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原油価格の見通し

原油価格の見通し

年初に出たニューズウィーク読まれた方もいらっしゃると思いますが、エネルギーについての記事が興味深かったので取り上げたいと思います。元々先週ぐらいに書こうと考えていたのですが、ちょうど(?)石油が下落してしまいずれ込みました。でも、いいタイミングでトピックとしては面白いと思います。

ここ数年の石油価格上昇はかなり色々な所に影響が及びます。一番簡単な所としてはガソリン代が思い浮かびますよね。後は、我々が旅行する際に飛行機乗ると燃料サーチャージとかって言って上乗せされるなんてのもありますね。でも、話はそれだけではすみません。

まず、今の石油価格上昇って何故って所からはじめますと、これは中国を初めとした新興国によるエネルギー需要の急増によるものと言えます。特にニューズウィークの中では4つの国を名指ししています。それは、インド、中国、コスタリカ、南アフリカ(やった!)で、これらの新興経済はもはや新興ではなく、世界のGDPの30%を占めるとなっています。しかもこれらの経済が世界のGDP成長の半分を占めていると言う事で原油価格の急騰はこれらの国の需要増によるものと分析しています。

さて、これらの国々の成長に伴い当然需要は急上昇するわけですが、供給が追いつけば石油価格は別に高騰しないわけです。現実はと言うと高騰している所を見ると供給が追いつかないと予想されているわけですね。原油の主な供給国としてはサウジアラビア、イラン、ロシア、イラク、ベネズエラの5カ国が世界の原油を実質的に握っているそうで、この中に現実的に供給を世界経済の成長に合わせてこれる国は無いと見られています。

今後の需要増に対応するには今後10年でなんと3兆5000億ドル(約420兆円!)の投資が必要とゴールドマンサックスは試算しているそうで、全然足りないらしいです。420兆円って数字もなんだか分かりませんがトヨタの時価総額が28兆円位ですので、10年間でトヨタを15個作る感じですね。投資として毎年トヨタを1.5社作らないといけないと…。それが出来ればロシアとかも嬉しいでしょうね。でも、日本の財政赤字は2006年3月末時点で827兆円だそうです…。

こうなると、需要に対して供給が追いつかないのはある意味明白なので、原油価格は上昇って事になっています。ただ、現在の価格はやや投機的な面があり、実際はまだそこまで需要が足りない訳ではないのに既に織り込もうとしています。そのため、アメリカが思ったよりも暖かかったのを反映してここ2,3日安くなっているというのが現状のようで、中期的には石油価格の上昇は進むと言う点では何も変わっていません。なんでアメリカの天候に関係があるかって言うと、アメリカの石油消費は世界の四分の一を占めるそうで、アメリカが暖かいとか寒いとかに原油価格が反応し為替まで影響を受けてます。ちょっと使いすぎですよね。

石油価格上昇はもちろんですが、石油が足りないと言うのが明白になってくるとどうなるかというと非常に色々な所に影響が出ます。国レベルから見ると、中国はエネルギー不足を見越して現在エネルギー確保に躍起になってます。中国は2020年には世界第一位の石油輸入国になるとの報告もあり(現在既に第二位です)、自動車の普及に伴い石油が慢性的に不足しています。東シナ海で中国がガス田を掘ろうとしているニュースを最近聞かなくなりましたが、あれなんかも中国のエネルギーに対する考え方の表れです。

また、ロシアはエネルギーを国の政策の最重要事項として位置づけており、こちらも周りの国への外交上の配慮なんて一切なしで資源ナショナリズムなんて言葉が出てくるぐらいです。サハリンでの開発も日本やイギリスが相当関与していましたが、環境問題などと言い出しロシアの国営天然ガス会社ガスプロムに事業を移してしまいました。その他にもウクライナへのガス供給を止めるなどかなり強引な外交手を展開しています。

石油価格が上がる事で新たな産業が生まれる国もあります。特にカナダなんかは原油価格が1バレル$30を超えると採算が取れるようになるため、いきなり原油大国になっちゃうらしく、アメリカ重視の政策を見直すべきだなんて言う超強気な政治家もいるそうです。それでカナダドルが100円超えてるんですね(もちろん商品価格の高騰が原油価格に影響を受けているという意味も含みます)。

さて、こうなると石油は足りないから価格上昇はするし、供給側も需要側も強引な動き方をするしで大変な事になります。当然、脱石油って話になります。以前、当ブログで記事にしましたが、バイオエネルギーって話も出てきます。その他にも原子力発電の見直しとか、石炭を使うとか、風力発電とかって話になります。

どれも問題があるのですが現在一番手っ取り早そうなのが実は石炭です。また今度記事にしようと思っていますが、石炭は技術的には割と有力なエネルギーです。もちろん、二酸化炭素を多く排出するとかの問題もあるのですが、それを解決する技術もあるようで実用化に至っています。今までもっとも大きな問題は価格面だったのですが、これが原油価格高騰で正当化できるようになってきました。で、南アフリカは石炭の輸出国としては世界第二位です

その他への影響としてはハイブリッド車の普及とかもニューズウィークにはあるんですが、節約が一番確実だろうなんて話で終わってる記事もありました。どのような角度から見ても今後石油価格は当面上がりこそすれ下がる事は考えにくいようです。為替に関して言うと、原油価格の高騰が世界経済の成長を停滞させるのではないかとの危惧がありましたが、これがここ2,3日の下落で後退してるようです。これはランケン読者にはいいニュースなのかもしれませんね。


テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー



コメント
この記事へのコメント
サソル
石炭からガソリンを精製する技術を持っている企業があるようですね。
なかなか面白い会社ですよね。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/31550?TYPE=1&genreid=69961
2007/01/11 (木) 11:05:21 | URL | moneytree7 #-[ 編集]
Moneytree7さん

そうなんです。SASOLはこの石炭に関しては世界一で既に南アでは日産16万バレルの生産量があります。

技術的には結構古くて日本も第二次世界大戦で使ってたぐらいなんですが、実際に大規模プラントを現役で作ってる会社は今はここぐらいしかないようですよ。

南アフリカの株なんてみんなどこで買ってるんでしょうね。僕も買いたいなー。特に最近経済ずっと見てるから教えていただいたURLの方たちほど怖くないです。

あーでもSASOLぐらいだったらロンドン証券市場に出てるかもしれないな。

Moneytree7さん、海外株はお得意ですよね。何かご存知でしたら教えていただけませんでしょうか?
2007/01/11 (木) 12:04:08 | URL | FXZAR #-[ 編集]
>今後の需要増に対応するには今後10年でなんと3兆5000億ドル(約420兆円!)の投資が必要とゴールドマンサックスは試算しているそうで、全然足りないらしいです。

世界第二位の日本のGDPは2005年で576兆円、第三位のドイツのGDPが349兆円ですから、420兆円というのは途方も無く大きな金額ですね。10年でドイツ以上に大きな経済国を作るようなもんですからね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/国内総生産
から、1ドル=120円で計算
2007/01/13 (土) 20:31:11 | URL | FXスワップ派サラリーマン #-[ 編集]
こんばんは
FXスワップ派サラリーマン さん

そうですよね。
ちょっと無理がありますね。
GSの試算もホントかいなって気がしますが、Newsweekには桁間違いではないって記述されてました。
お金かかりますね。
2007/01/14 (日) 02:24:24 | URL | FXZAR #-[ 編集]
原油価格高騰の真実
管理人様、はじめまして!Johanと申します。

自分は石油業界で働く者として現在の原油価格に関しまして(管理人様を含め)結構勘違い…と言うと嫌味に聞こえてしまいますでしょうか?(苦笑)多いのでこの場をお借りして説明させて頂きます。

原油価格が高騰しているのは供給が追いついていないからではありません。サウジアラビアなんかはまだまだ生産余力を持っています。

OPECに増産がどうだとかいうニュースをよく新聞で目にしますがあれもおかしな話です。一応OPECでは原油供給量を定められていますが、実際はお金を出して注文すればするだけ出てくるのが現状です(平気で制限を破ります)。供給が足りてない=真赤な嘘です。

では何故こんなにも価格が高騰しているか?答えはNYMEXをはじめとする石油先物市場に大量の資金が流れ込んでいるからです。

上記でも名前が出ていましたがゴールドマンサックスは石油のプロでも何でもありません。にも関わらず自分達のチャネルや宣伝力を駆使して大々的に『原油価格高騰』を『宣伝』していました。

これにかられて投資家達(機関投資家含む)がペーパーで大量のロングポジションを保持する様になりました。買いが買いを呼び値段が高騰しました。しかしこの様な状況に陥る以前から(まだ油値が安いうちに)ゴールドマンサックスは大量にペーパーオイルを買っておいて自身で値段を吊り上げるという正に自作自演の猿芝居ってわけです。

まとめますと原油価格高騰の理由は大量資金の流入であり供給は十分である、と同時に現在の原油価格構成が先物市場主導になっていて実際の需給が反映されてない、これが真実です。

実際の需給バランスを反映したら価格は50-60ドル(現在Nymexは90ドル強)辺りが妥当だと考えます。又、投機筋が値段を吊り上げた事からちょっとしたきっかけから暴落が起きないとも言い切れないというのが現状、と理解させて頂いております。

長文失礼致しました☆
2007/12/16 (日) 15:56:11 | URL | Johan #kyBjvhlc[ 編集]
Johanさん、はじめまして!
Johanさん

はじめまして!
長文どうもありがとうございます!
嫌味どころかプロのご意見大歓迎です!
最近、このブログには本職の方が結構来て頂いてすごくありがたいコメント残していただく事があります。
Johanさんみたいな方のコメントいつも嬉しく思います。
コメントのレベルも高度になっていくので楽しいですが、苦労してたりします(笑)。
でも、色々なプロの方がこうやってコメント残して議論していけるのはすごくありがたい事ですよね!

さて、原油についてですが、価格の高騰はもうおっしゃるとおりで、大量のお金が商品市場に流れ込んでいるため、投機的な面が強いのは認識しています。
IEAの予測よりも現在はかなり高いレベルです(IEAの予測も当初$60強でした)。

供給の現状はニュースで見る以上のことは私には分からないのですが、確かにOPECは増産できるのにしていないらしい状況はうかがえます。
アメリカが増産しろって言ってますものね。と言う事は増産出来るって言う事かなとは思ってました。

ご存知でしたら、教えていただけると大変ありがたいのですが、長期的に見ても供給は問題ないのでしょうか?
私の認識は長期的には供給が追いつかないのかなと思っておりまして、それが現在の高騰を演出していると・・・
上のNewsweekの記事は確かにすごい数字で本当かいなと思わざるを得ないものがあります。
原油価格の暴落とまで行くかどうかはちょっと分からないのですが、どこかで調整はあると思います。さすがに行き過ぎですよね。
どんな形で調整するかが興味深いかな。
今のところはゆっくりと下落している感じします。今後、一気に落ちるかどうかですね。

ゴールドマンサックスの自作自演に関してはありそうだなと思います。
彼らはマーケットメークをできる立場ですから。

最後のまとめの部分はとてもいい情報ですね。
実需に関しては今のところ不安は無い状況だと言うのがよく分かります。逆に言うとパニック的な状況にはならないわけで、現在の価格は先物の市場によるものだという事ですね。

暴落が起きると変な影響が出ますので、ゆっくり調整するといいですよね。

是非またコメントください!お待ちしております!
石油関係の仕事している方からのコメントなんてほんと考えてもいなかったので(なかなかいないでしょう)とても嬉しいです。
2007/12/16 (日) 23:16:13 | URL | ランケン #-[ 編集]
レスどうもです☆
管理人様、レスどうもです★

原油に関してですが、一概には言えません。理由として未発掘の油田等が存在する事、新興国の需要がこのまま堅調に伸びていくかわからない事、代替エネルギー技術や省エネがこれからどれ程進んでいくか等の疑問が存在するからです。

特にバイオガソリンやオイルサンドは最近注目されてますね。まあ食物の値段が吊り上るのは迷惑この上ない話ですが…

まあ結局はっきりした数字は実は誰も分からなかったりするんですが、これから20-30年の間で原油が底をを尽きることは無いとだけ断言します☆

話がそれますがランド主要でFXをやらせて頂いてます☆いつも色々勉強させていただいてます★

改めてこれからもよろしくです☆
2007/12/18 (火) 19:43:17 | URL | Johan #-[ 編集]
こちらこそよろしくお願いします
Johanさん

早速の御返事どうもありがとうございます。

なるほど、原油が長期的に供給が足りなくなるかは確かによく分からないかもしれませんね。(埋蔵量もはっきりしませんし、昔から後10年とは言われてましたね)。

20年、30年間、底が尽きる事はないというのはありがたい事です。
投機的な動きで値上がりするのは悩ましいですねー。
逆に言うと、1バレル$100が当面の限界かもしれませんね。
そうなるとどうなるかと・・・。家格が高いのは間違いないので、どういう影響が出るか考えどころですね。まー考えてもあたりゃしませんがそれはそれでよし。

ランド取引されてるんですね。
ランドは原油価格というか商品価格に影響される部分があるので、今後も原油価格のコメントお待ちしています!

こちらこそよろしくお願いします!
2007/12/18 (火) 22:28:56 | URL | ランケン #-[ 編集]
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