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南アフリカに中国2000億円投資計画

南アフリカに中国2000億円投資計画


明日が期末と言う所でバタバタもいい所です。
11時過ぎてから朝までにスケジュール出してとか言わんで欲しい。。。
やってられん。。。
早く言え。。。っていうか言う以前に俺の役割じゃないぞ、それ営業の仕事でしょうみたいな。。。

ブツブツブツ。。。
ま、雇用があると言うのはありがたい事かもしれませんが。。。
夜の11時に電話してきてってのはいかがなものかと。。。

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雇用と言えば、南アフリカのAbsa Capitalが南アフリカにおける雇用の伸びは2013年までないとの予測を発表しました。
残念ながら世界的な景気後退による南アフリカへの投資も冷え込むため雇用の伸びはほぼ今年と来年はないような状況となっています。
今後10年で500万人の雇用創出を南アフリカ政府は打ち出していますが、初年度からもくろみが外れているような状況になりそうです。

一方で、南アフリカへの投資で大きなものがないかと言うと、かなり大きなものもあり、投資を行う国はやっぱり中国です。
中国は25億ドルを南アフリカに投資することにしたと南アフリカ副大統領が発表しています。

中国の狙いは資源のようですが、南アフリカとしては雇用増加のためにただ単純に資源を輸出するだけでなく付加価値のあるもの(要するに製造業など)も輸出をする方向でまとめていきたいようです。
なるほどねぇ、資源系の産業って雇用はあんまり増えないかもしれませんよね。
機械設備の増強ですみそうだもん。

ただ、南アフリカにとっては相応に大きな額だとは思います。
南アフリカのGDPは2700億ドル程度ですので、日本円にして21兆円強と言った所でしょうか。
GDP1%にもならないですが、0.5%は超える感じ。
1件のディールとしてはかなり大きいですよね。

一方でこれだけ大きくなると政治的な意味合いも色々と絡んでくるようで、ダライラマ氏の南アフリカ訪問が影を落としているとされています。
ダライラマ氏は南アフリカのノーベル賞受賞者のDesmond Tutuの80歳の誕生日パーティーに招待されているのですが、中国政府はこれに反対しています。

中国って本当に経済と政治を利用してきますよね。
まぁ、共産党の国だからしょうがないのかもしれませんが、世界で一番強い経済を維持しているので、中国ルールに従わなければいけないと言うのが色々な意味での現実でしょう。
正しいか正しくないかが価値観の相違に依存してしまう場合は、強い方が正しくなってしまうって事かな。

南アフリカなどの新興国を中国がうまく取り入れていくとツライですね。
インドとかブラジルとかロシアは中国にそれほど影響を受けないかもしれませんが、アフリカには中国の影響力は大きそうに思います。
資源争奪戦かなぁ。。。

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南アフリカ中央銀行総裁、リーマン時に似ていると述べる

南アフリカ中央銀行総裁、リーマン時に似ていると述べる


9月も今週一杯ですねぇ。
半期のシメと言う事もあって本業でバタバタしてます。

まぁ、でも本業の方の契約が1つ取れる事になりました。
これで、半年ぐらい生き延びられるかな(笑)
とは言え、リーマンみたいなのが起こると何をしだすか分からないのがランケンの会社のコワイ所(爆)↓
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そのリーマンのようなのが近づいてきているかもしれないと南アフリカ中央銀行総裁のGill Marcus氏が述べています。
同氏はヨーロッパへの輸出を見直してヨーロッパ依存を減らすべきだと述べており、これによりショックを和らげた方がいいとしています。
そんなん、簡単に出来るんだろうかと思わなくはないですが。。。

やはり中央銀行だけあって、先日のランドを含む新興国通貨の暴落に若干ショックを受けたようで、リーマンの破綻時のようだったとその心境を述べています。
また、危機に対処するリーダーシップと政治的意思の欠如が市場の反応になっており、2008年の再来を想起させるとしていますが、2008年のようにもならないのではないかと言ったような話も出ています。

ランドもめちゃくちゃ動いてますが、やっぱり金が戻しましたよね。
おととい金を考えたくなってきたで書いたようにフィボナッチがぴったりと機能してます。
ホラ↓

GoldFibo20110928.jpg


こっから先の次のレベルぐらいはあるようには思うんですけどね。

ヨーロッパも相変わらず何も解決してないので、市場はジタバタしてますが、デフォルトさせる訳にはドイツはいかないと思うんですけどねぇ。
先日のアメリカのデフォルトはまずないだろうと思いましたが、今回はよく分かりません。。。

なんかエラク政治的らしいです。
メルケルさんも大変だわ。。。↓
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バフェットとか南アフリカのトヨタの増産計画とか日本円とか

バフェットとか南アフリカのトヨタの増産計画と日本円とか


ランドの戻りがまずまずですね。
一瞬は1ドル8ランドを越えて下落しましたが、7ランド台に戻ってきました。
現在、1ドル7.85ランドぐらい。

ランド円は10円には戻っていませんが、9円後半でしょうか。
まだ、ヨーロッパが落ち着いた訳ではないと思うので、安心するには早いですが。。。↓
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ただ、今の所スゴイ危機的な感じはしないんですよねぇ。
なんとなくなんですが、暴落してるのは部分的で全部が全部下落している感じがしません。
下はコカコーラの過去5年チャートです。

CocaCola20110927.jpg


CFDステーションに書いたんですが、バフェットが自社株買いしています。
で、バフェットが持ってる株と言えばコカコーラかなってんで調べてみたんです。
全然落ちてない。。。
どうも本格的な危機を感じないです。
少なくともサブプライムみたいな感じはしないです。(まだ。。。)

CFDステーション

昨日大騒ぎの金も一旦落ち着いてますね。
現在1660ドル位かな。
ちょっとだけ上昇って感じ。
落ち着いたもんです。

もう少し様子見だけど一旦止まったんで割り込んでいく感じもしないように思う。
面白い所ですかね。

さて、南アフリカのトヨタ自動車が2020年までに年間22万台の自動車製造をダーバンでする事を目指しているとのニュースが出ていました。
ン主に新興国で生産されているミニバンのInnovaを生産することになるようです。

南アフリカでのトヨタは小さなバンのようなタクシーの製造も手がけるとの事で、今まで日本からの輸入に頼ってた分を南アフリカで製造するとの事です。
後はピックアップトラックもかな。
後ろが荷台になってる奴です。

あぁいうのって大陸向きなんでしょうかねぇ。
アメリカなんかではよく走ってたし、オーストラリアでも見た気がします。
なんとなく天気が良くてDIYが盛んな所で好まれるイメージ。

トヨタのアフリカ製造拡大は円高が大きな要因でしょうね。
日本で製造して南アフリカで売ってたら厳しいのは間違いないでしょうから、日本国内で需要の少なく新興国需要の大きいバンは国内で製造する理由もないんでしょう。

南アフリカで発表された2020年に向けてのキャパシティのフル稼働を目指しています。
南アフリカの雇用を増やすのはいいですが、日本の雇用もなんとかしてほしい所です。

ドルも安いしユーロも安いしじゃ日本円はたまりません。
もう少し政府は気合い入れてもいいんじゃないかと思うんですがねぇ。
ホントに空洞化しますよ。。。

製造業なんて新興国でやるもんだから、先進国の日本でやるのがおかしいなんて論調もありますが、アメリカとかユーロの今の状況見てもそう言えるかなぁ。
特に金融業界の人がそれを言うのは個人的には結構腹立たしい時があります。
ランケンが製造業に長く携わってる偏見と言われるかもしれないですが、製造業捨てるってのは技術捨てるに等しいと分かって言ってるんだろうか。
金融だけで1億人の人口は食わせられないんだぞ。

それを思えば政府ももう少し円安に誘導すべきだと思うな。
欧米が何を言おうが構わないじゃないですか。
ユーロだって救ってやろうなんて話も出てるし、米債腐るほど持ってるし(腐ってるかもしれないけど。。。)

ブラジルが通貨戦争だなんて言ってる時代です。
スイスだってあれだけ介入してるし。
日本の意思を少しは見せて欲しいですね。
肉食の政府を見たい。↓
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金を考えたくなってきた

金を考えたくなってきた


ゴールドの動きがかなり激しいです。
1オンス、一時は1500ドル台の前半まで暴落後、現在は1620ドル位でしょうかね。
今月の初旬ぐらいの高値が1900ドル超えてましたから、20%下落な感じです。

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この3日間で約10%下落したそうですが、1983年以来最大の下げでなんと28年ぶりとの事です。
安全資産が、こんなに動いていいのかなぁ。。。
どう見ても今の金はリスク資産だと思う。。。
株と一緒に下げてるんだもん。
しかも株以上に下げてるし。

先日のコモディティフェスティバルで金で有名な豊島さんは超強気で今買わなくていつ買うんだなんておっしゃってましたが、うーん。。。
正直個人的には今の金は勧めない。。。

ずっと言ってますし、Twitterでもバブルっぽいなぁなんて書いてますが、余りにも動きが激しすぎます。
これじゃ、原油やるのと変わらない。
とても初心者の方に金なんて勧められません。

ただ、チャート的には相当面白い形になってきたのはあります。
土曜日にランケンスクールでも1500ドル位になったら面白いねなんて言ってたんですが、もうその辺に来ちゃいました。(どのクラスで言ってたっけ。。。イントロクラスだったかな。。。3コマ目かな???)
しかも思いっきりヒゲを出してますから、慣れた人はきっちり損切り入れてやるなら取れる可能性結構あるんじゃないかな。

半年ぐらいのチャート
Gold20110926.jpg


2007年ぐらいからのチャート

Gold20110926Longchart.jpg


下落リスクは、やっぱり世界の経済状況でしょうね。
1500ドル割れたら1200ドルとか1000ドルまで下落するなんて予想もどっかで見ました。
これだけボラが大きいと短期で大きく狙うしかないんだろうなぁなんてランケンも思います。

まだ、しばらく値動きが大きいと思いますよ。
実需の買いはタイなんかからも入ってるそうですが、こんなに投機的な動きしてる時に実需をアテにするのもどうかなぁって感じします。

鉄火場が好きな方はどーぞ。(ランケンの師匠が喜びそうだ。。。)
フィボナッチあたりが機能しそうではある。

フィボナッチと言えば、ランケンのお友達のナナコママさんと元シティバンクのディーラーの西原さんと専業トレーダーのバカラ村さんが10月15日にジョー・ディナポリのセミナーやるそうです。
ジョーディナポリなんてランケンは知らなかったですが、フィボナッチの得意な人みたいです。

で、そのディナポリのセミナーが16日に単独でやるらしくこれが10万円!!!
ななこさんセミナーは10万円近くするセミナーを3000円弱だそうです。(ディナポリの時間がだいぶ少ないからかな)



ジョーディナポリと西原さんとゼロさんとバカラ村さんのセミナー
開催日時 2011年10月15日(土) 12:00~18:30(受付11:30)


題名など





ちなみに16日のお高いセミナー(10万円弱)は下。
気合の入った人はどーぞ。

開催日時 2011年10月16日(日) 12:00~18:30(受付11:30)

こっちは16日に飛びます。

題名など



もし、ご興味があればどーぞ。
15日は安いのでランケンも検討中です。



応援よろしくお願いします!

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南アフリカ中央銀行金融政策決定委員会のステートメント全訳

南アフリカ中央銀行金融政策決定委員会のステートメント全訳


昨日はランケンスクールでした。
無料のイントロクラスに5名が来て頂けてうれしかったです!
少しずつですが、色々な人に何回も会えるってのはいいですよね。
参加頂いた皆様どうもありがとうございました!↓
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スクールの方は、12月開講の危機編のコンテンツを作ったり、スケジュール考えたり、サイトの準備したり、チラシ作ったりで結構大変だったりします。。。
何人かの方にWebやらないんですかって質問も頂いていますが、Webも始めようとしています。
ランケンもサラリーマンですので週末やら帰宅後にそういうのやってるので時間が結構なく、スタッフのQちゃんも他の事と同時進行ですので、二人でなんとか一人分ぐらいの感じでバタバタしてます。

もう完全に普通の仕事のプロジェクトと同じで、スクール運営のマスタースケジュール作ってバナー出来てないぞぉとか資料作成が遅れてるぞぉとかなんとか言いながらやってます(笑)
でも、なんか知らんが妙に楽しい。
やる事なす事初めての事ばかりですが、ベンチャーなんてまさにこんなもんだろうなって感じのノリでやってます。

2,3日前にFPの山中さんのご紹介しましたが、山中さんにランケンは今回も絶好調でしたよって彼女のブログコメントに書かれました(獏)。
絶好調ってなつかしい響きですよね。


FP山中さんのブログ


さて、南アフリカの政策金利が22日に発表になっており、政策金利は5.5%に維持されました。
台風やらイベントやらなんやらで追いついてなかったです。
3連休でリカバリーしなくては。。。

下は、南アフリカ中央銀行金融政策決定委員会のステートメント全訳です。
例によって、最後にランケンの注目やら勝手なる解釈やらを書きます。


******* 南アフリカ中央銀行金融政策決定委員会のステートメント全訳 ********

前回の金融政策決定委員会以来、グローバル及び国内の成長に対する見通しは下方向へのリスクが増加してきた。
先進国のいくつかの国の経済は金融市場の混乱に対して弱まっており、それらの多くはヨーロッパの債務危機が未解決な事により生じている。
新興市場の経済成長は先進国経済の成長を上回り続ける事が予想されているものの、これらの経済もこの厳しい環境の中で無傷ではなさそうである。
リスク回避の動きの高まりは資金の流れの脆弱性を世界的に増しており、よりリスクの高いと見られている新興市場からの逃避となった。
これらは国内の資本と外国為替市場にたいして影響を与えている。

最近のデータは脆弱性とマバラな国内経済の回復を確認できており、好ましくない指数は南アフリカ中央銀行の経済見通しの下方修正と一致している。
同時に多くの外的な要素が国内インフレ率の上昇圧力を続けている。
この成長の減少とインフレの増加の組み合わせは金融政策の将来に対してのチャレンジとなっており、多くの新興市場で経験している特性である。

都市で計測されたCPIインフレ率の年率は2011年8月は5.3%で変わらなかった。
食料品、住居光熱費、交通費のカテゴリーは8月の結果のうち3.7%をしめる。
食料品価格のインフレは7月の7.5%から7.3%へと下がったが向こう数ヶ月は更に上昇すると見られる。
ガソリン価格を除く管理費用のインフレは7月の9.3%から8.8%に8月は下落した。
基礎となるインフレのトレンドは食料品とガソリン価格、電気価格を除いたCPIであれば比較的抑制されており、7月の3.9%から8月の3.8%へと下落した。

生産者物価指数は年率では強い上昇トレンドとなっており、6月・7月は7.4%と8.9%と各々なっている。鉱物、電気、燃料と炭素製品、のカテゴリーにおける価格上昇はPPIの結果に寄与している。
しかし、化学製品やその他の製造業も大きく寄与している。
食料品価格も高いトレンドが続いており、農作物の価格は6月に5.1%7月に6.2%となった。
一方で加工食品の価格は5.9%と6.3%となっている。

南アフリカ中央銀行のインフレ予測は前回の金融政策決定委員会以来あまり変わっていない。
インフレ率はまだ2011年の第四四半期においてターゲットレンジの上側の限界にわずかに上回ると予想されていて、2012年ピーク時においては6.2%になると思われる。
その後、第二四半期にはターゲット内に入ってくるであろう。
インフレは徐々にその後は下がってくると思われ、2013年の第四四半期には5.5%を記録すると予測する。
南アフリカ中央銀行の予測のコアインフレ率(食料品とガソリン価格及び電気価格を除く)は徐々に上昇トレンドを示しており約5.1%を2013年の第二四半期と第三四半期にピークとなると思われる。

Bureau for Economic Researchによる第三四半期の調査を反映したインフレ予測は平均で2013年の終わりまでインフレのターゲット内に残るとされている。
インフレは2011年の平均は5.5%、2012年と2013年は5.9%である。
これは、3年間とも若干の上方修正となる。
金融アナリストと組合の予測も予想期間内においてはターゲットレンジ内に収まると見ている一方で、経済界からは今後2年で若干インフレターゲットを上回るとの見方がある。

ロイター調査の金融アナリストのインフレ予測は比較的安定しており、ターゲットレンジ上限にとどまると見ている。
調査によるとインフレは2012年は5.6%で2013年は5.8%と予想されている。

先進国の成長は弱いままである。
短期的には更に弱まる予測があるが、これらの国が不景気とみなすかどうかはまだ不透明である。
IMFは直近のWorld Economic Outlookにおいて、USの成長予測を2011年は1%、2012年は0.9%切り下げ各々1.5%と1.8%とした。
ユーロ圏の成長は1.6%と1.1%へと下方修正した。
リスクは下方向と見られる。

景気減速はユーロ圏の債務危機の悪化を背景に来たものであり、ユーロ各国の合意が信用できて機能するソリューションであるという能力が欠けている。
懸念はまたヨーロッパの銀行セクターに広まっており、特にヨーロッパの周辺国へのエクスポージャーによるものである。
その結果、フランスやイタリアの多くの銀行の格下げにつながっている。
アメリカ経済の伸びはまた住宅市場と弱さの継続に影響されており、財政再建の政治的な負合意もある。

新興市場はまだ先進国経済の伸びよりも速い状況であると予測されている。
しかし、先進国の不景気や景気減速の可能性による感染する脆弱性が残っている。
現在の2つの世界経済のスピードで表されるように、インフレトレンドは新興国で高く、主に食料とエネルギー価格によるものである。

過去2年間、極端に低い金利状況が先進国経済であり、これは甚大なる新興市場への資本流出となった。
そして、その結果は為替レートや資産価格に結びついている。
しかし、資金の流れのパターンはスムーズではない。
グローバルな混乱の中で資金回避の中ではこれらの流れが安全資産へと逆流する傾向がある。
リスク回避は最近のアメリカやヨーロッパのイベントが南アフリカを含む新興市場へ流れ込むボラティリティの高い程度となっている。

今年の年初以来、非住居者は株式のネット売りに転じており、169億ランド売りこし、債券はネット買いで443億ランドとなっている。
しかし、9月の初め以来、非居住者の債券と株式のネット売りで各々46億ランドと76億ランドとなっている。

これらの最近の流出はリスク回避の増加と一緒でヨハネスブルグ株価指数、国内の債券利回りとランドの為替レートのボラタリティの高さにも現れている。
前回の金融政策決定委員会以来、ランドはUSドルに対して6.68ランドから8.33ランドまでの範囲で動いており、15.6%ドルに対して減価し、ユーロに対しては11%、貿易加重ベースでは12.7%減価となっている。
今年の年初以来ランドは対ドルで18.6%下落した。

ランドの下落はインフレの見通しに対して上方リスクの可能性があるが、リスクの程度は下落トレンドの継続性と程度による。
これは、世界のリスク回避の深さと期間にも影響を受けるであろう。
ランドは世界のリスクの見方によって変化する傾向が他の新興国より強くある。
現時点で金融政策決定委員会は緩和すると言うよりはインフレの見通しが悪化すると考えている。

国内の経済成長は残念な状況であり、生産ギャップは3%に2011年第三四半期は広がっており、GDPの伸びは1.3%であった。
これは第一四半期の4.5%の後である。
弟一次産業も二次産業も第二四半期には下落している一方で3次的産業は若干だけ伸びた。
工業活動は第三四半期も続いており、減速の結果であった。
また、これは比較的第三四半期予測にも重くのしかかっている。

最近の指数結果は大きく動いており、非常に好ましくない。
鉱山製品は年率のレートで7月は5.1%で月間ベースでは4.3%も減少している。
製造業の再占領は月間でも年率でも6%下落しており、PMIの7月の44.2ポイントへの減少を裏付けた。
8月はゆるやかに回復し46.7ポイントであったがそれでも50ポイントの中立レベルを下回っていて、製造セクターの更なる下落を示唆している。
建設セクターはFNB建設信用指数もFNB土木指数も非常に低いままである。
第三四半期は更なる建設計画の下落があった。

全般的な景気信頼感指数は二四半期連続で下落し39ポイントと中立の50ポイントの大きく下である。
中央銀行は2011年の成長予測を3.7%から3.2%へと下方修正し2012年は3.9%から3.6%へと下落した。
2013年の予測は4.4%のまま変更しない。
低い予測は第二四半期の予想より低い指数の結果であり、グローバルな成長の前提の下方修正によるものでもある。
この結果のリスクは下方にあると見られている。

低成長の軌跡は雇用創出の面では厳しく、比較的良い状況ではない。
南アフリカ統計局によると、非農業部門の正式なセクターの雇用は0.1%増加し2011年台に四半期は5701人増えて0.1%増加となった。
ただし、結果は公的部門における一時的な雇用契約の停止に関する現象に影響されている。

国内生産の緩和と同じように実質の国内支出の伸びは2011年第一四半期の7.9%の伸びから下落して、第二四半期は1.3%となっている。
ポジティブな状況は固定資産形成の更なる加速であり、第一四半期における2.7%から4.0%へと伸びている。
それにもかかわらず、国内の固定資産形成のGDPに対する割合は18.9%であり、2008年の第四四半期の24.6%のピークよりもはるかに下である。

家計の消費支出は今日まで成長の主なドライバーであるが、2011年の第二四半期は消費支出の伸びは年率3.8%であった。
第一四半期は5.2%であった。
実質の小売売り上げは年率で7月は2.8%の伸びであるが、7月までの3ヶ月では0.7%下落した。
自動車の販売の伸びはまだポジティブであるが下落している。
消費のパターンはある程度はワールドカップのベースエフェクトが高い事により歪んでいるが8月はより鮮明な絵が見られるはずである。
RMB/BERの消費者信頼感指数は2四半期連続で下落しており、見通しの脆弱性の下敷きになっている。
今後も消費支出はある程度は信用拡大の伸びが低い事により抑制され、家計のデレバレッジングの継続もあるであろう。
家計の可処分所得に対する債務割合は2008年の第二四半期の82%から2011年の第二四半期は75.9%へと更なる下落をしている。
トータルのローンや割賦販売の伸びは12ヶ月で約6%前後を動いている。
住宅ローンはローンの中でも最大であるが、年率で2.9%で伸びていて、これは国内の資産市場の回復の減速ペースと同じである。
信用拡大の主な伸びのドライバーはその他のローンや割賦販売であり特に第一次の企業セクターの借金を反映している。
このカテゴリーは7月までの1年間で約15%伸びている。

名目賃金妥結はある程度は抑制されてきており、初期の要求の高いものの多くより低くなってきている。
にもかかわらず、賃金上昇はインフレターゲットレンジをはるかに上回る。

インフレ見通しの主な上方リスクは管理価格とその他の要素から来る事が続く。
前回の金融政策決定委員会以来、ブレント原油価格は104ドルから118ドルの範囲で動いている。
原油価格の見通しは部分的には世界の成長により、特に中国の減速に影響される。
最近のUSドルに対するランドの下落の10月のガソリン価格の更なる増加に寄与するであろう。

食料品価格はまたしばらくの間は上昇モメンタムのある状況が続くと考えられる。
主な世界の食料品価格指数は比較的安定的であるが高いレベルで過去2ヶ月は推移している。
しかし、小麦とトウモロコシの国際価格は大きく上昇しており、国内価格に影響している。
これらの上昇はランドの下落にも影響を受けている。
例えば国内のトウモロコシ価格は過去1年間で70%以上増加しているが先物価格は中期的には下落を見込んでいる。

MPCはインフレ圧力は主にコストプッシュのものと見ており、現時点で大きな二次的な影響はこれらの増加からは見られない。
インフレのトレンドが上昇の傾向である限り、ヘッドラインのインフレ率もコアインフレ率の予測もインフレターゲットの遵守を継続できると見る。
需要サイドの圧力は抑制されたままであり、短期的から中期的なものである。
インフレ予測はまた比較的抑えられたものとなることがはっきりしてきた。

しかし、MPCのインフレリスク見通しの評価はある程度変化がある。
ランドの最近のボラタリティがインフレ見通しに悪く影響している。
ランドは2011年の初頭の高いレベルに戻らないかもしれないが、MPCは最近のボラタリティは短期的なものと見ていて、世界のリスク回避の予測のつかないものに影響されていると思われる。
下方リスクは世界成長のリスクから来ると見られ、その結果としての国内経済である。
全般的にインフレリスクの見通しは微妙なバランスである。
MPCは今後もインフレに対するリスクプロファイルの評価を続けこれらの要因がインフレターゲットを継続的に上回るかどうかを中止する。

以上から、MPCはレポレートを変化させず当面の間は5.5%とする。
しかし、MPCは現在の世界の混乱が国内経済の見通しに影響する可能性を懸念しており、必要があれば適切に行動する。


******* 訳、終わり ********


と言う事で、平たく言うとランドが下落して輸入品の価格が上昇しちゃうんでインフレが心配だねってメッセージです。(すっごい平たい。。。)
全般的には景気のいい数字はほとんどないですかね。
固定資本形成にかかわる所ぐらいかな。
まぁ、これはいい事でしょう。

ランドは一時的に現在は下がってるとの見方が出されていますが、その通りだなと思いました。
市場がだいぶ混乱していますので、南アフリカみたいな新興国がそれに影響を受けない訳がなく、当然下落しますね。
そんなにメチャクチャ下がらないだろうとは思ってますが、2,3日前は想像以上に下落してましたし、お金がジャブジャブに市場に流れている面もあり、ボラが大きく出てるんじゃないかと思います。
実際、金曜日の戻りも結構大きかったですね。

元を考えると世界経済の減速でしょうし、それに拍車をかけてるのがヨーロッパ。
まぁ、この辺も当たり前と言った所なんでしょう。

南アフリカのインフレ状況は中央銀行やその他の民間アナリストもそんなに悪くならないとみてはいるようですが、バンカメあたりは違う予測も出していますので、また後日書きます。

あぁ、3連休終わってしまった。。。

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トレード診断

トレード診断


今日はコモディティフェスティバルに参加するので、ちょっと早めに出します。
大橋ひろ子女王様から直々に来るように言われて、ムチで叩かれたような気分になり、行かざるを得ない。。。
コモディティの有名人がいっぱい集まってるので、楽しみです!
と言う所で、ちょっともう少ししたら出かけないと行けないので雑談で。

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最近は動きが大きいですが、他の人がどうやってトレードしてるかとかって気になりませんか?
もちろん、トレンドラインやら平均線やらって見てらっしゃると思うんですが、個々の取引よりも全体としてのトレードの仕方ってどうよってなかなか見えませんよね。

で、ランケンのお知り合いから運用診断の紹介を受けましてためしにやってみました。
下はランケンの先々週の金曜日のトレードを診断してもらった結果です。

運用診断1

運用診断2

運用診断3


運用診断4



全体としてのバランスを見てくれます。
たまたまスキャルの結果を送ったんですが、スキャルじゃなくても診断してくれます。
ただ、トレード結果を10個以上は送らないといけないみたいですが。。。

21000円を100名限定で3000円でやってくれてます。
ご興味のある方はどうぞ。

FX投資運用診断



さぁ、コモディティフェスティバルだ!
絶対におじさんばっかりだと思うなぁ。
内容も濃そうだけど、見た感じも濃そう。。。

女性率ゼロじゃないかと。(大橋女王が一人ハーレムのトップとして君臨してる姿が目に浮かぶ)
ランケンスクールでもお話しますねぇ。

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市場大荒れ

市場大荒れ


ランドがまた下がってますねぇ。
台風でそれどころじゃなかったかもしれませんが、ランケンも予想を超えた下落でちょっとびっくりしてます。
現在1ドル8.27ランドと数日前に書いた8ランドをあっさりと越えています。↓
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先日も書きましたが新興国からお金が逃げており、アメリカの債券が買われてって言う嫌な状況がそのまま継続している感じです。
売りならともかく買いで新興国や資源国はやりにくい局面です。

市場の弱さはユーロなんかが売られてるのでも分かるんですが、なんかドルだけが上がってるような状況です。
株価も下がってますので、かなりリスク回避な相場。
ただ、株価の下げはまだ本格的じゃない感じがしますね。
こないだ株のほうは一相場やって、その時に資源通貨あんまり下げないなぁなんて思ってましたが、今頃下げてくるんだ。
どーも中途半端な。。。

しっかし、ランド下げすぎじゃないかなぁ。。。
あんまり突っ込んでいくのはやらないんですが、2週間程度で1ドル7ランド台を越えるかなぁ。。。
ZAR/AUDのロングとか考えたくなる(ちょー天邪鬼。。。しかもかなり逆張り。。。決してオススメしません。。。)

今週の火曜日にエネルギー溜めてるなんて書いたFTSEは今日大幅安です。
下落幅は今年最大クラスじゃないかなぁ。
下の方向になりましたね。

FTSE10020110922.jpg


世界の株価も平均下落が4%となってますから相当な下げです。
オプションはあがりーの(笑)

ギリシャの破綻はもうある程度既定路線ですが、その先の大物がどうかなって感じになってきましたね。
スペイン。。。
こっちが本丸でしょうか。
火が点きそう。。。

さて、ギリシャはついに年金に手を付け始めましたね。
ギリシャの年金支給額20%カットだそうです。
所得税の最低課税額も引き下げられ、いよいよギリシャ人へのダメージが厳しくなってきました。

ずーっと書いてますけど、ほんっとに日本もヒトゴトじゃない。。。
先進国の財政破綻がこんなにも身近になってきた事がコワイ。
そこそこの新興国より先進国の破綻の方がはるかに近そうです。

しっかし、年金って誰が所有してるんでしょうね。。。
所有権は自分にないんだなぁ。。。
政府なんだろうな。。。
事実上、税金になってるんだからもう解散してくれって思う。

年金が人質に取られてる気がしてしょうがない。
20年でしたっけ?支給対象になるの。
支給されても微々たるものかもしれないし。。。年齢もいくつでもらえるかも分からんし。。。
ほとんど詐欺ですな。。。(政府なんていつだって搾取してるんですよね)

ランケンなんて控除の半分ぐらい持ってかれてるんじゃなかろうか。。。
もう自分で運用するからほっておいてよってマジで思う。
なんで借金だらけの財政管理できないだらしない国にありがたく運用してもらわないといけないんだろう。。。

優秀なFPさんにでも相談するか。。。

お友達のFPさん(ランケンスクールの受講生さんです。お友達なんて失礼かもしれないけど。。。)


1年目は1万円で、何回でも相談に乗ってくれるんですって。(違ったかな。。。なんか結構安かった記憶があるんですが。。。詳細は聞いてみてください)
写真のように、とってもいい人なのでランケンにだまされたって苦情も聞いてくれると思います(爆)
きっと、ランケンの悪口もつきあってくれますよ。

明後日はランケンの経済英語スクールです。
なんか、かっこいいバナーも出来てきた。(Qちゃん、遅いけど頑張ってくれた。残りも早くあげてね)
土曜日の3時からは無料クラスもやるので、お時間のある方は是非お越しください!

100_100.jpg


応援よろしくお願いします!

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南アフリカのインフレとBRICSのユーロ見放し

南アフリカのインフレとBRICSのユーロ見放し


台風、スゴイですね。
丸ビルにいたんですが、天井がギシギシ鳴ってました。
免震構造だか耐震構造だかで建物が揺れる構造になってるんで、ビルが動いてたんでしょうね。
あんまり怖くなかったですが、スゴイ話だ。。。

皆様、お怪我などなかったでしょうか。
これから、台風が来る東北地方などはご注意ください。
風が相当強いので家から出ないほうがいいと思います。↓
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さて、南アフリカのインフレ率が発表になっており、8月は7月と変わらず年率5.3%となりました。
ロイターのエコノミスト予測は5.5%となっており、インフレ単独の観点では良い結果と言えるでしょう。
ただ、消費者の需要が非常に低い事の裏返しでもあり、景気の面から見ると必ずしもいい事とも言えないのですが、まぁどの道南アフリカの家計の債務の観点ではそこまで需要が強いのもまずいので、いいんじゃないって感じでしょうか。(個人的な感覚。。。ちゃんとしたエコノミストは違うかも。。。)

インフレが悪化しなかったので、南アフリカ中央銀行としては引き上げを行う可能性は小さくなりました。
次回は据え置きの公算が高そうです。

また、インフレの結果を受けてランドも上昇しており、1ドル7.8220から7.7950になっています。
世界的にインフレがやや落ち着いてきていますが、南アフリカにも現れていますね。
株価も下がってるし、景気後退色が強く出てきたって所じゃないでしょうか。

おっと、南アフリカの世界トップクラスのビール会社SABMillerがオーストラリアのビール会社Foster'sを買収なんて話がFinancial Timesで速報で流れてます。
やるなぁ。
その内、サッポロあたりも飲み込まれるんじゃないの?(相手にされないのも痛いですが。。。)

SAB Millerの記事


さて、BRICSの各国は先週欧州問題で協議する旨をランケンでもお伝えしましたが、やっぱり助けられないねって感じになったみたいです。
南アフリカは先週の時点でかなりやる気のない感じが出まくってましたが、ブラジル財務大臣もやる気のない旨を表明(笑)
ユーロはユーロでやるべき事がまだあるはずなので、まずは自分たちでなんとかしなさいと言っています。

先進国が新興国にこういう事を言われる時代になった訳ですよ。。。
一応、BRICS全部で、先週相談したはずなのでBRICSの総意と言った所でしょう。
個別に中国あたりは支援するかもですが、中国の言う事もイマイチ信用できない気も。。。
BRICSに見放されたユーロってのもいかがなものかって気がしますよね。

ドイツが身を投げ出さないと、なかなか他の国の支援は得られないかもしれません。
ドイツの気合い次第かな?

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ランド1ドル8ランド予測とか市場とか

ランド1ドル8ランド予測とか市場とか


ランドが弱いですね。
全体的に市場がかなり弱気になってきています。↓
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特にアメリカの債券が買われて、イタリアの債券などは売られており利回り過去最高となっており、新興国もその流れで売られている状況です。
アメリカの債券が買われて新興国が売られてって、嫌な状況ですよね。
現状は株価もちょっと上げてるようですが、ギリシャが破綻するかIMFが救済するかって言う状況までは全体としてリスクオフの相場になるような気がします。

ユーロの戻り売りよりは株価指数の戻り売りの方が賢明だと思うなぁ。
今月一杯は株価はレンジなんじゃないかと思うんですがね。
ただ、こういうエネルギーが凝縮されている時って上がるのもかなり速いので、ブレークに付いてくのが一番確実な気がします。

思いっきり踏みあげられる時ってこういう時もありますね。
皆が下向きに考えてる所で、妙にいいニュースが出ちゃうとかね。
下はFTSE100の日付のチャートですが、暴落した後で結構反発するかと思いきやあんまり上がらずペナントに見えます。


FTSE10020110920.jpg
FTSE100日足


下がる確率の方が高いと思うんですが、どっちにしてもかなり動くんじゃないかと考えてます。
オプションでも買っておこうかな。

ランドの方は、来週の半ばに1ドル8ランドをつけると南アフリカのRand Merchant Bankは述べています。
ドル円が変わらなければ、9円50銭ぐらいでしょうか。
ランドが弱まるとややインフレのほうに懸念が出てきそうですが、そこまで景気がいい訳でもないですので、コントロール不能と言う状況にはならないでしょう。

エネルギーが溜まってきてる感じはしますので、これから面白いかな。
金融当局やIMFは市場を抑えられるか。
ちょっと楽しみです。↓
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ランド下落とかギリシャの破綻目前とか

ランド下落とかギリシャの破綻目前とか


3連休ってやっぱりいいですねぇ。
ランケンも金曜日のWebセミナーから始まって、土曜日は友人の誕生日会に行ったりして、遊びも仕事もとばかりにがっつり動いてましたが、3連休のお陰で今日はまぁまぁ休めました。
とは言え、色々とやるべき事も多くって感じですが。。。

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さて、ランドが下落してますね。
10円割れしそうです。
対ドルのチャート見ても高値圏のレンジを抜けて下落してます。
ちょうど1週間前に、下向きに見ておいた方がいいかもしれないなんて書きましたけど、まぁしょうがねーべぇとか思ってしまいます。

下のチャートはUSDZARの2009年9月からの2年ぐらいのチャートです。
長期で見ると1ドル8ランド位までが1つの目安な感じはするんですけどね。
ギリシャ次第かなぁ。

USDZAR20110919.jpg


そのギリシャですが、いよいよデフォルトが間近になってきたかって感じになっています。
ギリシャの高官は9月一杯はお金が回りそうだが、10月の10日位には底を付く可能性があると見積もっているそうです。
10月までは持つって言う話がありましたが、10月の初旬ですね。

ギリシャのパパンデロウ首相はアメリカに行く予定でしたが、今週は危機的な状況としてあきらめたようです。
更なる財政強化の施策を土日もなく検討しているそうですが、もう時間はなさそう。。。

後は、IMFやらユーロ圏などからの融資が出てくるかどうかって所でしょう。
ギリシャ国内のお金はほとんどないので、外部頼みですよね。
元々、ギリシャ自体の競争力の話であり、今のユーロのレートでは外の人だってダメだと思ってる訳ですから、デフォルトは時間の問題かなぁと。

可哀想なのはギリシャ国民ですかね。
怠惰だとかなんとか言われてますが、間違った経済政策を取ってしまったがための悲劇で、来月の公務員の給料は出てこないかもしれません。

数年前から書いてますけど、日本の公務員だってヒトゴトじゃないですからね。
野田総理が公務員の人件費削減って言ってますが、早めにやっておいた方がいいように思います。
公務員の皆様のためにもです。

税金の引き上げによる民間からの政府へのお金移転だけではダメなので、やっぱり公的部門からの支出削減も一緒にないといけない。
雇用を取るか給料を取るかって言ったら雇用を取る方がいいでしょうし。

脅すわけじゃないですが、もう公務員も安泰な職業ではないかもですね。
政府が破綻しなくても、給料の引き下げやらなんやらは確実に進むと言うのが債務の多い先進国の世界的な流れになってくるんじゃないでしょうか。
政府が維持できるのと、公務員の雇用が維持されるのは別の次元かもしれないのはギリシャが語っています。

自分に投資するのがなんのかんの言ってもベストかなぁっていっつも思いますね。
つぶしが利かない仕事って後で困る気がしてしょうがない。

ちなみに一番つぶしが効かない職業ってトレーダーだと思ってます(笑)。
あれ、野球選手と同じで、30年食っていこうと思うと相当大変じゃないかと。。。
毎年プラス維持でしょう?しかも数百万円単位で。
賭けるお金も結構ないと厳しいと思うなぁ。

ランケンは結局それをやる勇気がなかったりするだけなんですけどね。。。
他で稼げた方がいいに決まってるもん。
ランケンは色々やり過ぎってウワサもあるんですが。。。
それでもダメなら海外に稼ぎにいこ。↓
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ドルの流動性供給とは?

ドルの流動性供給とは?


昨日のWebセミナーは緊張しましたぁ。
なんか声が震えたもん。
5年ぶりでした。

それでもランケンのセミナーに100人以上の方が出席いただけました!
どうもありがとうございました!
また、感想などお聞かせください!

Qちゃんも誕生日おめでとー!!!

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さて、読者の方から、下のような質問を頂きました。


「ドル流動性供給とはどういう事を言うのでしょうか?」


すっごい本質的なご質問だと思います。
ランケンにこれ聞くかぁ?って思いました(笑)。

かなり控えめな方のようで、「馬鹿な私に教えてください。」との事ですが、とんでもないです。
そもそも、こんな非常事態じゃないと起こらない事なので、分からない方が普通でしょう。
ランケンだって最初見た時はなんのこっちゃって思いました(笑)。

こういうのが英語分からないと分かりにくいんですよねぇ。
ランケンも金融機関勤務の経験は一度もないのですが、恐らく多くの皆様がなんのこっちゃと思ってらっしゃると思いますので、分かる範囲で説明します。

せっかくなので、ランケンの経済英語スクール風にやってみましょうか。
下は昨日のWall Street Journalの一文です。
ちょっと難しいですが、読んでみてください。


European banks have lost access to more than $700 billion in U.S.-dollar funding - short-term IOUs and interbank loans - over the past year from U.S. money-market funds and others worried about exposure to Greece and other troubled European economies, according to J.P. Morgan Chase & Co. and CreditSights research.

That has forced the banks to curtail dollar-denominated lending and find dollars far afield, such as in the Middle East.

European banks need the U.S. currency to fund loans they have extended to U.S. companies and consumers. European banks also need dollars to repay past borrowings they made in dollars, such as loans from U.S. money-market funds.


分かりましたか?
英語の苦手な方にはちょっとハードル高いとは思います。
簡単に訳します。(厳密ではないですが、まぁだいたいの訳でいいんですよ。言葉なんてかっこよい必要はなくて分かればいいのってマジメに思う。)

******以下、訳******

「ヨーロッパの銀行は7000億ドル以上のUSドルの短期資金IOUとインターバンクローンをマネーマーケットファンドから過去一年で失った。そして、その他の銀行はギリシャへのエクスポージャーやその他のヨーロッパ経済の問題について心配しているとJ.P. Morgan Chase & Co. と CreditSightsのリサーチは述べている。
これにより、ヨーロッパの銀行のドル建ての貸付を切り詰めており、遠く離れた中東などでドルを調達せざるを得ない状況になっている。

ヨーロッパの現行はアメリカの通貨を必要としていて、これは彼らのアメリカの会社や消費者に貸付を拡大した事によるものである。
また、ヨーロッパの銀行は過去にドル建てで借りたお金(アメリカのMMF市場など)をドルで返す必要もある。」

******訳、終わり******



ECBは下のようにも言っています。

The new dollar tenders, under which banks will be able to bid for unlimited funds, will have a maturity of approximately three months covering the end of the year, the ECB said. They will be conducted in addition to the bank's regular funding operations. The tender dates will be Oct. 12, Nov. 9 and Dec. 7, the ECB said.


******以下、訳******

「新しいドルの提供の元では、銀行は無制限の融資を依頼でき、これは約3ヶ月満期で年末までのカバーとなる。
これらのドル提供は銀行の通常のファンディングオペレーションに加えて行われる。」

******訳、終わり******



さて、上の英語でだいたい分かる人は、それなりに経済リテラシーがある方だと思います。
金融機関の方なら分かるかもしれませんが、普段から英語で経済を読んでらっしゃらない方には簡単には分からないんじゃないかなぁと。

ランケンのやや怪しげな経済リテラシーで上のを説明すると下になります。


ヨーロッパの銀行はドル建てでアメリカの銀行や消費者にお金を貸しています。(これは書いてありますよね、こっから以下はリテラシー込みの説明)
で、そのお金をヨーロッパの銀行はどっから借りているかって言うと、自国通貨でない以上は、よその誰かから借りてくる必要があります。
誰が貸してるかって言うと、アメリカだけじゃなくて中東のお金持ちなんかもドルを持ってるから貸すことが出来る訳です。

通常の状況であれば、銀行間(インターバンク)における短期資金の貸し借りで、ドルが欲しいって言えばすぐにどっかの銀行が貸してやるって言ってもらえるはず。(銀行は信用が十分高いため)。
別に最後の貸し手と言われる中央銀行がドルを貸す必要はない。

ところが、今はギリシャの債券が暴落するなど、銀行にも破綻懸念があるので、いつどこが破綻するか分からない。
破綻した銀行に貸し付けたお金は返ってこない可能性があるため、どの銀行もお互いに疑心暗鬼になって、貸付が滞る。

特にヨーロッパの銀行は段々とドルを借りれなくなってきており、資金繰りがやばくなってきてる。
本当はそんなに心配する必要がないかもしれないんですが、懸念があるだけでお金の巡りは非常に悪くなります。

特に銀行なんかが潰れた日には、また金融危機になっちゃう可能性があって、悪いスパイラルに陥る。
なので、各国の中央銀行はこれを阻止したいんですが、簡単に言えば、懸念だけでも取り払ってやればいい。
それで、中央銀行が短期のお金を無制限に貸してあげますよ、これは年内一杯はできますって宣言したんです。

そしたら、毎日自転車操業でもなんでもして、年内は乗り切れるじゃないですか。
借りては返し、足りなければまた借りては返しを続ければいいんだもん。

上の中の「各国中央銀行が短期のお金を無制限に年内貸してあげますよ」って奴を「ドルの流動性供給」って言ってます。
なんと深い話を8文字の中に入れ込んでるんだって感じでしょ?
分からない方が普通だと思います。(ランケンも分かってるかどうか怪しいですが、だいたいこんな感じ。。。当たらずとも遠からずなはず。。。リテラシーの部分があるんで厳密かどうかは知りません)

ただ、これ本質的な問題解決にはなりません。
なぜなら、銀行が貸し付けてる借金が減るわけじゃないから。
貸付が焦げ付いたら、やっぱり銀行は破綻するかもしれない。

ただ、焦げ付くかもしれない、しかも大量に焦げ付くかもしれない(ギリシャが破綻したりするから)と言う懸念から、貸し付けてる銀行も一緒に破綻するかもしれないってので、その他の金融機関がお金を貸しにくくなってる。
それであれば、誰かが貸してやればいいだけの話と言う事で、中央銀行が短期的に貸してあげましょうって話です。
貸したお金が減ってる訳じゃないから、何も解決してないでしょ?

ユーロであれば、ECBが印刷すればいくらでも貸せるんですが、アメリカの通貨であるドルはそうはいかない。
ECBが印刷する訳にはいかないので、アメリカさんやドルを持ってる日本さんがドルを貸して上げましょうって言ってるのが昨日のお話でしょうね。
もちろん、アメリカや日本も貸すわけなのでリスクを背負うんですが、短期的に貸すお金だし、相手は事実上ECBなので心配いらないって話です。

ちなみに、先を読むならば、これギリシャ破綻の準備を中央銀行がしているとも見えなくはないんじゃないでしょうかね。
結局、ギリシャが破綻した瞬間、銀行の破綻が現実化すると言う事になる訳で、そうすると上で述べた信用問題になって資金繰りが悪化し、潰れなくてもいい銀行まで潰れて、それにお金を借りてた企業は貸しはがしやらなんやらで潰れちゃって、最終的に失業につながってしまう。

別に介入って訳じゃないですよね。
介入なんて話もチラホラ聞きますが、全然目的もやり方も違います。

と言うような事をランケンの経済英語スクールで、いっつもやってます。
英語だけじゃなくて、経済のリテラシーいるでしょ?

ランケン経済英語スクール


でも、英語で読んでたら普通に分かるようになりますよ。
ランケンも最初から読めたわけじゃないし。
IT本職のサラリーマンが経済危機を感じるのは、周りで退職者続出な時だけですから(泣)。

結構、面白いので是非お越しください!

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今日は直伝セミナー!

今日は直伝セミナー!


今日は直伝のセミナーでーす!
良ければ見に来てくださいねぇ!!!

夜9時からです!

ランケンスクールセミナー


当日の申し込みOKです!

若干、お笑い要素ありなのであんまりガチガチのを期待しないように。。。
内容は作ってますけど、ちょっといつものランケンのノリとは違うかもぉ(笑)。

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UBS、メルケル、スーダン

UBS、メルケル、スーダン


ヨーロッパ発の金融危機に陥るかって所でスイス最大の銀行のUBSのトレーダーが20億ドルの損を出したなんて話が出てますね。
トレーダーは逮捕されたそうです。
ETFのトレーダーみたい。↓
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20億ドルは今のレートだと1600億円ですか。
結構な規模ですね。
大企業の一事業部が買えちゃうぐらい。

ただ、UBSの売り上げ3兆円とかなので5%程度のロスにはなるでしょう。
Wall Street Journalにトレーダーで大きな損失を出して捕まった人たち9人ほど写真入りで出ていますが、日本人2人入ってますね
一人は住友商事の銅取引で有名な浜中氏で26億ドルと出ています。
ほぼ同規模でしょうか。

どーして、そんなに大きくトレードしちゃうんでしょうねぇ。。。
怖くないのかなぁ???
だいたい雇われの会社員がそんなにテンパる必要あるんだろうか。。。(ってランケンもよく会社でテンパッテルけど。。。あ、スクールも。。。)
理解に苦しむぅ。。。

ヨーロッパの方は、ドイツのメルケル首相がユーロ共同債は絶対に間違ってると非常に強く否定しました。
メルケルさんも意思が強いですよね。
モラルハザードはもう起こさないって決めたんでしょう。
ユーロ共同債はモラルハザードを引き起こす可能性が高いですからね。

上で書いたUBSもそうですが、ギリシャ問題と言うよりもヨーロッパの金融危機が起こる寸前みたいな状況になっているようです。
WSJではEurope's Financial Crisisってはっきり書いてある。
ギリシャはもう破綻決定を織り込んでるので、次のフェーズに移ってます。

気になるのが米ドルの調達にヨーロッパの銀行が苦心しているって話です。
これだけお金がジャブジャブなのに資金難ですか。。。
信用問題ってのは大きいですよね。
嫌な感じです。
メルケルさん、気持ちは分かるけど、本当に金融危機起こっちゃうよ。。。

アフリカ関係は南アフリカはあんまりないです。。。
ただ、スーダンのインフレ率が21.1%を記録したなんてのが出ていました。
大丈夫かいな。。。

ジムロジャーズの言うように世界の混乱は大きくなっているようです。
経済問題は人の生活に直結ですので、何とかして欲しいとは思いますが。。。
なんともならんだろうなぁって言う自分がどっかにいます。。。

明日はいよいよランケンのWebセミナーです!
是非、お越しください!

ランケンWebセミナー

お手柔らかにぃ。。。(やや考えたくない気分。。。)

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日米の貧困率とBRICSのユーロ救済案

日米の貧困率とBRICSのユーロ救済案


今朝の日経新聞で商品先物に大口規制の話が出てましたね。
G20で合意ですから、グローバルな話です。
昨日、ランケンで扱った規制の話が本格化してるって話なんでしょう。↓
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アメリカで貧困層が増えています。
貧困ラインの下で生活する人は過去52年間で最大になり、4600万人となっています。
割合としても15.1%と1993年以来の高さで、大恐慌時代を除くと最悪レベルです。

ハーバード大学の経済学教授はまさに失われた10年だと述べており、更なる貧困化が進むであろうと述べています。
貧困ラインって4人家族で年収22314ドル以下だそうです。
今のレートだと160万円ぐらいですね。
一ヶ月で13万円ぐらいかな。
4人じゃ生活できないですね。

日本も調べてみたら、2009年では日本の貧困率16%でした。。。
日本も年収254万円以下の4人家族の場合は貧困率の対象としてるそうです。
1億総中流なんて言葉は既に過去形なんだなぁ。。。

なんで日本ってこういうの報道されないんだろう???
ランケンが見てないだけか?それとも国民が興味ないからメディアもことさら取り上げないか?
芸能人の不幸は取り上げても、日本国民全体の不幸ってあんまり知りたがらないんでしょうかね。
企業がスポンサーになってると取り扱いにくいのかななんて勘ぐってしまう。。。

アメリカでも痛い目にあってるのは大学の学位を持っていない人たちのようで、もっとも大きな影響を受けているとされています。
統計的には若くて教育が比較的受けれていない大人で男性が失業しているそうです。
女性の方は比較的困らないのかなぁ。
まぁ、PCが使えなくても外国語が出来なくても、女性の方が従順で社会的だから仕事に付きやすいみたいな部分はあるのかもしれません。(まったくの推測。。。単に仕事を求めてない女性の方が多いから数字に出てこないのかも。。。)

後、やっぱりアメリカでも地方の方が厳しいみたいですね。
これはどこの国でも同じでしょう。

さて、以前から書いてますように先進国と新興国の位置づけは逆転してきています。
今や先進国は新興国に債券買ってもらったりしないと生きていけないような状況。
BRICSの5カ国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)の経済会議が来週ワシントンで開催され、ヨーロッパの危機を救うべく議論をすることになっています。

ここで期待されているのは当然ユーロの債券を買って、ユーロ圏に資金注入してやろうって話ではあるんですが、ドイツもやらないのにどうかなぁ。。。と。。。
まぁ、BRICS諸国は比較的国民の声を聞かない国が多いので(笑)、ドイツほど厳しい状況ではないんでしょうし、もちろんお金もあるんでしょうが。。。

南アフリカの財務大臣はこの件に関して、他のBRICS諸国と同じポジションではないと延べ、ユーロ圏の債券購入には慎重な構えを示しています。
今の所は未定だそうですが、なんとなく後ろ向きに見えますね。
南アフリカもユーロ圏の債券買うぐらいなら国内に使いたいんじゃないかと思いますので、中国で勝手にやってってのが本音じゃないでしょうかね。

来週そんな話もあるみたいですので、また破綻は少し先になったりするんでしょうか。
時間の問題で結論同じような気はするんですけどねぇ。↓
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イタリア国債とか南アフリカ経常赤字の改善とか

イタリア国債とか南アフリカ経常赤字の改善とか


今日はイタリア国債の利回りが市場最高値を更新したなんてニュースが出ていました。
10年ものが5.6%を超えたそうでして、この低金利の時代に通常なら大変な事なんだと思うんですが、すっかり慣れた気がします。。。↓
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イタリアは中国に国債の買い入れを頼んでいるそうで、イタリアまで中国にひざまずかざるを得ないかと言う気分です。
Financial Timesの社説だかコメントだかに資本主義の終焉みたいな話が出ていましたが、ひょっとしたらそうなのかもしれないと思う最近です。
資本主義や市場主義は基本的には市場には神の手が働き最適な状況にすると言う暗黙の了解があるように思います。
それが、規制緩和につながり、市場を大きくしてきて、多くの人を豊かにしたのは事実でしょう。
一方で、弊害もあって度重なるバブルを産み、ついに限界が来たと言う話です。

どうなんでしょうね。
1つ世界的な方向としてあるであろう事は、今までの自由主義、規制緩和の反動である程度は規制重視にならざるを得ないでしょう。
規制がゆるすぎて起きた経済危機の側面は否定できないので、相応の世界的なガバナンスが求められると思います。

個人的な感想としては、アメリカのサブプライムは規制の緩さによるものが大きな要因だとは思うのですが、ユーロの方はユーロ発足当時から指摘されていたペッグ制の問題に過ぎず、そこにサブプライムという大きなバブル破綻が重なった事による構造問題なので、資本主義の終焉とまで言えるのかなぁとも思います。
ただ、中国なんかは規制がかなり厳しい訳で、中国や規制の厳しい新興国の健在ぶりや先進国の衰退ぶりを見ると、自由資本主義とかってのはちょっともう厳しくなってくるかもしれないなぁなんて思ったりもします。

まぁ、なんのかんの難しい概念的な話も興味深いですが、結局はどういう規制を作り上げてどう反映していくのかの経済システム作りって話かなぁと。
中国型がいいとも思えませんが、ある程度の経済統制みたいなのは行われるようになるかもしれませんね。
次は木曜日のスペインの国債オークションが気にされているそうです。

南アフリカの方は、経常赤字が発表になりました。
2011年台に四半期の赤字はGDP比3.3%となり、ロイターの予測の3.5%よりは良い結果となりました。

また、家計の支出の伸びも抑えられ3.8%となりました。
第一四半期の5.2%よりも大きく下がっています。
家計の債務状況が高いために、借金がしにくいって所でしょうね。

ただ、企業の方の投資意欲はそれなりに旺盛なようで4.1%となっています。
もっぱら国営企業の投資意欲となっていますので、まぁ景気がいいとは言えないですね。↓
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ギリシャ不動産戦略???

ギリシャ不動産戦略???


ギリシャが週末にデフォルトするって言うウワサは間違いだったようですが、とりあえずギリシャは10月までの資金はあるとギリシャの副財務大臣は述べています。
と言う事で政府にお金ないんで資産課税を強化するそうです。
日本とやる事は同じって話ですかね。↓
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ヨーロッパは株も為替も大幅に下落しています。
ユロドルは少し戻ってる感じも見られますかね。

ギリシャの資産課税を受けて、EUの金融委員会は歓迎の意向を示しています。
ギリシャ国民の貧困化を喜ぶってのも、なんともなぁ。。。
まぁ、お金持ちから徴収って意味ではいいんでしょうけどね。
日本も資産課税にしたらぁとか思わなくはないですね。(持ち家じゃないしぃ。。。まさか、現金に課税したりしないよね???それはないか、誰も銀行に預けなくなるし。。。)

資産課税って普通に考えると不動産が真っ先に浮かびますけど、そしたら土地の価格って暴落しますよね、きっと。
だって、誰も不動産欲しくなくならないですか?
円高だしギリシャの不動産買うって戦略どうなんだろう?

ユーロは確かに下落するリスクありますが、FXでユーロ売ってヘッジしながら安いギリシャの土地買って、資産税払いながら10年後に売り飛ばす。
まぁ、ユーロ脱退と言う最大のリスクがあるから、ダメかなぁ。。。

でも、脱退してくれたら、ギリシャ不動産買いたいかもぉとか思えてきました。
だって、ドラクマ再導入で通貨安になるでしょ。
そこで払う税金なんてたかが知れてるんじゃないかとぉ。
しかも、通貨切り下げを行った後は通貨も比較的上がりやすいし、円高だしぃなんて。。。
なんか風光明媚な観光地ならいいんじゃないかと。

税率どれぐらいになるんだろう???
まさか、10%とかあるかなぁ。
そしたら不動産なんてマジで誰も買わないですよね。
それでも衣食住はいる訳で、相応に賃貸に流れ込むはず。
興味深いわぁ。

買うでしょ、貸すでしょ、そのインカム全部で税金と維持費を多少賄えれば維持できるじゃん。
10年ぐらい持てば資産税外すと思うし。
ドラクマ導入で外すかなぁ。
キャピタルゲイン狙えるんじゃないかなぁ。

この場合の最大のリスクはインフレか。。。
うーん。。。

などと訳の分からん妄想をしてました。
でも、通貨も不動産も上がれば笑いが止まらないかも。
どーして、こーいう普通じゃない戦略ばかり思いつくんだろうか。。。
そんなバクチだったら、南アフリカの不動産でも買っとけって気もする。。。(どっちもバクチか。。。)

さて、どーでもいいランケンの妄想はともかくとして、南アフリカの第三四半期の消費者信頼感指数が大幅に落ち込んでいます。
第二四半期の11ポイントから今回は4ポイントまで落ち込んでおり、消費者が先行きに対してかなり強い懸念を持っている事が伺われます。

ランドも下落してますね。
どっちかと言うとドルが強くなっている印象ですが、今のユーロに対する懸念がかなり強い事を考えるとランドも少し下向きに見ておいたほうがいいかもしれません。

さて、今週の金曜日はランケンのWebセミナーです!
今の所100人ぐらいのお申し込みのようですが、是非ご覧ください。

ランケンWebセミナー

でも、なんか緊張するなぁ。。。
応援よろしくお願いします!

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9.11をラスベガスで経験して

9.11をラスベガスで経験して


今日は9.11ですね。
ちょうど10年前のあの日、ランケンはラスベガスにいました。
今でも、毎年この日がくると何かを感じざるを得ませんし、毎年のようにブログに書いてると思います。↓
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2,3年前に友人の結婚式に参加するためにNYに招待されまして、グラウンドゼロにも行きました。
当時は、工事中って感じで街自体もすっかり落ち着きを取り戻し、本当にここで飛行機が突っ込んだんだろうかなんて不思議な感覚もありましたね。
ワールドトレードセンターが存在する当時、NYに行った事はあるんですが、ワールドトレードセンターに立ち寄ってないのもあり、正直NYでの現実感は無かったです。

ラスベガスにいた時はテレビの中で飛行機がWTCに突っ込んだ状況を見てました。
これは戦争になるってすぐに思った事を覚えてます。

NYとラスベガスは時差が違うぐらい遠いので、こちらに直接的な影響が無いのは分かっていましたが、複数への同時多発テロでしたし、滞在先はアメリカを象徴する都市の1つであるラスベガス。
今、ここに来てもおかしくはないと思った記憶があります。
ま、もっとも最上級ホテルじゃなかったんで大丈夫かって思った記憶もありますが(笑)

ラスベガスにいた人たちは、やはり一様に不安げな顔をしてました。
もちろん自分も。

とりあえず交通機関が全滅になったので、ラスベガスに滞在せざるを得ません。
飛行機なんていつ飛ぶか分からない。
長距離バスは動いてるけど、長蛇の列。
バスはあっても運転できる運転手はいないみたいな。

かなり混乱状態にあったと思うんですが、かと言って何が出来るって訳でもない。
とりあえず、会社に電話したり実家に電話したり。
そんな感じでしたね。

結局、日本に帰ったのは1日延期ですみましたが、3日間ぐらいはバス停で列の中で一泊したり、一緒に並んでたアメリカ人とこの先どうなるんだろうてな話をしたり。。。
いい話なんて出来るわけないし、むしろ次に何が起こるかって気分でした。
やっぱり怖かったんでしょうね。

そして、3.11からも半年。
こちらの復興は放射能と言う難題もあってなかなか進まないような印象を受けます。
世界の平和と自然災害からの復興を祈るような日ですね、今日は。
今日、新たなテロが起きないように。

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ギリシャとNYテロのヤバイ話

ギリシャとNYテロのヤバイ話


ギリシャ、いよいよ盛り上がってきた感じです。
ちょっとやばいかもしれませんね。
昨日の利回り50%弱だったんですが、さっき55%までWall Street Journalの利回り変わってましたし、62%なんて数字もFinancial Timesに出てます。
ギリシャ国債かなり下がってます。↓
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ギリシャ国債の保証であるCDSは30%もの値段が付いてます。
1000億ユーロのギリシャ国債5年間で300億ユーロいるって話だそうで、もう全然ダメ。

ギリシャのデフォルトはかなり高い確率のようですが、ギリシャのデフォルトだけでは当然済みません。
即ち、ギリシャ国債を持ってるヨーロッパの銀行が危機に陥る可能性が高まってきています。
そうなると、ヨーロッパの金融危機がついに現実化する可能性だって否定できません。

基本的には既に市場は織り込んでいるとは思うのですが、どこまでの影響が市場に出てくるかと言った所でしょうか。

あ、もう1つヤバソウなのがWall Street Journalに出てますね。
NYでのテロが起こりそうだって話が出てます。
これ、かなり信用のある情報とされていますが、どこでいつって話には辿り着いていないようです。

ただ、パキスタンのアルカイダが自動車でNYかワシントンDCで爆弾積んで突っ込んでくるって所までは分かっているようではあります。
明後日で9.11の10周年だし、ビンラディンも殺害されたしで、何もなしって訳にはいかないかもですね。
当局が先に押さえられるといいんですが。

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南アフリカの殺人率とランケン経済英語のWebセミナー

南アフリカの殺人率とランケン経済英語のWebセミナー


南アフリカの殺人率が大幅に減少しました。(殺人率と言う言葉で始まるブログもそうはない(爆))
2010/2011年の1年間の南アフリカの殺人率は6.5%も下落し、15940人となっています。
殺人が減るなんていいニュースじゃありませんか(笑)。

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南アフリカの年間の殺人数は17000人を超えていたそうです。
毎月1400人以上ですね。。。
1日あたり40人って所ですか。。。
年間で東日本大震災レベルの死亡者数(例え悪いですが、数字的にはほぼ同じ。。。)

さすが世界有数の犯罪大国だ。。。
テロも内戦もないが犯罪は日常的にあるって言う。。。

世界経済の方でへぇって思ったのがアメリカの貿易赤字が直近2年半で最も小さくなったというニュースです。
前月の515.7億ドルから448億ドルへと下落しました。
日本の貿易黒字も落ちるかなと思ったら対日本では赤字が30%も増えて52.5億ドルとなっています。
日本の競争力は健在ですかねぇ。

所でECBもスイスには甘くないですかね。。。

さて、殺人の話の後でセミナーの宣伝もどうかと思うのですが、ランケン経済英語スクールのイントロコースのWeb版を来週の9月16日に開催します。


~先進国が直面する経済破綻の真相~
勝つための『投資思考のグローバル化』とは!?



日時:2011年09月16日(金) 21:00~

直伝のランケン経済英語スクールセミナー



Webセミナー3年ぶりかなぁ。
4年ぐらいかもぉ。。。

内容はスクールのイントロコースとユーロ危機の構造問題です。
ユーロ危機って何でこんなに長引くのか、なんでこんなに騒ぐのか、構造としてどうなってるのか、と言った話をしようかなと思ってます。

セミナーサイトの直伝で無料です!
是非、見てください!

実はWebセミナーってそんなに好きではないです。。。
PCに向かって一人でブツブツ言うのって結構ツライんですよねぇ。
相手が見えないのに喋るってのに慣れない。。。(一回しかやった事ないけど。。。)
だって反応が分からないんだもん。
とは言え、やっぱり遠方の方からもリクエスト頂いたりしたので、とりあえずイントロをやってみます。


後、今週の土曜日はスクールもあります。
教室の方が実際に色々と受講生の皆様とお話できて好きです。
なんか楽しい。

スクールも、是非お越しください。

ランケン経済英語スクール

ランキングすっごい上がりました。
変な文句を愚痴ったからみたいです(笑)
今後とも応援よろしくお願いします!

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南アフリカの第三四半期の景況感悪化とS&P

南アフリカの第三四半期の景況感悪化とS&P


南アフリカの第三四半期の景況感が1年ぶりの低いレベルに下落しています。
Bereau for Economic Researchによると今回のポイントは前回の39ポイントとなり実に9ポイントもの大きな下落です。
南アフリカの企業が先行きを心配している様子が伺えます。↓
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信頼感指数の仲では製造業が悪くなっており、第二四半期に51ポイントまで上がったのですが、今回は36ポイントと15ポイントもの下落です。
南アフリカ第二の産業としてはそれなりにインパクトの大きい話で、今後の下落が懸念されています。
今の世界経済の状況から考えると前回の51ポイントは高すぎるなとは思ったんですけどね。。。

懸念されているのはやはりランドの通貨高が上がっており、輸出競争力の減少の懸念が大きくなっています。
以前から書いているようにランドが高いのはある意味でやむを得ず、オーストラリアドルなども高く、先進国は全面的な通貨安に向かっている状況であれば、よっぽどのショックがない限りは下がりにくい状況です。

最近のランドは少し株安で下がってはいますが、それでも対ドルで見るとレンジの範囲内で、競争力上昇と言うほどは上がっていません。
このため、企業競争力が上がらなく企業からは厳しいと言う見方に繋がってるようですが、世界経済の悪化と通貨高に苦しむのは日本と同じような状況ですかね。
また、賃金上昇とコモディティ価格の上昇も製造業としては厳しく、マクロで見れば製造業の景況感の悪化は避けられないと言った所でしょう。

これを受けて南アフリカのエコノミストは今年の成長率予測を3%から3.5%へと下方修正しています。
上下とも0.5ポイントの下落です。

さて、世界のその他のニュースで気になったのは、最近何かと話題のS&P。
アメリカの国債格下げの1週間前に大口の債券投資会社とプライベートなミーティングをしたと報道されています。

それ、ずるくないかぁ。。。
債券はインサイダーにならんのだろうか。。。

S&Pのスポークスマンは投資家や政治家を含む市場参加者にいつも会っているとしていますが、参加者はS&Pは本当に下げる気だと言う事はわかったそうです。
でも、まー一応、その前の7月中旬にCredit watchで下げるかもしれないぞって予告はしていたので、黒ではないと言った感じでしょうか。
しかし、かなりキワドイ線ですね。

S&Pはアメリカ合衆国政府からも最近目を付けられています(間違った数字で計算して、格下げしやがってぇみたいな感じ)。
批判が高まってる中でこういうニュースが出ると経営陣は冷や汗ものでしょう。

ヘタをすると規制当局に狙われます。
いい度胸してますね。↓
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南アフリカの債務警戒感

南アフリカの債務警戒感


日本戦、引き分けましたねぇ。
うーん。。。残念。。。
同点で済んで良かったかなぁぐらいの感じ。。。

なんとか同点って感じでしたね。
ちと渋い。。。

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昨日、南アフリカの債務規制について書きましたが、南アフリカは政府も民間ももっと債務を減らさないといけないと述べました。
現在の先進国の債務問題は人ゴトではないとして、南アフリカにも債務問題がふりかかると述べています。

南アフリカのグロスの預金率はGDP比16%だそうで、南アフリカ政府は30%にしたいと考えています。
南アフリカの一般消費者は使いすぎの傾向が強く、可処分所得に対して77%弱の借金をしています。
基本的にはまだまだ貧富の差が激しく、貯金なんて出来ないって人が多いため借金体質の家計が多くなる結果ではあるでしょう。

そこをそれなりに財務省としてリスクと捉えてるのはいいんですが、構造問題な気もしますね。
その割には労働組合が強くて賃金が高くなってるってのは良くないですよねぇ。

南アフリカ政府は債務のGDP比が2013年/2014年43%になると予測しています。
これがピークになるそうで、それほど悪い訳でもないのですが、民間債務の大きいのはあまり良くなく、貿易赤字も続いているため、安心できるわけではないですね。
まぁ、どっかの国は200%ですけど。。。

もう少し成長力があるといいのかもしれませんが、変動為替制度も採ってるし、世界経済もよくないしだと今の3%半ば程度の成長率が妥当な所かもしれません。

南アフリカの貧富の差は教育問題などもあり簡単には解決できないでしょう。
なんと言っても失業率25%。
経済が他の国に比べると比較的良いとは言え、普通の国なら大恐慌の失業率です。
アパルトヘイトが終わってから約20年ですから、建国わずか20年みたいな国です。

債務には十分気をつけて欲しいですね。
南アフリカにとってはもっとも大事な経済政策の1つでしょう。

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南アフリカの債務規制とユーロ債ジャンク債扱い

南アフリカの債務規制とユーロ債はジャンク債


改めてコメントすっごいですね。
どうもありがとうございました!
こんなにぃ?って位の応援で、すっかりご機嫌です!

今日の南アフリカの新聞の社説が出てて面白いなと思ったので紹介します。
南アフリカは消費者の借金に対して法的な規制を設けています。
これ、世界的に見ても、なかなか先進的な取り組みとされているようですが、現実は機能しきれていないんだそうです。

最近の世界経済の中心問題と言えば先進国の債務問題です。
この根本は金融緩和などにのっかって、借金をし過ぎてしまい、その結果お金を使いすぎてしまい、これが大量にシステマチックな課題となるとバブルとなるってな具合です。
南アフリカの規制は、主に消費者が借金を抱えすぎないようにし、債務で身動きが取れなくなるのを避けると言うもので、消費者保護だけでなく経済の崩壊を避ける役割も持っています。

規制は2007年に導入されているのですが、どうも規制が明瞭ではないんだそうで裁判所に持ち込まれるなど、運用面で難しい所が出ています。
南アフリカの新聞は、もっとこれを強化して引き締めるべきとしています。
ランケンが面白いなと思ったのは、この辺です。

アメリカだったら、借金をさせようとするんじゃないかと思うんですが(今はともかく少なくとも2007年においては)、逆をやってるように見えます。
これがちゃんと機能すると、金融政策以外の引き締め策が出てくる可能性もあるなぁなんて思って非常に興味深かったです。
普通の経済政策として機能するものとは違うかもしれないんですが、バブルの抑制には一役買うかもしれない。

さて、その債務問題は、なんかまた市場でギリシャの債務問題にフォーカスが当たってるみたいですね。
興味深かったのがS&Pがユーロ債が出ても、ジャンク扱いだからねってS&PのCEOが言ったって話がありました。
ユーロ債って今の構想だと各国が自分の拠出してる割合しか責任持たないって話になってるんだそうで、そうなると何らかのデフォルトに陥る可能性は高く、一番下の国の格付けにしか出来ないとか。
S&Pの言う事、ごもっともですね。

って言うか、ユーロも何を考えてるんでしょうね。。。
それじゃユーロ債出す意味がないですよねぇ。
ユーロ債を出す事によって、ギリシャや弱小国の資金繰りに一定の効果が予測できないと金利が小さくなりません。

今、ギリシャが直面している最大の問題は間違いなく国債のデフォルトですが、それは金利すら払えない可能性がある事への懸念です。
これにより、債券価格が下落、従って欲しいお金も調達できなくなり、金利も払えなくなる。

まずは国債価格の下落に歯止めをかけて、当面の資金繰りを何とかするための時間を稼ぐ。
時間稼ぎをしている間にギリシャのリストラをするって言うのが重要なはずです。

それは、ギリシャは破綻しないと市場に思ってもらう事なんですが、そのためにユーロ債と言うドイツの信用力を利用して、資金調達を出来ると思ってもらわないと困る訳です。
ところが、今検討してるユーロ債はドイツは自分の割合しか保証しないって言ってる訳ですから、それじゃぁユーロ債に組み込まれるギリシャの部分はやっぱり破綻したら返ってこないのねって話。
確かに意味がない。。。
何がしたいんだ。ユーロ。。。

ただ、ドイツやフランスから見ればユーロ債って確かにコワイ話で、どこまで保証すりゃいいんだってな話になるんでしょう。
国民の税金を投入する可能性があるなんてやっぱり許されないと言う訳で、ユーロ各国で割合を決めてその部分はお互いにきちんと保証しましょうと言うのがドイツの論理。
うーん、それも正しいが、それじゃ全く意味がない。。。

で、格付け会社は意味がないんで、ジャンク格付け与えますって言ってるんですね。
ユーロ債の格付けジャンクのCCになる見込みだそうです(笑)

心情的にはS&Pも鬼だなぁと思うんですけどね。。。
ドイツやフランス部分は少なくとも信用力上がるんだから、ちょっとぐらい格付け上げてやればいいんじゃないかとぉ。。。(爆)
まぁ、少しでも元本返せないのは許されないのでしょうがないんですが。。。
S&Pの言うとおりですからね。

最近のS&Pは挑戦的だわぁ。
よっぽどサブプライムが堪えたんだなぁと。
なんとなくS&Pの姿勢は評価したい気はするんですけどね。↓
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中国のアフリカへの影響

中国のアフリカへの影響


昨日はランケンのグチに多くの励ましコメントどうもありがとうございました!
ランキングやら励ましやら読者の皆様には感謝しております。

あの後、またコメント入れてきて二人だか三人一役でコメント残してました。
複数の人が研究所じゃないぞって言ってるように見せかけたいみたい。。。
ご苦労な。。。
無視するしかなさそうです。↓
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さて、アメリカが中国のアフリカ進出に神経を尖らせているという話がWall Street Journalに出ていました。
中国へのアフリカの影響力は中国の成長ともあいまって、強くなる一方です。
当のアフリカですら中国の進出に警戒感が他国と同様に出ています。

一方で、アフリカとして本当に中国を毛嫌いしてるかと言うと必ずしもそうでもなく、歴史的に中国はアフリカに対して協力をしてきていて、搾取してきた西欧とは違う面もあったので複雑な心境でもあるようです。
いずれにしても、お金も人も中国から大量に送り込んでいるため、影響力が大きくなっているのは事実なんでしょうね。

アメリカが気にしているのは、中国のアフリカへの投資が非常に不透明な点とやはり資源に関するもののようです。
それが最も顕著に出ているのがジンバブエなようです。
WSJによると、アメリカは独裁国家ジンバブエへOECDの中では最大の資金援助を行ってきていたんですが、ジンバブエはむしろ中国を歓迎しているような状況で、アメリカが行っている施策の意味が薄らいでいるとの事です。

面白いなと思ったのが、State-led capitalismって英語が出ている点で、国家主導の資本主義って感じでしょうか。
この国家主導の資本主義モデルがアフリカで戦略的に使われて成功しているって言うんですね。
アメリカは援助の際にはアフリカの政府を避けてお金を投入する方針ですが、中国はアフリカ政府と話をして政府系企業を通してお金を入れています。

アメリカも中国がアフリカにおいて建設的な役割を持っている事は認めているようですが、気になるのは透明性がない点なようです。
中国から言わせれば、単純にビジネスをしてるだけで何が悪いってスタンスみたいで、別にアメリカに対抗するような何かをしてる訳じゃないと主張しています。

当事者であるアフリカは、南アフリカなどもトップクラスの役人を中国の共産党の学校に送ったりしており、国営企業がどう稼ぐかを勉強させたりしています。
そのほか、ガーナなどもインフラ関係のローンを中国から融資受けたりしています。
インフラのプロジェクトは規模も大きいし、アフリカみたいな整備が進んでいない国では大きく貢献するのは間違いないでしょう。

こういうインフラ関係の融資、今までだったら世界銀行がやってたし、今もやってるんでしょうが、その一部を中国が単独で担えば、それは世界銀行という直接的にはどこの国とも関係ない機関が融資するのとは違い、政治的な意味合いも強くなってこざるを得ませんよね。

もっと言えば、国連においてはアフリカだって各国1票持ってますし、アフリカ大陸全体の国の数って50カ国ぐらいにのぼります。
世界の国の数200のうち、25%アフリカ。
中国の影響力が世界をどう変えるんだろうってやっぱり気になりますよね。

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コメントがうんざり。。。

コメントがうんざり。。。


ちょっとグチになっちゃっていいですか。。。
ほんっとに失礼な人っていまよすねぇ。。。

コメントに南アフリカランド研究所ってタイトルやめろって入ってきましたよ。。。
研究じゃないじゃん、ただのブログだろって。。。(もっと丁重な表現ではありましたが、内容はこんな感じ。別に丸ごと載せませんけど)
びっくりしたぁ。。。↓
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まぁね、最近は確かに南アフリカのネタが減ってるのは否定しませんよ。
ワールドカップ終わったもん。
でも、結構な調査はしてますし、それなりに考えてもいますよ。
予想だってしてるけど書くか書かないかはこちらの自由です。

研究って事実や理論に基づいて考察したり発見したり解釈したりって言う過程なんで、規模の大小はあれど研究って自分が思うならば研究でいいんじゃないですか?
って言うか、このブログ以上に南アフリカを取り扱ってるサイトって日本にあるわけ?

ちゃんと読んでから侮辱するような書き方はしてもらいたいもんですよね。
見通しが書いてないから研究じゃないって書かれてますけど、研究って定義の範囲が小さすぎると思いますけどね。

何をもって研究って言ってるんだか知りませんが、小学生の夏休みの宿題だって自由研究ですけどねぇ。
小学校でやりませんでしたかね?

小学生まで言うのは極端にしたって、研究してないからブログのタイトル変えろって知らない他人にいきなり言いますか?
ランケンが何を書いたって自由です。
同様に何を言っても自由かもしれませんが、侮辱するのって罪ですよ。

ただのブログじゃんって書かれてますけど、ブログだってタイトルに入れてるじゃん。。。
ブログ上で自分で研究と思ったものを書いて何がいけないかが分からん。。。

タイトルに関して言うと、「ランド研究所」ってアメリカのノーベル賞学者を多く輩出するような世界的に有名な研究所があるんですよ。(コンドリーザ・ライスとかもそこの出身です)
それをモジッテルんですぅ。
ユーモアも含めてタイトル付けてて、気に入ってるのでタイトルを変える気は全然ありませんよぉだ。(一緒にするなってのはナシね。ユーモアですから、レベル違うの分かってやってます。分かる方からは、たまぁにタイトルが秀逸ってお言葉も頂きます。)


Wikipedia ランド研究所



下はランド研究所に関する本


チャートだけ見て予想するのが研究所ってご意見でしょうかね。
それとも、今後の予想を適当に書くのが研究所?

研究ってした事ありますかねぇ。
予想するのが研究とは限らないですよ。
そんなん言ったらサイエンス系とか考古学系なんてあり得ないもん。

何を期待されてるんだか分かりませんが、読み手側の一方的な価値観を押し付けないで欲しい。
挙句の果てにCFDだけにしたらどうかって。。。

ただただ、あきれます。。。
ランドの取引やってて負けたのかなぁ。
ほんっとにもう。。。
気に入らないなら読まなければいいじゃん。

もしくはそう感じてもわざわざコメントしなくていいですよ、ホント。
気に入ってくれてる人だっていらっしゃるんですから。
じゃないと、南アフリカ中心のブログを丸5年も続けれられません。

リスペクトが無いのは分かりましたが、礼儀ってものもあるんじゃないですかね。
コメント自由に書いていただいて構いませんが、誰かが不愉快になるようなコメントは避けて欲しいです。

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南アフリカ大統領のお金

南アフリカ大統領のお金


昨日、ランキングやばいですぅって言ったら皆さん助けていただきました。
今日は少し上がってます!
どうもありがとうございます!
今後ともどうぞよろしくお願いします!

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アメリカの雇用もよくなりませんねぇ。
なる訳ないか。。。
でも、株価意外と底堅いからスゴイです。

ちょっとCFDステーションにも書いたんですが、薄っぺらいお金でも役に立ってるんだろうねぇなんて思いました。

うすっぺらいお金


さて、南アフリカです
Zuma大統領が政府の予算を使いすぎだって報道されています。
1年間で海外へ出かけたのは33回あるそうで、その内2回はリビアとなってます。
その他、アメリカ、タンザニア、アルジェリア、インド、ブラジル、中国、フランスなどなど。

年間33回も海外に出るなんて大変だ。。。
ランケンなんて年に1回で十分。。。

また、Zuma大統領には奥さんが3人もいて、子供が多すぎるため、それらの警備などに使うお金も結構なものだそうで、予算を33%オーバーし、8950万ランド。
これ、10億円ぐらいでしょうか。
毎月1億円ぐらい使ってるっぽいぞ。1日300万円かな。
結構な金額です。。。

後は南アフリカの自動車販売台数、8月は好調だったようで昨年比11.1%増ってな話が出ています。
輸出も26.7%増みたいで世界経済の状況と違うなぁなんて思ってたら、どうやら昨年の8月はストライキがかなり起きてたため生産台数が落ち込んでいた事が理由だそうです。。。
なんだつまらん。。。
まぁ、世界経済と矛盾した事はなかなか起こらないと言うことでしょうか。

明日は久々に土曜日お休みだぁ。
今週はスクールないからゆっくりかと思いきや、やる事は一杯ある。。。
仕事を2つも3つも抱えるとやっぱり忙しくなりますねぇ。。。

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リビアに関するアフリカ連合のスタンス

リビアに関するアフリカ連合


今週は南アフリカの経済指標がラッシュですね。
月末・月初が理由で、今日は製造業の指数であるPMIが出ています。

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8月のPMIは46.7ポイントとなり7月の44.2ポイントよりは若干上昇です。
ただ、50ポイント割れてるので、いいと言うより悪いと言う方が強い状況です。

また、将来的な見通しを示す期待値の方は、53.7ポイントとなっていますが、7月の59.5ポイントからは大幅に上昇。
先行きの明るさが減っているような状況です。
なかなか厳しいですね。

さて、リビア情勢ですが南アフリカはNATOの軍事介入に反対しています。
Zuma大統領は軍事介入に対して、ハッピーではないと明言し、木曜日にパリで行われるシリア再建会議には出ないとしています。
今頃、発表されていると言う事は考えてたって事でしょうかね。

Zuma大統領はアフリカ連合がリビア問題を先に協議して解決をする検討をしていたのに、アフリカ連合が同意していない方向で解決をされた事に不満を述べています。
アフリカ連合ですから西欧の暴力的なやり方は今まで自身が受けていた話でもあるわけで、当然反対でしょうし、同じアフリカ人と言う思いもあるんでしょうね。
特に、当初NATOは国民を守るための介入だったのが、攻撃に変わったのが無視されてると感じてるようです。

ランケンも実はいつのまに攻撃になったんだろうって思ってました。
当初、NATOは積極的な攻撃は控えており、まずは制空権を握って政府派がリビア国民を攻撃してる場合は守る目的での攻撃はしていたと認識しています。
ところがどっちが反乱軍でどっちが政府軍かが空からじゃ分からないとかでうまく作戦が回ってなかったはず。
それで反乱軍はNATOに対して激怒して、どっちの味方なんだみたいなゴタゴタがありーの、間違って助けるはずの反乱軍を殺しちゃうわで大混乱だったんじゃないかなぁと。

それで2月ぐらいに始まった混乱が長引いていたんですが、急転直下で事態が動き出して、おんやぁ???みたいな。。。
まぁ、どーでもいいすね。。。

話を元に戻すと、西欧諸国側は今はもはや過去の事にこだわる時ではなく、前を向いて再建を議論すべき時だと述べています。
ま、過ぎた事は忘れようぜってな話なんでしょうが、今まで搾取されてきたアフリカ人がはいそうですかなんて言えませんよね。

と言う所で、アフリカと西欧の間にも溝が深まってます(元々、あるんでしょうけど。。。)
リビアの国民のためにも一致団結してなんてキレイ事も言いたくもなりますが、人間の難しい所ですし、何よりも原油と言う利権が関わってるので、これは長期化混乱化必至でしょうか。
せめて、内戦は起こらないようにしてあげて欲しいですよね。
ただでさえ不安定な原油価格が更に不安定になりそうです。

ちょっとランキングがヤバイです。。。
圏外間近。。。
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