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南アフリカランド研究所(FXブログ-ランケン)
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南アフリカ貿易収支まぁまぁ

南アフリカ貿易収支まぁまぁ


  昨日のサッカーのイングランド戦はおしかったですねぇ~。
  結構絶望的な空気が始まる前はあったのですがイングランド相手にあそこまでやれれば、望みも出ます。
  結果的にはもう一歩でしたが、内容は判定勝ち(Byオシム?)でしょう。↓
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  さて、南アフリカの貿易収支が出ました。結果は19億ランドの赤字となっており、予想の22億ランドの赤字よりは若干良い結果となりました。最近の貿易収支はまずまず好調ですが、前回は黒字でしたのでその意味ではやや後退ではあります。
  
  ただ、昨年の赤字額に比べるとほぼ半分です。
  貿易収支に関する懸念が一番強い気はしますので、これは良い点かもしれません。
  
  ランドに関してはロンドンとNYの市場が今日はお休みなので、あまり動いていないみたいです。
  株式市場も世界的に動いていないのでお休みですね、今日は。
  
  あ、南アフリカのZuma大統領に21番目の子供が生まれそうです。
  よくやるなぁ。

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ナナコさんセミナーPart2(内容報告とシストレ)

ナナコさんセミナーPart2(内容報告とシストレ)


  昨日のナナコさんセミナー帰ってきたのは朝4時でした。
  まぁ早い方かなぁ(笑)。
  お蔭様で楽しく過ごせました。
  ナナコさん及び会にご協力頂いた皆様、どうもありがとうございます!↓
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  さて、セミナーの内容を少しお話したい所ですが、やっぱりほとんど聞いていなかったぁ。。。(大学の授業を思い出したりして。。。)
  塾長やガンパウダー鈴木さんがギリシャ情勢なんかは相変わらず話されていましたね。
  まだ下げる可能性のほうが高いから買わない方がよさそうです。
  
  そりゃーね、トリプル安(欧州株安、欧州通貨安、欧州債券安)でボロボロの通貨なんて買えませんよね。
  だいぶ下げてるけど、どこで利益確定すればいいんだろうなんて話も打ち上げで出ていました。
  ユーロドル1.2を割るとか1.0だとか議論も出ていますよね。
  ランケンは上がってからでいいんじゃないなんていい加減な答えをしました(笑)。
  
  だってねぇ、今の1.23から1.3に戻って1.2を二度と付けないとは思えないもん。
  それだったら、1.1になる可能性のほうがはるかに高いし、1.0だって十分あり得るんだから、上がり始めて上昇が見えてきてから確定すればいいでしょみたいな。(爆)
  フィボナッチやらなんやら色々言われていますが、今のユーロの目標価格なんて分かる訳がない。
  
  あと、ドルスイスの話は塾長に聞いてきました。
  ユーロはダメなんで、上がりにくいと。
  まぁ、塾長の立場もあってあまり明確にはお答えいただけませんでしたが(そりゃそーだ)、ニュアンス的にはそんな感じです。
  
  また、これからもっと大きく下落する相場も来るなんて議論もあります。
  ランケンもこれは否定できないな。
  多少は調整的に上がるにしても先行きは割と暗いので、株であれユーロであれ下落方向が基本戦略でしょう。
  変に底を取ろうとしてロングしてもおそらく失敗するんじゃないかと。
  
  昨日はリスナーとして参加しているはずのランケンも清水昭男さんにランドについて聞かれました。
  ランドどうよって質問で、悪くないですがぶっちゃけ分かりませんって答えちゃった(あじゃぁ。。。)
  市場がリスク回避になれば売られるし、リスク取りに行けば買われるしなんで南アフリカに関係ないんだもん。
  まぁ、別にギリシャにならなければいいんです。
  
  後は、二次会ですね。
  池田ゆいさんや大橋ひろ子さん、ZAIの井口さんなんかとおしゃべりさせて頂きました。
  池田ゆいさん、かなり面白いですよね。
  ラテンな人です。
  
  後は、昔からお世話になっているシステムトレード.comのOikawa社長もいらっしゃってました。
  システムトレードはランケンはぜんぜんやった事がないのですが、ちょっと面白い部分があるのは間違いないですね。
  色々とパラメーターの設定(たとえば、ボリンジャーバンドの上限で売るときのバンドの数値とか)を自分でしなくてはいけなく、楽に勝てるとか言うものではありません。
  うまく使いこなせるかどうかが勝負の分かれ目のようで、そういう意味では自動発注ツール(そのままか)なのかなぁなんて思いました。
  
  日経225は売買のAPIが公開されているため、結構プログラムも豊富にあるんだそうです。
  勝てるか勝てないかではなくて、テクニカルの自動発注ツールと割り切れば面白いかもですね。
  相場に簡単に勝てるソフトはないとランケンは思っていますがそういう捉え方なら、その内ちゃんと研究してみようかなと思ったりしてます。一応、ITの人間なので(笑)。
  
  うまく自分の相場観と組み合わせれればそれなりに効率良く使えるかもですもんね。
  なんかショートでしか入らないとかの設定も出来るのがあるんだそうです。それなら使える気がしてきた(笑)。
  効率良くトレードするためのソフトウェアと割り切るべきで、勝てるソフトと言う認識は改めようかなと言う感想です。
  勝つか負けるかは使いこなせるかどうかなんですね。(ひょっとして当たり前?)
  
  システムトレード.com

  
  と言う所で、昨日のナナコさんセミナーの報告でした。
  結構、長くなったなぁ(書き出すと止まらないランケンです)。

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ナナコさんセミナー

ナナコさんセミナー


  今日はFXママのナナコさんが主催しているセミナーに来ました。(なんか雑談系が多くて申し訳ありません。PC壊れたと言う事で。。。)
  隣には超美人アナウンサーの大橋ひろ子さんがいらっしゃいます。
  反対側は清水昭男さん(あっきーなさん)がいらっしゃって、楽しいんですがぜんぜんセミナー聞いていないみたいな(笑)。隣には鷹鳩さんもいらっしゃって飲み会ですね。↓
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  その他にも、酒匂塾長YEN蔵さん西原さんはんぞさんなどがお話されていますが、なんとなく漫才ムードの強いセミナーですね。
  大学の授業みたいに内職派が多く、リラックスした感じです(ランケンだけかもしれませんが)。
  知り合いが多いので、半分飲み会の空気です。
  
  驚いたのは、デイトレの人が多いこと、多いこと。
  ランケン読者は楽して投資したい人が多いと思うので、そんな事はないと思うのですが、デイトレ派って結構多いんですねぇ。
  酒匂塾長も驚いてらっしゃいました。
  
  そういえば、酒匂塾長と議論したドルスイス好調ですね。
  スイスだいぶうまく行っていますが、後でうまく話しできる機会があれば聞いてみますね。(まぁ、ユーロ次第でしょうけど)
  なんか面白い戦略などあれば、またお知らせします。
  でも、今日はさすがに出ないかな。。。

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PC壊れたので雑談

PC壊れたので雑談


  PCが壊れました~。。。
  もー。。。
  Windows丸ごと入れ替えです。。。
  全部設定しなおしかと思うと気が遠くなりそう。。。↓
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  南アフリカのワールドカップチケット販売用コンピューターも壊れたそうで、しばらく買えなかったそうです(笑)。
  FIFAはこの件に関して謝罪をしています。
  チケッティング・システムのトラブルなんて大変そうです(ランケンは一応システム屋さんなので、現場の苦労が目に浮かぶ。。。プロジェクトマネージャーが怒鳴ってますよ、きっと(爆))
  
  昨日、今日は市場が大幅に戻していますね。
  ランケンの欧州スプレッドポジションもマイナス気味です。
  やっぱり下落相場の方が、プラスになるなぁ。
  
  JR東海と東日本のポジションは増えてます。
  こっちは上昇相場で利益増えるんだなぁ。
  いろいろとうまいことヘッジしながら利益増やせるのがいい。
  
  ランドの方は少し上げてきています。
  リスク資産なので今の感じだと上昇しますね。
  ヨーロッパ問題はぜんぜん終わっていないので、まったく安心できる状況にはありませんが、一息つけます。
  
  いろいろと戦略でも練りたい所ですが、まぁヨーロッパを軸に組み立てるしかないでしょう。
  ギリシャの債券は半分になって償還されるとかの話しも出ています(来年以降でしょうが)。
  買えなくてよかったかな(笑)
  ほんと、どうするんでしょうね。

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南アフリカ生産者物価指数と中国スイスのユーロ売り

南アフリカ生産者物価指数と中国スイスのユーロ売り


  南アフリカの生産者物価指数は年率5.5%に4月はなりました。
  主な要因は農作物が前月比で1.8%上昇していることが指摘されています。↓
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  さて、相変わらず弱いユーロですが、中国がユーロ売るんじゃないかという話が出ていましたね。
  これに対して中国はユーロ売りを否定したことで現在はユーロ若干上昇している形となっています。
  中国は昨年ドルに対して否定的な発言をしており、実際ユーロやヨーロッパの国債をかなり購入しています。
  ところがここにきてのユーロ圏危機を受けて中国がユーロを売るのではないかとの推測が出ていました。
  
  もう1つユーロ売りの懸念がある国があります。
  スイスです。
  スイスはフラン高騰に悩んでおり、実際スイスフラン売りの介入をかなりしてきました。
  その際の介入のオペレーションとしてはユーロ買いになります。
  
  これによりスイスにはユーロが大量に溜まってしまっており、非常に悩ましい状況にあります。
  近い将来、ユーロを売ってドルにするという事をせざるを得ず、市場ではこれもユーロ売りの圧力として出てくるだろうと懸念されています。
  
  民間も国もユーロ下落は頭の痛いところです。
  一時はかなり人気のあったグロゾブも大きく下落しています。
  特にユーロ圏の債券を中心に組んだ奴なんかは厳しいようで、誰もほしがりませんね、今のユーロは。
  
  今日はヨーロッパ圏の株価上昇していますが、まぁそうはあがれないでしょう。

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南アフリカのインフレ良好

南アフリカのインフレ良好


南アフリカのインフレを示す4月の消費者物価指数は年率4.8%の上昇となりました。
3月の5.1%から0.3%減り良い結果です。↓
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内容としては食料品価格が0.1%前月比上昇し、住宅及び光熱費は年率6.8%の上昇、交通費は年率4.0%上昇など全体的に落ち着きが見られます。
南アフリカの最大の銀行ABSAのアナリストは市場の予測よりもかなり良い数字だと述べており、驚きをもって受け止めています。
インフレの落ち着きの要因としてはランドが比較的高止まりしているのも要因と分析されています。

昨日、発表のGDP成長率も好調でしたし、インフレも順調に下がってきており、南アフリカ中央銀行としては満足しているでしょう。
このため、南アフリカの金利は当面今の水準を維持すると見られており、来年までは金利上昇の可能性は少ない見通しです。

むしろ、また少し引き下げ余地が出てきたかもしれませんね。
景気後退を考慮するともう少し下げる事も視野に入れれるかもしれません。
ただし、中期的にはインフレ懸念は強く簡単に下げられないのもありますので、バランスをみながらの対応となりそうです。

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南アフリカGDP成長率予測より良い結果

南アフリカGDP成長率予測より良い結果


  南アフリカの第一四半期のGDP成長率は予測を上回り4.6%となりました。製造業が1.3%の上昇、鉱工業が0.8%の上昇、金融・不動産・サービスが0.5%、卸と小売とホテル産業が0.4%となっています。
  
  南アフリカのエコノミストは予測より若干良い結果だと述べており、今年は予定通り3.5%の成長を達成できそうだとしています。リスクとしてはストライキが長期化したりする懸念があるとしており、状況によってはGDPを0.2%押し下げる可能性もあると述べています。
  
  また、南アフリカ最大の銀行の1つスタンダード銀行は内容がよいことを指摘しており、小売と金融セクターの需要が力強い事を指摘しています。
  
  さて、ランドは1ドル8ランドぐらいになっていますが、よく下がらないもんだと。。。この辺を超えちゃうとちょっとイヤらしくなってくるレベルです。昨日も書きましたが、豪ドルに比べるとしっかりしていますが、株価が相変わらず下落を続けており、あまり楽観視しにくい状況です。ヨーロッパの火が本格化しないといいんですが。。。

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今週の南アフリカ重要経済指標

今週の南アフリカ重要経済指標


  今日のサッカーの日韓戦は残念でしたね。
  点が取れないなぁ。。。
  内容は悪くないように思うんですが。。。
  最後はPKですか。。。
  ↓
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  さて、今週の南アフリカはGDP成長率、消費者物価指数など重要指数が目白押しです。
  水曜日は第一四半期の成長率が発表になる予定で、ロイターのコンセンサスによると4.3%の成長率であり、昨年第四四半期の3.2%よりも加速する予測です。南アフリカの最大の銀行のABSA銀行は、小売の伸びや製造業や鉱工業などが最近良くなっているので強気の見通しです。また、スタンダードチャータード銀行も強気であり、なんと4.9%の伸びを予測しています。
  
  南アフリカ中央銀行は3.7%と予測していて乖離が大きいのが現状となっています。南アフリカ中央銀行の予測の根拠は消費者の与信が増えていない事は債務が重しとなっており、消費がもりあがらないだろうとの予測に基づいています。また、雇用の悪化も指摘されています。
  
  一方で、民間アナリストが強気の予測を立てている理由としては税収が高かった事があげられており、最大の注目の国内消費動向が強い事が注目されています。
  
  今の市場の状況ですと、あまり悪い結果が出てくるとランドは売られる可能性が高いとは思います。ランドに関しては最近やや弱めであり、1ドル8ランド弱となっています。このレベルだと南アフリカ中央銀行としては比較的落ち着いたレベルと見ており、それほど高くもないのですが、どう影響するかは難しいところがあるでしょう。
  
  先進国などに比べると悪い経済状況ではまったくないので、大きく下落する可能瀬はそれほど高くないとは思いますが、豪ドルの例を考えると必ずしも強気になりにくい所です。  

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先週の暴落と空売り禁止令

先週の暴落と空売り禁止令


  先週はランケンが持っているドイツ株価指数ロングとPIGS株価指数ショートがうまくワークしませんでしたが、ドイツが下げたんですね。
  しかも、理由がドイツの空売り禁止令だと。
  そういう事ね。。。今頃分かった。。。なんか変だと思ったんだぁ。。。↓
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  そのドイツの空売り禁止令。
  あちゃこちゃで非難轟々のようですが、一体なんなんだと。
  基本的には持っていない国債やら借りて来れない国債もなしに売るなって話です(概ね分かっているつもりなんですが、借りて来てない国債を売れるってのがどうもよく分かっていないんで、誰か教えてください)。
  
  この空売り禁止令をドイツが出した事により、ドイツがえらく嫌われたのが今回のドイツ株価指数下落の原因です。
  ま、それ自体はしょうがないと。
  空売りができないなら、買う方だってできないぞって話で、売りと買いは表裏一体なので片方が小さくなればもう片方も小さくなる。
  従って、流動性が減るから市場が活発じゃなくなるぞと。
  だから、株価下落って話ですね。
  
  空売り禁止令の是非はランケンは正直価値観の問題かもしれないと思っている所があって、どちらがいいかの議論はしたくないのですが、失敗しているのは市場の暴落を防ぐためにこのタイミングでやるって点かなと思っています。
  空売り禁止をするなら平常時からしないと意味がないと思うんですよね。
  こんな暴落相場で空売り禁止なんてやったって遅いって気はします。
  
  そもそも流動性が上がるって言うのはレバレッジが高くなると同じ事ですから、価格の上下の振幅が激しくなる訳です。
  テコの原理と同じで、流動性が高いのは長さが長くなるのと同じ話で、どちらかに行った時の動きが激しくなる。
  上がっても下がっても動きが大きくなるだけの話なはずですから、売りだけ止めるって言うのは本質的には難しいはずです。
  
  下落が激しいのは何かと言うと、それだけ上昇が大きすぎた訳ですから、それがイヤならそもそも普段から空売りなんて認めちゃいけないんだと思うんです。
  下落相場になってから空売り禁止令出して、下落だけ止めようなんて考え方としておかしいんでしょう。
  ドイツはそこを取り違えているかなと。
  
  まぁ、でもこの問題はどこまで言っても流動性の問題で本質的に経済の競争力の話とは別問題だと考えています。
  市場において流動性の問題ってバカにできないのは重々承知していますが(ドルの流動性が枯渇するとマジで怖いし)、何をいいたいかと言うと、経済的なファンダメンタルと言う観点から見ると、何も変わりはしないでしょう。
  
  ドイツの競争力が落ちもしないだろうし、ギリシャの問題が解決する事にもなりはしません。
  なので、市場への影響はかなり大きく見えますが、ファンダメンタル的なストーリーは変わらないんだろうと思っています。
  
  豪ドルもね、暴落していますが、ユーロじゃないんだしね。
  とは言え、リセッション再びになると、豪ドルもよろしくありませんが。。。
  もちろん、ランドも。
  結局、その辺りですよね。
  
  相場が大きく動いていますが、本質的には見失いたくない所です(どっちにしたってあまりいい状態とは言いがたいですが。。。)
  
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ワールドカップまで3週間弱

ワールドカップまで3週間弱


  気が付けば、5月も終わりに近づいていますね。
  ワールドカップまで後3週間を割っています。
  後19日!
  開催できないんじゃないかとか、日本で開催みたいな話すらありましたが、無事開幕式を迎えられそうです!
  楽しみです!↓
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  日本では景気後退もあり、どうも日本チームがシャキっとしないのでイマイチ盛り上がりにかけていますが、現地はもちろん期待しています。
  ただ、チケット全部売り切れたって話はどうもなさそうで、世界的な不況の中で思い通りに販売が言っているわけではなさそうです。
  
  売り切れが決まった試合は、イギリス戦、ブラジル戦、アルゼンチン戦、アイルランド戦、オランダ戦などとなっており、人気チームのゲームがやはり売れるようです。
  現在のFIFAのランキングは以下です。
  
  1位 ブラジル
  2位 スペイン
  3位 ポルトガル
  4位 オランダ
  5位 イタリア
  
  となっており、なんか最近ランケンが株価指数を売ってるPIGSの国が3つとも入ってるのは、たまたまでしょうか。。。
  後は世界最強のブラジルと日本とあたるオランダが4位で強いですね。
  うーん、ワールドカップ期間中は仕事したくないなぁ(いつもだけど。。。)
  
  ワールドカップと市場と仕事とランケンの全部こなすのは不可能だな。。。
  優先順位的には仕事が一番低いか???
  仕事以外は楽しい事ばっかりで贅沢な悩みです。
  
  応援しましょ!
  あ、ランケンも応援してやってください↓
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今日の市場

今日の市場


  市場は大荒れですね。
  それにしてはランケンの読者の皆様は比較的落ち着いているように見受けられますが、皆様いかがでしょうか。
  暴落に慣れました?ひょっとして?↓
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  結構、危機回避の流れは強くなっています。
  先日、ガタガタしますよみたいな事は書いたのですが、やっぱりかなり大きく動きますね。
  特に株式市場は大きく動いていまして、気が付くとすごい値が飛んでたりします(ランケンがスペイン株なんてやってるからだって話もあるんですが)
  あまりレバは取らないようにした方が良さそうです(いや、自信ある方はいいですけど)
  
  株式市場はかなり下向きのモメンタムがはっきりしてきましたね。
  まぁ、リーマン破綻語の状況に比べればかわいいもんですし、ちょっと上げすぎていたので当然と言えば当然でしょうか。
  
  ランドも一瞬10円台に入りかけた状態です。
  ドルランドは1ドル7.8ランド付近でしょうか。
  下限ぎりぎりかって感じまで下落しています。
  この辺で止まれるかどうかが注目でしょう。
  
  なんか、取れそうで取れていない今週。悔しい。。。

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南アフリカ電力会社がストライキか?

南アフリカ電力会社がストライキか?


  豪ドルが大きく下落していますね。
  その割にはランド下落していないんですが、今後の行方が気になります。
  株価も下向きのモメンタムが出てますし、リスク回避の流れがヨーロッパから波及しているように見えます。↓
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  特に気になるのが売り浴びせられていた欧州弱小国と先進国の下落が同じぐらいになってきたのが気になります。
  伝染しちゃったかなぁ。。。
  
  さて、南アフリカの気になるニュースは国営電力会社のエスコムのストライキです。
  解決にあまり時間がかかるとワールドカップの電力供給に懸念が出てしまい、よくありません。
  電力供給は生活に必需ですので、エスコム社の組合ストライキは法律で禁止されており法律違反です。
  
  それにもかかわらず、組合側はストライキをすると述べており、かなり強硬な姿勢です。
  エスコムの社員35000人の内、16000人がこの組合に所属しており、要求としては賃金の18%上昇となっています。
  18%上昇ってスゴイものがあると思うのですが、その裏には昨年からの住宅費用の交渉がこじれているのがあるそうで、組合側はエスコムが遅らせる作戦を取っていると責めています。
  
  確かエスコムの給料って一般よりかなり高かったと思うのですが、ワールドカップに乗じてストライキですか。
  外から見るとあんまり良くない組織に見えますね。
  国営電力会社として独占しているのがあんまり良くないんじゃないかと思うんですけどね。。。
  
  さすがに、南アフリカ国民としてワールドカップの最中に電力を止めるような事はしないとは思いますが、懸念事項である事は間違いないでしょう。
  

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南アフリカの消費予想外に好調

南アフリカの消費予想外に好調


  南アフリカを脱線しまくってるので今日は南アフリカにもどります。
  なんかタイの株式市場が火をつけられたりしてますが、市場は別の開示されていない場所で開かれているなんて面白いニュースもありますけど。。。↓
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  南アフリカの3月の小売売上は昨年の3月に比べて1%上昇しました。ロイター予測では0.4%上昇と見られていたので、予想外の強い結果とされています。
  
  小売の売上高は消費の指数として重要ですが、現在南アフリカでもっとも活気がないものが消費です。そのため、南アフリカの市場では勇気付けられる結果として評価されています。
  
  小売の売上高の上昇は金利引き下げが有効に機能していると見られており、これ以上の金利引き下げの可能性は遠のいたと見られています。既に南アフリカは5.5%もの金利引き下げを今回の金融緩和で行っており、現行の6.5%も高いのですが、経済が軌道に乗り始めているので、このペースを維持するだろうと言う解釈です。
  
  さて、南アフリカのお隣の国のザンビアは今年8%の経済成長を遂げそうだとしています。中国並みの成長率ですが、ザンビアの成長の基となっているのも、やっぱり中国となっており、中国の投資資金がかなり流れてきている事によるものとされています。
  
  世界経済って面白いなぁ。
  
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年金引き上げの流れが世界的な潮流になるか?

年金引き上げの流れが世界的な潮流になるか?


  ワールドカップが近いのに欧州危機もあって、どうも南アフリカから脱線気味ですが、今日も脱線。。。
  他に気になるニュースが多いんですもん。。。
  ま、南アフリカに大きな問題がないって事でご勘弁を(実は鉄道がストライキするとかやっぱり終わるとかなくはないんですけど、さほど市場がそれで動いていないみたいなので、と言い訳。。。)↓
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  さて、今日のお題は定年退職と年金。
  サラリーマンの方で興味のない方はいないでしょ?
  
  最近、欧州の危機で各国が政府債務を減らす必要が出ているのは皆様ご存知かと思います。
  そこで、出てきているのが定年退職の引き上げ。
  年金がもらえる年齢が引き上げられており、それに伴い定年退職も引き上げると言う状況が生まれています。
  要するにリタイアせずに働いて税金払いなさいって話ですね。
  
  これ、別に欧州の弱小国に限った話ではなく、フランスやドイツもだそうです。
  どうも年金の破綻は日本だけじゃないみたいで、フランスは維持不可能として今後改革の方向です。
  当然、労働組合などの反発があるのはありまして、55歳になって仕事なんか見つからないとして、年金引き上げは貧困の増加につながると述べています。
  
  現在、IMFは全ての先進国に債務圧縮を要請しています。
  日本も例外ではなく、日本国民が国債のほとんどを買っているにしても、現在の年金はほぼ破綻していますので、今後こういった動きはあるでしょう。
  
  一応、日本の年金は税金が投入されるので大丈夫だと日本政府は現在主張しています。
  今の欧州の状況見ていると、あんまり信じられませんよね。
  欧州でやっているように法律変えるだけですから、お金がなければまた年金減額やら支給開始の引き上げやら行うでしょう。
  そもそも、ギリシャと同じで維持できないような計算の上に成り立っているし。
  
  日本はデフォルトはしなくても、財政健全化は世界の流れとして出てくる可能性があります。
  現状は弱小国だけですが、財政健全化が遅れると格付けが下がるみたいな事が先進国で多くなってくると、日本だって市場の圧力を受けます。
  
  政府としては支出が抑えられないのであれば、収入を上げるしかないのですが、税金を上げるか、もっと働かせるかみたいな議論になる可能性は否定しにくいんじゃないでしょうか。
  年金もしかりで、結局は増税で跳ね返ってこざるを得ないので、増税が受け入れられなければ、年金側を後ろに倒すしかありません。
  老人に与える額を減らすか、労働者から取る額を増やすかのどっちかですね。そもそも、財政は大赤字なんだし。
  
  という所で、年金の期待は世界的に後退しています。
  ギリシャ危機はその内、日本人まで伝染しそうであんまり嬉しくない記事ですが、気になったので書きました(泣)。
  
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ユーロは失敗か?Part3(ユーロのモラル)

ユーロは失敗か?Part3(ユーロのモラル)


  「ユーロは失敗か?」シリーズ最終回です。
  前回はペッグ制でしたね。
  他に書いた記事とかなりかぶってる点があって、今読み返すとタイミングを完全に逸している気もしますけど。。。
  ま、せっかく三回シリーズって事で書いちゃったし、復習で読んでください。↓
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  今、一番問題なのは、ユーロ問題の出口が見えていない点です。ECBがギリシャの国債を買い取ると言う話も出てきていますが、その問題はメチャクチャ大きい。ECBのお金だってドイツやフランスなどから出てる訳で(ギリシャもですけど)、それをやると全ての国の債券をECBに買ってもらえばいいじゃんになっちゃいます。
  
  どの国も野放図に借金し放題ですよね。ECBがユーロを印刷しまくればいい訳です。そうなると、どうなるか。なんだよ、それって働いてお金稼ぐ意味ないじゃんとなります。印刷するだけでしょって話。ジンバブエと同じです。通貨の価値ってなんだろうって話になります。もっとも、アメリカはやってますけど。。。ま、アメリカはしょせん国内の話なので一応は銀行に厳罰を課したり、銀行を解体したり、合併させたり出来ますが、ユーロは他の国なので、非常に難しい。ギリシャとイタリアくっつけちゃえーって訳には行かない。
  
  となると、通貨の価値が下がるわけで、インフレします。通貨の番人の中央銀行が通貨の価値を下げてどうするって事になります。印刷した方が早いんだから、汗水かいて働いているドイツ人なんてそれこそアホらしくてやってられません。モラルハザードですね。ユーロの意味はもはや無くなる。今、そこまで危険な状況が考えられるんです。
  
  そりゃーユーロも売られますよね。ECBがやればやるほど売られます。一方で、買わないとギリシャが破綻して、ポルトガルが破綻して、スペインが。。。
  
  ドイツさん、フランスさん、オランダさん、悪いけどお金貸してって状況ですが、国が多いし嫌な事をする訳ですからまとまりが付かない。そうこうしている内に時間切れになるので、ECBが買うしかないんじゃないのって話です。つまり、ユーロを印刷してお金を増やす。
  
  ギリシャ国債の買取はECBは強く否定していましたが上の理由です。一方で、言ってはいけない事を言った、もしくはやってはいけない事をやったと言う事実は永遠に消えない訳で、またやるかもしれない、いつかやるかもしれないと言う懸念はずーっと残ります。そうするとユーロ採用国は赤字を減らすモチベーションが無くなりますから、ユーロの信用は地に落ちます。
  
  最悪、ECBが買うだろうから、借金しようです。お金持ちの親がいて、厳しくしないといけない所に厳しくしないで、出来の悪い子供が更に悪くなり、親の信用がなくなるって感じ。もう上がれない。結局、通貨の信用問題です。
  
  元を正せばユーロだと思うんですけどねぇ。。。と言うところで、やっぱりユーロは失敗だったんじゃないかなぁと思わざるを得ないのは上の様な理由です。残念ながら世界も同じように考えるでしょうから、ユーロの基軸通貨は事実上無くなったと思います。
  
  ジムロジャースの言ってる事も少しは理解できますよね。ギリシャに出来る事は既にほとんどない。そしてECBにも出来る事も時間稼ぎに過ぎない。ドイツもやってられない。借金漬けの国もたくさんあるけど、財政再建なんて簡単じゃない(経常黒字国の日本ですら難しいんですからね)。ジムロジャースが言うようにユーロは今すぐには無くならないだろうが、15年もしたら無いかもしれないってのは現実感ありありです(なんで15年かは分かりませんけど。。。)。
  
  解決できる方法はランケンには正直分かりません。可能性としてあるのはユーロが安く沈んでしばらく浮き上がらない事かなぁ。ユーロ安でドイツの輸出が上向く、ヨーロッパの景気が良くなる、税収が増える、ギリシャなど今回の厳しい措置を取った国も税収が増える、市場が安定する、と言った破綻国家を回復させるお決まりのシナリオです。
  
  ただねぇ、これにしたって、通常は金利を引き上げないといけないし、通貨をもっと安くしないといけないし、みたいな話なんですよ。じゃぁ、ギリシャだけ切り離しちゃえばいいじゃんって意見もあると思います。これも出来ないんだなぁ。
  
  理由はギリシャとかポルトガルの債券をドイツやフランスの銀行が大量に持っているんです。ギリシャ切り離した瞬間にこれらの債券は不良債権化しますから、今度はドイツやフランスの銀行まで潰れちゃう。
  
  やっぱり、行き着く先はかなり暗くて、ジムロジャースの言うとおりかなぁなんて思ってしまいます。時間稼ぎして、その間にギリシャの債券減らしたいでしょうが、誰が引き受けるんだって話です。いないよねぇ。。。結構お手上げじゃないかと。。。
  
  まぁ、どっちにしてもユーロ安は当面回避できません。うまく行くにしてもドイツの景気が良くなる事が条件でしょう。その頃、ポルトガルとかスペインとかの景気はかなり悪い(既に悪いですけど。。。)。
  
  と言う所で、ランケンはドイツ株価指数買って、ポルトガル株価指数やらスペイン株価指数やらイタリア株価指数を売ってというスプレッド戦略を1月から組んでるんです。壮大なるマクロ戦略に聞こえますね。たいした事ないんですけどね。。。
  
これで「ユーロは失敗か?」シリーズは終わりです。
難しかったかもしれませんけど、ギリシャとかを見る目が変わるといいなと思っています。
ギリシャとかポルトガルをいじめちゃいけません。
もっともショートしますけどね(笑)。
別にいじめてるわけでもなんでもないし、市場ですから。

ランケンのモラルの問題は問わないでくださいね。
ユーロのモラルを問うべきですから、遠慮なくショートかけていいとランケンのモラルは言っています(爆)。
大作の3回シリーズでした。どうぞ応援してあげてください。↓
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南アフリカのソブリンリスクは?

南アフリカのソブリンリスクは?

  南アフリカは金利を据え置きましたね。
昨日書きました金融政策ステートメントにもありますが、南アフリカ自体に大きな問題は今のところあまりない状態です。リスクはむしろヨーロッパにおける債務リスクの方が大きいと見られます。   

  さて、南アフリカも含めてソブリンリスクについて少しまとめてみました。
  ↓
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  下は全てGDP比です。
  数字は財政赤字と債務残高(グロス)はOECDのものです。最新の予測は特にPIGS系はもう少し悪かったりするんですが、統計の数字をなるべく合わせたいので、そのまま使います。
  また、対外債務はWikipediaの数字を使っています。   

  
財政赤字(2011) 政府債務残高(2011) 対外債務(2009)
南アフリカ 6.7% 35% 15%(2011)
ギリシャ 10% 130% 153%
イタリア 5.1% 129.7% 58%
スペイン 7.7% 74.3% 151%
ポルトガル 7.8% 97.2% 188%
アイルランド 11.6% 92.5% 961%
日本 9.4% 204% 35%
アメリカ 9.4% 99.5% 94%
イギリス 12.5% 94.1% 365%
ドイツ 4.6% 85.5% 185%


  こうして見ると、なかなか面白いですね。
  順番に行ってみましょうか。
  
  財政赤字はギリシャは最新の見積もりでは約14%ですので、実は最も悪いです。
  先進国ではイギリス、アイルランドが悪いですね。
  ちなみに日本も結構悪い。。。
  南アフリカはまぁまぁかな。
  
  政府債務残高は日本の悪さが目を引きます。
  GDPの2倍です。。。
  2位を圧倒的に引き離しており、次がギリシャとイタリアです。
  
  日本がこれだけ悪いのに助かっている理由は対外債務です。
  対外債務って海外に対する債務と言う意味で、外国からの借金ですね。
  これが日本は35%ときわめて低い。
  日本人の預貯金が日本国債に回っており、日本人自身で政府に貸し付けているため、債務自体は高いのですが問題になっていません。
  
  対外債務は民間と政府の借金の両方を含みます。
  これが高いと海外への依存度が高く、今回のような信用危機で海外からのお金が逃げ出しちゃうと、資金繰りに行き詰まりデフォルトが政府及び民間で発生します。
  ですので、対外債務は結構重要でしょう。
  
  対外債務で危ないのはイギリスですね。
  もちろんギリシャもですが、イギリスは産業があったり原油が取れるのでなんとかなってる感じでしょうか。
  南アフリカも15%と日本よりも低く、まったく問題なさそうです。
  
  と言う所で、ランケンの勝手格付けもしてみました。
  あながち違ってないかもですね。
  今、騒がれている通り。
  ギリシャ0点(笑)
  なんと南アフリカ超優等生(ホントか~、うーん恣意的だって言われそう。ま、参考程度に)。


財政赤字
(2011)
ランケン
格付け
政府債務残高
(2011)
ランケン
格付け
対外債務
(2009)
ランケン
格付け
点数
南アフリカ 6.7% 35% 15%(2011) 5
ギリシャ 10% × 130% × 153% × 0
イタリア 5.1% 129.7% × 58% 2
スペイン 7.7% 74.3% 151% × 2
ポルトガル 7.8% 97.2% 188% × 2
アイルランド 11.6% × 92.5% 961% ××× 1
日本 9.4% 204% ×× 35% 3
アメリカ 9.4% 99.5% 94% 3
イギリス 12.5% × 94.1% 365% ×× 1
ドイツ 4.6% 85.5% 185% × 3
○5%未満
△10%未満
×それ以上
○50%未満
△100%未満
×それ以上
○50%未満
△100%未満
×それ以上
○2点
△1点
×0点
南アフリカ対外債務は次(http://www.edc.ca/english/docs/gsouthafrica_e.pdf)を引用。

  なんか、マイナスしたい国もありますねぇ。。。×2つ以上取った国とか。。。
  これ、結構為替の強さにも今は出てるかもしれませんね。
  恐らく株にも。
  
  南アフリカに戻りますと財政が堅牢なのは元々有名な部分ではありました。
  それほど驚くには値しないのですが、改めて見ると意外といいですね。
  
  後、成長率の観点を考慮すると、他の先進国に比べて倍近く高いので、あんまり怖い感じはしません。
  債務はインフレしちゃうとどんどん減っちゃうし、それほど問題はないでしょう。   

  南アフリカ政府よくやってます。
  ま、雇用をやや犠牲にしてるかもしれませんが、この辺のファンダメンタルはしっかりしています。
  もっともこれが揺らぐと南アフリカなんて金利目的で持ってられたもんではないんですが。   

  後は貿易赤字でしょうかね。
  こちらは民間の赤字なのですが、上の様に政府債務がまずまずだと民間は借金できちゃうって言うのはあるんでしょう。

  まぁ、今はそんなに借りれないみたいで、貿易赤字も改善しています。
  
  結論としては、今のところ南アフリカにソブリンリスクはほとんどありません。
  なので、そんなに心配はないのですが、世界経済がメチャクチャになると新興国はダメージを受けやすく、そこは注意する必要があります。
  もっとも、南アフリカもそこは分かっているので、世界的な経済危機においてもあえて緩めないんでしょうけど。   

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南アフリカ金融政策ステートメント

南アフリカ金融政策ステートメント


  南アフリカ中央銀行の金融政策ステートメントの全訳です。
  ヨーロッパの危機の影響が南アフリカにも影響する可能性があると述べていますね。
  
  また、南アフリカの財政赤字についても述べられています。
  南アフリカは成長率がそれなりにあり、インフレも高いので、ヨーロッパのレベルと単純に比較する必要もあまりないのですが、単純に比較してもまぁまぁって感じじゃないでしょうか。
  別に低いとは言わないですけど、今の世界的な景気後退を考えると、こんなもんなら上出来かと(ややバイアス込みかもしれませんけどね。。。)
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  1.序文
  
  前回の南アフリカ金融政策決定委員会の開催以来、国内インフレの見通しは良好な状態を維持しており、インフレは予測期間全般においてターゲットレンジに収まると思われる。国内経済成長の見通しは改善した事が明らかになっており、一般家計の消費支出の回復は緩慢なものの多くの成長予測は上方修正されている。
  
  比較的好調な経済成長見通しに対するリスクは最近の世界経済の状況の結果、過去数日である程度変化した。多くのユーロ圏の国々における財政赤字の維持に関する不確実さとこれらに対する金融市場の反応は、多くの国の一時的な回復に影響を与え伝染する恐れが出てきており、これは南アフリカも含む。ヨーロッパ各国の政府とヨーロッパ中央銀行及びIMFの努力は市場をある程度穏やかにする効果を持っていたが、世界経済と国内経済への大きなリスクは残ったままである。
  
  
  2.インフレの状況
  
  都市における消費者物価指数を基にしたインフレ率は2010年3月は前月の5.7%から5.1%に下落した。住宅と公共料金のカテゴリが最も大きなインフレ要因となっており、1.6%をしめる。これは主に住宅価格が年率26.8%上昇した影響となっている。食品価格は引き続き好ましい状況であり0.5%の上昇であった。ガソリンや灯油などを除く管理価格は前月の10.8%の増加に比べて10.4%となった。
  
  生産者物価指数は2010年3月に3.7%上昇した。2月の3.5%より上昇しており、上昇基調は、消費者物価指数に直接影響を与えない主にコモディティ価格の上昇によるものである。生産者物価指数レベルでの食品価格は今後、消費者物価指数に制約を受ける状況が続くではずである。農作物は6.2%に下落し、加工食品は1.5%の幅で下落した。
  
  3.インフレの見通し
  
  南アフリカ中央銀行の消費者物価指数予測は前回の政策金利決定委員会の時の見通しに比べて若干改善し、2010年と2011年のインフレを下方修正した。消費者物価指数は2010年第三四半期に平均4.7%になると予測され、そこが最も低い点である。その後、インフレはゆっくりと上昇し、予測期間内においてターゲットレンジを下回る予測である。予測期間最後の2012年末のインフレ率予測は5.3%となる。
  
  最近の調査によると、アナリストのインフレ予測は予測期間内のほとんどでインフレターゲットの中に納まるとしている。ロイターの消費者物価指数調査によると、会長者は2010年のインフレ率は平均で5.3%と予測し、その後2年間は6.0%と予測している。また、インフレ連動債によるインフレ予測も前回の政策金利決定委員会以来、改善しておりインフレターゲットの中におさまるとしている。
  
  4月にIMFに発表されたワールド・エコノミック・アウトルックによると、世界経済の成長は2010年は平均して4.2%になると予測され、2009年10月時点の予測の3.1%を上回る。しかし、最近のヨーロッパの状況により新たな危機の可能性が出てきており、世界経済の回復に悪影響を及ぼす可能性がある。いくつかのユーロ圏諸国は格付け機関により格下げされ、金融市場がこれに反応している姿は2008年9月のリーマンブラザーズ破綻の後を思い起こさせる。ギリシャ債券のデフォルトの可能性に対する心配は財政赤字の高いヨーロッパの他の国の経済へ波及する懸念が広まっている。また、ヨーロッパの銀行セクターはこれらの債券へのエクスポージャーが大きく、こちらへ広がる可能性もある。
  
  金融市場は当初ユーロ圏の政府とECBによる5月8日の大きな政策介入をポジティブに反応した。しかし、その後市場はこれらの政策が債務問題をかかえる国にとって十分なものかについて納得できていなく、また要求されている財政政策が政治的にも社会的にも実行可能かどうかについて疑問を持っている。これらの状況が世界環境の脆弱さを表しており、関連する不確実さが世界経済の回復に対する下方リスクとなっている。しかし、世界のインフレ見通しは良好なままであり、南アフリカ国内のインフレのリスクがもたらされる事は想定されない。
  
  前回の政策金利決定委員会以来、ほとんどの期間でランドは比較的安定しており1ドル7.23ランドから7.48ランドとなっている。世界の金融市場が荒れている事で、リスク回避の動きが戻ってきた事により、ランドの下落の結果となった。ヨーロッパの政府による介入がアナウンスされた後、ランドは1ドル7.5ランド近辺まで上昇した。
  
  貿易加重ベースではランドは今年の年初以来比較的変わらない状況である。同期間においてランドは対USドルにおいて1%ほど下落したが、ユーロに対しては11%上昇した。現在のレベルはインフレの見通しにおいてはポジティブな要因となっているが、ユーロ圏の状況とリスク回避について不確かな面がある。
  
  世界情勢は財政赤字と赤字比率の維持が可能かどうかについて金融市場は現在フォーカスをあてており、南アフリカ政府の赤字は2009年-2010年で対GDP比6.7%と見積もられている。これは2月時点での7.2%の予測と比較して改善している。今後3年間で経済が回復するにつれて財政赤字は小さくなると予測され、2012年-2013年には4.7%になると見られている。対GDP比での政府公的部門債務は中期的に43%でピークを打つと見られている。この財政は財政維持と一致しており、金融政策委員会としては金融政策の目的との不整合は見られなく、この状況を継続すべきである。
  
  国内経済の緩慢な回復は維持できる事が明確になってきた。先行指数も景況感サイクルも2010年最初に2ヶ月は上昇傾向を続けており、国内経済活動が短期的にはポジティブである事を確認している。各種の景況感指数は比較的好調のようである。南アフリカ中央銀行の最新のGDP成長予測は2010年は2.7%の上昇であり、2011年は3.6%の上昇である。この成長率によると生産ギャップはインフレ見通しの上昇リスクとは見られていない。成長見通しの主なリスクは世界経済情勢から来ると考えられる。
  
  成長見通しは3月に6.3%成長した製造業セクターの回復が続いている事で、維持されると見られる。購買マネージャー指数は4月は下落したものの、このセクターの拡大が続いている事を反映している。3月は鉱物生産量も11%上昇した。
  
  民間セクターの需要はインフレの観点からは良好のままで、家計の消費支出の改善の証拠もいくらかある。不動産の売上は2月は年率ベースで下落したが、短期的にはよりポジティブである。2月までの3ヶ月間はその前の3ヶ月間に比べて3%の上昇が記録された。また、新車販売台数の状況も好ましく、4月は36%上昇している。
  
  国内銀行による民間セクターの信用拡大は、信用供給の制約が小さくなっているにも関わらず弱い需要を反映している。ローンや与信の12ヶ月の伸び率は2010年3月は0.3%下落しており、住宅ローンの伸びも2月の3.9%から3.6%に下落した。しかし、住宅ローンは唯一ポジティブな成長を記録したセクターとなっている。また、アーンスト・アンド・ヤング金融サービス指数は銀行が新規ローンに対してはより中立的な態度に移行している事を示している。
  
  消費もある程度資産効果により決定される。住宅価格はある程度は回復しており、各種指数は全て住宅価格の伸びを示している。株式市場もまた2009年3月以来大きく改善している。ただし、5月6日までの5日間でヨハネスブルグ株価指数は約10%下落しており、市場のセンチメントの脆弱さを表している。
  
  良好な成長見通しにもかかわらず、雇用状況は国内経済の回復に遅れをとっているのが明らかである。四半期毎の労働力調査は2010年第一四半期に171,000人の雇用が失われた事を示している。この傾向は家計の消費支出をある程度制限する事になり、賃金の実質上昇による消費のポジティブな影響をある程度相殺する。
  
  これらの雇用の喪失にもかかわらず、賃金の上昇レベルの影響が懸念されている。2010年第一四半期の賃金妥結平均は8.4%となり、2009年の9.3%より下落した。しかし、金融政策委員会は、現在及び将来のインフレ率よりも非常に高いレベルでの妥結が多い事に注目している。生産性の上昇がない状況での賃金上昇が続く場合、インフレ見通しの上昇リスクが出てくる可能性がある。
  
  4.金融政策スタンス
  
  金融政策委員会の評価としてはインフレはターゲットレンジ内におさまるであろうと予測され、経済も回復が続く事が期待される。インフレ予想に対するリスクは前回の金融政策委員会の時よりもバランスがとれている。インフレ見通しのリスクとしては管理価格の状況が世界経済の状況から出てくる事である。国内の成長見通しは世界経済の状況に引き続き影響を受ける。金融政策委員会はこれらの状況を監視しつづける。
  
  これらの理由により、金融政策委員会は現在の金融政策スタンスを維持する事が適当と判断し、レポレートは据え置きのまま6.5%とする。

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ユーロは失敗か?Part2(ペッグ制)

ユーロは失敗か?Part2(ペッグ制)


  やや間が開いちゃって間の悪い感じもしますが、ユーロは失敗か?シリーズのPart2です。
  前回はユーロの制度について書きましたね。
  今回はユーロと言う通貨そのものです。↓
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  ユーロもそうですが、ペッグ制(固定相場制)って多くの国で失敗しています。強い国(中国みたいな)がペッグしている分にはいいんですが、弱い国がやると経済政策の片方を失うのでもろい。諸刃の刃と呼ばれる所以です。
  
  最近ではラトビアがリーマン危機の後で破綻していますね。ラトビアの通貨ラットはユーロにペッグしていまして、金融政策を失っている事に加えて、財政政策が失敗したために起きた破綻だと思います。ペッグしてなければ通貨が下落して、それがクッションになるのですが、クッションになるものが無いから、破綻する時は一気に破綻してしまいます。
  (ちなみにラトビアの危機も3ヶ月前に取り上げています。まぁ同じ構図ですよね)
  
  ユーロは多くの国がペッグします。これが壮大な実験と呼ばれる所で、元々無理があるのは知られていました。なので、ギリシャが破綻するならば、それはユーロと言う制度が生んだ悲劇であって、ギリシャを悪く言っているのとは違います(なんかギリシャのファンと思われる方からランケンが酷い記事を書くなんてコメントも頂きましたが。。。)。
  
  たまたま、一番弱かったギリシャが現在、槍玉にあげられてる訳で気の毒な話だとすら思っています。ラトビアが入っていたらラトビアが世界中で刺されるだけの話だったんじゃないかなと。
  
  という所でユーロの失敗と言う表現をランケンはしていますが、まだ別にギリシャは破綻していません。失敗”かも”ぐらいが今の気分で失敗と断言はしません。(一応、CFDステーションでも「失敗に終わりつつある」って書いてますがそういう気分)
  
  1年ぐらい前はドルが凋落して、次の基軸通貨はユーロだなんて議論も多くありました。わずか1年後、ユーロは失敗とか終わったとか死んだなんて言われています。為替レートが下がった事なんて失敗かどうかの本質じゃないと思ってます。
  
  失敗の定義に戻りますが、破綻国家を生んだ通貨なら失敗なんじゃないかなと思っていて、ペッグしてなければ(ギリシャだったらドラクマって言う元々のギリシャの通貨を使っていたら)破綻しない可能性の方が高いでしょう。今頃、ドラクマが物凄い売られてたはずで、金利を引き上げる事がギリシャの意志で出来ますし、そうなると投資も増え、国際競争力も強くなりって言う絵が描けます。
  
  今のギリシャは、ドイツやフランスにお金を貸してくださいしか出来ない所が悲劇ですね。金融政策を捨て、財政政策もほぼ失敗。通貨は下がらないからかなり税率を上げるかしかなく、挙句の果てにはユーロから追い出される可能性まで問われるし、同様の国々も似たような状況に追い込まれて、ギリシャのせいだって言われる訳です。(ほんと、気の毒。。。)
  
  今後、ギリシャ人とドイツ人は仲が悪くなるでしょうが(だって、デモを起こしているギリシャにドイツの税金投入するんだもん、ドイツ人の心情も分かります)、民族対立にまで発展する可能性を取りざたされています。
  
  ドイツから見たら、こんなユーロにしがみつく理由は無く、マルクに戻せって意見も多いんです。そりゃそうですよね。ドイツだって原油が取れるとかで、何もしなくても稼げるって訳じゃない。一生懸命働いて作ったお金を他の国に持ってかれて、ドイツにお金がなくなって税金が上がるなんて話になったらたまりません。
  
  ギリシャにお金貸すぐらいなら国内に貸せって話だって当然ある訳でやってられませんよね。しかも、ポルトガルやらスペインやらって次から次へといわれた日にはたまりません。ドイツがもうユーロやめたって言ったらユーロは本当の意味で終わりです。
  
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南アフリカ中央銀行総裁の金利についてのインタビュー

南アフリカ中央銀行総裁の金利についてのインタビュー


  南アフリカの政策金利は6.5%に据え置かれました。これについて南アフリカ中央銀行総裁のGill Marcus氏はインタビューの中で委員会全員一致で据え置きを決めたと述べており、現時点で引き下げについての議論は無かったとしています。↓
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  最新の南アフリカのインフレは5.1%となっており、インフレターゲットの6%を十分下回っています。また、製造業の生産量も予想より多くなっており、経済は順調な回復を見せています。ただし、景気が非常にいいかというとそういう訳でもなく、むしろ雇用などは悪化しています。
  
  そのため、現在は金利引き上げの可能性は少なく、世界の他の国の金利も勘案すると当面は引き上げる事は難しい状況です。今後についても、Marcus総裁はしばらく据え置きとの声明を出しており、6.5%のままの状況が続きそうです。  
  
  そう言えば、テレビ東京のWBSで南アフリカを今日はやってましたね。新興国って言っても普通に先進国並のモールがありますよね。生活はまだまだですが、ソニー南アフリカの日本人の方ががんばってらっしゃるようで、ちょっと嬉しかったです。

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南アフリカ金利据え置き

南アフリカ金利据え置き


  南アフリカの政策金利決定委員会は金利を据え置き、6.5%のままとしました。

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南アフリカ製造業生産量と政策金利予測

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  ここ数日ユーロネタばかり書いていますね。
  明日は政策金利決定委員会もありますので、少し南アフリカに戻ります。↓
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  南アフリカの製造業生産量は2010年3月に比べて年率6.3%上昇しました。ロイターの調査によると、2.9%の上昇が予想されていましたので、予想を大きく上回る結果となっています。また、2月の2.7%よりも高い上昇率となっています。好調な要因としては自動車産業が特に好調に推移しており、鉄や機械設備なども好調でした。
  
  この結果を受け、明日発表となる政策金利は据え置きとの見方が多く、25人のエコノミストの内、22人が据え置きの予想です。また、南アフリカ中央銀行総裁も当面は安定的と述べているため、6.5%のままとなりそうです。
  
  前回は驚きの金利引き下げを行った南アフリカですが、各種統計からは経済は順調に回復できているように見受けられます。明日の政策金利決定委員会の発表が待たれます。

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ユーロのモラルハザード

ユーロのモラルハザード


  今日の相場は比較的おとなしいですね。
  ユーロはすっかり元の値に戻しており、昨日の爆弾はなんだったんだろうぐらいの勢いで、市場もあんまり効果があったようには思えません。
  励ましのコメントどうもありがとうございました!↓
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  昨日で1つ思考レベルが変わらないといけませんね。
  ギリシャ問題はもはやギリシャの問題ではなくなりました。
  ギリシャはECBかEUに当面は助けてもらえる事が決まったわけですから、EUの問題であり、ほぼドイツの問題とイコールと捉えていいんじゃないでしょうか。
  
  ギリシャ債券買いたいなぁなんて思いますよね(笑)。
  ドイツが保証してくれて金利が高いんだからいいじゃんみたいな。
  先月あたりも書きましたよね、そんな記事。
  
  これがそもそも既にモラルハザードです。
  ランケンだけでなく、他の国の大きな銀行などが全て同じように考える。
  結果、ギリシャの債券はいつまでも買われ続け、赤字が膨らむ。
  市場がお金貸してくれるんだもん。
  
  どうなるか?
  やっぱりまた市場がほんとに返せるんだろうか?って思い出します。
  ECBが買うんですよね。
  じゃぁ、いーかみたいな。
  
  悪循環ですねぇ。
  ユーロ圏内は既にケンカを始めています。
  しかもトップレベル(首相級)のケンカです。
  誰がお金出すんだよ!みたいなね。
  
  ギリシャを切り出したくても切り出せません。
  ヨーロッパ中の銀行がギリシャ債券を保有してるわけですから、切り出した途端に多くの銀行が破綻する可能性が出てきます。
  そもそも、そんな国の債券をなんで買ってたかって言うと、ユーロだからですよね。
  ユーロにギリシャが加入以来ずーっとモラルハザードが進んでいたわけで、だからこそギリシャ問題はユーロの問題になってしまっています。
  ユーロと言う制度事態がモラルハザードを引き起こしていた。
  
  って勢いでここまで書きましたが、Part2とPart3の内容とかぶるなぁ。
  なんか、ランケンの記事も混とんとしてきちゃいました。
  うーん、タイミングってのは1つ間違うと色々とおかしくなりますねぇ。
  ユーロと同じだ。。。
  
  あ、そう言えば、南アフリカの政策金利決定会合が13日です。
  
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ユーロの原子爆弾

ユーロの原子爆弾


  えーと、今日はちょっとだけ動揺していますと。。。
  別にユーロが上げたから動揺しているのではなく、昨日のランケンの記事見てユーロを売った方がいらっしゃるようで、それにびっくりしまして。。。
  ユーロの制度と現状についてまとめただけのつもりで、今日明日の取引をしてもらうつもりで書いたものではなかったんですが。。。
  
  日曜日に書いたものをそのまま出してしまいましたけども、ECBから原子爆弾の話が出る可能性がある事を分かっていながら、ユーロの制度をこのタイミングで書いてしまったのはうかつだったかもしれないと反省しています。
  まぁ、ユーロまた下がっていますが。。。はぁ。。。
  
  えっと、EUから7500億ユーロ(約90兆円)の救済策が発表されました。
  上の原子爆弾って言うのは、ECBがついにユーロ圏の政府債券を購入する準備があると発表した事を指しています。
  このECBによる国債買い入れはご法度で、やってはいけない事とされていますが、効果は抜群にあります。
  
  これによりギリシャなどのデフォルト懸念は一気になくなります。
  なぜかと言うと、ECBが買う以上はギリシャなどの弱小国の国債が償還されない事はとりあえずなくなるからで、通貨発行元の中央銀行が買うという事ですから、その気になればいくらでもユーロを印刷すればいいわけで、市場で買っている側としてはとりあえず確実に償還される。
  すなわち、デフォルト懸念はない。
  
  一方で、これって相当矛盾した話なんです。
  だって、通貨を発行できる(印刷できる)中央銀行がですよ、借金の証書である国債を買うって言ってる訳です。
  従って、国債も発行し放題です。
  中央銀行がお金を印刷すればいいんだから。
  
  この結果どうなるかと言うと、2つの事が同時に起こります。
  1つは通貨量が増えます。お札を大量に印刷するからね。
  それは通貨の供給を増やし、遠くない将来インフレをもたらす可能性があります。
  
  もう1つは財政規律に問題が残る。
  国債発行し放題な状況を許す訳で、ユーロ圏の全ての国は財政規律のための重要なルールが甘くなりますから、下手をすると財政赤字に歯止めがかからなくなる。
  
  上記、どちらもユーロの信頼を大きく損ねます。
  なので、副作用も非常に大きく、デフォルト懸念の効果は抜群ですが、通貨の番人である中央銀行自らが通貨の信頼を失墜させる行動を取るというデメリットがあります。
  もはや、中央銀行はそのもっとも大切な使命を犠牲にしているわけです。
  なので、原子爆弾と言われてきており、ECBもかたくなに否定してきていました。
  
  ただ、既に追い詰められたEUとECBは今日これを出されるんじゃないかとは言われており、出てきたら上で書いたようにものすごいインパクトである事は週末に分かっていました。
  ランケン、これを書いておくべきだったと後悔しています。。。
  そこまで気を使わなかったと言うか影響があると思ってなかったんですよね。。。
  ランケン記事の方が原子爆弾になったみたいで、ちょっと申し訳なかったなと。。。
  
  現状、原子爆弾は落とすぞと言っているに過ぎなく、まだ落ちていません。
  しかし、ついに落とすって言ったのは事実でユーロの通貨としての信頼は失墜します。
  最終兵器に頼らざるを得ない状況に追い詰められている訳で、いかにユーロが必至かがよく分かりますが、永遠に消えない傷をユーロにつけてしまっています。
  なので、ユーロの先行きが明るくなった訳では決して無いのですが、短期的には市場は安心します。
  これで、どこまで押さえ込めるかどうかが注目ではあります。
  ポルトガルやスペインに飛び火しないために必至でしょう。
  
  といった感じです。
  
  はぁ、この記事を昨日書けば良かったのかなぁ。
  記事を書く順番間違えたかな。。。
  Part2とPart3出すのどうしよう。。。
  
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ユーロは失敗か?Part1(ユーロの制度)

ユーロは失敗か?Part1(ユーロの制度)


  CFDステーションの方にユーロは失敗に終わりつつあると書きました所、コメントを頂きました。ちょっと取り上げさせていただきたいと思います。やや議論のある内容となるかもしれませんが、あまり感情的にならないでくださいね。冷静に考えましょう。
  
  1年半ぐらい前もユーロは基軸通貨になるかみたいな記事を書いたんですが、どうもユーロファンと思われる方からバイアスがかかったコメントを頂くし、多くの方がユーロの現状を飲み込めないで押し目買いみたいな事を考えておられるので、理解して押し目買いして欲しいと思います。あんまり日本のテレビは本質的な所で解説してくれないんで、お勉強しましょー。
  
  なお、別にランケンがヨーロッパ嫌いとかそういうんじゃないですので、皆様も冷静に考えた上で、コメントあればください。異論反論、間違い訂正なんでもいいですが、感情論はご勘弁を。感情的なトレードしたくないです(ってランケンも結構うまく行ってる時ははしゃいでますけど、入る前は冷静なつもり。。。)
  
  ちなみに全3回シリーズの割と大作です。頑張ったので、よろしくお願いします。↓
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  ユーロが何をもって失敗とするかはやや難しいものがあります。が、結論から言うと個人的にはギリシャが破綻したら失敗じゃないかなと思っています。
  
  ギリシャの破綻なんてギリシャが悪いんじゃないかと言う意見はあるかと思いますが、そもそもギリシャが本当に悪いのか?なぜ彼らはデモまでしてあんなに怒ってるんでしょうか?ギリシャ人が怠惰だから?
  
  もしそうなら、なぜポルトガルも今危ないんでしょうか?これもポルトガルが怠惰だからか?スペインも?イタリアもか?どうもギリシャ人が悪いみたいな論調が世の中には見受けられるんですが、ランケンは必ずしもそうじゃないと思っています(ま、それもあるかもしれない事は否定しませんけど)。やっぱりユーロと言う制度がこれらの国を生み出したんじゃないかと考えています。
  
  そもそもEUは同一通貨で貿易を促進しましょう、人の行き来も自由にして、もっとお互いに経済発展をしましょうという目的で生まれています。通貨も人も物も自由にするのは良いのですが、国が違うのでそこには大きな問題が出ます。有名な国際金融のトリレンマって奴です。
  
  具体的には以下の3つが同時に成り立つ事はできないって言うものです。
  
  1.固定相場制(為替レートをどこかの国と同じにする)
  2.独立した金融政策(金利の上げ下げを経済情勢にあわせて自由にすること)
  3.自由な資本移動(お金を制限なくやりとりする事)
  
  このうち、1番についてはユーロに加入した国は自動的に固定相場制になります。3番もユーロの元々の考え方からして、自由に移動出来ちゃいます。すると失われるのは金融政策です。
  
  国の経済政策は大きく分けて、以下の2つがあります。
  
  A.金融政策(中央銀行が金利の調整や貨幣の流通量のコントロールを通して行う政策)
  B.財政政策(税金をどれだけ使うかや国の借金である国債をどれだけ発行するかを決める。各国の政府が行う)
  
  Aの金融政策は通貨がユーロに統一した瞬間にユーロ加入国は失います。従って、ユーロ全体の中央銀行が設立され、ユーロ加盟国は全て中央銀行を持たなくなります。要するにペッグです(固定為替相場制)。
  
  このため、各国の経済政策はBしか残らず財政政策に頼らざるを得なくなります。
  要するに、どれだけ国が借金するかとか、公共投資をばらまくかって話ですね。
  
  ユーロ加盟国の経済は温度差があります。ドイツは自動車産業が強く貿易黒字でお金がありますし、人口も多い。一方で、弱い国もあります。人口も少ないし、これと言った産業もない国がある。
  
  弱い国とは経済が元々あまり強くないので、彼らとしてはなんとかして経済を強くしたい。貿易もいっぱいしたいし観光客にも来て貰いたいと考えます。そうなるとユーロの経済促進の考え方(ものも人もお金も自由に行き来できるようにしようって考え方)は非常に魅力的です。当然、多くの国が入りたくなります。
  
  実際、入った国はユーロと言う強い通貨を手に入れる事もあって、景気は良くなりました。一部の国(と言うか多くの国)で過熱感が出てきている所もありました。バブルの発生です(スペインの住宅など)。でも、金融政策を持っていないから、金利を引き上げられず引き締めも出来ません。景気がいいから税収も増え、財政支出も増えます。
  
  ここでバブルが何かをきっかけに弾けるとどうなるか。日本と同じで景気が悪くなりますが、ユーロと言うペッグがある以上、金利も下がらないし通貨は下がらないから、景気の悪化は更にひどくなり、財政支出をせざるを得ない。こうなると非常に危ない(何が危ないかは後述ですが、市場からお金を調達できなくなる)。
  
  従って、ユーロ側から見ると、弱い国を無制限に入れるわけには行きません。なぜなら、上でも述べたように弱い国が危なくなると、ユーロと言う通貨は金融政策を取り上げる訳ですから、財政政策に頼らざるを得なくなるのが、最初から分かっているからです。
  
  そのため、ユーロはマーストリヒト条約で財政赤字を3%以下にする事をユーロ加盟の条件にしました。景気が良い間はいいんです。税収も多いし、景気を刺激する必要が少ない。従って、赤字も少ないのですが、今回のように景気が一旦悪くなると財政政策しか残されていない国は次々と財政赤字を膨らませます。
  
  国家のお金を放出して借金してでもお金を市中に流して、経済活性化につなげる。残念ながら、財政政策しか手がないから、そうせざるを得ないが、それは非常にまずいのでそれを制限するための条件がマーストリヒト条約です。
  
  でも、財政赤字をやめろって言っても、弱い国はそんな事を簡単には出来ません。元々弱い経済なのに、世界的に悪くなっちゃって国内は更に悪化するので、弱い国の政府は追い詰められる。財政赤字を3%以内に抑えろって言われているのは分かっているけど、条約ですから強制力がある訳ではないし、ユーロ圏で3%以内にしてる国もあんまりない。
  
  何も抑制できるものが無い中で、多くの国が財政赤字を膨らませて、借金を続ける。景気は世界的に悪く簡単には回復しない、借金の額は増える一方です。
  
  財政赤字が膨らむと、弱い国は借金を返せないんじゃないかと言う疑念が市場では膨らみます。あちこちの国の債券が5年後に何千億円ものお金を返すとかって約束してるけど本当にそんなに大量にお金返せるの?と言う風に考えられてきます。従って、買う人が減っちゃいます。
  
  これがある程度進むと、今回のギリシャみたいにマーケットで買い手が付かず、お金を調達できない事になり、デフォルト懸念が一気に高まります。財政政策がもはや取れなくなってきます。それが今のギリシャの状況です。誰がお金をギリシャに貸すかと言うと、金融政策を奪った(ギリシャが入りたいって言ったので言い方がちょっと悪いですが。。。)EUしかない訳です。
  
  と言う所でドイツやフランスが助けるしかないのですが、彼らから見るとなんでドイツの血税を弱い国に渡さないといけないんだって話になっています。ごもっともです。
  
  でも、ギリシャのみならず弱い国から見たら、ユーロって制度は11年前に無視するのはあり得ない選択だったと思うんです。政治的にムリでしょう。だって、参加できれば雇用も増えるし、景気がよくなるのは明らかなおいしい制度だから、弱い国のどこの政党だってユーロに加盟したいって言うに決まってる。
  
  今回のデフォルト懸念はたまたまギリシャだったに過ぎないと思います。ギリシャが悪くないって言ってる訳じゃなく、そもそもユーロと言う制度に無理があって、どこかで破綻する国が出てくるのはある意味明らかだった。だからこそ、似たような問題を抱える国が今一杯出ています。問題が出た国をどうするかの答えが見出せなかった制度です。そして今も出てこない状況です。次回Part2に続きます。役に立つと思ったら応援してあげてください。↓
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先週の相場

先週の相場


  今週、投資をやってる方にとってはすごいゴールデンウィークとなりましたね。
  ついにドル不足の話が出てきまして、ドル上昇の圧力が強くなっています。
  ランドも下げるし危機モードが高い状況に入っています。
  ついに恐怖指数のVIXも40ポイント超えです。
  通常は20ポイント前後かそれ以下ですのでおよそ倍。
  リーマン破綻時の80ポイントは行きませんが、かなり高いです。
  
  VIX指数
  
  ただ、まだまだ怖い感じはしないですよね。
  リーマンですっかり慣れちゃったと言う気もしますが、皆さん冷静なようです。
  その証拠にランケンのアクセス数は倍になっているのですが、ランキングはなぜか37位。
  ほんと、投資家の気分がよく分かるランケン指数です(笑)。
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  まぁ、でも皆さんの気分もよく分かります。
  落ち着いて出来るってのはいい事ですよね。
  むしろチャンスを探したい所です。
  
  と言うところでチャンスを探しているんですが、今のところ売りばっかりしてるので長期的なチャンスはランケンには見えません。
  まだ、ちょっと早いんでしょうかねぇ。
  チャンスは逃したくない所ですが、ロングばかりがチャンスでもないのでショートのチャンスも探してみてくださいね。
  今、いくらでもあります。

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昨夜の相場とランド安定化の議論

昨夜の相場とランド安定化の議論


  昨夜のダウはスゴカッタみたいですねぇ。
  全然知りませんで、会社で知りました(笑)。
  やりたかったなぁ。。。
  スペイン株を最近は結構やってるんですが、スペイン時間はダウの前に終わってました。(こっから先はCFDステーションで書きました)↓
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  株価が世界中で大きく下げていますね。今日のダウも下げています。
  ランドも大きく下落したようで、久々の11円台に入っています。
  皆様もご存知の事かと思いますが、ヨーロッパが爆発寸前です。
  
  世界的なリスク回避傾向が出てきており、ちょっと簡単には止まらないかもしれません。
  全ての株式市場のモメンタムが下向いてしまっていますので、リスク回避ポジションを取って行った方がいいでしょう。
  
  さて、南アフリカ工業貿易省はランドを安定化する仕組みに関する議論を始めたと述べました。
  ランドの値動きが激しいのは以前から課題とされており、なんとかしたいとの意向はありました。
  ただ、実際に何かしたかと言うと、全くしていないのが現状です。
  
  恐らく、ランドが高くなってきて経済に悪影響を与えると判断された場合は為替介入などを行うという方向になるんだとは思います。
  投資家(短期投資ではなく直接投資などの長期投資)もこれにより投資がしやすくなりますので、経済的にはいいはずです(良くなければやりませんね)。
  どのような形になるかは分かりませんが、注目です。
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今日のランドと市場

今日のランドと市場


  今日の日経平均は大きく値下がりしましたね。日本が休み中に欧米が大きく下げたので、当然ではあります。前場時点で4銘柄しか上がってないとかテレビで言っていましたが、ランケンのJR東日本とJR東海のスプレッドはそれでも利益を出しているというスゴイ事になっていました。↓
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  さて、ランドが大きく下げていますね。恐怖指数のVIX指数も24.9ポイントと2週間前の16ポイントから大きく上昇しています。ここ半年の中でも最悪レベルになっています。理由は当然ギリシャの破綻懸念が増加している事で、リスク回避ムードが高くなってきています。
  
  今日はユーロドルは1.26台をつけており、ユーロ円も119円台をつけています。現在、ランドは対ドルで7.6ぐらいでしょうか。ランド円も12円20銭ぐらいと下げてきましたね。ランドをロングしている方はユーロショートでヘッジするぐらいの事は考えておいた方がいいでしょう。ユーロの問題、かなり悩ましい事になっておりまして、出口がまったく見えません。
  
  ギリシャ情勢は相変わらずで、ポルトガルに飛び火するかどうかの瀬戸際です。ポルトガルぐらいならまだいいんでしょうが、スペインに行くとかなりヤバイですね。後、気になるのがイギリス。G7の先進国で最も下落率高そうです。イギリスの株価指数FTSEをCFDで売っておくのもいいかもしれません(既にかなり下げてるので、目先反発しないといけないレベルまで下げています)。
  
  イギリスも赤字が大きいのが嫌われています。トリプルA格失うかもしれませんね。というかトリプルA格おかしいだろって気はしますが、大変だ~。格付け会社もまたいじめられています。リーマン破綻時を思い出しますね。格付けが落ちたときにはもう遅いみたいな。
  
  面白い展開になってきています(不謹慎か)ので、うまくやりたいですよね。

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南アフリカ失業率悪化とスペイン株のデイトレ

南アフリカ失業率悪化とスペイン株のデイトレ


  2010年第一四半期の南アフリカの失業率は25.2%と昨年第四四半期の24.3%から悪化しました。南アフリカの失業率はいつも20%台なので他の国の20%台と比べるとさほど悪くはありませんが、失業率の増加はやはり問題です。また、統計に出てこない失業率もかなりいるため、実態は4割とも言われています。↓
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  失業率と言えば、最近ショッキングだったのがスペインの失業率ですね。こちらも20%となっており、新興国の南アフリカ並では、ユーロ圏の先進国でGDP世界第11位の国としてはかなり厳しいものがあります。それもあり、スペイン株は昨日5%近くの暴落をしています。
  
  今日はお休みだった事もあり、ランケンも滅多にしないデイトレをしました(よっぽど勝てそうな時しかしない奴)。しかもスペイン株価指数(笑)。1時間で3勝1分けと割と楽勝な感じでした。PIGSの中ではスペインが一番デイトレやりやすそうです。理由は売りと買いのスプレッドが5ユーロ(為替だと5PIPSのイメージです)と比較的小さいのと、ドイツあたりに比べると値動きがはるかに大きい事です。デイトレとかスキャルのうまい人がやれば、かなり面白いでしょう(ランケンが面白かったぐらいですから)。
  
  ちなみにドイツ株価指数も一緒に見ていたんですが、こちらはスペインほどは動きませんね。2%ぐらいはスペイン株価指数は動いたんですが、ドイツは1%程度しか動きませんでした。その意味では2倍程度動きが違います。ポルトガルも結構落ちるんですが、ちょっと売買のスプレッドが大きすぎる(なんと200PIPS。。。)ので、PIGSの中ではスペインがデイトレ向きかなと思ったりしてます。
  
  おっと、南アフリカの景況感指数が出てきましたね。3月の83.2ポイントから84.2ポイントへと4月は上昇しています。消費者支出があまりパッとしない以外はほとんど上昇しているようで、発表をしているSACCIは景気の制約は消費者支出としています。
  
  また、投資家指数も発表になっており2年半ぶりの高い値を示しています。2010年第一四半期は105.9ポイントとリーマン破綻前の数字となっています。南アフリカの株価指数もほぼリーマン破綻前の値に戻っています。ただし、高値抜けるにはまだかなりありますね。
  
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ジムロジャースがユーロは死んだ通貨と発言

ジムロジャースがユーロは死んだ通貨と発言


  ジョージ・ソロスと共に伝説的な投資家ジムロジャースがユーロは15年から20年以内に死んだ通貨となると述べています。ジムロジャースははギリシャは明らかに破綻しており、もっとはやく破綻させるべきだったとしています。↓
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  ユーロに関しては、昨日の救済劇は更にジムロジャースの見通しを悪くしているそうで、ばんそうこうをはるような対応に過ぎないとなっています。死んだ通貨ってのは怖いですが、やっぱりドイツが抜けるか、弱小国を切り捨てるかしないといけない状況になるかもしれませんね。
  
  今回の救済で今後1年程度は本当に破綻する事は恐らくないでしょうが、どう見ても3年経つとかなり危なくなってくるのが今のユーロ圏です。特に怖いのが昨日ECBがジャンク債権のギリシャ債券を担保として認めたこと。もはや、モラルハザードに完全に追い込まれており、通貨の番人の中央銀行が最もやりたくない事をせざるを得ない状況になっています。
  
  これ、認めないとどうなるかというとヨーロッパ中にある銀行がギリシャ債券を保持している訳で、全部腐るという事になります。するとどうなるかと言うと、ヨーロッパの多くの銀行が潰れます。銀行が潰れれば、資金調達の出来なくなる民間も潰れるという話ですね。シャレになりません。
  
  ここまで来るとランケンもちょっと悩みますねぇ。ユーロは概ね売っているのですが、ちょっとロングしているのもあるのでどうしたものか。。。分散したいと言う理由で少しだけ維持してるんですが、損切ろうかなぁ。
  
  あんまりドルと円に偏りたくないですが。。。ほんっと持ちたい通貨って減ってく一方ですねぇ。。。ランドだけってのもあり得ないし。。。むぅ、ゴールドか。。。となるとプラチナか。。。(え?また?)、やっぱりジムロジャースが言うようにコモディティですか。確かに上がってる。資源国通貨に流れはあるのはいいですが、なんか歪んでるよなぁ。でも修正もしようがないし。。。
    
  週末の救済対応はランケンが見ていてもあまりパッとしないものでした。市場は昨日もユーロ下落が続いており、まだ続くでしょう。ドイツもECBもやれる事はやってるって感じでしょうし、後はギリシャやスペインやポルトガルがいかに赤字削減が出来るか。
  
  ヤバイ国が1つや2つじゃないので、全部が削減できるとは思えないですよね。ランケンは欧州株も通貨もショートしています。今日も欧州の株価は下げがきついですね。ポジション膨らませちゃいました(笑)。こっから先はCFDステーションに書こう(今日はランケン担当日)

なんか去年のアメリカの危機よりもヤバイ気がするんですけど。。。
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南アフリカの製造業指数改善

南アフリカの製造業指数改善


  南アフリカの製造業の業況感を示す購買マネージャー指数(PMI:Purchasing Managers Index)が発表になり、4月は55.2ポイントとなりました。3月の55.6ポイントからは若干の下落ですが、50ポイントを上回っているかどうかが重要視される指数ですので、まずまずの結果です。 ↓
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  南アフリカのエコノミストはこの結果を受けて、製造業の力強い回復が維持されるかどうか不確実だと述べており、世界的な金融緩和が終わりつつある事で不透明性が高まったものと解説しています。
  
  PMIは主な指数が5つあり、4月の結果としては3つが改善し、2つが悪化しています。悪化したものとしては在庫レベルが6.2ポイント下落している一方で、新規オーダーは56.2ポイントへと上昇しています。
  
  製造業は南アフリカの重要産業ですので回復が待たれていますが、なかなか厳しいようではあります。とは言え、回復傾向は見えるので後は加速したい所です。
  
  さて、今日はヨーロッパ市場落ち着いていますね。ユーロは下落していますが、株価はあまり動いていません。今日と明日ぐらいのダウがどう反応するかが注目です。

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