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南アフリカへの直接投資

南アフリカへの直接投資

南アフリカへは投資が最近多くあり、経常赤字を補っていると先日の記事で記しましたが直接投資(FDI)に関する質問を読者のKazuさんより受けましたので、記事にしてまとめてみました

投資に関しては概念上2種類あって、直接投資と間接投資と言います。直接投資とは、海外の企業に対して永続的な権益を取得することを目的とした投資と定義されています。イマイチ意味が分かりませんよね。
直接投資に対して間接投資というのがあるのですが、まずこちらから説明します。間接投資とは我々が行っている金利や株式の配当金を目的とした投資方法を指します。つまり、インカムゲイン、キャピタルゲインを目的としていますので為替差益・株式差益を狙ったお金が逃げていったりしまして、投資をされている国から見ると不安定で投資されている感じはしにくい形の投資です。

これに対して今南アフリカに対して行われている直接投資は設備投資だったり、M&Aなどの企業買収、経営権の把握を目的とした大量株式の保有などであり、中長期的な利益を狙う投資です。間接投資との最大の違いはその目的の違いにあり、短期的な利ざやを狙ったものとは明らかに違います。

また、中長期的に投資されるということは、お金が動きにくい事になりますので持続的な効果が期待できます。その意味で我々のようなFXでランド売買をしている人は間接投資の人間ですので南アフリカにとっては必ずしもありがたい投資者とは言えません。しかし、為替の流動性という意味では貢献できているのでそれはそれで良しでしょう。
(流動性って馬鹿にできません。ランドの値動きが激しいのはこの流動性が他の通貨に比べて小さいのが理由の1つで、流動性が高くなればなるほど通貨として安定しますし、安定した通貨であれば投資も増えます。現在、南アフリカへ投資する会社はこのランドの値動きの荒さを最大の弱みとして考えていたりします。更に言うと過度のインフレで通貨の価値が下がるのはやはり投資する側としては困りものですのでこれは政府としては何が何でも抑える必要があります。)

直接投資のメリットとしては以下の点が上げられます。

1.現地への技術移転が期待できる
2.海外の経営手法の導入が期待できる
3.製造業の海外からの直接投資などは輸出も可能となるため、経常収支の改善が見込まれる
4.雇用の増加が期待できる

このように直接投資は間接投資に比べて非常に大きなメリットを持つため南アフリカだけでなく多くの途上国は積極的に直接投資を受け入れています。南アフリカでも外資誘致を加速するため、政府による承認などは銀行買収以外は必要なく、南アフリカ国籍の投資主体と同じ扱いを受けることがでます。つまり読者の皆様でも南アフリカの会社を買う事ができるようになっています(お金さえあれば)。このあたり、中国などとは大きな違いです。
下は南アフリカへの海外直接投資額です(出展:国連貿易開発会議、UNCTAD)。

FDI


この図からも分かる様に、2005年を境に飛躍的に直接投資が増えています。2004年までは年間約8億USドル弱(約1000億円)でしたが、2005年には63億8000万USドル(約7000億円)まで増加しています。2006年の統計がまだ無いようですが、更に増えているのではないでしょうか。(先日の記事で3兆円の投資と書きましたが3000億円の間違いでした。大変失礼しました。ご指摘の1111さんにお礼申し上げます)

投資をしている国で最も額が大きい国はイギリスです。イギリスは最近アフリカに対して過去の奴隷貿易に対して謝罪するなど、アフリカへの意識が高く(南アフリカのみならず)、官民上げて積極的な政策を取っているようです。南アフリカはイギリスの投資が全体の6,7割となっています。

セクターで見ると自動車産業が重要で、南アフリカの自動車産業は近年トヨタ・日産・いすゞ・BMW・GM・ダイムラークライスラー・フォードなど世界中の自動車会社から多くの投資を受けています。その主な目的はヨーロッパでの販売です。従って、南アフリカから見ると海外から投資を受けることでお金をもらい、更に輸出をする事で外貨を得るという事になりますので、とても良い状況になります。ちなみにトヨタの南アフリカ工場は生産台数が12万台に達しており、8690人の従業員が南アフリカにいます。

さて、南アフリカの直接投資が増えてきていることは概ねお分かりいただけたかと思いますが、世界の他の国と比べて投資が多いかというとまだまだと言わざるを得ない状況です。各国の投資を比べる際にはGDPに比べてどの程度あるかを比較するのですが、これが2005年でGDP比15%前後(直接投資ではなく投資全体)で、政府は25%を非公式に目指しているそうですので政府の目標に比べて低い状況です。

また他の中国やブラジルなど中所得国と比べるとかなり低い状況です。中国などは40%を越えるそうですので、その意味では南アフリカはより多く投資をされる必要があります。投資を阻むものとして上げられているのが先ほど述べたランド及びマクロ経済の不安定さが最も大きな理由です。また、スキル不足、汚職、犯罪などが上げられています。

この投資の概況について世界銀行では近年改善してきており、税法の変更、利率、インフレ抑制などが効果的になってきた結果今後はより改善が見込めるだろうとしています。
と言うわけで、まだまだと言った感じではあるようです。ただし、直近1年ぐらいの結果がまだ統計上反映されていない点もありますし、最近のニュースを見ているとインフレが抑制できていることや世界経済の好調さを受けて投資のニュースが多いですので今後投資が増えてくることは期待できるような気がします(分かりませんけどね)。




コメント
この記事へのコメント
今日の記事もとても為になりました。ありがとうございます。

昨日は映画館に行きブラッドダイアモンドを見てきました。ダイアモンド業界の知識は
ランケンさんで読んだ事があったくらいだったのですが・・・ダイアは黒い世界ですね・・・。
アフリカの社会をなんとかしてあげたいなと思いました。あと南アフリカがちょっと出てきましたが他の国と全然違いとても安定し発展してるんだなとも。
ツォツィも機会があれば見に行きたいです。

ランドを買ってからほぼ二ヶ月になりますがスワップが貯まりマイナスを打ち消し始めてプラスになりました。
数年後が楽しみです。それでは。
2007/04/19 (木) 16:54:38 | URL | ブレンディ #mQop/nM.[ 編集]
こんばんは
ブレンディさん

こんばんは。
ブラッドダイアモンド見られたんですか。
私も早く見に行かねば。

スワップ大きいでしょう。
次回ワールドカップは色んな意味で楽しみですね。
2007/04/19 (木) 20:57:10 | URL | FXZAR #-[ 編集]
ありがとうございます
わざわざ回答頂いていたんですね。ありがとうございます(最近忙しくてネット見てませんでした)。
↑の議論は大体分かりました。開発関係者として投資ばかりもてはやされる昨今の流行には若干良い気分しませんが、それでもその必要性は理解しているつもりです。
もし本当に投資が貧困解決の近道になるのなら、投資し易い環境を非投資(ODA等)で出来ないかを考えています。ただこの部門では日本もまだまだ後進国なんですよね。それに先方も政府も内政干渉だといって嫌うような気がします。実際には実現困難な援助かなとも思います・・・。
2007/04/30 (月) 00:44:00 | URL | kazu #HfMzn2gY[ 編集]
Kazuさん

とんでもありません。
いつもコメントどうもありがとうございます。
Kazuさんからのご質問はコメント欄で返信して今まで全部回答させていただいていますが、今回は他の方にも良いかなと思いまして記事にさせて頂きました。

投資の風潮にあまり良い気がしないというのは良く分かります。
私も現場の人間ですので、投資なんていい加減なもんだと感じる事多々あります。
でも投資ってインフラなんですよね、結局。
例えば道路ってインフラですよね。個人から見ると混んでて不快だし、どうでもいい所にばっかりお金かけてたりして肝心なところにお金かけてないように見えます。

でもやっぱり他の道路が出来ればちょっとだけいつも使ってる道路の混雑が緩和されてたりしてるんですが目に見えにくい。

投資もやっぱりそうで見えにくいけどお金が回りまわって全体的に影響をちょっとずつ与えてるはずです。

ODAはあまり詳しくないのですが投資しやすい環境を作るためのODAっていうのは素晴らしい考え方ですね。
それが出来れば蒔いた種が成長しやすくなる(投資)ための土壌(ODA:援助)が出来る事になりますからね。

南アフリカは投資のための土壌としてはまずまず揃っている気はします。
欠けてるように見えるのは貧困層への教育面でしょうかね。
やはり教育は民間投資ではなかなかできませんし、国力の源泉という意味では教育かななんて思います。

すいません、素人の浅はかな考えかもしれませんが、頑張って下さい。応援してますよ!
2007/04/30 (月) 03:21:35 | URL | FXZAR #-[ 編集]
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