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民間軍事会社Part1(傭兵)

民間軍事会社Part1(傭兵)

先日ブラッド・ダイアモンドの記事でレオナルド・デカプリオ扮するダニエル・アーチャーがかつて南アフリカの傭兵だった事を書きましたが今回はその傭兵(ようへい)と民間の軍事会社のお話です。これ、ちょっと記事が長くなるので何回かに分けて書きます。

傭兵なんてシティーハンター(知らない人は少ないと思いますが少年ジャンプのマンガです)等でしか出てこない世界ですが、南アフリカにはつい10年ぐらい前までいました。今は違法ですので一応いない事になっています。

傭兵ってどういう人を指すと思われますか?実はこれも国際条約で定義されています。ジュネーブ条約って名前はご存知かと思いますが、戦時国際法と呼ばれる法律(武力紛争法・国際人道法とも呼ばれます)で傭兵に関する条約が規定されています。

ジュネーブ条約第一追加議定書
第四十七条 傭兵
1 傭兵は、戦闘員である権利又は捕虜となる権利を有しない。
2 傭兵とは、次のすべての条件を満たす者をいう。
(a)武力紛争において戦うために現地又は国外で特別に採用されていること。
(b)実際に敵対行為に直接参加していること。
(c)主として私的な利益を得たいとの願望により敵対行為に参加し、並びに紛争当事者により又は紛争当事者の名において、当該紛争当事者の軍隊において類似の階級に属し及び類似の任務を有する戦闘員に対して約束され又は支払われる額を相当上回る物質的な報酬を実際に約束されていること。
(d)紛争当事者の国民でなく、また、紛争当事者が支配している地域の居住者でないこと。
(e)紛争当事者の軍隊の構成員でないこと。
(f)紛争当事者でない国が自国の軍隊の構成員として公の任務で派遣した者でないこと。

簡単に言うとお金儲けのために戦争に加わっている人ですが、なりたくてなった訳ではなく生きるために傭兵になった人が多いです。特にアフリカでは戦争が長期にわたったために若いときに従軍活動をしていた人々がおり、戦争がない状況になった時に他に職がなくやむを得ず傭兵となるという不幸な人達でもあります。

さて、民間軍事会社(PMC)のお話に入る前に歴史的な背景のお勉強です。冷戦は世界中で代理戦争とも言うべき東西を割った戦争を引き起こしました。韓国と北朝鮮などがアジアでは代表的ですよね。ソ連が崩壊し冷戦が終わった後、その冷戦に投入されていた兵士、武器、前線はどうなったと思いますか?

兵士から行きましょう。兵士と言ってもソ連の兵士だけではないのです。アフリカには旧ソ連に支援を受けていた国及びグループやアメリカに支援を受けて実際に戦争を行っていた国々が多くあります。なぜアフリカで旧ソ連とアメリカが戦争をしていたかというとそこにダイアモンド、金、原油などの資源があるからです。

この資源はお金ですから両超大国はそこに強い影響力を効かせる必要が出てきます。アフリカが全て社会主義になりソ連の影響下に置かれてはアメリカも存亡の危機にすら陥りかねません。そういう訳で旧ソ連とアメリカは各国でお互いに別々のグループを支援してきました。つまり、アメリカが政府を支援すれば旧ソ連は反政府を支援する、アメリカが反政府を支援すれば旧ソ連が政府を支援するという具合に現在の内戦の元を多く作りだしたのは超大国です。

冷戦終了後、アメリカと旧ソ連は軍備縮小に走りました。特に旧ソ連は国自体が崩壊した事もあり、お金はありません。従ってアフリカ諸国などへの支援は事実上不可能となります。アメリカもソ連がいなくなればアフリカにお金も人的資本の投入もする理由はなくなるわけで、旧ソ連がなくなったと言う事で撤退です。さんざん国を割ってきた両超大国はいません。残されたアフリカには平和が訪れるかと言うと、利権を狙ったグループの憎悪と対立の構造だけが残り平和どころではありません。結果、内戦が各地で勃発します。

内戦と言うのは要は無法地帯です。軍事的な裏づけがない国は国として成り立ちません。アメリカでも国連でも自国の軍隊でもなんでも良いのですが規律の取れた唯一の軍事的裏づけはどこの国でも必要で、これが2つ以上になるとどこでも内戦が起こります。双方の存在意義がかかりますので当然です。

アフリカの場合、旧ソ連とアメリカという軍事的に2つの対立するグループを作ってしまったためまず国が割れて混乱し、不安や不満を持った層から更に両者に属さないグループまでもが出現するという具合に混乱の悪循環を作り出している訳です。ここに資源という利権が絡めば自らの力による平和などとても達成できません。

更に悪い事に旧ソ連の崩壊は軍備縮小を引き起こし、ソ連製の武器が大量にブラックマーケットに流れたため、武器は何でも手に入る状態です。機関銃が一丁60ドル、戦車一台が40000ドル(約500万円、高級車より安いらしいです)だったそうです。

混乱した国で機関銃一丁60ドルで自分の身が守れたり、他の人の物を奪って生きていけるのであれば多くの人が持ちます。これがブラックダイアモンドで出てきたシエラレオネのような国において子どもでも機関銃を持ち簡単に反乱軍が作られる要因の1つです。

次回は本題の民間軍事会社と南アフリカのお話です


テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー



コメント
この記事へのコメント
シビアですね。
こんばんは。

いつにもましてシビアな内容ですね。
超大国の利権争いに巻き込まれた途上国・・・。
資本だけ参加してくれるなら、国民にとっても利益になるんでしょうが、利権を独占しようと武力制圧となると、生命の危機に陥ってしまいますね。

我々も間接的には、加担しているんでしょうか?
考えさせられますね。
2007/05/14 (月) 22:58:41 | URL | 初心者 #-[ 編集]
ほんとにシビアです
初心者さん

こんにちは。
つい10年前の話だと言うのが驚きですよね。

間接的に加担しているかと言うと半分はそうかもしれませんね。資源の無い国ですので、資源を買っている側という意味ではおっしゃる通りかもしれません。

ただ資源を買う側として正しく買えば本来良いはずで、武力をもって資源確保に動くのではなく、正しく投資した上で確保する分には問題ないはずです。

今のアフリカには投資が必要です。
しかも正しい投資を正しい使い方でする事が必要です。
我々の投資は市場を通したものでその意味ではアフリカには悪いものではありません。
これが無くなるとアフリカはまた貧困にあえぐ事になってしまいますのであまり気にしなくて良いとは思います。
使い方に関しては政治がよろしくないようで、これはアフリカ各国の努力が求められるところです。
2007/05/15 (火) 11:21:10 | URL | FXZAR #-[ 編集]
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