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ポストアパルトヘイトの政治経済

ポストアパルトヘイトの政治経済

読者のシンちゃんさんから本の推薦を頂きまして読んでみました(感謝!)。タイトルは”ポストアパルトヘイトの政治経済”という本で元南アフリカ大使館公使の花田吉隆さんの著書です。この本が現在の南アフリカの背景を知る上で非常に興味深かったので今日は本のご紹介です。

経済が良好な点についてはランケンでたくさんお話してきましたが、私があまり南アフリカの政治について分からないためほとんど触れる事ができていません。でも、どのようにしてアパルトヘイトという世界でも最も差別のひどい歪んだ国が民主化して、BRICSの一角になるとまで言われているかってちょっと興味深くありませんか?一歩間違えれば白人と黒人の間で内戦にだってなりかねない状況だったわけです。今のイラクはほとんど部族間の内戦状態ですから、それを考えると南アフリカは非常にうまくいっています。

皆様ご存知のように南アフリカは白人を優遇し極端な人種差別を行うアパルトヘイトを1994年まで採用していました。ところが、黒人の占める人口の割合は8割に達しています。一方で、経済的には白人がほぼ全てを独占してきたわけで、アパルトヘイト後の国家運営としては、黒人と白人をいかに融合して国全体を成長させるかというのが最大の課題になってきたわけです(もちろん今でも最大の課題です)。

しごく当然ですがこれは非常に難しい話で、今まで優遇されていた少数派の白人の利益を多数派の黒人に配分できるようにしないといけません。これを解決するためにはそもそも経済成長をして全体のパイを大きくする事が必須となります。白人から利益を取り上げて黒人に渡すだけというのは絶対に成り立ちません。こうなると、白人の協力も得る必要があると共に黒人も今までの差別を忘れて(現実はともかくとして)協力して国家を作り上げていく必要があります。

もちろん、経済成長のためには外資の投資も必要ですし、我々のような投資家は南アフリカの政策および経済状況の評価をする意味で重要な意味を持ちます。ランド安になれば国家のどこかがおかしくなっているわけでそれを直接伝えることができるわけですし、ランド高は国家運営に対する良い評価とも言えるわけですから皆様は実は重要な存在です。皆様がランドに見切りをつけようものなら南アフリカは危機的な状況になるかもしれません(きっとランケンもそれなりに重要ですね、おーこわ)。

こういった現在の南アフリカの問題などを比較的簡潔にまとめてあるのが本書で、南アフリカの現在や将来について書かれています。特に政治が経済にどういった影響を与えるかについての南アフリカの思想(あまり具体的にどう影響するかが分かる本ではありません)といったものが分かりなかなか面白い本です。これ読むとガンバレ南アフリカ!って感じの青春映画みたいな気分になりますよ(特にマンデラゆかりの地を著者が訪れて色々な事を考えるところなんかはちょっと感動)。


目次
第1章 ポストアパルトヘイトの南アフリカ経済(南アフリカ経済の問題の所在
1 南アフリカ経済の問題の所在
2 南アフリカ経済の視点
3 ムベキ政権の経済政策に対する批判
4 1994年以降の経済政策の変遷
5 BEE政策(黒人優遇政策、アファーマティブアクション)
6 頭脳流出

第2章 ポストアパルトヘイトの南アフリカ政治
1 南アフリカ政治の問題の所在
2 ムベキ大統領のリーダーシップ
3 与党ANC(アフリカ民族会議)の政権基盤
4 2004年総選挙の意味
:マンデラの辿った道(ロベン島ネルソン・マンデラ博物館
マンデラの家 ほか)


ランケンで南アフリカに興味を持たれた方は読んでみられてはいかがでしょうか?色々と考えるさせられる本です。著者の花田さんも述べられてるように南アフリカは今ものすごい実験をしている現場であり、これを読むと南アフリカに対する見方がかなり変わると思います。今ランドを買って南アフリカを見ている方はひょっとしたら経済における歴史の証人になれるかもしれません(ちょっとオーバーかな)。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー



コメント
この記事へのコメント
非常に興味深いお話です。
自分もFXZARさんのようにしっかりとした調査を行ってから記事を書こうと思っているのですが、いかんせん簡単に済ませてしまう癖があります。
FXZARさんを見習ってもっとinputを増やしたいと思います。
2007/01/24 (水) 07:08:39 | URL | とある院生 #-[ 編集]
こんにちは。
>もちろん、経済成長のためには外資の投資も必要ですし、我々のような投資家は南アフリカの政策および経済状況の評価をする意味で重要な意味を持ちます。

なるほどと思いました。
投機ではなく投資として南ア共和国の経済発展のため、"南アフリカ投資ファンド"を本日設定しました。
毎年1月の第4水曜日に為替レートに関係なく10,000ランドずつ積み立てるファンドです。
これくらい額でしたら、負担にならず続けられると思います。

南アフリカが急発展でなくてもいいから、着実に成長してくれるのを願うばかりです。

2007/01/24 (水) 23:44:51 | URL | ひぐち #-[ 編集]
こんばんは
とある院生さん

こんばんは。
興味深いでしょう。
調査ってほどじゃないのですが、ランケン始めてからあちこち見るようになりました。
へーって事が色々とあって結構面白いです。
2007/01/24 (水) 23:59:01 | URL | FXZAR #-[ 編集]
こんばんは
ひぐちさん

こんばんは。
そーですね、為替の世界は投機って話もあるんですがね・・・
まー弱小投資家ですがそれでも数が集まれば結構なものになるはずです。
皆様やっぱり南アの成長性に期待して買ってる訳ですから個人的には投資家でいいと思うんですけどね。

南アフリカ投資ファンドには香港ドルかUSドルも混ぜておいてくださいね。そんなリスクばっかりとる必要はありません。冷徹な投資家でいーんです。

私は冷徹ですよー。もうこの国はだめだと思ったらランケンやめちゃう。
2007/01/25 (木) 00:10:32 | URL | FXZAR #-[ 編集]
ご忠告、ありがとうございます。
”ファンド”は運用資金の1%なんです。
仮にクーデターが起きても、デフォルトがあっても全く困らないのです。
普段、冷徹なのでこれくらいは社会貢献してみたいと思ったのです。でも、10年単位で考えれば、採算は取れると思ってます。
2007/01/26 (金) 23:06:25 | URL | ひぐち #-[ 編集]
ひぐちさんへ
ひぐちさん

そういうことでしたらもう全然問題ないですね。失礼しました。
社会貢献いいですね。前からちょっと考えていたんですが、クリック募金のバナーでも貼ろうかな。
せっかく毎日色々な人に来ていただいているし、当ブログも社会貢献できるかな。
2007/01/27 (土) 12:50:54 | URL | FXZAR #-[ 編集]
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