんとごんすけさんへの返事で勉強しないといけないなんて偉そうな事言ってますが、私もまだまだです。
2008/01/28 (月) 23:03:43 | URL | ランケン #-[ 編集]
植民地支配・通貨の強さ
教育や工業化の面では日本の方が良くて(あくまで相対的に)何故韓国・中国の反日感情がここまでなんだろう。仰るように日本の航空会社、飛ばせ無いですよね。

戦時中のアレコレあれど、国レベルではケリ付けたし(充分かは不問)アパルトヘイトの方が余程長く最近迄続いたのに。日本と英国の国力差かな。いや、昔昔は中韓の方が文化上だったから単純に比較出来ない関係か。

さて成長力で通貨考えた時、通貨分散が難しいな、と感じます。円ドルユーロに分けろと言われても、先進国の株しか買わないようでちょっと。株と違って、保有してて価値上昇待つのでなく弱い通貨のリスクヘッジですけど、ならば尚更豪ドルは持ってた方がいいんじゃないかと。

ドルはドル建ての金融商品で。ユーロも、少ないけど同じく。またはMMFで。豪ドルMMFは手数料大きいしFXかなぁ。ユーロもFXにしたいけど売り相手考えないと。

通貨分散の場合は全部円相手でいいのかな?

ところで「ランケン流」として少し書かれてたの、素敵ですね。利益でなく、まずヘッジから考えるトコが。損をない、をモットーにするバフェットさんみたい。だから市場に残れるんだろうなー。見習いたいものです。

過去記事に失礼しました。応援ポチ

2010/01/30 (土) 03:45:41 | URL | 眼鏡 #-[ 編集]
ランドは長期的に下落する通過?
ランドに関する情報があまり多くないので貴サイトを拝見して勉強させて頂いております。

「ちゃんと成長する国の通貨を買えば儲かります。ドル円が360円から110円になりました。」というわかりやすい例えを書かれていますが、ランド円は30年を振り返ってみると下落基調にあるようです。南アフリカは成長がちゃんと期待できる国かそうでないかについてどう思われますか?
http://report.han-rei.com/rizu-afuri8.pdf
上記URLの通貨の表を見るとランドは成長しない国の通貨となります。「ドル円が360円から110円になった」というものはドル円については日本が成長したということになると思いますが、ランド円に関しては日本が30年で成長したということで、見方は合っているでしょうか?それともランド/ドル→ドル/円となるのでランドに対しアメリカが成長したという見方でしょうか?(クロス円はわかりにくいです)。
2010/10/30 (土) 00:26:32 | URL | ヤマシタ #mQop/nM.[ 編集]
30年前と比べても。。。
ヤマシタさん

こんにちは。
ご指摘のレポートって私も何回か見た事あります。
正直、なんでこのレポートそんなにみんな信じるんだろうって思うんですけどね。

まず、南アフリカの30年史って言うのが意味を感じません。
南アフリカはアパルトヘイトをやめたのがおよそ15年前で、そこからやっと民主化なんです。
その前はどういう状況だったかと言うと、アパルトヘイトを世界的に非難されて国連の制裁を受けていました。

その結果、南アフリカは原油の輸入を止められています。
それに伴い同国への投資もなくなりました。
当然、経済は疲弊します。
また、人口の1割しかいない白人の国だったわけですから、その国力は白人500万人の国に過ぎない訳で、これはかなりのダメージでした。

当然、通貨は下落しますよね。
経済も悪ければ、投資もひっこんでる訳ですから。
この経済の悪さがアパルトヘイトの廃止に繋がるわけですが、経済的に維持するのは不可能な状況に20年前に陥っていたんです。

英語ですが、南アフリカの経済史があります。

http://en.wikipedia.org/wiki/Economic_history_of_South_Africa


人口500万人の白人の国であった20年前と現在の5000万人3000年代以降では経済構造も、政治政策もまったく別の国です。
それをまったく無視してレポートは30年史なんて書いている所が不思議で、ランケンとしてはあまり価値を感じません。
おおよそ南アフリカの経済を語ったレポートではなく、単純に暴落してきた通貨だといきなり結論付けています。

別に南アフリカが成長すると断言するつもりもありませんが、レポートについては個人的にはまったくでたらめと思っています。
30年調べてみても、経済的な裏付けが何もなく根拠になってないと思ってるからです。

ランケンとしては2000年以降の経済を研究しないと意味ないなと考えています。
成長できるかどうかは正直分からない部分もありますが、だからこそファンダメンタルをしっかり見ていく必要があると思っています。
ファンダって英語の通りで基礎なんですよね。
リーマン後を耐えたファンダはまぁまぁ良くやったと思っています。
2010/10/30 (土) 10:22:49 | URL | ランケン #-[ 編集]
レポート見るなら
ヤマシタさん

追記です。
レポートはなるべくちゃんとしたレポート読みましょう。
ランケンは南アフリカや世界銀行、IMF、国連などのデータ持ってきているので、別にウソを書いてる訳ではないんです。

ランケンなりの考察も入っているためバイアスが出ている可能性は否定しませんし、興味を持たれたならばぜひご自身で上記のようなレポート読んでみてください。

英語でツライかもしれませんが、そういうレポートが一番信用できます。
世界中の機関投資家や経済関係者が見ている訳ですからね。

何もそんな変なレポート引っ張り出さなくてもいいですよ。
ちゃんとした南アフリカの経済に関係するレポートは英語なら結構あるんです。
レポートになっているかどうかも分からないようなものを信じるぐらいなら、それなりの世界的な機関から出ているものをきちんと見た方がいいと思います。

ランケンのプロフィールの上ぐらいに各種機関へのリンクはってありますので、どうぞご参照ください。
2010/10/30 (土) 10:31:43 | URL | ランケン #-[ 編集]
ご指摘ありがとうございます。
アパルトヘイト撤廃の約15年前、特に2000年以降の経済を調べていくことにします。今後どのように成長していくか(していかないか)を見ながら投資の判断をします。
2010/11/01 (月) 14:44:49 | URL | ヤマシタ #mQop/nM.[ 編集]
IMFレポート
ヤマシタさん

IMFの先月のPIN(Public Information Notices)です。
ランドについて書かれているものではありませんが、南アフリカの経済及び体制や政治面などに関するIMFのエコノミストによる評価が書かれています。

http://www.imf.org/external/np/sec/pn/2010/pn10132.htm

IMFは南アフリカの経済政策に関してはいつも好意的です。
2010/11/02 (火) 00:44:20 | URL | ランケン #-[ 編集]
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ランケン商会 fxzar@hotmail.co.jp
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