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南アフリカ政策金利ステートメント全訳

南アフリカ政策金利ステートメント全文

遅くなりましたが南アフリカの政策金利決定委員会のステートメントの全訳です。


1.イントロ

1.1
世界経済の減速は底を打った兆しが見られるが、回復の速度と程度は不確実性が強い。南アフリカの経済は世界的な回復に対して遅れていることが明らかになっており、今年の第二四半期の国内経済も下落する可能性がある。国内経済は弱い世界経済と国内需要に制約を受け続けるであろう。

1.2
インフレは6月に下落しているが、インフレターゲットの範囲外にまだある。予想としては、インフレターゲット内に落ち着くにはしばらくの時間がかかると見られる。インフレの見通しのリスクとしてはコストプッシュ型であり、これがインフレ上昇への主なリスク要因である。


2.インフレの経過

2.1
消費者物価指数で見た都市におけるインフレ率は2009年5月の8.0%から6月は6.9%へと下落した。インフレの主な要因は食料品、アルコール以外の飲料、住宅価格、光熱費、その他の物品やサービスである。これらがインフレ率を1.6%押し上げている。ガソリン価格は年1リットルあたり17セント上昇し、年率25%の上昇となった。ガソリン価格を除く管理価格は9.1%上昇し電気料金の値上げは28.6%に達した。

2.2
生産者物価指数は5月は3.0%(←マイナス3.0%です、Nekkiさんご指摘ありがとうございました!)で、6月は年率4.1%(←同様にマイナス4.1%です)へと下落した。鉱業や化学製品においてこの傾向は顕著であるが、食料品においては更に緩和されている。また、農産物の価格は年率1.7%のインフレであるが、加工食品は前月の6.2%から5月は3.7%となった。


3.インフレの見通し

3.1
南アフリカ中央銀行職員による最新のインフレ予測は前回の予測とあまり変わらない。しかし、消費者物価指数におけるインフレは緩和傾向を続けると期待され2010年の第二四半期にはターゲットレンジに入ると見る。その後、2010年、2011年にはインフレ率はターゲットレンジの6%以下の状況を続けるであろう。

3.2
これらの予測は民間アナリストとなるロイターのコンセンサス調査を概ね一致している。7月の最新の調査では民間アナリストは2010年第二四半期にインフレターゲットに収まるとしており、2010年は平均5.8%、2011年は5.6%と予測されている。インフレリンク債と通常の政府債の金利差も短期的にも長期的にもインフレターゲットの中に収まる状況である。

3.3
世界経済の見通しは改善が見られる。景気サイクルの底を打ったと言う楽観論は広がり続けているがアナリストの中には回復の強さと維持力に疑いを持つものもいる。また、回復は地域や国によって同じではないと予測されている。IMFの7月のワールドエコノミックアウトルックによると世界の生産量は1.4%2009年下落し2010年に2.5%の回復を示している。先進国経済は0.6%成長し、新興国経済はは2010年に平均4.7%と見られている。現段階では世界のインフレは、多くの先進国で金利を引き下げたにもかかわらずコントロールされている。

3.4
南アフリカ国内経済状況は弱い状況で2009年の第二四半期は第一四半期よりは減速したものの更なる下落を示している。製造業は6月に17.1%の下落6月までの3ヶ月でその前の3ヶ月と比べて3%下落した。製造業の5月における稼働率は78%であり、1年前の84.4%から下がっている。製造業購買マネージャー指数(PMI)は7月に下落し、製造業の困難な状況が続く事を指し示している。しかし、PMIによる6ヶ月先の景気状況は改善を続けている。同様に南アフリカ中央銀行の景気サイクル指数は5月と2ヶ月連続で上昇しており、今年後半回復の可能性を示している。

3.5
家計の消費支出は過去数ヶ月下落を続けている。新車販売数は7月に再度下落した。7月における自動車販売台数6月と比べて4.5%下落している。また自動車輸出台数も月間ベースで12%下落し年率では60.3%の下落となった。小売の売上高も第一四半期と比べて大に四半期は3.6%下落しており、年率は6.7%の下落であった。消費者信頼感指数は若干上昇しているがまだ低調である。

3.6
国内需要の弱い状況は民間への信用供与に反映されている。民間セクターへのローン伸び率は4月に6.3%減少し、6月は2.2%の減少であった。四半期単位では1.8%のマイナス成長が2009年第二四半期に観測されている。住宅の貸しいれは6月は8.2%の伸びと緩和され、分割払いやリースなどのファイナンスやローンもマイナス成長を記録している。これらの下落は一部は銀行の審査が厳しくなった事によるものである。

3.7
国内市場や海外市場の株式価格上昇が一部見られるが、資産価格の下落の影響は国内消費を鈍らせている。年初からヨハネスブルグ株式市場の指数は14%上昇しているが、2008年のレベルより大きく下回っている。いくつかの住宅価格指数は住宅価格が7月も下落しているが、下落のペースは緩やかになってきている。

3.8
ランドの為替レートは比較的動きの強い状況のままであるが、世界的なリスク回避の動きのあった2009年5月以来のレンジになっている。前回の政策金利決定委員会以降の為替レートは対ドルで7.68ランドから8.32ランドであり、年初以来の実効為替レートは13%上昇している。

3.9
上述したように、食料品価格の上昇がインフレ全体の大きな要因となっている。比較的これがしつこい状況が数ヶ月続いていたが生産者物価指数の好ましい傾向に反応するようになってきた。6月の食料品インフレ率は9.8%となり2009年1月の16.1%より大きく下である。

3.10
インフレの見通しで上昇リスクはコストプッシュ型の圧力である。国際的な原油価格は、世界経済の改善の見通しと共に強く上昇傾向が続いている。北海ブレント原油の価格は前回の政策金利決定委員会以降1バレル70ドルを超えている。7月の国内ガソリン価格は21セント下落しているが現在の回復基調では8月も上昇する事を示している。

3.11
その他のコスト上昇要因には管理費の上昇があり、特に電気料金と賃金の上昇である。賃金の上昇はインフレをだんだんと上回ってきた。Andrew Levy Employment誌による、2009年前半の賃金妥結は平均9.7%となっている。2009年の第一四半期における過去4四半期の単位辺りのレイバーコストは11.2%の上昇となった。


4.政策金利スタンス

4.1
政策金利決定委員会はコスト圧力の上昇リスクがあるのは承知しているが、景気の後退のリスクがインフレの見通しが下落するよりも中期的に高まっていると見る。そのため、レポレートを0.5%引き下げ7.0%とする。



以上です。
ふーん、世界経済に比べて南アフリカ国内の景気回復がちょっと遅くなっている事を気にしている感じに見えますかね。
これで、アナリストの予測による最後の一回の金利引き下げは終了した事になります。インフレ率6.9%に対して金利7.0%ですから、実質ゼロ金利。2010年まで6%を割り込まないと予測されていますので、年内の下げ余地はもうなしと言う所でしょうか。
ちょっと驚きでしたが、景気回復の遅れは金利がちょっと高過ぎたと見ているんでしょうかね。


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コメント
この記事へのコメント
素晴らしい全訳ありがとうございます
いつも素晴らしい全訳で本当に参考になります。

ところで、勉強不足にて以下の質問があります。

「生産者物価指数が5月3.0%から6月4.1%へ下落している」となっていますが、これであっているのでしょうか?

また、インフレリンク債が出てきましたが、これは南アのインフレリスクをヘッジする効果をもっているのですか?私は米国のインフレにリンクしているものだと思っていました。

さらに南ア国内の信用供与について4月と6月の減少率が示されていますが、5月は統計を取らなかったのでしょうか?
第2四半期が1.8%という比較的小さな減少になっているということは、5月がプラスになっているような気もするのですが・・・。

ともあれ、南ア中央銀行は、かなり機敏な対応を見せたということで今回の経済危機脱出に成長重視の姿勢を見せてくれました。おそらくWCのような大イベントチャンスを控えてやる気満々になっているのでしょうね。
2009/08/16 (日) 01:26:33 | URL | nekki5149 #-[ 編集]
ご指摘どうもありがとうございます!
Nekkiさん

こんばんは。
ご指摘どうもありがとうございます!

生産者物価指数のご指摘はおっしゃるとおりでマイナス3%からマイナス4.1%へと下落です。
マイナスが抜けていましたので修正させて頂きました。

インフレリンク債は南アフリカのインフレとリンクしてます。
アメリカだけでなく世界中で発行されています。
南アフリカは下に出てますね。南アフリカの郵便局で買えるみたいです(笑)

https://secure.rsaretailbonds.gov.za/documents200773141444Brochure%20-%20Inflation%20Linked%20Retail%20Savings%20Bond.pdf

信用供与のほうは2ヶ月毎の統計を取っているんだと思います。
訳としては間違っていないようです。
私もあんまり信用供与の元データまで見たことないんですけど、政策金利ステートメントには毎回出てきますね。

ご指摘感謝です!
また何か違っていればお知らせいただけますと幸いです。
2009/08/16 (日) 02:45:51 | URL | ランケン #-[ 編集]
もう1点
あ、もう1点。
信用供与の4月と6月は年率です。
1.8%は四半期ベースで訳のままで合っています。
ちょっと比較対象が違うんですね。
2009/08/16 (日) 02:50:03 | URL | ランケン #-[ 編集]
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