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ラトビアの固定相場制と大恐慌Part2

ラトビアの固定相場制と大恐慌Part2


前回のラトビアの破綻と固定相場制Part1の続きです。
今日は為替制度が固定相場制を採用している場合の影響。↓
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為替の固定相場制によりラトビア通貨ラッツは本来もっと弱くなくてはいけないにも関わらず、強すぎたために借り入れが安易にできるようになってしまいました。
これもギリシャで今指摘されている問題とまったく同じです。

また、ユーロにペッグ(固定相場制)している事により、金利も低く抑えられてしまいます。
金利の低下は借金のコストが小さくなることを意味していますから、当然借金をする人が増え、ラトビアにおける家庭の借金のおよそ9割が海外から借り入れたものと見積もられています。
なんか破綻したアイスランドと同じですね。
ギリシャもですけど。。。

通常、こういう破綻時には破綻国の通貨が下落します。
通貨の下落により、ラトビアの輸出競争力が上昇し、輸入が減少する事で借金も小さくなりショックを吸収するメカニズムが働きます。
また、通貨弱体と共に金利を高くしますので、海外からの資金流入も増え悪循環を終わらせる事ができます。

ラトビアの場合は、残念ながら固定相場制をやめなかった(やめられなかった)事で、このショックの吸収が出来ませんでした。
そのため、景気は更に悪化し歯止めがきかなく、2年間でGDP25%もの減少に繋がったと指摘されています。

ラトビアが固定相場制をやめれなかった理由の1つに海外からの借り入れが多すぎた事もあるようです。
つまり、海外の通貨ですからラッツの価値が下がると、借金が増えてしまうという点が悩ましい所です。
もともと、固定相場制を採用していたので、通貨が下がる事が想定されておらず、国民は安心して借金をしていたと言う話です。

ラッツのユーロへの固定相場制
 ↓
トリレンマにより金利の自由はない、金融政策は取れない
 ↓
一方、国内の景気は良くないので、国債発行で景気刺激(借金)
 ↓
財政悪化
 ↓
インフレ、一時的な成長
 ↓
財政引締め
 ↓
固定相場制を採用している事により、為替リスクなしで海外からの資金の調達を促進(海外からの借金)
 ↓
財政悪化と民間・家計の負債の増加
 ↓
海外の景気悪化
 ↓
財政が既に悪化しているので、市場からの国債発行に苦慮
 ↓
デフォルト
 ↓
借金だけが残る

ペッグしている国は財政規律をしっかりして借金をしないようにするか、国内産業が十分強く税収も十分あればいいのでしょう。
ラトビアの場合、産業も弱く、そもそもそんなに力も無いのに借金だけは出来る状況にあったので、政府も家計も借金に対する歯止めがきかず破綻してしまった、と言う話です。

さて、これがギリシャにも迫っています。
上の流れでは、下から3番目ぐらいに来ていますかね。
本来ならギリシャが自分で作った借金ですので、自分で処理しなくてはいけません。
デフォルトして帳消しにしてもらうか、頑張って返すか。

ところが、この借金の保証人にドイツが出てきました。
えぇ、EUは保証しないって言ってたのに。。。みたいな展開でかなり追い詰められています。

ここで甘やかすと借金は減りません。
じゃぁ、どこまで厳しくしてどこまで借金減らせるのかって言う事ですね。
普通に消費者金融で借金漬けになった人と同じですよね。
借金はしちゃいけないですね。

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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー



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