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昨日の市場

昨日の市場

昨日はダウが大きく下げていますね。ダウ工業平均は結構微妙な所まで下げてきています。また、えらくキレイな所で昨日は止まってますね。トレンドフォローの人は押し目狙いで行くんでしょうか。ランケンは月曜日の様子見てCFDどうするかを考えよう。

ダウは昨日250ポイント下がり9712ポイントとなりました。この一ヶ月の上昇は帳消しです。特に金融系の下げがきつく、シティ5%、JPモルガン5.8%、バンカメ7.3%と大きく下げました。

恐怖指数のボラティリティインデックス(VIX)も久々に30ポイントを超えています。3ヶ月ぶりぐらいでしょうかね。ウォールストリートジャーナルでは懸念されていた商業用不動産の破綻が始まりつつあるとしています。

この商業用不動産の話はだいぶ前から出ていて、住宅用ではないのですが商業用不動産にお金を貸している銀行が破綻するとの懸念が話題になってきてはいました。まぁ、もっともアメリカの銀行破たん既に100を超えているのでイマサラな気もしますが、なんとか助かった銀行もまた再度の破綻懸念が盛り上がるとよろしくないですよね。

結局は今の株価上昇はバブルの可能性が高くて、マーケットも買い疲れが出ているんでしょう。とは言え、お金はまだジャブジャブ状態

さて、南アフリカでは大きなニュースはないのですが、お隣のジンバブエはムガベ大統領がツヴァンギライ首相にたいして、正直ではないと批判しています。もはや、この2人に信頼関係は完全に無さそうですね。

ランドはドルランド(USDZAR)がゴールデンクロス目前ぐらいに見えます。ランドショートの構えの方がいいかもです。特にダウが月曜日大きく下げるようだと、下げる可能性高いかもですね。

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南アフリカ貿易黒字とソロスの市場見通し

南アフリカ貿易黒字とソロスの市場見通し

南アフリカの貿易収支が発表になりました。今回も黒字です。黒字額は387億ランド(約4200億円)となっており、8月の198億ランドの赤字から大幅に改善です。ロイターの調査では8億ランドの赤字が見込まれていましたので、予想よりもだいぶ良い結果です。

貿易赤字で苦しんでいた南アフリカですが、最近は黒字の月が増えてきましたね。輸入が1.66%下落したのに対して、輸出が12.77%上昇したのが大幅な貿易黒字の要因となっています。

財政赤字の方が結構厳しいので、貿易収支の改善はバランスが取れていると言えなくはない。。。(ややムリか。。。)。まぁ、ランドが高すぎるって南アフリカ中央銀行が苦しんでるぐらいなので、市場としては悪い評価は出していないでしょう。

さて、世界最高の投機家ソロスが現在の経済状況について、嵐は脱せそうだとの考えを述べました。気になる二番底に関しても2010年か2011年あたりに来ると述べており、意外と先ですね。まぁ、その分深くなる可能性が高いです。

ソロスの考えを聞いてランケンが推測するのは、現在の状況ってやっぱり過剰流動性によるバブルとソロスは考えているんじゃないかなと言う事(まぁ、みんなそう思ってると思いますが)。実体経済は株式の上昇についてきていないと言った所でしょう。

2010年か2011年としているのは、恐らくですが出口戦略を意識しているんだと思います。過剰流動性によるバブルだとしたら、流動性を減らし金利を引き上げる事による金融政策の引き締めが下落の引き金と考えているのではないでしょうか。

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南アフリカの生産者物価指数

南アフリカの生産者物価指数

南アフリカの生産者物価指数が発表になりました。年率3.7%のマイナスでデフレです。
8月の4.0%のデフレよりは若干改善しています。予想は2.8%でしたので、生産者レベルでは価格の下落が予想よりも進んでいると言う事でしょう。

輸出が昨年の9月に比べて11.2%下落しており、8月の9.2%の下落よりも悪化しています。輸出は南アフリカとしてはコントロールしにくい(と言うか出来ない)ので止むを得ない部分がありますが、そうは言っても経済への影響は大きく、つらい所です。

消費者物価指数が下がる事につながりますので、いい事ではありますが逆に言うと景気の悪化が進んでいるとも解釈できますので、一長一短です。景気悪化による価格下落なので、あんまり良い下落ではないんですが。。。

さて、ランドの下落が進んでいますね。今日は1ドル7.8ランドぐらいでしょうか。なんとなく株価もさえないので、全般的にリスク回避の動きが進んでいます。また、南アフリカ中央銀行がランドが高すぎると考えている事が市場では話題になっているそうです。

どの国もこの不景気だと通貨安にもっていきたい所でしょう。ランドは今年に入ってから急激に上昇しており、この経済状態では南アフリカとしても根をあげているってな感じでしょうか。もう少し景気が良ければまだマシですが。。。

一方で、通貨安が行き過ぎるとこれはこれでインフレが進んでしまいますので、困り者ですが南アフリカ中央銀行はもはやそれを心配しているようには最近は見えません。この辺は相場を見るうえで押さえておきたいですね。

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南アフリカのインフレ改善

南アフリカのインフレ改善

為替が動いていますね。ドル円やや円安方向の流れが出かかっていましたが今日はまた90円の円高です。ランドも最近は少し弱含んでいまして、なんとなくですがリスクを取る流れにも疲れが感じられます。現在、1ドル7.7ランド前後となっていますね。

さて、南アフリカの9月消費者物価指数ですが、予想よりも下がり6.1%まで下落しました。市場予測は6.2%で先月の6.4%となっていましたので、良い結果と言えます。アナリストは短期的には少なくとも助かるとのコメントを出しています。インフレターゲットの6%も目前ですね。

南アフリカのエコノミストによると、来年の3月以降に6%以下としており、ここから下がりにくくなる感じでしょうか。特に電力料金の引き上げなどもあり、ここら辺がインフレの底と見る向きが強いようです。こっから上昇となるとまた7%ぐらいに戻っていくのでしょうか。一応、南アフリカ中央銀行は来年から再来年は6%以下になるとしています。

この調子だとなかなか金利は下がらない感じしますね。長期的なインフレ懸念は電力料金の引き上げから来ているので改善しにくいでしょうが、少しでも下がる事はとりあえず短期的にいいと言うアナリストの意見には賛成です。

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南アフリカ中期財政計画

南アフリカ中期財政計画

昨日お知らせしました南アフリカの中期財政収支の詳細が南アフリカ財務省から出てきました。それによると財政赤字はGDP比7.5%とされており、政府の支出やインフラ投資が抑制されない点が赤字幅を大きくしています。

市場のアナリストは今年と来年に関しては世界的な景気後退を考慮するとやむを得ないとしているそうですが、これが長続きをする事が懸念しています。

南アフリカ財務大臣のGordhanは当面は政府支出を比較的高くするとしている一方で、維持できないような債務は持たないと明言しています。また、2010年の財政赤字はGDP比6.2%、2012年は4.2%まで落とす計画としています。これは2010年の成長率1.5%、2011年2.7%を前提としており、IMFの予測と大きな差はありませんね。

また、同大臣は環境税などを新しく導入する事も考慮する必要があるかもしれないとしています。インフレターゲットの変更なども話がされていますが、こちらはとりあえず今の段階では変える必要はないとしています。ただし、議論はしていく必要があるとしており、可能性は排除していませんね。

個人的に感心するのは、財政赤字の目標数字が中期計画として明示される点です。日本でも数値目標の導入をすべきかもしれませんね。と言うか、CO2の25%削減なんて変な目標(あえて変といいます)は掲げるのに、なぜ大事な財政赤字の目標は掲げないんだ?鳩山さん。。。国民の心配はCO2もあるけど、どちらかと言うと財政赤字だと思いますよ。応援してあげてください。↓
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南アフリカ財政赤字の見通し

南アフリカ財政赤字の見通し

先週の南アフリカの政策金利は据え置きでしたね。完全に予想通りだったのもあり、ランドはほとんど値動きのない状況となっています。南アフリカで次に注目されているのは中期予算のステートメントとなっています。

内容はやはり財政赤字の拡大が予想されており、2009年10月時点ではGDP比8.3%の赤字となるとの予測がInvestecから出されています。世界的に景気悪化のため収入が激減していますが、南アフリカも同様で財政悪化の懸念が出ています。

中でも、企業収益の落ち込みがどの程度減るかは税金の観点からは非常に重要です。また、政府支出も多く、賃金上昇分や新省庁の発足などもあり、政府の支出が増える事は確実視されています。

財政赤字の額は第三四半期終了時点で1000億ランド(約1兆2000億円)となっており、年内に2000億ランド(約2兆4000億円)になると見られいています。

8%超えは厳しい状況ですね。あまり財政赤字が悪化するようだとランド下落懸念が出てきてもおかしくないと思います。今年はある意味仕方が無いものの来年はもう少し良くなって欲しい所です。人気ブログランキングに挑戦しています。"南アフリカランド研究所"に多少なりとも価値があると思われた方は押してあげてください。↓
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南アフリカの中央銀行発表のステートメント全訳

南アフリカの中央銀行発表のステートメント全訳

南アフリカの中央銀行発表のステートメント全訳です。
去年までは政策金利決定委員会が2ヶ月に一回だったのですが、今年は金融危機のあおりを受けて毎月のようにでてきますねぇ。
ランケンも大変です。。。

読む前になってしまって申し訳ありませんが、一度応援してあげてください。↓
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いつものように最後にランケンの感想も載せますね。

1.イントロ
1.1 2010年の第二四半期までにインフレターゲットのレンジに戻ってくる見通しは変わらない。国内の需要状況は悪化しているため、インフレへの脅威にはなっていないのが現状である。経済成長は今後数ヶ月で回復が見込まれるが、ポテンシャルの下にはしばらくあり続けるであろう。国内成長の見通しはある程度は世界経済の回復に依存し、世界経済は国や地域によってばらつきがある。しかし、中期的なインフレの見通しは電力料金の大きな調整により、悪い影響を受けている。

2.最近のインフレ状況
2.1 前回の政策金利決定委員会以来、消費者物価指数の発表はされていない。直近のデータでは都会における消費者物価は8月に6.4%に下がっており、7月は6.7であった。主な要因は住宅と公共料金やその他の物品及びサービスとなっている。

2.2 生産者物価指数は8月は年率4.0%の上昇に下落した。7月は3.8%であり、生産者レベルでの食料品価格は消費者レベルでの消費者物価を減らす圧力をかけている。農産物の生産価格は年率2%で下落しており、一方で加工食品の価格は0.1%上昇している。生産価格の上昇圧力は電力料金からきており、28.6%の上昇である。


3.インフレの見通し
3.1 南アフリカ中央銀行のスタッフによるインフレ見通しはインフレは2010年の第二四半期までに今のペースで行くとインフレターゲットに収まってくるであろう。インフレはその後、2011年の終わりまで6%以下であると予想される(2012年以降は予測対象外)。前回の予測に比べると、見通しは若干2010年、2011年ともに改善されているが主にランドの為替レートの想定が上昇した事による。

現時点では、今後予測されている電力料金の引き上げはベースラインとしている予測に考慮されていない。

3.2 国内及び海外により、インフレ圧力の継続が継続している。世界経済は改善を続けているが、回復は全ての地域で同一ではない。アジアにおける回復ペースは主な先進国の回復よりもはやいペースとなっている。そのため、これらの地域における金融緩和や経済刺激策の終了タイミングははやい可能性がある。世界のインフレは先進国からの比較的弱い需要により制約を受けるが、米ドルの動きにより商品価格への上昇圧力となるかもしれない。

3.3 国内経済の悪化の割合が下落したポジティブな指標も出ており、南アフリカ経済は2009年末までに不景気から後退できそうである。しかし、公開されている指標からは様々な絵が見られ、景気回復は一時的なものと示している。生産ギャップは当面は広がったままであり、製造業の生産量は8月は年率15%、月率では2.8%の下落であった。しかし、8月までの3ヶ月で見ると0.8%の上昇も観測されている。

購買マネージャー指数は8月には39.3ポイントから9月に48ポイントになっており、新規販売注文は大きく上昇している。一方で、今後6ヶ月の製造業の景況感指数も2007年初頭以来最高を示している。

3.4 その他のセクターにおいても8月までの3ヶ月で鉱山産出量は上昇している。しかし、8月は7月よりも下がっており、建築計画は実質価値は下がり続けている。RMB/BERの景況感指数は2009年第三四半期は10年ぶりの低さで、国内経済の暫定的な回復は南アフリカ中央銀行が編さんしたその他の先行指数に反映されており、7月は3ヶ月ぶりに大きく下げた。

3.5 家計における消費支出も下落しており、実質小売売上高は8月は年率7%の下落とあった。8月までの三ヶ月はその前の三ヶ月の比べて1%下落している。卸の売上高は8月更に減った。新車販売売上は1年前よりもはるかに減っている。ただし、下落傾向は底打ちしたか若干上昇の兆しも月単位や四半期単位で見ると観測される。FNB/BERの消費者信頼感指数は2009年第三四半期は比較的中立な状況に下落した。

3.6 プライベートセクターにおける信用度合いは弱い家計消費支出と信用基準の厳格化に反映されている。アーンストアンドヤングの指数は一般銀行のローンなどの基準は2009年第三四半期も厳格化され続けているものの、非常に低いレベルである。8月の住宅ローンは5.6%上昇しているが、割賦売上やリースなどは4.2%下落している。クレジットカード、銀行の借り換え、一般のローンもマイナス成長を記録している。

3.7 ここ数ヶ月はある程度回復してきたものの、資産価値の影響はインフレ見通しへ直接的に影響していない。国内の株価上昇は3月以来大きく上昇しているが、2008年5月のレベルよりも非常に低い。主主の住宅価格指数は住宅価格下落のペースの緩和を示している。

3.8 ランドの為替レートはインフレの下落圧力となり続けている。現在のランドレートは対USドルで前回の政策会議決定委員会の時とほぼ同じで、過去数ヶ月は1ドル7.2ランドから7.79ランドのレンジとなった。ランドの為替レートは2009年初頭以来28%上昇し、貿易加重を考慮した実質レートでは20%上昇である。

3.9 国際的な原油価格は今のところインフレ見通しに悪影響を与えていなく、おおむね1バレルあたり70ドルであった。北海油田原油価格は現在1バレル辺り76ドルぐらいで、米ドルの弱体と世界経済の成長が改善した事が主な理由である。10月は国内のガソリン価格は1リットル当たり40セント下落し、生産レベルでの価格下落とランドの為替レート上昇によるものである。

3.10 インフレ見通しの主なリスクは経済におけるコスト圧力から来るものがある。賃金妥結の傾向はインフレの上昇リスクを生み出しているが、名目的な賃金上昇は緩和されている証拠も見られる。ただし、上昇はそれでもインフレよりも高い割合となっており、現在賃金価格の上昇は今年の9ヶ月間で9.4%となっている。これは、2008年の同じ期間の9.6%より若干低い程度である。

この結果は民間調査会社のAndrew Levy Employment Publicationの調査によるものであるが、南アフリカ統計庁の四半期毎の結果と同じで、非農業部門の単位辺りの名目賃金は2009年第一四半期の11.5%から8.7%へ大に四半期は下落している。単位辺りの労働コストは11.3%から9.3%に同様にげらくした。

3.11 エスコムの要求している電力価格の大きな引き上げが長期的なインフレの脅威となっている。エスコムは今後3年間で3回の電力価格引き上げを求めており、南アフリカ国家エネルギー規制庁が2010年2月に決定する。


4.政策金利スタンス
4.1 政策金利決定委員会インフレの全般的なリスクは前回の政策金利決定委員会の時と大きく変わっていない見ている。よって、政策金利は変えずに7%とする。政策金利決定委員会は経済状況や財政状況の変化を見ながら、万が一インフレの見通しがリスクが顕在した場合は変更する事をためらわない。



という所でした。
最後の「ためらわない」の部分が初めての表現でしょうかね。
今回は金利上げないけど、インフレ懸念が出たらいつでも金利上げるぞっていうメッセージにランケンには見えました。

やっぱり、金利引き下げはこれ以上は考えにくそうです。
可能性なくはないけど、むしろ上げる方が高そう。理由はインフレ懸念の方が電力料金の引き上げなどで強いからで、景気後退よりはそちらの懸念の方が強まっている感じします。

今回で、ムボエニ中央銀行総裁は退任です。
次回から変わりますので、その影響がどれだけあるかも気になりますでしょうか。

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南アフリカの金利据え置きとペッグのウワサ

南アフリカの金利据え置きとペッグのウワサ

昨日の南アフリカの政策金利は7%で据え置きとなりましたね。市場の予測どおりの結果で、特にサプライズもなく、ランドも無反応に近い状況でした。南アフリカの政策金利決定委員会のステートメントは週末にでも全訳を書こうと思いますが、市場の政策金利決定委員会の評価などが出ていましたので紹介します。

まずは、ムボエニ中央銀行総裁は今回の政策金利決定にあたり、電力料金の引き上げは今後3年間25%と想定しているそうです。これは電力会社エスコム社が要求している45%よりも低い値となっており、インフレの影響を考えるとかなり想定を甘くしています。

もし、毎年45%の電力料金引き上げが現実になった場合、ムボエニ総裁はインフレの見通しはずっと悪くなるだろうとしています。この言及により、南アフリカの金利は来年後半には引き上げられるだろうと市場では既に考えているそうです。

一方で、シティグループのアナリストは南アフリカ中央銀行が前回よりも弱気だと指摘しており、金利の引き下げは完全になくなったわけではないと述べています。金利を下げるかどうかはともかく金利引き上げも簡単には出来ないだろうとしています。

さて、昨日、コメント欄でランドの兌換停止との話が蟻んこさんからいただいていましたが、市場ではランドがペッグ制になるのではないかとのウワサはあったそうです。ただし、南アフリカ中央銀行から明確に否定されており、ウワサの粋を出ていません。

まぁ、普通に考えてそれは無いでしょうって感じはしますね。市場も若干このウワサで動いたようですが、あまり信用していないようで、小動きでした。ただ、南アフリカ政府の保守的な動きは市場も若干警戒色を強めているようではあり、そんな所から出た話かもしれません。応援してあげてください。↓
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南アフリカ政策金利据え置き

南アフリカ政策金利据え置き

今月の南アフリカの政策金利は据え置きとなりました。
7%のままですね。
市場の予測どおりですし、妥当な判断ですかね。

さて、南アフリカの財務大臣は今年の南アフリカのGDPはマイナス2%程度になるとの見通しを発表しました。世界的な経済停滞の中、ここまでよくやっていますが、今年は南アフリカもマイナスは避けられなさそうですね。

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明日の南アフリカ政策金利予測

明日の南アフリカ政策金利予測

明日は南アフリカの政策金利決定会合ですね。南アフリカでは据え置きと見られています。

ロイターの調査によると30人のエコノミストの内、25人は金利の変更なしとしています。政策金利決定委員の中では電気料金の大幅な引き上げが気にされており、これによりどれだけインフレが上昇するかを懸念しています。

また、先週ムボエニ中央銀行総裁は12月以来既に5%もの金利引き下げを行っており、十分であるはずとしている事も金利据え置き観測を強めています。一応、政策金利引き下げをすると見るエコノミストもいなくはないようですが、コンセンサスとしては間違いなく据え置きと言えるでしょう。

アナリストやトレーダーから今年予想外の金利決定をしたことを非難されているようで、ムボエニ中央銀行総裁も市場を無視した行動は控えるだろうとの観測もあるとロイターでは述べています。

ランドは明日の政策金利決定会合待ちと言った状況で、1ドル7.37ランド前後で落ち着いています。この価格は南アフリカ中央銀行としては高すぎると考えているようですが、金価格の上昇もある上に、リスク資産への動きも若干戻ってきているなどランドにとっては下がりにくい状況のようです。

さて、明日の政策金利決定会合どうなるでしょうか?応援してあげてください。↓
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南アフリカ土木建築信頼感指数とジンバブエのコレラ

南アフリカ土木建築信頼感指数とジンバブエのコレラ

南アフリカの土木建築の信頼感指数が19ポイント下がり、48ポイントから29ポイントになりました。かなり大きな下落ですね。

基本的に土木建築系は南アフリカでは不況にもかかわらず好調に推移してきました。理由はもちろんワールドカップ特需で、景気が良かったのも多くあるでしょう。

調査によると、下落は主に民間セクターからであり、政府の投資ペースが落ちたのもあると分析されています。また、市場競争もかなり激しいそうで、特に昨年と比べると利益が大きく悪化しています。

今後については、2009年の第四四半期に関しては更なる悪化は見込まれていないそうですが、来年良くなるかというと厳しいでしょうね。特にワールドカップ後は土木建築業界はかなり好不況の影響を受けそうですし、今の世界情勢を見ると期待しにくい所でしょうか。

さて、南アフリカのお隣の国ジンバブエの南部の県では、またコレラの大流行の兆しが出てきているようで、5人が死亡したと発表されています。既に感染者は100人を越えており、相変わらず衛生状況が悪いようで、感染拡大が心配されています。

また、インフルエンザの感染の疑いのある人も1000人を超えており、主に中部のMidlands地域での感染が広がっているそうです。しかも、ブタインフルエンザと鳥インフルエンザの両方の懸念があると報じられています。

南アフリカではインフルエンザはそれほど騒がれているようには見えませんが(私が見ていないだけかも。。。)、ジンバブエのように病院などのインフラがあまり整備できていない国は拡大止めるのが大変でしょう。

ジンバブエも与党と野党の連立が暗礁に乗り上げていますが、やっぱりムガベ大統領は辞めるべきでしょうね。
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南アフリカのパワーゲーム

南アフリカのパワーゲーム

今日のランドはほとんど動きがないみたいですね。南アフリカ市場では特にこれと言って市場に影響する事は起こっていないとトレーダーはしているそうで、やる気を感じませんねぇ。

ユーロが高すぎるという懸念がECBから出ていまして、ユーロが下落するとランドも下落する可能性があると南アフリカ市場ではしていますが、この辺はECBのスタンスにだいぶ影響されそうです。ドルがだいぶ弱くなっているので、ユーロは警戒してますね。

確かに去年のレベルのユーロ高はこの不況ではユーロ圏は相当厳しいでしょう。去年のレベルまで上がるような流れは早めにつみとっておきたいんじゃないかなんてのはランケンの勝手な邪推でしょうか。そーですね。。。

さて、南アフリカの政治でパワーゲームが激しくなっているようです。市場の信頼が厚いマニュエル国家計画庁長官への権力が強すぎるのではないかと労働組合が批判しており、国家計画委員会の議長はマニュエル大臣以外がやるべきだと要求しています。

国家計画委員会は国の戦略の重要部分であり、どこにどれだけのお金を長期的に使うかの権限を持っています。従って、非常に力のあるポジションで、市場としてはマニュエル氏がそのポジションに付くのは喜ばしいと考えていますが、既得権益の人やら考えの違う人やらがいる訳で、摩擦の激しい部分ではあります。

労働組合側の議員はムダな重複が政府内に多いとして批判をしていて、国家計画の中心となる報告書であるグリーンペーパーがその焦点となっています。今後の展開が気になる所ですね。応援してあげてください。↓
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金価格

金価格

金価格の高騰スゴイですね。ランドの上昇も金価格に多少は影響されているでしょう。金価格は現在1オンス1050ドルまで上昇しており、一時は1070ドルまで上昇しています。

ロイターは市場がやや金買いに疲れてきているとしています。問題はドルの見通しが弱気な点で、これが金価格上昇の基本的な要因となっています。

という所で、基本的には金上昇の流れが強いのは変わっていないようですが、目先疲れはあるのと、若干下を向いていると言う所で、前回高値の1024ドルがレジスタンスと言う見方が市場で出ています。まぁ比較的分かりやすい話ですね。

ブルームバーグの調査では16人のトレーダーの内9人は来週は下落するとしています。金価格の値動きを見れば1024ドルがどうなるかでしょうか。もっと言っちゃえばドル安が進むか若干反転するかがこのレベルで跳ね返されるかどうかを決める気がします。

面白いのが金価格高騰により、アジア圏や北米でかなり大量の金売りが出ていて、宝飾品系の実需筋はかなり売りに回っており、買いに入っているのは投資筋がほとんどとされている点です。投機的になってきてますかねぇ。

いずれにしろ、実需筋よりも投機筋の占める割合が強くなっているのはあるでしょう。また、金価格の上昇を手助けしているのが金融緩和によるドルのバラマキ。実需が無ければバブルとも言えるかな。先日から言ってますが、あんまり素人がロングをする範囲じゃない気がしますね。

もっとも、ショートはどこかでしたい気がしますけどぉ。インフレ懸念は今のところ無いので、インフレによる金買いも正当化できません。

とりあえず、出口戦略で主要国の通貨に金利が付いて、金融引き締めにより流動性も抑制され、インフレも抑えれるのであれば、金を買う理由は更に無くなります。ドル弱体だけが残りますが、ランケンは個人的にはドル弱体もある程度で止まるはずと思っています。

アメリカの地位ってまだまだ強いですよ。アメリカの受け皿になれる国って中国しか思い浮かびませんが、通貨としては基軸通貨には今のところなり得ない。原油がドル建てじゃなくなるなんてウワサも流れてますが、ウワサの範囲を過ぎないし、中東がユーロ建てにした所で原油価格のメインな市場はNYとロンドンな訳です。

ランケンも基本的にドル安スタンスなのでそれ自体否定しませんが(今年ドル売りばっかりだし(笑))、金価格の暴騰は異常と見ています。ETFの設定とか色々言われますけどね、そんなん本質的じゃないと思うんですよねぇ。

金価格が下がるとランドどうなるんだろう???まぁ、多少下がってもおかしくないかなぁ。そんなに下がらんとは思いますけど。基本ドル安なので相対的に他の通貨は上がりますので、ランドだけ下がるってのも考えにくいかなぁ。

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市場と南アフリカ港湾開発

市場と南アフリカ港湾開発

少し円が対ドルで安くなってますね。1ドル91円弱となってまして、反転の兆しかもという声もあります。ライン的にはこの辺で上がってくれるとキレイですが、どうなるでしょうか。

昨日はダウも10000ドルを維持できませんで、9995ドルで終わりました。ウォールストリートジャーナルはIBMの決算が予想ほど良くなかった事が要因としており、下落幅の半分はIBMの下落によるものだとしています。

IBMの決算自体はそれほど悪くないのですが、実体経済があまり良くない状況と言うのが割と見えたため、失望売りも入っているようです。まぁ当たり前な気もしますけどねぇ。

ただ、ダウ全般は相変わらず上昇トレンド継続でチャートだけ見てる分には下げる気配全然無さそうです。日経平均は微妙なラインではありますが、とりあえずダウに救われた形ですかね。円安も貢献していそうです。

日本の株式市場ではJALが熱い。ついに101円。ムーディーズがJALの長期債をBa3からB1に格下げで、まだ下がる余地あるみたいです。羽田のハブ化なんて話もあるにもかかわらず、そんなの関係ねーですね。CFDで売りだなぁ。

さて、南アフリカも景気はつらいところですが、南アフリカの港湾におけるコンテナ取扱量は今後5年間毎年10%増加すると見込まれると発表されました。

このため、今後5年間で800億ランド(約1兆円)の開発計画を持っており、このまま何もしないと南アフリカの港湾の効率が悪くなり、南アフリカ自体の競争力減につながるとしています。

南アフリカは基本的に南部アフリカ全体の重要拠点ですから、これらの国の発展に伴い、取扱量は間違いなく増えます。IMFでは南部アフリカの成長は年率5%を越えるとしていますので、まぁ当然ではありますよね。

日本は島国ですから隣国の景気回復に必ずしも直結しにくいのがありますね。内陸の国は発展しにくいし、海に面しているのは結構いい条件ではあるのですが、まったく繋がっていないと言うのも孤立化する要因かなぁなんて思ってしまいます。

韓国と北朝鮮が合併できたら、実は中国とも繋がっているしかーなーり強いのではなんてどうでもいい事を考えてしまいました。実は、北朝鮮が韓国と中国を分断してくれているのはかなり重要な意味を持つかもですね。韓国の技術力と中国の人件費組み合わせて工場ガンガン作られた日には。。。まー既に作ってますが。。。

地政学的には現状維持が日本にも好都合というものかも(笑)。いや、もちろん問題なのは分かってますよ、ハイ。そういう見方もあるのかなぁなんて思っただけです。
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南アフリカのインフレ見込み

南アフリカのインフレ見込み

南アフリカの著名エコノミストが6%のインフレターゲットは当面達成できないだろうと述べました。理由は電力会社エスコムの電気料金引き上げが今後3年間毎年45%続く事としており、来年は0.5%から1%押し上げることになるだろうとされています。

経過としては、来年の第二四半期に6%を一度下回るものの、その後はまた7%に上昇してしまうと分析されています。となると、7%以下には南アフリカの金利下げれませんね。

同エコノミストは、インフレはコストプッシュ型でありやむを得ないと見ているようで、インフレターゲットを4%から7%に現行の3%から6%より1%引き上げる事を提案しています。

南アフリカは電力不足が深刻になる可能性もあり、今後7年から9年はリスクがあるだろうとされています。この結果、犠牲となるのが成長率で構造的弱点になります。

さて、南アフリカの隣国ジンバブエのツヴァンギライ首相ついにキレたみたいで、ムガベ大統領との連立政権から脱退しそうです。野党の重鎮がテロの罪で訴えられた事が原因で、大きな問題が解決されるまでは、連立から遠ざかると述べています。

ツヴァンギライ首相は家族が殺されたりしていまして、頑張っていましたがさすがにもう限界でしょうか。2月に連立政権を組む事で妥協しましたが、約8ヶ月。また、アフリカ連合で調停しないといけないでしょうね。

南アフリカのほうは、完全にコストプッシュ型のインフレになってしまいそうです。これで金利が上がるのも南アフリカの人にとっては気の毒ですね。人気ブログランキングに挑戦しています。"南アフリカランド研究所"に多少なりとも価値があると思われた方は押してあげてください。↓
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アメリカ企業決算好調

アメリカ企業決算好調

アメリカ企業の決算が出てきていますが、好調な結果が相次いでいますね。ゴールドマンサックスは純利益4倍近いとか。純利益なので最もブレが大きい所ですけど、結果としては良好です。また、破綻の瀬戸際にあったシティも1億ドルの黒字とアナリストの予測より良い結果でした。ドルランドも高値更新してますね。

ダウは心理的な節目である1万ポイントを超えており、昨年以来の高値です。ウォールストリートジャーナルでは、1万ポイントの回復は良いものの、あまり浮かれ気分ではないようで、今までのことや今起きている事が信用できないという不安感で一杯と言った感じを伝えています。

同誌は長期的な視野に立つと、不良債権の問題が解決されない事には投資家は楽観的にはなれないだろうとしており、バブル崩壊前の企業収益よりはだいぶ小さい中での上昇はリスク込みの上昇であるとしています。

特に現在の企業収益の改善はリストラの結果であり、雇用に関しては悪化を続けています。これでは、過去の高値を抜いて上昇すると言うフェーズには程遠いのですが、企業収益の改善なくして雇用改善もないのが現状です。

この点に関してバーナンキFRB議長は非常によく分かっているようで、それだけがウォールストリートを気にするただ1つの理由だと述べています。深いですよねぇ。バーナンキ議長は市場原理主義者と言うのとはちょっと違うなぁと感じてしまいます。

どっかの大臣さんにもこういう深みの感じられる発言をしてもらいたいものです。でも、羽田空港ハブ化は嬉しかったりして。そーそーそーって思いますよねぇ。シンガポールや韓国に出来るなら羽田だって出来るはず。千葉県が怒るのも分かりますが、それは既得権益なので、森田知事の反発はどうよって思いますね。まぁ、千葉県知事なので何も言わない訳にも行かないでしょうけどぉ。
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南アフリカの小売売上高大幅下落

南アフリカの小売売上高大幅下落

8月の南アフリカの小売売上高は年率7%下落し、予想の3.2%よりも悪い結果となりました。前月の7月は4.1%の下落だったため、今月は改善すると思われていただけにかなり悪い結果と受け止められているようです。

これを受けて南アフリカのエコノミストは更なる利下げもあり得ると述べています。基本路線としては既に利下げフェーズは終了していますが、今回の結果が悪かったために利下げの可能性が浮上してき田と言う事のようです。

ただ、南アフリカ中央銀行総裁のムボエニは、既に十分な金融緩和を行ったと昨日述べています。また、南アフリカの中央銀行では現在の景気後退は比較的マイルドなものと言う認識なようです。強気だ。。。

今回の小売売上高の減少を受けて市場では2015年償還の債券が8.505%から8.5%へと下落しています。2015年もので8.5%なので、市場もこれから金利がそんなに下がる事は予想していないようではありますね。

来週22日は南アフリカの政策金利決定会合が行われます。

ところで、国連は今回の金融危機と食料危機により飢餓で苦しむ人が10億人を超えたと発表しました。昨年よりも1億人増えているそうで、この原因は農作物の栽培自体の問題ではなく食料価格高騰が要因であるとしています。

食料価格高騰は特に発展途上国で厳しいとされています。金融危機により、食料への補助金が一部削られているようで、最も貧しい人たちを直撃しています。貧困についてはランケンでも以前取り上げていますが、お金が回ってこないというのも1つにはあるんでしょうね。

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南アフリカの電力料金引き上げ計画と暴動

南アフリカの電力料金引き上げ計画と暴動

南アフリカの電力危機問題が来年か再来年あたりで大きな問題になりそうです。

南アフリカでは景気が悪いにもかかわらずインフレがターゲットの6%を超えています。その理由の1つに電力料金の引き上げがあるのですが、国営の電力会社エスコムは今後3年間毎年45%の電力料金の引き上げを当局に申請する事になりました。

結構大きな値上げですが、これでもまだ良くなった方みたいで、エスコムは当初(と言うかオプションとして現在も)146%もの価格引き上げを示唆しています。この値上げは来年か再来年とされていますが、この景気状況だと政府としても今は最悪の状況で避けたい所でしょうね。

南アフリカのエコノミストによると40%の電力価格引き上げはインフレ率を直接的に0.75%押し上げ、間接的なものも含めると3.45%引き上げるだろうとしています。消費者にとっては非常に影響が大きく、政府や産業界でなんとかすべきだという意見もあるようですが、どうも政府もエスコムもお互いに責任をなすりつけあっているようでダメダメっぽいです。

また、南アフリカのタウンシップ(黒人居住区)で暴動が起きたようです。暴動はタウンシップの衛生状態の改善を求めて行進が行われたものですが、一部暴徒化しているそうです。警官は催涙ガスなどで対応しています。

最近、こういうの慣れっこになってきましたね。イギリスとかで暴動起きたらきっとポンド結構下げると思うなぁ。市場もまったく反応する様子がない所が可笑しい。ランドとしては、電力料金の引き上げによるインフレの方が影響大きいでしょう。
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市場強気を取り戻し?

市場強気を取り戻し?

なんか市場のリスク回避はどっか行っちゃったんでしょうかねぇ。全般的に上昇機運が盛り上がってきているように見えます。

ヨーロッパの市場ではイギリスの株価指数FTSE100、ドイツの株価指数DAXともに高値をつけてきました。南アフリカの株式市場も上昇しており、ヨハネスブルグ株式市場は約1%の上昇と他の市場とほぼ同様の上昇率となっています。

ランドはレンジ内の動きではありますが、金価格上昇もありますので今のところ下落の不安は遠のいています。株式市場次第と思いますので、今の流れが続くのであれば(ここが難しい。。。)、大きくは下げなさそうです。

アメリカの企業決算が今週は注目なのですが、そんなに悪くなさそうな空気なようで、まぁまぁの結果が既に織り込まれているような感じです。これを引き起こしたのがオランダのフィリップスの決算結果が良かった事だそうです。

このため、ドルがまた下落しています。ただし、対円以外となっており、円と日本株はちょっと違っているようです。明日の日本株はさすがに上がるんじゃないかとは思いますけど。。。

先日、バーナンキが強気の発言をしてドル高に市場は動きましたが、どうでしょうね。鷹鳩さんなんかは、結構重要だとCFDステーションのメルマガで言っていましたが、BNPパリバは口先介入は驚くべき事ではないとしています。

ユーロドルを見ると確かにユーロ上昇しています。どうなんでしょうね。ドルはなかなか上がりにくいのが基本スタンスですが、今の上昇スピード速いのでどうなるか、今月を乗り切れるかどうかは重要でしょうか。

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IMF WEO原油価格予測

IMF WEO原油価格予測

先週に引き続きIMFのWorld Economic Outlookです。今回は原油価格の予測。

コモディティ価格は全般的に上昇してきていますが、この上昇は2つの要因が大きく作用しているとIMFではしています。1つは世界経済の最悪期は去った事、もう1つはマクロ経済政策がうまくいき、金融危機の再来は当面無さそうである事の2点が指摘されています。

コモディティ価格全般と言う観点で見ると、新興国の需要増に依存しそうです。特に原油に関しては新興国の伸びは2002年から2008年までで25%近い伸びとなっており、世界での消費シェアは51.8%と消費シェアは今や半分以上は新興国です。しかも伸び率も新興国の方が高い訳ですから、新興国次第と言うのもよく分かる話ですね。

原油に関しては世界経済はだいぶよくなると短期的に見られていますので、在庫を持とうと言うインセンティブが働いている事やリスクをとれるだけの金融状況が整ってきた(在庫コストを含めて)事が、コモディティファンドが流入してきている理由にもなっているそうです。

このため、原油の価格下落への不安が後退しており、OPECの減産なども加わる事で価格維持をしています。OPECは原油の減産を既に行っていますが、増産するにはOPECが原油の価格ターゲットとしている70ドル~80ドルのレベルになり、原油在庫が大きく下がった時に行うとしています。

ランケンは数年前からこのIMFの価格予測を見ていますが、当時のIMF予測は原油1バレル60ドルぐらいが妥当な価格であろうとの予測でした。その後100ドルを超えて上昇したりして、全然違ってるとか思っていたものですが、現在のレベルを見るとまぁこんなものなのかもしれません。。

下の図を見るとIMFは少し原油価格予測を引き上げた事が分かります。原油価格の100ドル復活なんて声も市場ではなくはないのですが、一時的に付けるにしてもやや行き過ぎだと見ているんでしょうか。



IMF原油価格予測(原油価格は図よりもっとぶれます。参考程度に)

既にIMFは景気回復による受給バランスの戻りによる原油価格の上昇はある程度織り込まれたとしながらも、まだ在庫及び稼動状況は低いため、それほどの上昇するリスクは少ないだろうとしています。

個人的な要約を勝手にしちゃうと(これはランケンの勝手なる解釈なので疑わしいと思う方は原文をきちんと読んでくださいね)、長期的に見ると新興国の需要増による原油価格上昇の可能性のほうが高そうです。現在に関しては需要と供給のバランスが取れているため、それほど上昇はしにくいと言う感じで、下手するとやや高すぎるぐらいに考えてるように読めます。

となると、70ドル台では買えませんかね。売りはどうかなぁ、ランケンは長期トレンドに逆らうのは嫌いなので売りでは入らないようにしよう。

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石油天然ガス・金属鉱物資源機構がプラチナ鉱山探索

石油天然ガス・金属鉱物資源機構がプラチナ鉱山探索

南アフリカのニュースはこれと言ったものがないのですが、独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構が南アフリカのプラチナ鉱山を共同開発するニュースが日経で出ていました。燃料電池の材料としてプラチナの需要拡大が見込まれているため、安定調達に乗り出すとか。おぉ、ガンバレと思ったんですが。。。

石油天然ガス・金属鉱物資源機構って、元々税金をどぶに捨ててるようなものだと評判のメチャクチャ悪い石油公団だったりします。石油公団はなんと1兆3000億円もの赤字を作った公団で、あまりにもひどいために廃止になりました。

中でも、石油の安定調達を名目として、石油関連会社を300社以上作り(役人の天下り会社として作られたとされています)、失敗した会社は次々と閉鎖し、それを6つも渡り歩き、退職金を得た元役人がいたらしく、天下りの象徴的だった公団です。

ランケンは南アフリカのニュースを毎日見ているつもりですが、このニュースは南アフリカでは全然報道されている様子がありません。大丈夫かいな。。。プラチナの安定供給の意義は分かりますが、石油の安定調達と同じで、結局の所天下り組織にしか過ぎないのではないかと。。。

だいたい、南アフリカのプラチナ鉱山は世界中が狙っていて、37%の権益を日本に簡単にくれるのが怖いぐらい。おいしすぎないって話はないんだろうか???

同機構のサイト見てみましたが、最近6ヶ月で3件のプラチナ探査のジョイントベンチャーを南部アフリカで立ち上げたとされています。半年で3つと言う性急さがイヤですね。民主党になる前に無理やり作ったんかいなと邪推してしまいます。来年、ワールドカップ見に行こうとか企んでる人、いませんかねぇ。。。(いない訳がないですよね。。。民間でも考えるのに愚問でした。。。)税金で見に行っちゃダメだよ。

こういうのって、後で見返せるんでしょうかね?来年の6月、7月は同機構は南アフリカ出張は自粛して頂きたいですね。民主党のご意見箱にしっかりと見張るように書いておこう。プラチナ鉱山の探索するならマジメにやってもらいたい。

日本の公団が南アフリカやイギリスを出し抜けるとも思えませんが、普通に考えて。。。こういうのって、民間にもリスク持たせて民間を補助する程度でできないのかなぁ。。。民間なら勝ち目がないならやらないですからね。。。機構だけじゃなくて、民間もリスク取ってるなら評価できるんだけどなぁ。。。機構の単独はいやだなぁ。。。人気ブログランキングに挑戦しています。"南アフリカランド研究所"に多少なりとも価値があると思われた方は押してあげてください。↓
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南アフリカ製造業生産量の下落とロイター経済調査

南アフリカ製造業生産量の下落とロイター経済調査

南アフリカの8月の製造業生産量が減少し年率15%となっています。予想は11.4%で、前回の6月は13.5%となっており、今月は良くなると思われていましただけに予想外の結果となっています。月別で見ても7月に比べて2.8%の下落です。

ただ、三ヶ月単位で見ると6月、7月、8月は3月、4月、5月に比べると0.8%と若干上昇しています。1年ぶりの上昇と言う事なので改善の兆しがないわけでは無さそうです。

さて、ロイター調査による南アフリカの景況感も出ています。こちらも、8月の247.9ポイントから9月は241.51ポイントと下落しています。この理由はランドが強くなっている事が主なものとされており、輸出競争力の減少につながると分析されています。

同調査はGDP成長率予測を今年1.96%のマイナス。来年は2.35%のプラスで2011年は3.61%の予測としています。先日のIMF World Economic Outlookでは2014年の4.5%ぐらいだったので近い路線でしょうね。

今後の政策金利(レポレート)は今年もう一回金利引き下げを行われる可能性がわずかながらあるものの、来年は景気回復に従いまた金利引き上げに動くとしています。調査の平均としては今年年末までに6.88%、来年末までに7.18%との事ですので、今年多くても後0.5%引き下げを行い、来年は多くとも7.5%と言った予想になります。

金利は7%の前後±0.5%を来年一杯は続けるという所のようですね。人気ブログランキングに挑戦しています。"南アフリカランド研究所"に多少なりとも価値があると思われた方は押してあげてください。↓
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金価格と南アフリカ住宅価格

金価格と南アフリカ住宅価格

金価格がスゴイ事になってますね。昨日から上昇していて、昨日はそれを書こうと思っていたのですが、どうも亀井さんに腹が立ったのと民主党があまりにも情けないので、だいぶわき道にそれてしまいました。参議院で過半数取りたいがために、そこまで許してしまう民主党がつくづく情けない。。。

さて、金価格は昨日の産油諸国がドルによる取引を停止すると言うウワサが引き金になり、急上昇です。1オンス1050ドル弱まで上昇しています。バークレーキャピタルのテクニカルアナリストは1370ドルまで上昇し、1500ドルに達するとしています。当面は1120ドルだそうです。

金と言えば、南アフリカの外貨準備高も上昇しています。金価格の上昇と外貨準備高の上昇はランドの上昇につながり、ランドは現在1ドル7.5ランドまで戻しています。

また、南アフリカの住宅価格の統計も発表になっています。南アフリカの小型の住宅価格は名目で年率4.2%下落しました。インフレを考慮した実質価格だと10.2%の下落となっています。平均価格65万ランドで約700万円です。

この小型の家は80平方メートルから140平方メートルだそうで、豪邸じゃんみたいな。。。南アフリカの大型住宅は221平方メートル以上と定義されています。こちらは名目価格が2.7%上昇し、141万ランドと1600万円ぐらいですね。引っ越そうかなぁ(笑)。

南アフリカの資産価格も下落中です。インフレで預貯金も下がるし、南アフリカ人も楽ではないのは間違いないでしょうね。

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南アフリカ景況感改善と亀井大臣辞任要求

南アフリカ景況感改善と亀井大臣辞任要求

南アフリカの景況感がだいぶ改善しています。
2009年8月の83ポイントから85.5ポイントとなり、サブ指数もほとんどが前月と比べて改善しており、今年に入ってから最も良い結果となりました。

この結果を発表しているSACCI(South Africa Chamber of Commerce and Industry)は、この結果について現在の世界経済の回復というコンテクストの中で見るべきものであるとしています。SACCIは南アフリカの財政赤字と貿易赤字の双子の赤字については、今後の成長を阻害しかねないので注意すべきだとしています。

さて、亀井大臣、いい加減にすべきですね。
家族間殺人は大企業のせいだとか言ってるらしくメチャクチャもいい所です。
企業のせいじゃなくて景気が悪いからなら分かります。

景気が悪いのは政治の問題であって個別企業の問題ではありません。
そもそも営利団体である企業に家族間殺人まで問うなんて筋違いもいい所。

モラトリアムも亡くなった中川さんの酩酊会見よりもよっぽどヒドイと思います。
むしろ酔っ払っていないのも含めて、発言や考えのレベルであまりにもお粗末です。
モラトリアムをやった場合、どうなるのかとか考えて言ってるんでしょうか?

例えば、ランケンが中国の銀行にお金を預けてるとしましょう(別に預けてないですけど)。
それがある日引き出せなくなるみたいな事を言っています。
その間も金利は付けると言っても、そんな国に二度とお金預けないですよね。
引き出せると思ってたお金が3年間引き出せないんだもん。
その間に事故にでもあってお金がいる状況になったらどうするんだ?

外国から見たら今の日本ってこういう状況に見えてもおかしくないんじゃないでしょうか?
日本にお金を投資している(貸している)海外の会社はどうでしょうか。
これが、3年間返さなくもいいって法律が出来たので返さないなんて言われたら、もう信用もへったくれも根本から無くなるじゃないですか。

私は基本的に中国は政府が何を言い出すか分からない一党支配なので、政治的に怖いなと思っていましたが、今の日本の政治は中国の不安をはるかに超えます。
お金を返さなくていいなんて話が一度でも通ったら(元本部分であろうがなんであろうが)、中国怖いどころか日本のほうがよっぽど怖いです。

銀行は中小零細企業にお金は貸せなくなります。
当然ですよね。
我々の預貯金を原資にして企業に貸してるんだから、返してもらえないなら貸して欲しくないです。
じゃないと、銀行に預けてるお金だって返ってこない可能性出てきちゃう。
中小零細企業のためになんかならないです。

その場その場の感情論で政治やるなら政治家なんて不要です。
景気をどう良くするかを考えるべきであって、借金を返すのを延期する法律を作りますなんて本末転倒です。
政策がうすっべらいもいい所。
根本的な解決にまったくなっていない。

モラトリアムに加えて家庭内殺人まで企業のせいにするなんてもってのほかです。
政治って企業に感情的なわがまま言うためのものではない。

市場原理とか以前に世の中の信用って何かの根本を理解できていない人間に政治家であって欲しくはないですし、まして大臣など即刻辞めていただきたい。
ただのポピュリストです。しかも、ポピュラーですらない。
議員としての給料は税金ですが、それすら腹立たしいですね。

まぁ、ランケンでこんなん言っててもしょうがないので下にきちんと要求させていただきました。

民主党の意見ページ

民主党は国を崩壊させかねません。
与党としての経験がまだないからなんて問題じゃありません。
まったく与党の資質なし。
民主党に入れたことをものすごい後悔してますね。
もういれない。

皆様、どう思ってらっしゃるんでしょうか?
なんであまり反対の声が出てこないんだろう?

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BMW南アフリカ工場拡張

BMW南アフリカ工場拡張

BMWが南アフリカのRosslyn工場に22億ランド(約230億円)を投資する事を決めました。これにより、現在年産6万台のプラントは87000台のキャパシティになる予定です。

この裏には南アフリカの自動車産業育成プログラムがあり、政府の政策が成功した形です。Automotive production and deveopment programme(APDP)と言います。BMWは1100名の従業員を教育する事になり今年の9月にも開始され、18ヶ月続くそうです。

日本のBMWはほとんど南アフリカ製だそうですが(うらやましがるほどの事ないんですよ、BMWなんて。ちょっとジェラシー込み)、南アフリカで自動車製造を1968年から行っています。ディーラーやサプライヤーも含めると42000人の南アフリカ人がBMW関連の仕事についているそうです。

BMWは、この投資は南アフリカへのBMWのコミットメントの明確なメッセージだとしており、この困難な状況にも関わらずの大型投資に対する自信を表現しています。BMWと言えば、今年一杯でF1からの撤退を表明していますが、投資すべきところは投資してきていますかね。

南アフリカで作られたBMWの75%はアメリカ、日本、台湾、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、香港、サハラ砂漠以南のアフリカに輸出されます。日本に輸入されるBMWって年間3万台ぐらいです。明らかに南アフリカのBMW輸出台数は日本の輸入台数を上回っていますので、なんかアジアのBMWってほとんど南アフリカ製っぽい気が。。。

え?私?
私は広島県産(農作物みたい)のオープンカー乗ってますけど、なにか?
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IMF World Economic Outlook 2009年10月アフリカ

IMF World Economic Outlook 2009年10月アフリカ

昨日のIMF World Economic Outlookの続きです。Executive Summaryとグラフだけ読むとか昨日は言ってましたが、面白かったので結構読んじゃいました(笑)。今日はアフリカ。アフリカ全般の成長は大きく減速していますが、成長率は徐々に戻りモメンタムを回復しそうだとIMFでは分析しています。

金融危機に際して一番最初に影響を受けたのは世界経済との関係が高い南アフリカで、その次は原油価格の暴落を受けた原油輸出国のナイジェリア、アルジェリア、アンゴラでした。その後、世界経済の冷え込みと共に製造業の輸出国であるモロッコやタンザニアとされています。

アフリカ全体の実質GDP成長率は金融危機前の6%から2009年には1.75%まで落ち込みましたが、2010年には早くも4.0%とされており、2014年には5.3%まで持ち直す見込みです。国別で伸びが大きいのはアンゴラの9.3%、エチオピアの7.0%、次がなんとジンバブエの6.0%です(良かったですねぇ、ずっとマイナスでしたからねぇ、ツヴァンギライ首相がんばれ!!!)。

これらの国に共通しているのは、世界経済とあまり関係が無い点です。IMFでは重要な要素としてアフリカ諸国が財政バランスを衝撃の吸収剤として使えた点を評価しています。

IMFは南アフリカに関してはアフリカ最大の経済圏であり、財政出動や金融緩和及び世界貿易の回復により2009年後半からは成長が再開できるであろうとしています。特に南アフリカへの最近の資金流入が回復の後押しをしており、格付けの上昇なども貢献できそうだとされています。

アフリカ資金流入量 アフリカ輸出国割合
アフリカへの資金流入  アフリカからの輸出地域
IMF World Economic Outlook 2009年10月

アフリカ全体のインフレに関しては(ジンバブエを除く)、2008年の10.25%は2010年には6.5%まで下落するものとされ、コンゴ共和国、エチオピア、セイシェルでは20%を超えたインフレ率に2009年はなると見られています。

今後のアフリカの見通しに関してIMFは世界経済が予想以上に弱い場合はコモディティ価格を通して、直接投資や海外からの送金が減るなどで不透明な点が大きいとしています。世界の金融市場がタイトになった場合は、新興国市場は大きな影響を受けるものの、民間の借金が少ないため、恐らくその他の地域ほどは影響は受けないとしています。

という所ですかね。アフリカは比較的内需が強いので(輸出競争力がない裏返しですが)、世界経済とのリンクが少なくあまり大きな問題にはならなかったと言うのが今回のまとめでしょうか。どっちにしてもアフリカの成長は続きそうですし、アフリカ全体の成長が戻るのは、大陸随一の経済を誇る南アフリカにとっても重要ですから、その意味では良かったと言えるでしょうね。

コモディティの記事も書くかもしれません、次回にでも、多分来週以降。。。応援してあげてください。↓
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IMF World Economic Outlook 2009年10月サマリー

IMF World Economic Outlook 2009年10月サマリー

IMFのWorld Economic Outlookの最新版が出ています。
前回の非常に危険な状況からかなり改善して、危機はとりあえず脱し世界は緩やかな成長に戻れそうだとの分析がされています。
英語が分からなくても、グラフと表を見るだけでも非常に勉強になると思いますので、是非見られてください。(200ページ以上英語で、ランケンもめんどくさいからExecutive Summaryとグラフばっかり読んでたりして(笑)。いーんです!こういうのはグラフから何を読むかが大事!)

IMF World Economic Outlook2009年10月

まず、最初に書かれているのは、世界の不況は終わりつつあり緩やかな回復が今後あるだろうとの事です。この回復は主にアジア経済によるものが大きく、その他の地域における安定化が回復を主導するとされています。

先進国の内いくつかの国では緩慢な成長に戻り、新興国は回復へ向けて前進するとされています。やはり、新興国経済が重要との認識の表れがこの辺の表現に出ている気がしますね。ただし、当面は金融危機前のレベルには戻らなく、はるかに下の水準での成長となりそうです。

先進国における2009年の成長率はマイナス3.5%となり、2010年はプラス1.25%とIMFは予測しています。新興国における成長率は2009年1.75%で、2010年は5%近くと見られており、中国、インド、アジアの新興国がこの成長を支えるとしています。世界的な金融緩和の恩恵を受けそうなのが、これらの新興国なんですね、きっと。

2010年及び2014年の各国実質GDPの成長率予測は以下のようになります。

GDP実質成長率 2010年
2014年
世界全体 3.1% 4.5%
アメリカ合衆国 1.3% 2.1%
ユーロ圏 0.3% 2.1%
日本 1.7% 1.8%
イギリス 0.9% 2.9%
南アフリカ 1.7% 4.5%


日本が数字としては面白いですね。2010年は日本が一番良さそうですが、2014年は日本が一番悪そうです。しかも、2010年も2014年もほとんど成長率に変化なし。来年に関してはやはりアジアの1つであり、今の金融緩和でアジア諸国の景気回復を享受できそうな感じでしょうか。一方で、2014年になると一気に一番下で、これはやっぱり日本が抱える構造的な問題(高齢化やら人口減やら)が、成長の頭打ちを示しているのかなぁ。

世界全体の成長率としては、2014年になるとかなり危機前のレベルに戻っており、南アフリカも世界経済の成長と同様の成長率を維持できそうです。先進国のほぼ2倍でしょうか。

リスクに関しては経済成長がまた止まってしまう事なんですが、これは世界の金融政策に大きく依存します。現在の緩やかな回復の元となっているのは、世界各国の金融政策(政策金利の引き下げやらなんやら)によるもので、IMFでは今後ともこれを維持する必要があるものの、次の課題はどこで金融引き締めを行うかを指摘しています。

基本的には、各国の経済成長率が元に戻ってインフレもしないようにしてって言うのが、金融引き締めに転じる重要な点(いわゆる出口戦略)です。現在のところ、懸念されていたインフレは生産量ギャップが開いている事と資源価格がそれほど上がってこない事などから、比較的低いリスクとされているように読めます。

問題は出口戦略がいつよってな話なんですが、これはあまり明示されていません。この点はまだ不透明に過ぎるので書かれていないのですが、逆に言うと当面(今後1年程度)は世界的な金利の引き上げ局面にはならないという事でしょう。

ちょっと長くなってきたので、次回!(あれば。。。)応援してあげてください。↓
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ランド下落と南アフリカ新車販売台数

ランド下落と南アフリカ新車販売台数

ダウが下落してる影響を受けてランドが下落しています。
株式市場などは日本も下げていますが、アメリカのダウも下げており市場全般に弱気ムードです。
今日の雇用統計でダウが更に下落するようだとタイミング的(10月は下落する可能性高いです)にも下落の流れが出てくる可能性があります。

ランドは1ドル7.7ランドまで大きく下落しており、南アフリカ市場ではランドの値動きはリスク回避の動きに従いアメリカの株式市場に影響を受けそうだとされています。
要するにダウが下がるのであればランドも下がるでしょうって話ですね。

ウォールストリートジャーナルではこれから第四四半期に向けてドルが対円で強くなるだろうとのアナリストの言葉も紹介されています。
こちらは、今までとちょっと違う話で、日本の企業による利益の本国送還が終わり、日本の投資家は円売り高金利通貨買いに戻るだろうとの話です。
ふーん、そうなんだぁ。少し頭に入れておきたい所です。

さて、南アフリカの新車販売台数は昨年の9月に比べて22.8%の下落となりました。8月の26.2%の下落よりは若干良いものの、非常に厳しい状況です。
2009年9月における販売台数は31726台と2008年9月の4万台に比べて1万台ほど減っているそうで、大きく販売が悪化しています。
南アフリカ自動車工業会(NAAMSA)によると、自動車販売は短期的から中期的に困難な状況が続くとしており、景気回復次第との見解を表明しています。

市場については流れの変化を感じますね。
ドルも強くなっており、リスク回避志向が強まっている状況と市場では説明されていますし、ついに二番底来るかな???
二番底来るなら為替よりCFDで株売りが単純に分かりやすくていいんですが。

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南アフリカPMI大幅改善と住宅価格

南アフリカPMI大幅改善と住宅価格

南アフリカの製造業の業況をあらわす指数であるPMI(Purchasing Managers Index)が大幅に改善しました。

9月のPMIは48ポイントとなり、8月の39.3ポイントから10ポイント近い上昇です。過去10年で2番目に大きな上昇で、実に昨年5月以来16ヶ月ぶりの高値に戻りました。まだ50ポイントには届いていませんので多数とは言えませんが、大きく改善している点は注目です。

ある南アフリカの証券会社ではリーマン破綻以来の製造業復活の兆しだと述べていまして、需要が戻ってきている事に言及しています。。PMIのサブ指数の中を細かく見ると新規オーダーと生産量の指数が大きく上昇し、在庫の削減も進んだそうで、短期的な需要を示す指数は今後も改善を続けそうだとされています。

一方、南アフリカの住宅価格は年率5.2%下落し、インフレを考えると実質11.5%と大きな下落を記録しています。スタンダード銀行によると南アフリカの平均的な住宅価格は550000ランドとされています。およそ、600万円ぐらいですね。日本と比べると安いなぁと思ってしまいますね。

住宅価格は雇用情勢の悪化などが影響しており、当面は厳しい状況が続くと見られていますが、金利の引き下げなど耐久消費財の後押しはあります。ただ、上昇に転ずるにしても2010年以降と見られています。

明日はオリンピック開催地決定日ですね。日本には来るんでしょうか???日本と一緒に応援してあげてください。↓
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