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ランドと金価格
最近、ランド円は16円前半を推移しておりあまり強くなった実感がわきませんが、ドルランドはサブプライム問題前の水準に近づきつつあります。ドルランドは先週末時点で1ドル7.1ランドまで回復してきており、6ランド台を伺う展開です。ただ、ドル円の方が115円台ですので、ランド円が17円台になるにはまたドル円が120円を超えないと厳しいためちょっと時間がかかりそうですね。さて、サブプライムローン問題を引き金にドルの弱体に拍車がかかっています。これに伴い、金(GOLD)の価格が1オンス$682まで上昇しており、これがランドが強くなっている大きな要因の1つとなっています。先週の経済指標はインフレの減速どころか加速感すらあるような状況でかなり悪い数字だったのですが、金価格上昇によるランド上昇という展開となっています。市場は南アフリカのインフレをあまり気にしてないのでしょうか…。
金価格の方は$676の節目を越えてきており$700を目指す勢いとなっています。ランドも4週ぶりの高値となっていますが、金も5週ぶりの高値でかなり連動している状況です。これがランドの更なる上昇に拍車をかけるかどうかが気になるところではあります。
また、UBS Investmentによると今年から来年にかけてランドは1ドル7.5ランドぐらいを予想していて、南アフリカは現在ランド弱体が必要と考えているそうです。この理由としてはランドが強くなる事による製造業の業績悪化とそれによる雇用ロス、赤字拡大などがあります。南アフリカにとって悩ましいのは国内経済は調子良いもののインフレが政府ターゲットの6%を超える状況にあり、ランドが下落して欲しいにも関わらず商品価格上昇などの外的要因によりランド上昇となっているという矛盾した状況です。これは南アフリカ中央銀行としては金利を引き下げれない状況ですので10%の金利は当面享受できそうではあります。
UBSによるとこの状況がいつまで続くかと言うのは結局アメリカの今後の景気次第と考えているそうで、アメリカ景気が更なる悪化を続けてUSドルが下落を大きくするとランドなどは相対的に強くなり、南アフリカ経済も悪化しかねません。ランドが強くなる事はわれわれとしては望ましいのですが、経済悪化と矛盾していますね。アメリカの経済減速が行き過ぎると世界的な不況なども考えられないことはありません。現在の世界経済を考えるとそれは心配し過ぎで大きな方向としては好調を維持すると思われますが、一時的な(といっても時間的なスパンが分かりませんが)減速はありえます。
この時、ランドなど新興国通貨はやっぱり売られると考えるのが普通だと思いますが、いつになるかはドル弱体と商品価格上昇(すなわちランド上昇)のバランスに影響される事になるかななどと考えます。つまり、ドル弱体による商品価格はランドを押し上げる方向に力を働かせますが、南アフリカ経済と世界経済の減速はランドを押し下げる方向の力が働きますのでこのバランスでランドの値段が決まります。
経済良好でランドが強くなるという方向が望ましいのですが、南アフリカ中央銀行の舵取りはかなり難しい状況にありますね。まーでもランド保有者から見たら世界経済の極端な悪化による新興国通貨暴落は今のところあまり無さそうですし、サブプライムローン問題みたいな数年に1回の事もそうそう起きないとするならしばらくゆっくり持ってて金利もらっててもいいかななーんて結局ほっとこうといういい加減な結論に今週は辿り着いちゃいました(結局サブプライム問題が起きたときに売りそこなったんでしょーがない…)。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

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