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今週の経済指標振り返り

今週の経済指標振り返り

今週発表になりました南アフリカの経済指標を振り返ってみたいと思います。まずは注目された消費者物価指数(CPIX)ですが、予想が6.3%で結果は6.4%となりました。前月が6.3%でしたから明らかにインフレに拍車がかかっています。今までにもお伝えしてきていますように南アフリカではインフレのターゲットを3%から6%の間にしております。従いまして、現在の6%を越えるインフレは政府の目標の許容範囲を超えている事になり、全力で抑える必要があります。

このため、最近は金利引き上げは当然で上げ幅として0.5%引き上げるか1.0%引き上げるかが焦点となったりします。もっとも、金利引き上げの効果は遅れて出てくる傾向があるため経済にどれだけ影響があるか分かりにくい所もあるのですが、今のインフレは南アフリカ政府としては許容範囲外でありネガティブニュースである事は否定できません。

翌日に発表のありました生産者物価指数の方ですが、こちらも予想の11.0%を超えて11.3%となりました。こちらも前回の11.1%を超えており、予想と比べても悪いと言う事でネガティブニュースでした。ランドは下落する可能性があったのですが、さほど反応は無かったように思います。

昨日の貿易収支の方は先月が56億ランドの赤字で今月は27億ランドの赤字と半分以下になっています。市場予測は64億ランドの赤字でしたのでかなりポジティブニュースでした。市場も好意的に受け取ったようで、ランドは対ドルで強く動きました。

なかなか面白いなと個人的に思ったのは南アフリカのネガティブなニュースにはさほど反応せず、ポジティブなニュースに反応している点で市場全体のセンチメントが強気なんだなというのを改めて感じました。特に最近は金もそれほど高くなく、商品市場も高いとは言えここ数ヶ月落ち着いていますので、商品価格によるランド高は余り無いように感じます。

となるとやはり市場は全体として新興国通貨を買いに出てるんでしょうね。我々としては良い状況です。通貨下落がしにくい状況で金利は上がっている訳ですからかなり楽な展開と言えます。7月は重要な経済指標は少ないのですが、商品市況や他の外部的要因が気になる展開でしょうね。


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