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ブラックダイアモンド
以前映画ブラッドダイアモンド(Blood Diamond)の記事を書きましたが、今回はブラッド(血)ではなく、ブラック(黒)のダイアモンド(Black Diamond)の話です。ダイアモンドの記事が多いランケンですが、今回は単なる比喩です。南アフリカのUniversity of Cape Town(ケープタウン大学)の研究機関にUnilever Institute of Strategic Marketing and TNS Research Surveysという組織があります。ここでBlack Diamond 2007 : On the Moveという研究をしています。ここで言うブラックダイアモンドとは実は黒人中流階級を指しており、現在非常に早いスピードで成長しているセグメントとして輝いていると言うことでこの名が付いたようです。
皆様ご存知のように南アフリカは長い間アパルトヘイトによる黒人隔離政策を取ってきており、黒人は経済的に不遇な環境に置かれて来ました。ところが南アフリカの人口の内8割は黒人であり、黒人の生活が豊かになる事は国としての経済的な成長も意味します。南アフリカでは現在Black Economic Empowerment(BEE)という経済政策を推進しており、不遇な環境に置かれてきた黒人層を優遇して経済的な発展を促進しています。
このBEEの政策も功を奏して黒人の中流階級層が現在飛躍的な成長を遂げています。前述の研究によると、この黒人中間層の購買力は2005年末に1300億ランド(約2兆円)でしたが、2007年年初には1800億ランド(約3兆円弱)にまで増加しているそうです。 その他のセグメントと比較するとその成長力が分かりますので下表を見ていきましょう。
| セグメント | 2005年第四四半期 | 2007年第一四半期 |
| 白人 | 2300億ランド | 2350億ランド |
| 黒人全体 | 3000億ランド | 3350億ランド |
| ブラックダイアモンド(黒人中流層) | 1300億ランド | 1800億ランド |
白人の購買力を超えるのは時間の問題で1年かかるかかからないかと言ったところでしょう。ここで注目すべきはブラックダイアモンドの購買層がまだまだ低い点でしょう。ブラックダイアモンドの層を黒人全体から引くと黒人富裕層が多くを占めますが、人数的にはそれほど多くなく南アフリカの人口の内わずか12%が黒人購買力の半分以上をしめています。購買力が最も多い白人も人数的には少ない事を考えるとやはりブラックダイアモンドの層がもっともっと力を付けてくるであろう事が予想されます。
また、南アフリカの黒人中流層は大都市郊外への移住を希望しており、実際最近15ヶ月で黒人中流層の47%が引越しをしているそうです。引越しの理由としてはやはり治安の問題が大きいのですが、それ以外にも郊外に引っ越すのがステータスとなっているなどが理由として上げられているそうです。
南アフリカの若者の多くは親世代より良い生活が送れることを確信しているそうで、若者世代の子どもは更に良い生活を送れると考えています。このあたり残念ながら日本とは大きく違います。日本の更生労働省や社会保険庁はもっと糾弾されてしかるべきかと思いますが、それだけでなくやはり国全体としての成長性、国としての若さみたいなものがここには大きく影響しているのでしょう。成長余力の大きい若い国と成熟した国のどちらに投資するかとなるとやはり若い国になるのは当然ではあります。日本もこういう国に投資して将来少し支えてもらいましょうかね(ちょっと年金っぽいですね、そのうち破綻するかな…)
この記事へのコメント
>南アフリカの若者の多くは親世代より良い生活が送れることを確信しているそうで、若者世代の子どもは更に良い生活を送れると考えています。
発展途上の国だということをこの文章で強く思いました。
確かにそうでしょうね。
日本だと親よりいい生活を当然送れると想像してる人は多く無いと思います。
発展途上の国だということをこの文章で強く思いました。
確かにそうでしょうね。
日本だと親よりいい生活を当然送れると想像してる人は多く無いと思います。
2007/06/11 (月) 23:42:53 | URL | ブレンディ #mQop/nM.[ 編集]
ブレンディさん
こんばんは。
そーですね。
やっぱり発展途上国の若者の方が日本の若者よりも夢があるのかもしれないですね。
あるいは日本は既に満たされつつあるとも言えるかもしれません。
そういう意味では夢が無いと言うか見失いつつあるというかハングリーさが無いと言うか(自分を棚に上げて)、さまよいつつあるんでしょうか。
うーん、哲学だー。
南アフリカの若者に期待しましょう。
こんばんは。
そーですね。
やっぱり発展途上国の若者の方が日本の若者よりも夢があるのかもしれないですね。
あるいは日本は既に満たされつつあるとも言えるかもしれません。
そういう意味では夢が無いと言うか見失いつつあるというかハングリーさが無いと言うか(自分を棚に上げて)、さまよいつつあるんでしょうか。
うーん、哲学だー。
南アフリカの若者に期待しましょう。
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