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FRBの金融緩和の規模を考える

FRBの金融緩和の規模を考える


 今日はYEN蔵さんのセミナーに出てきました。
 ランケンも講師を何回かさせて頂いている岡藤商事さんです。
 
 岡藤商事の野呂さんって方が企画の仕事をしていて良い意味でマニアで(笑)、投資家教育にかなり長けています。
 テクニカルや市場から投資系の商材まで非常にお詳しい方です。
 それもあり、割と良質なセミナーをいつもされています(数千円しますが、英会話学校程度の価値は確実にあります)。↓
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 さて、今回のYEN蔵さんのセミナーですが、為替介入の話やマルクの話しなどをされていました。
 今のドル安なんかも説明されていましたが、ランケンとしてはドル安が金融緩和で安くなったのは分かるのですが、それってどれぐらいの規模よってのがどうも分からない。
 でも、今日分かった気がします。
 
 今って、FRBの金融緩和でドル安なんて言われていますよね。
 実際にドルは全通貨に対して安くなっています。
 また、株価も押し上げており、コモディティまで押し上げている状況にあります。
 それってただ事ならない話だと思いませんか?
 
 先日、日本は二兆円も投入して為替介入したわけです。
 にもかかわらず、先日ランケンの記事に取り上げましたように、円高(ドル安の結果としての円高)は止められずほとんど効果なかったような状況です。
 
 ユーロにしたって、決していいわけではない。
 むしろ、ユーロは現在最もアグリ―(醜い)な通貨です。
 チャート上は確かに上昇しているのですが、ランケンはとても買う気にはなれませんでした。
 でも、ユーロドルでユーロがここまで上がるってなんなんだと不思議でしょうがなかったです。
 
 疑問でしたので、我らがYEN蔵さんにぶつけてみました。
 ユーロを押し上げ、株価も押し上げ、コモディティ市場も押し上げる、流動化供給ってのはどれぐらいの規模なんでしょうかって。
 
 いくらだと思います?
 実に180兆円ぐらいでした。
 そりゃー、日銀の2兆円なんて何の効果もない訳です。(今後も効果ないでしょう。介入された時にドル安の流れがまだあったら、押し目だと思って円買いです。。。)
 
 ただ、ユーロも金融緩和を100兆円(たしか。。。)レベルでやっています。
 差し引き80兆円のドルが市場に放出されている訳で、ドルも安くなるわなぁなんて思いました。
 
 で、ランケンのいつもの趣味と言うか、クセと言うか分かりませんが、市場規模ってどれぐらいなのかなぁなんて思い出しちゃいました。
 それが分かっていれば、FRBの金融緩和の効果が分かる気がしたし、日銀の介入に効果があるかとか協調介入だってどこまでされれば効果あるかとか目安付く気がしませんか?
 
 と思って、調べたらすぐにいいのが出てきました。
 
 2007年における主要国における為替市場の1日の取引高です。
 
 ロンドン 1兆3590億ドル(約110兆円)
 NY 6640億ドル(約55兆円)
 東京 2380億ドル(約20兆円)
 スイス 2420億ドル(約21兆円)
 シンガポール 2310億ドル(約20兆円)
 出典上田ハーロー
 
 
 その他もろもろあわせて為替市場は2007年で合計300兆円ぐらいです。
 
 ちなみに株価市場の売買高はと言うと2007年で下になります。
 
 NY証券取引所 1300億ドル(約10兆円)
 東京証券取引所 250億ドル(約2兆円)
 ロンドン証券取引所 225億ドル(約2兆円)
 
 更に、商品市場は最大の市場であるシカゴマーカンタイル取引所(CME)の売買高は年間1000兆円とか言われているようですから、1日5兆円ぐらいって所でしょうか。
 
 2009年のアメリカの債券市場は1日平均8220億ドル(約70兆円)です。
 世界で合計200兆円ぐらいかなぁ。
 
 お金なんて市場間を自由に動く訳ですが(CFDやってるとよーく分かりますよね)、株式市場10兆円単位、商品市場もせいぜい10兆円の取引高です。
 市場に放出されるドルが全部為替市場に行くわけではないのですが、為替市場、債券市場、株式市場、コモディティ市場など合わせて500兆円ぐらいが毎日取引されてるんでしょうかね。 
 ある程度の期間にわたっているとは言え、そこに100兆円単位でFRBはドルを注入している訳で、これは相応のドル安圧力になりますよね。(ち、もっと早く調べておくべきだった。。。)
 まさに、ヘリコプターバーナンキ。
 
 日銀が2兆円投入して、83円は85.7円になりました。
 効果としては概算で2.7円ですね。
 FRBは日銀と違って円買い(日銀は円売り)だけをしている訳ではないので、40倍の効果はないでしょうし、瞬発的にお金を投入している訳で100円下げれたり(ドル円はマイナスだ(笑))はしませんが、円に対して10兆円分の効果ぐらいはあるかもしれませんね。
 ドル安が止まらない訳です。
 
 というわけで、今ドル円を買ったりしてはいけません!
 82円は確かにチャート的には安いですが、値ごろ感に過ぎません。
 これだけの大きな動きですから、ドルが上昇しだしたらで十分間に合います。
 そんなに早くドルは反転できませんし。

 もっといえば、円である必要はハッキリ言って何もない。
 ドルショートであればいいぐらいですよね。 
 
 YEN蔵さん情報で、先日の日銀の為替介入はアメリカに相当怒られたそうです。
 だから、介入はもうできないなんてのが市場で噂されているらしいんですが、日銀もダラシナイですよねぇ。
 アメリカなんて180兆円もドルを市場に出してて、世界中がいい迷惑してるんだ、ぐらいの事言えないんだろうか。
 2兆円なんて一時的な効果しかないんだから、無駄な事するなって怒られたのかなぁ。
 
 あぁ、今日はたくさん書いた。。。
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー



コメント
この記事へのコメント
ドル安
お久しぶりです。

アメリカの流動化通貨供給量180兆円?

米ヘリコプターは1月にさらに増やすって言っていませんでした?

自国の為替通貨高国で徒党組んでアメリカと中国に対抗することはまず無理な相談ですね。

ドル安は止まらないのですね・・・。

日銀介入も、無理のよう・・・。

でも為替の取引だかってすごいですね。
もう、株式なんか、どうでもいーみたいな感じですは。

応援久々にぽちっ。
2010/10/17 (日) 03:55:20 | URL | 単独行 #-[ 編集]
そりゃーコモ上がるわなー(笑)
お疲れ様です。応援ぽち(ひさびさ(笑))

これだけドル全面安の中で日本だけ介入ってのも
空気的に許されない気はします。
アメリカに怒れる人いませんかね。いないか・・・
2010/10/17 (日) 08:40:02 | URL | 糖四郎 #-[ 編集]
衝撃的な数字でしょ?
単独行さん

こんばんは。
結構、衝撃的な数字でしょう?
FRBの威力ってスゴイですよね。。。
もっともこれぐらいやらないとデフレ対策とかって意味がないんでしょう。

考えてみれば、インフレとかデフレって世の中にあるものの値段全部の話ですよね。
それを量的緩和って行って無理やりドルの量で上げようとしている訳ですから、そりゃー生半可なものでは出来ません。
しかし、そこには当然副作用があるわけで、FRBは劇薬を使ってるとも取れるでしょう。

ランケンもあんまり量的緩和の意味する所が分かっていなかったのですが、自分で書いてて衝撃を受けました。
やっぱり、経済ってこういうリテラシーな部分は必要ですね。
それさえ分かれば投資は簡単な話でもあるようにも思えます。

ソロスが言っていた中でなんとなく覚えている言葉があります。
何が決定的な情報かを考えろみたいな感じでした。
あふれる情報の中で、情報を活用できるかどうかはこういう事なんだろうなぁって思います。

応援どうもありがとうございます!



糖四郎さん

こんばんは。
コモ上がりますよねぇ。

欧米の機関投資家が言っている事も分かる気がしますよ。
彼らはバーナンキが大規模な量的緩和をする事も見えていたんでしょうかね。

悲しいかな、日本でそこまで踏み込んだ話を聞いたことがないのはランケンが新聞を読んでないだけか?
量的緩和の意味をよく分かった気がします。

日本の介入はモメンタムを変えるには余りにも無力でしょう。
若干、水準を戻せる位と言う事です。

アメリカに怒るのも、実はお門違いなのかもしれません。
アメリカが失速したら、そりゃーもう大変なんですから。
そこが世界経済の本当の課題かもしれませんね。

ただ、ゆっくりではありますが、それも変わりつつあるんでしょう。
そこらへんも見据えて市場と対峙する必要があるかもですよね。

応援どうもありがとうございます!
2010/10/17 (日) 22:25:20 | URL | ランケン #-[ 編集]
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