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南アフリカ金融政策の感想

南アフリカ金融政策の感想


今日は寒いですねぇ。
今年はあんまり寒くないですよねぇなんて書いた途端、コレだ。。。
ランケンって曲がり屋だろーか。。。
最近、相場もそうなんだよなぁ。。。

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先週、南アフリカの金融政策決定委員会が開催され、政策金利は5.0%のまま据え置きと発表されました。内容を読んでみた感想を書いてみたいと思います。

現在、南アフリカ中央銀行が非常に気にしているのは賃金と雇用です。南ア中銀はアメリカのFRBと違い、雇用に対しての責務についての色合いが比較的小さいです。もちろん経済成長に関しては責務を持っていますので、雇用は大事な要因ではありますが、雇用に関して明言はされていません。

それにも関わらず、雇用についての言及が色濃く出されたのが、今回の金融政策ステートメントの特色だと思います。特に以下の文章がそれをよく表しています。

The MPC is mindful of the danger of a possible wage-price spiral and further employment losses should unaffordable real wage demands be granted while economic growth remains constrained.

上記に見られるように賃金上昇の悪循環に対する強い懸念が表明されています。中央銀行である以上はインフレに対する責務は必ず持っており、このインフレに対する最も大きな懸念となっているのが賃金上昇と言う認識が分かります。

同時に雇用の喪失に関する懸念が述べられている訳ですが、こちらは経済成長に関わる問題です。特にunaffordableと言う単語には、賃金引き上げの要求が行き過ぎていると言う南ア中銀の気持ちが滲んでいるように感じます。

残念ながら現在の世界経済の状況は芳しくありません。特に南アフリカの最大の貿易相手であるヨーロッパはユーロ危機によるダメージが大きく、その経済の低迷は南アフリカにも貿易を通じて大きく影響を与えます。また、南アフリカ国内の経済は電力料金の引き上げなどによりインフレターゲット上限の手前のやや強いインフレの状況です。

経済停滞でインフレとなるとスタグフレーションの色合いすら出てきます。これは政府及び中央銀行にとっては非常に厳しい状況となります。だからこそ、賃金の上昇は歓迎しにくいのが南ア中銀の心情でしょう。

一方で、南ア中銀は国民の不満を理解しており、賃金上昇を一方的に非難はしていません。ただ、昨年から続くストライキが行き過ぎの面はあると考えているのはステートメントを読んでいると分かります。

南ア国民の不満は格差の問題であり、アパルトヘイトの負の遺産でもあります。特に教育を受けられなかった世代は実力行使に出る事が多く、ストライキや暴動と言った形で現れます。これは、南アに限った話ではなく、日本でも起こりましたし、世界で共通とも言えます。

こういった問題は金融政策ではどうやっても解決出来ません。従って、中銀としては政府に政策対応を強く求めており、それが以下の文章に表れています。

We need cohesion of policy and decision making to provide the necessary certainty for sustainable economic growth and development.

抽象度の高い言葉だとは思いますが、こう言う所をしっかりと読みきって今後の国家の方向性を考えられると見方が変わりますね。

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2013/11/07 (木) 12:00:11 | | #[ 編集]
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