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南アフリカ中央銀行の金融政策ステートメントの全訳

南アフリカ中央銀行の金融政策ステートメントの全訳


 南アフリカ中央銀行の金融政策ステートメントの全約です。
 
 
 1.序文
 
 前回の金融政策委員会以来、国内のインフレ状況は予想されたレベルより緩和しており、今後予想しうる期間の中ではインフレターゲットレンジ以内に収まる事が予想される。この理由の1つにランドの上昇と比較的弱い国内重要がある。生産ギャップはネガティブなままであり、2010年第二四半期の経済成長は市場予測より低い状況である。脆弱な世界経済の大幅下落に対して、当面は成長率はポテンシャル以下と思われる。
 
 
 2.インフレの近年の状況
 
 消費者物価指数でみる都市におけるインフレレートは2010年7月は5月の4.6%に比較して3.7%に下落した。サービスのインフレは比較的しつこいもののターゲットレンジの上限を下回る5.4%を記録した7月においては物品のインフレ率は2.1%まで下落している。
 
 住宅や光熱費、その他のサービスおよび物品のカテゴリーを合計すると2.2%(全部で3.7%の内)となる。しかし、電力料金の上昇は予想よりは低かった。また、いくつかのカテゴリーにおいてはワールドカップの影響の反動もあり、特にホテルなどのカテゴリーで目立ち、実に11.2%の下落となっている。管理コストを除いた消費者物価指数では2.9%となっており、インフレターゲットの下限を更に下回る結果となっている。
 
 生産者物価指数は上昇傾向にあるが7月は7.7%となり、6月の9.4%よりは下落した。食料品価格のインフレは良性で、農産物価格の上昇は年率0.2%となっている。一方、加工食品は年率で1.0%下落している。これは、世界的な食品価格上昇にも関わらず、消費者レベルでは当面は食品価格はあまり上昇しないであろうことを示している。
 
 
 3.インフレの見通し
 
 インフレ結果が予測より低い結果であるため、南アフリカ中央銀行はインフレの予測を下方修正した。特に短期から中期的に見直しており、最も重要な消費者物価指数である2010年第三四半期の平均は3.7%と見ている。2011年には4.8%、2012年の第四四半期は5.1%と予測している。
 
 インフレが下落している傾向は金融市場において好ましい影響を与えており、インフレ連動債と通常の債権の金利差は前回の金融政策委員会以来すべての機関において下落している。ロイター調査もまた期待値の改善を示し、2010年と2011年は平均して4.6%と5.2%になると見込んでいる。
 
 世界経済の見通しは不透明さを増している。先進国経済の深刻な景気後退への恐怖はある程度減ったが、下落リスクはまだ高い。今年に入ってから世界成長の予測はヨーロッパの国債危機、アメリカとユーロ圏の失業率が高いこと、多くの先進国経済の需要が弱いことによる下落が認められた。アメリカの経済は当面はトレンド以下なるとみられ、南ヨーロッパにおける財政引き締めプログラムの維持に対する疑惑が続いている。日本以外のアジアと多くのラテンアメリカは強い経済成長を維持しているが、中国は政府主導の緩やかな下落をしている。
 
 世界経済の低成長の見通しは南アフリカ国内の経済成長の見通しに対して下落リスクをもたらしている一方で、先進国経済から出てくるインフレ圧力は比較的良好のままであると思われる。世界経済の回復が遅いこともあり、国際原油価格は70ドルから80ドルを維持しそうである。
 
 これらの国際情勢を勘案すると、多くの先進国において政策金利が異常に低い状態が長引く事を示唆されている。海外の債権マネージャーによる金利差の調査によると、ランドの為替レートはインフレ見通しに主に下落リスクがあるとしている。前回の金融政策委員会以来、ランドは4.6%上昇し、ユーロに対して5.6%上昇している。貿易加重ベースでランドは7月以来4%、2010年1月から計測すると5.7%上昇している。
 
 年初以来、非居住者が株と債権の買い越しをしており、その額は1000億ランドに達する。その内、750億ランドは国債の購入で、2009年年間における155億ランドの買い越しに匹敵する見込みである。昨年以来、国債の流入は投機的であったが、これらの流れはファンダメンタルな流れになった可能性がある事を示している。これらの流入がより長期的な債権購入に流れている兆しが見られており、海外の年金ファンドやその他のファンドマネージャーが新興国の高い金利を志向していることがうかがわれる。この債権市場の高い流入は南アフリカ独特のものではなく、新興国の債券への資金流入は320億ドルに達しており、2005年の97億ランドと比べるべきものである。
 
 南アフリカ中央銀行の外貨準備高が増えているにも関わらず、ランドの為替レートは上昇を続けている。中央銀行は為替レートのターゲットを決めないが、外貨準備の蓄積を続ける。しかし、これはコストのかかるオペレーションであり、金融市場への影響の不胎化のために中央銀行は長期の為替スワップ取引を行っている。これは、スワップがロールオーバーされない時にのみ影響を受ける。外貨準備金の積み上げ努力を続ける中で国庫においてはなんらかの利益や損益が出る可能性はある。
 
 南アフリカの国内経済成長は2010年の第二四半期で年率換算で3.2%へと下落した。前回の四半期は4.6%であり、減速は主に鉱山生産の20.8%の下落であり、製造セクターが8.4%から6.9%へと緩和した事による。
 
 2010年の第二四半期の成長率は更なる減速が予想される。5月と6月の景況感の下落はこれから数か月の回復のペースが下落する事を示している。第三四半期の景況感指数は大きく改善したものの、全般的な指数は50のレベルの下ある。また、製造業と建築業においては特に低い。
 
 製造業の購買指数は8月若干上昇したが、製造業の成長モメンタムの減速を示している。同時に製造業の稼働率は長期的な平均値を下回っている。建築業も下落が続く事が予想され、GDP成長率の予想は前回の金融政策委員会以来若干下落していて、2010年の平均成長率は2.8%、2011年は3.2%と予想される。
 
 家計の消費支出は下落圧力にさらされている。主の要因には信用拡大のレベルが低いこと、家計の債務が高い事、失業率が高い事が含まれている。
 
 信用拡大は弱いままであるが、ここ数か月で改善が見られる。民間セクターでの12か月以上のローンや割賦販売の伸びは1.7%となっており、最も高いレベルとなった。住宅ローンの伸びは4%となっており、これが主な要因である。リースやその他のローンは下落を続けているが減速の率が下がってきている。一般ローンはは年率2.1%でポジティブであるが、リテールにおいては弱いままであり、不良債権は6月5.9%となった。前四半期と比べると比較的変化のない状況にある。銀行は信用基準をある程度緩和しているが、それでも比較的警戒しているため、リスク評価額は金融危機前よりも高い状況である。
 
 債務コストは金利と共に下がっているものの、、消費者は債務の高さに制約を受けている。家計における可処分所得にたいする債務レシオは最高値の80%から非常に緩やかに改善している。
 
 家計の消費支出は失業の傾向の継続に制約されると予想される。失業率は若干上昇し、2010年第二四半期は25.3%となった。すでに2010年の第二四半期までの二年間で100万人の雇用が失われ、求職をあきらめた失業者の数も90万人増加した。製造業と建設業の減速と同じく、これらのセクターでの失業が最も多く記録されている。
 
 家計の消費支出にポジティブな影響を与えるファクターとしては名目金利の低下、インフレの低下、住宅価格と株式市場の上昇による資産効果の増加、雇用者の賃金引き上げの高さがある。
 
 資産効果の上昇はポジティブであり、住宅価格の上昇は年率で10%を超える。しかし、7月の上昇率はは若干減少している。債券市場の上昇は続いており、株価の回復は2009年の底値から大きく回復している。ただし、金融危機前のレベルにとどまったままではある。
 
 賃金妥結は消費者にとってはポジティブであるが、インフレの上昇リスクの主なものとなっている。賃金引き上げ要求のいくつかはインフレの低下と見通しの改善を無視しており、生産性の上昇が伴わない場合は、これらの妥結は国内価格の上昇圧力になる可能性がある。また、国際競争力に対してもネガティブになるため、雇用環境にも悪い影響を与えるであろう。
 
 コストプッシュ型のインフレリスクは比較的変わらない。管理価格の上昇は続いており、上昇再度のプレッシャーをインフレ見通しに与えている。食品価格の上昇は世界レベル、特に小麦価格からリスクの可能性をもたらす。しかし、国内への影響は比較的高い為替レートと国内のとうもろこし収穫量の高さに抑制されるであろう。
 
 
 4.金融政策スタンス
 金融政策委員会はインフレ率の見通しの改善は更なる景気刺激策を脆弱な国内経済に与える余地を与えると評価している。
 
 金融政策委員会ははレポレートを0.5%引き下げ年率6.0%に変更し、2010年9月10日から適用する。金融政策委員会はこれをインフレターゲットの順守と一致していると見ており見通しのリスクも考慮している。更なる下落は限定的であるが、今後の成り行き次第である。われわれのアプローチとしてはフォワードルッキングなものでありデータと将来動向によるものである。
 
 
 
 
 と言う事でした。
 ランケンが良かったなと思ったのは、インフレ見通しの改善ではなく、むしろ海外からの資金流入が投機的なものからファンダメンタルなものへのシフトと言う部分です。
 
 ランドの上昇はインフレの抑制には役立っているようです。
 為替レートがインフレに影響を受ける事も記されているので、この辺は非常に納得です。
 実はランケンも南アフリカのインフレと為替レートに連動性があるのは気が付いていたのですが、こういうところで記述されていると自分の仮説にとってはうれしいですね。
 
 やはり、インフレ率が低く抑えられている事により、ランドはなかなか下がりにくい状況になりそうです。
 どなたかが以前コメントしてましたがユーロランドのショートでもしますかねぇ。
 金利と為替レートの両方を取ろうと思うと悪い戦略じゃないかもですね。 
 
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