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南アフリカランド研究所(FXブログ-ランケン)
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良いお年を!

良いお年を!

今年は本当に凄い年でしたね。サブプライム問題によりベアスターンズの問題、リーマンブラザーズの破綻からアメリカの金融危機への発展、投資銀行の消滅、シティの危機、Big3の破綻危機と歴史的な事柄が次から次へと起こり、アメリカだけでこんな感じです。

世界の他の地域に目を移すとヨーロッパでも銀行が次々と破綻し、アイスランドなどは国自体が破綻してしまうなど、先進国が破綻すると言う滅多に起こらない事がおこりまして、まー大騒ぎでした。新興国も軒並打撃を受け、パキスタンなどの新興国もIMFの融資を受けるなど本当に驚くような話ばかりです。2002年のITバブル崩壊やアジアの通貨危機も超えた記録が続々と更新されるという歴史的な年でした。

ランドは年始の16円台から今はなんと9円台。8円台も付けましたから、ランドは対円だと半分まで減価した事になります。対ドルで見ると、1ドル7ランドから11ランドへと半分まではいかなかったものの、円が120円から90円までと25%も強くなった事もランド円には大きく影響しました。

100年に一回の危機というだけの事はありましたね(まだ終わっていないかもしれませんけど…)。南アフリカはとりあえず破綻しなくて良かったです(笑)。特に10月以降、ここ3ヶ月ぐらいが凄かったです。本当に厳しい年でしたよね。ランケンもなんかディフェンシブな取引が多かった気がします。来年はもう少し攻めたいなー。


と言うわけで読者の皆様、厳しい年でしたが良いお年をお迎え下さい。
今年1年読んでいただきましてどうもありがとうございました!
来年もがんばりますのでよろしくお願いします!



来年も応援してやってください!
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CFD

CFD

最近、ちょっと流行になりつつあるCFDを始めてみました(あのマット今井さんがCFD本を出してるのには驚いた、マットさん為替以外もやられるんですね)。このCFD、まじめに凄くってちょっと興奮します。FXの株、債権、商品版みたいな感じです。FX初心者の方が取引するのはいかがなものかと思いますが、ランケン見てランドやってるような上級者の皆様は検討に値します。

まず、何がすごいかって取引できるものの数ですね。取引会社にもよりますが、最大手のCMC Marketsでは4000ぐらいあるって話です。通貨、株、債権、商品などまじめになんでもありです。某日系の金融機関の人に伺ってみたら、機関投資家並の事が出来るって言ってました。

FXとか投信はやるけど、商品まではいらないって方でも、インデックス型(指数連動)のものが取引できます。更に、日本の個別株どころか世界中の株できます。日経225、香港株、アメリカ、イギリスなどはもちろん、スペイン、エジプト株まで、まーなんでもありますが、中国とインドは無いですね。ヨーロッパで弱そうなスペインとかイタリア株でも売ろうかなとか思いましたね。しかも、その辺の証券会社でやるよりもはるかに手数料安く出来ます。

これは、プロでも全部取引できる人はいないんじゃないかと。幅が広すぎます。自分の得意にしようと思ってるところだけ使うのがいいですね。アメリカの10年国債とかチャート見てる分には勉強になるかもしれませんが、オーストラリアの10年国債に至ってはどう取引していいやらさっぱり分かりません。やってる人どれぐらいいるんだろうか???オーストラリア人かな。

ランケンの読者の方には商品に興味ある方が結構いらっしゃると思います。取引するかどうかは置いておいても原油価格や金価格の動きは押さえておきたいですよね。下にチャートも載せますが、ちゃんと分かるようになってます。しかも一目均衡表、ストキャスティック、MACDなどテクニカルツール満載。

CFD原油
※原油価格のチャートです。全ての写真はクリックすると拡大されます。

個人的には原油は買っておこうかなと思ったりしてます。最低取引単位は100バレルで現在1バレル36ドル位ですので3600ドル(約32万円)で取引できます。一応、限月があるのですが、期日が来たらロールオーバーされるだけだそうですので、ずっと持っておいてもいけそうです(ちょっと詳しく分からないのですが聞いた限りはそうらしい)。ちょうど円高ですし、悪い買い物ではないと見ました。ボーナスで原油買ったんだーってかっこよくないですか(笑)?

しかも、商品は金利を取られませんので、ロングで寝かしておいてもいいみたいです。1,2年後に株よりは上がってるのではないかと。あーでもCFDならショートもありか…。短期的にはいいかもしれませんねー。年が明けて方向を見ながら考えよう。

商品はたっくさんありますね。原油以外にもガソリン、天然ガス、オレンジジュース、コーヒー、ココア、砂糖、板材、綿花、とうもろこし、大豆、小麦、パラジウム、プラチナ、銅、牛、豚などなど。牛豚なんて、飼育用牛、生牛、赤身豚肉、冷凍豚腹肉だって…。スーパーかと思います。個人投資家でもインターネットでここまで出来ちゃうんですねー。

CFD個別銘柄リスト
※CFDの個別銘柄。リストはずっと下に続きますが、商品系だけとりあえず。

ちなみにオレンジジュース最小取引単位は728ドル(約6万5000円)です。ランド1万単位より安いですね。意外と安いと思ったら、牛は8850ドル(約80万円)です。ドル円ぐらいかな?まー牛だのオレンジジュースだのをムリして買わなくてもドル円とかユーロドルでいいですね、ここは(笑)。

CFDって、FXと同様に保証金取引ですので、株であっても商品であっても売りも買いも出来ます。株って現物しかやった事ないのですが、これなら今みたいな下落相場でも利益出せます。株で驚くのは、南アフリカの個別株が出来ちゃう(笑)。

南アフリカだと個別銘柄は38ありまして、世界三大資源メジャーのAnglo Americanカルティエの親会社Richemont世界Top3のビールメーカーであるSAB Miller世界最高の石炭ガス化プラント技術を持つSASOLなどの売りも買いも出来ます(このリンク全部ランケンで会社紹介した記事に張ってあります)。

CFD南アフリカ株個別
※画面左側は南アフリカの個別株式のリストです。右側はカルティエの親会社Richemontの株価とチャート。R40なので40ランド。400円で買えるのかな???激安じゃないすか。カルティエのバッグいくらだっけ?

CFDの面白いところの1つに株は売りで金利がもらえちゃうのがあります。南アフリカの株はまだ下落余地あるので、売ろうかな。ちなみに、南アフリカの株は他の国に比べてあんまり下がっていないんです。日経平均の方がはるかに下がってまして、新興国を考えるとかなりすごいパフォーマンスです。

金融危機の影響をあまり受けていないって南アフリカ政府がいばっているのはこの辺もありますね。むしろランドの方が下がってます。株より下落する通貨ってどうよって感じもしますが(笑)、まー金利10%ですからね、株よりも通貨のほうが魅力的だったという事でしょう。で、金融危機で株みたいな売られ方をしたって話ですね(爆)。

南アフリカランド関連で言うと、USD/ZAR、EUR/ZARなんかも普通に出来ちゃいます。でも、通貨は普通にFX会社でやった方がいいですね。CMC Marketsはイギリスの会社という事もあり信託保全にはなっていません。チャートが見れるのはいいかな。

なお、CMC Marketsはイギリスで1996年に創立され既に12年の歴史があります。世界20箇所にオフィスがあり、この分野のパイオニアです。今後、似たようなCFDを扱う日系の会社も出てくると思いますが、CMC Marketsと提携みたいな形も多いんじゃないかなと思います。

他で、CFDやってるのは今のところひまわり証券【証券CFD取引】ぐらいです。ひまわり証券の取り扱い銘柄では商品はありません。株をレバかけて、日本の会社で取引したいという方はいいかな。

世界経済と株式市場と為替だけじゃなく、もっと広く商品や債権も含めて経済を見て投資の腕を上げて行きたいという方は是非ご検討あれ!!!




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GMACへ60億ドル支援

GMACへ60億ドル支援

今日はランド上昇しましたね。日経平均は100円ほど上がりまして、最後ぐらいはなんとか上昇で終わってよかったですよね。しっかし、2007年に比べて日本株42%以上の下落だそうですよ。バブルにもなっていないのに、新興国かいな。過去最悪の下落率だそうです。株式市場の下落率からみるとアメリカなんかよりはるかに悪いですね。

実体経済は来年は更に悪くなりそうですし、日本の株価上昇の機運もそうは簡単に上がらんかもしれません。とは言え、一時的には少し上がるんじゃないかとの情報もあります。世界的には、来年にやばそうなので持ち越したものってあるんですかねー?え、ドル安?それは今に始まったことじゃないので棚上げ(笑)。イスラエルでミサイルが飛びまくっているみたいですので、中東が危ういですかね。

さて、Big3の2社であるGMとダイムラーの子会社GMACへの支援60億ドル(約5400億円)が決まりました。60億ドルの内訳は50億ドルがアメリカ合衆国政府による優先株の購入で、10億ドルはGMへのローンとなっています。GMは先日決定した174億ドルに対して更に追加の10億ドルだそうで、1000億円近くがお小遣いのように増えてますね。

GMACの優先株購入の50億ドルですが、アメリカ政府も無償で買うって訳ではなく、8%の配当が義務付けられているそうです。年間4億ドル(約360億円)の配当ですか。月に直すと30億円、1日1億円の利子と同じですね。凄いな…。しかも、アメリカ政府への配当だから当然税金は払わないでしょうし(払っても結果は同じ)。ちゃんと再建できれば悪くないですかね(出来ないか…)。

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ユーロ、円、ドル

ユーロ、円、ドル

事実上、今日が年内最後のマーケットという事もあって市場は閑散としているようですね。知り合いのトレーダーの方も今日はそんなに忙しくないだろうみたいな事を言ってました。ランドも1ドル9.5ランド程度まで戻してます。ここがなかなか超えられない壁になってはいますが。

商いが薄い中、市場ではユーロが強い感じになっていますが、トリシェヨーロッパ中央銀行総裁が1月の政策金利据え置きをするようなコメントを出しています。また、10月以降強くドルに流れ込んでいた世界のマネーが少しまた分散する流れもあるようで、ユーロ買いの流れを作っているとの事です。

ドルスイスなんかでもスイスがまた強くなっていますね。スイス売りしてたんですが、凄いスイス強くなってます。今年のランケンはユーロとスイスに関しては絶妙な逃げをしてます(笑)。ランドをここまでやりながらも、この金融危機で生き残れたのはユーロ系様様っぽいなー。

さて、ユーロドルですが、このまま今年は1ユーロ1.4ドルから1.43ドルで終わると見られており、ドル円も90円ちょうどぐらいみたいですね。ユーロは円に対しても強くなっていますね。ユーロ円129円ですか。

今月入ってからはユーロ最強の流れが継続しています。ウォールストリートジャーナルでは、デレバレッジの動きは終わっていなく、安全資産として円は来年も買われるもののそれはマーケットのボリュームが戻るまでだろうという記事を紹介しています。流れは変わってきていますので、来年の市場がどうなるか楽しみです。

1週間ぐらい前からランケンは休みに入ってますが、3日ぐらい前に紹介したCFDにはまってます。これは面白いですわ。売れるのが大きいです。もの凄い世界が広がって、ちょっとヤバイぐらい面白い。また、変なものを見つけてしまった(笑)。なんか、最近は普通の投資が出来なくない体になってるんじゃないかと。まー普通に株を買ったって勝てる訳がないですものねー今は。

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アイスランドのデモ

アイスランドのデモ

今回の金融危機で国債のデフォルトを起こしてしまったアイスランドですが、やはり大変な事になっているようで5000人もの市民が議会の前で毎週のようにデモを行っているようです。人口わずか30万人のアイスランドの内5000人もがデモを行うという事は、かなり凄い事です。

デモは卵やトイレットペーパー、トマト、メロンなどが投げられるなどしており、やや危険な面もあるようですが暴動などには至っていないようです。国民は政府の失敗だとして総選挙を求めています。また、アイスランドの中央銀行総裁の辞任も要求されており、政府の信用は完全に失墜しています。

食料の多くは海外から輸入(魚以外)されているため、物価は2倍以上に上昇しているものもあります。また、銀行をはじめとした金融セクターでは特に解雇が多く失業は増加しています。人口30万人のアイスランドの主要産業は金融業でしたから大打撃です。

アイスランドの一般の家ではなんと可処分所得の216%の借金が常態化していました。それが膨れ上がってしまいもはや支払い不能となり、職も失うというのが典型的なアイスランド人の現状だそうです。インタビュー受けていた人は車はBMWに乗っており、車を失う心配をしていますかって聞かれたらそうでもないって(笑)。それよりも家を追い出される方が心配だって言ってましたね。まーそらそーか。

でも、アイスランドの人たちのインタビューを見ていると今のところは割と落ち着いてる感じもしますね。なんか、みんな同じ状況だとあきらめているというかなんというか(勝手な感想ですが…)。

アイスランドには大銀行が3つあり全て破綻しました。凄いですよね。日本だったら三菱、三井、みずほあたりが全部破綻って話ですものね。その内の1つの銀行の資産はアイスランドのGDPの10倍だったそうで、まーめちゃくちゃですわな。

アイスランド人の非難の矛先は最終的には中央銀行総裁に向かっているそうで、この人は元首相だったため政治家であり、経済の事など分かっていないとかなり非難が強くなっています。高度な教育を受けた人が多い国のはずなんですがねー。バブルって誰にも分からんものなんでしょうか。

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GMACが銀行に

GMACが銀行に

アメリカ最大の自動車会社GMの金融子会社であるGMACが銀行になります。年内に破綻しそうだと言う話が結構出ていましたが、FRBによる承認が出ました。これで、GMは銀行も傘下に持つ事になりますかね。ただし、後で述べるようにかなり独立した形ではあるようです。

GMACって簡単に説明すると、GM車を購入する際の自動車ローンを主なビジネスにする金融会社です。GMの自動車販売数が他の自動車会社に比べて大きく下落している理由の1つに、金融危機により信用枠が大きく毀損したためにGMACがローンを出せなくなった事が挙げられます。GMACはGMとクライスラーの親会社であるサーベラスが全株式の半分ずつを保持しており、GMもクライスラーもこのGMACによるローン承認が出ない事が自動車販売の大きなネックとなっていました。

今までは住宅価値の値上がりなどがあったため消費者の信用枠に余裕があったので、バンバン貸し出せていたのですがそれが出来なくなってきて、貸し出しの額は半分にまで落ち込んでいました。GMACの不良債権も大きく増えており、お金の回収は出来ないわ、貸し出しもうかつに出来ないわで年内の破綻がかなり噂されていました。

銀行にする理由ですが、アメリカは銀行救済のための予算7000億ドルを用意しましたが、銀行への救済策として取られたものです。これに該当するには銀行である必要があるため、GMACというローン会社を商業銀行にしてしまえという大技です。この辺の法律分からないのですが、FRBのステートメントを読むにBank Holding Companyという銀行持ち株会社になるみたいですね。

FRBによるとGMACは連結で2113億ドル(約20兆円)の資産を持ち、GMACの子会社であるGMAC BANKは330億ドル(約3兆円)の資産と170億円の預かり金があり、十分に銀行として成立すると述べられています。FRBのステートメントの中でも金融危機の状況を考慮した上で銀行になる承認をすると記述されています。GMもGMAC無しでは既に生き残れないような状況になっていますし、やむを得ないと判断されたんですね。

今回の銀行化に伴い、GM及びサーベラスは持ち株比率の削減を条件付けられていて、GMはGMACの保有株数を10%以下、サーベラスは14.9%以下と決められています。また、GMACの活動も銀行としてローンのみではない業務へも拡大する事を義務付けられていまして、GMやクライスラーから独立するようになっています。

FRBによるGMAC銀行化の原文はこちらです。

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南アフリカ財務大臣にもメリークリスマス!

南アフリカ財務大臣にもメリークリスマス!

クリスマスイブですねー。あんまりというかまったくニュースないですね。もう、今日はランケンも休みにしようかと悩みましたがせっかくあれやこれやとニュース探したりしながら1時間以上経ってます(何してんだろう、私は???)。暗いニュースばかりもいかがなものかという訳で多少クリスマスっぽい話にします。

南アフリカ市場においてもっとも注目度が高い財務大臣マニュエル氏が結婚する事になったそうです。お相手はMaria Ramosさんと言う方です。このMariaさん、Transnet社の元CEOで、今後ABSA銀行グループのCEOになる事が決まっているスーパービジネスウーマンだそうです。すっげー。今度、調べてみようっと。

マニュエル大臣は元の奥様と2007年に離婚調停が成立しているそうで、それまでにも結構長い間このMariaさんとデートしてたみたいです。結婚式は南アフリカの有名なワイナリーだそうです。
メリークリスマス!!!

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クリスマスと金融危機

クリスマスと金融危機

クリスマスシーズンですし、日本市場もお休みと言う事もあって市場は小動きですね。GMも年内の決着は付きましたし、市場を動かすような話もさすがに無くなっていますので、経済お笑いネタで行こうと思います。

この不況下でアメリカでは教会が破綻しているそうで差し押さえられたり、教会の物品が競売にかけられているそうです。しかも、チャプター11で民事再生法だそうです。神様は再生してくれんのでしょうかとか不謹慎な事を思いましたが、まーお金関係は神様も救ってくれませんよね。

メガチャーチってご存知でしょうか?昔、NHKでも紹介されてましたが、2000人もの信者を集めてコンサートさながらに礼拝するんだそうです。真ん中に大きなスクリーンが4方向に向けて設置されていてバスケットボールの試合みたいになってたのをTVで見た事あります。下にアメリカのメガチャーチに関するWikipediaへのリンク貼っておきます。写真が出てますので見てみてください。

メガチャーチの写真(Wikipedia)

この手のメガチャーチがアメリカではショッピングモールなどに隣接してたりするみたいです(多くは郊外にあるそうです)。私は見た事無いですが…。上の写真見るとやり過ぎだろうって(笑)。そりゃーこんな建物を信者からの寄付金集めただけじゃ建ちません。銀行から借金して建てて、ショッピングモールで買い物して映画見た後に献金してってもらおうというビジネスモデルです。

伝統的な小さな教会はこれらのメガチャーチをエンターテイメントだと批判しており、ディズニー教会と呼んでいます。確かに、夢の世界を演出して、裏では金勘定をしっかりやっているディズニーのビジネスモデルと同じかもしれません。どうでもいいですが、私はディズニーランドでアルバイトしてた事があったりして、夢の国がよーく分かる(爆)。

アメリカでは教会専門のローン会社があるそうです。さっすがアメリカ。アメリカの教会ってほんとビジネスですよね。まー多くの先進国でキリスト教のみならず宗教はビジネスっぽくはあります(全部とは言いませんよ)。しかも、このローン会社によると、一部地域では教会の15%が破綻したそうで、このローン会社も一緒に破綻と連鎖倒産状態です。神様は罰を下されてますね。

アメリカの銀行は教会は不況であっても信者からの寄付金がしっかりあるので優良顧客と位置づけられていたそうです。この優良顧客である教会にお金を貸しているローン会社が話している事がまたおかしい。「近代史の中で最も教会が苦しい立場に置かれている状況を我々は目の当たりにしている」って言ってます。うーん、精神的なものよりもお金の方が近代史では重要だったんでしょうかね。金融危機も教会直結なようです。なんか違うのではないかと思うのは私だけではないかと…。

ある教会専門ローン会社は資産差し押さえをしたもののやっぱりなかなか売れず(笑)、チャプター11で事業継続に向けて再生中らしいです。今後、更に数十件は教会の差し押さえが見込まれており、教会のチャプター11の嵐となりそうです。民事再生はある意味では教会の原点かもしれませんが、なんか違和感を覚えます(爆)。

もちろん、ちゃんとした慈善活動を行ってらっしゃる教会も多いでしょうし、一部のメガチャーチなどのお話だと思います。とは言え、多くの教会が程度の差こそあれ、寄付金がかなり減っているのはあるようで、金融危機は教会運営にも無縁でないんでしょう。クリスマスに破綻する教会に神からの祝福あれ。

明日はクリスマスイブですね。この時期にこのネタを取り上げる不謹慎なランケンは置いておいて、良いクリスマスを!(元ネタはウォールストリートジャーナルですので、ウォールストリートジャーナルの不謹慎さのせいですと言い訳させてください)。では、メリークリスマス!!!メリークリスマスのプレゼントに押してあげてください(どこまでも不謹慎かな?もーいーや今日は)↓
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ドルランドとVIX指数

ドルランドとVIX指数

今日のランドは朝方からかなり上昇しましたね。ドルランドのチャートを見ると今朝はちょうど節目の1ドル9.5ランド近くまで上昇しました。ここを下に抜けるとランドは一気に弾みが付きそうではあります。

USDZAR1yearチャート
※USD/ZARチャートなので下に行くとランドが強くなり、ランド円も上昇します。上に行くとドルが強い状況です。

また、VIX(Volatility Index)もだいぶ下がってきていまして現在45ポイントと、恐怖指数も後退している傾向が見られます。今年の10月下旬には80ポイントを超えていましたが、現在45ポイントまで戻しました。リスク許容度が少しずつ正常化している感じでしょうか。直近はGMの破綻回避で下に抜けたかなとも思えます。20ポイント位が正常ですので、まだ落ち着いたとは言い難いのですが、正常化に向けて下がってくるはずではあります。

VIXチャート1Year
VIXチャート

でも、ランドの1年チャートとVIXの1年チャート並べると笑っちゃうぐらい似たようなチャートですよね。この1年に限ればランドの値動きはこのリスク回避の動きによって決まっていたと言っても過言ではないでしょう。

ランケン開設時から書いていますが、本当に危なくなるとドルが買われてランドみたいな新興国が売られるというのがよく分かりますよね。とりあえず、VIXチャートは既に下に抜けてきていますので、ランドも下に抜けてランド円の上昇を期待したい所です。

南アフリカの市場では、年内は既にクリスマス休暇という事もあり取引量は少ないそうですが、若干リスクを取る側に市場が動いてきていると見られているそうです。市場の取引が薄いので今日のように値動きが激しくなる可能性が高く、年内に現在の節目を下に抜けるかどうかは微妙です。年明けにでも、リスク許容度が高くなるかどうか、この辺りが注目です。という事はオバマさん次第かな?

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世界銀行の2009年予測Part1

世界銀行の2009年予測Part1

2008年も終わりに近づいてきました。今年は100年に一度の大波乱があった年として歴史的な年になるでしょうね。2009年はどのような年になるかを占うレポートがそろそろ出てきています。まずは、世界銀行のWorld Economic Prospects 2009から取り上げてみたいと思います。レポートは196ページもありまして、まーとても数十行にまとめきれる量じゃございませんので、適当にかいつまみながら何回かに分けて書きます。

まず、2009年の世界の実質GDP成長率は0.9%と今年2008年の2.5%より更に下落すると予測されています。好況期であった2006年、2007年はそれぞれ4.0%、3.7%でしたので、世界経済の成長率は4分の1程度にまで下落です。2010年になると3.0%まで上昇すると見込まれており、今年よりもよくなる予測です。

2009年は特に先進国が全てマイナス成長となり、ユーロ圏は-0.6%、日本が-0.1%、アメリカ-0.5%となっています。2009年においてはヨーロッパの成長が最も悪く日本が先進国の中ではもっともマシ(しょせんマイナスという意味でマシと表現します)な事になっていますが、2010年になるとヨーロッパ1.6%、日本1.5%、アメリカ2.0%と今度は日本の伸びが一番悪くなる見込みです。

しかも、世界のどの地域と比べても日本は一番悪くなっており、世界銀行の世界経済見通し表の中で最も低い値となっています。あまりありがたくないですね。ちなみに2006年に日本よりも成長率が低かったのはアルジェリアのみで、2010年はアルジェリアよりも日本はだいぶ低いです。ただ、これは比較対象が悪いかもしれませんね。いずれにしろ、日本の成長率は人口減少と少子高齢化という根本的な問題を抱えるので伸びは厳しい状況です。

新興国の中で2009年に成長率が一番高いのは中国で7.5%となっています。中国は8%を守る必要があるとしていますので、ちょっと足りていません。次がインドとアフリカのナイジェリアの5.8%です。ナイジェリアは石油輸出国で人口も多いですし、今回の金融危機の影響もほとんど受けていないのでいいポジションですね。

2010年になると中国は8.5%、インド7.7%です。南アフリカは2009年に2.8%、2010年は4.4%の成長率予測で、南アフリカの潜在成長率は5%前後とされていますので完全なる回復には若干たりていません。全般的に他の国もだいぶ危機前の水準にちかくなるものの、やや足りないといった感じです。

世界銀行では来年2009年は減速が更に進むと見ており、投資の伸びの急激な鈍化、新興国の需要減退による新興国における輸出の弱体化、懸念が後退したとは言えまだあるインフレが挙げられていて、今年よりも更に悪化します。来年の後半あたりには少し明るさが見えてくるかもしれませんが、前半は真っ暗けかもしれません。救いとしては2010年には世界経済は好況とまではいかないものの復活は出来ると見られている点であり、2009年のどこかで株式市場も少し盛り上がってくる可能性はあるでしょう(まったく私の株は散々ですよ)。

世界銀行では2008年はCrossroad(重大な分岐点)だったとして、特に商品についての分岐点でCommodities at the Crossroadsと副題を付けています。原油価格の予測なども出ていますが、とりあえず今日はここまでとします。人気ブログランキングに挑戦しています。"南アフリカランド研究所"に多少なりとも価値があると思われた方は押してあげてください。↓
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Big Three救済の続報

Big Three救済の続報

昨日は、GMとクライスラーに対して174億ドルの融資が決定し、GMの株価は4.49ドルと23%上昇しました。ただ、Big Threeの救済策が発表された割には、ダウ平均は結局わずかな下落で終了しました。格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズがGEの格下げの方向を示した事と、アメリカとヨーロッパの銀行11行を格下げした事が影響しています。

ブッシュ大統領はBig Three救済のスピーチの中で、通常であれば破綻させる事に躊躇しなかったであろうが、現在の金融危機の状況を考えると自動車会社を破綻させる事はあまりにも犠牲が大きく無責任であると述べています。とりあえず、現政権では破綻を避けるために3月までの延命処置を行い、その後は次期オバマ政権にゆだねるという状況です。

次期オバマ政権としてはやはり救済したい気持ちは強いようで、今回の大統領選挙でオバマが勝った理由の1つに全米自動車労働組合の支持があった事があります。その意味でオバマにとっては自動車業界は大きな支援者であり、これを無視する訳にはいきません。政治的な問題の色が非常に強くなっています。

一方で、JPモルガンのアナリストは、今回の救済策により次期オバマ政権は自動車会社の一部を破綻させるだけの理由がかえって出来てしまったとしています。もう十分助けたでしょうという訳でしょうかね。同アナリストは、クライスラーが最初に破綻する候補であろうとしています。

現在GMとクライスラーは3月一杯は絶えられそうではありますが、その後はオバマ政権次第です。短期的には流動性の問題は少ないとされているフォードも4月までのキャッシュはあり、その後4ヶ月程度は持つとは見られています。フォードによると、現在ほどのペースで資金流出はしないだろうと発表しており、もうちょっと絶えられそうではありますし、解雇なども実施するため1年程度は計算できるようです。

最終的には自動車会社が本当に復活できるかでしょうね。所詮は延命治療に過ぎなくなるかも知れません。もう少しまともな経済状況になった時に生き残れるだけの競争力があるかどうか。そんなに短期的に自動車会社が変われるとは思いませんが、あんまり破綻して欲しくないのは事実です。複雑ですね。この問題はまだ続きそうです。

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Big3救済決定!!!

GMとクライスラーの救済決定!!!

ついにホワイトハウスはアメリカ三大自動車会社(Big3)に対して174億ドル(約1兆6000億円)の救済策を発表しました。やったー!!!

ブッシュ大統領はこれ以上の経済悪化を防ぐためとしており、金融危機の真っ只中で自動車産業を救う責任があるとしています。今回の救済策は金融業界に割り当てられた70兆円を使うもので、GMとクライスラーに対するローンです。フォードは見送ったみたいですね。

また、明日にでも続報書きます。もう今日は限界…。

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商品価格とジンバブエ新札

商品価格とジンバブエ新札

原油価格は昨日40ドルって記事を書いたら、今日は35ドルになりましたね(笑)。OPECの歴史的な減産などまったく気にしていないんでしょうか。原油市場はまったくむちゃくちゃです。金価格も1オンス850ドルを超えていましたが、830ドルまで3%の下落となっています。商品市場が下落しているというのはドルが上がってる事を意味する事が最近は多いのですが、まさにその展開でドルがユーロやポンドに対しても上昇しています。

日本では日銀が政策金利を0.2%下げ0.1%にしました。ちょっと多めに下げた感じですかね。先日物議を醸した0.3%は意味があったのだろうかとちょっと思ってしまいます(まー結果論だけ見れば無かったかなと、ちょっと余裕を持たせた感はあったんですがねー)。アメリカの市場ではS&Pが世界最強の会社GEを格下げする方向で見直すと発表されています。今日は新幹線の電光掲示板にもそのニュースが流れてました。S&Pも強気だなー。

さて、今週の日曜日に書いたジンバブエの5億ドル札ですが、わずか5日で100億ドル札の導入となりました。米ドルで20ドル相等となっています。相変わらず笑わしてくれます。もうランケンのネタとしてしっかりと定着している感じですね(爆)。通貨がこれだけむちゃくちゃになり得るという意味で非常に興味深い存在です。年明けには1兆ドル札が出てくるかな。

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原油価格40ドル!

原油価格40ドル!

原油価格がついに40ドルです。現在、NY原油は40ドル50セントと最高値の150ドル弱から100ドル以上下がっています。商品バブルの崩壊に加えて、世界の金融危機によるリスク資産からの退避、更に実体経済の悪化による需要激減が重なった事によりもの凄い下落を見せています。

バフェットは100ドルを超えたレベルでは買わないが60ドルだったら喜んで買うと昨年あたりに述べていた記憶があります。バフェットの予測すら超えた下落となっています。今日、ガソリン価格1リットル100円でした。びっくりしますね。日本のガソリンスタンドって商品市場に直結してるんじゃないかと思ったぐらいです。

これを受けて、OPEC(石油原油国機構)は1日当り220万バレルの産出量の削減を決めています。現在の1日当りの産出量が2700万バレルであり、1割近くの削減です。また、OPECではありませんが有力国であるロシアとアゼルバイジャンも削減の方向に動いているそうです。ロシアとアゼルバイジャンは30万バレル削減の用意があるとしています。

アフリカにも原油生産に依存しているナイジェリアとアンゴラなどがありますが、こういった国はそもそもの体力がそれほど無いので、打撃は免れないでしょう。原油価格の下落はインフレ懸念の更なる後退と言う意味ではいい事です。後は、どこで安定するかですね。今のレベルは安いのか高いのか。うーん、分からん…。

まーでも20ドルを下回ったりすると本当に5年以上前のレベルになっちゃいます。長期的なファンダメンタルからはやや乖離があるとも思いますが、市場は常にオーバーシュートするというのも事実でしょう。原油価格以外は比較的安定している気もするのですが、やっぱり原油価格は商品市場で最も重要なので今後も注目したい所です。

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南アフリカの野党COPEマニュエル財務大臣を支持

南アフリカの野党COPEマニュエル財務大臣を支持

今日の南アフリカの消費者物価指数は予想よりも若干高めとなり、やや意外感がありましたが市場はそれほど反応していませんね。ロイターが15人のエコノミストにアンケートを取ったところ11.9%になるだろうとされていたそうで、0.2ポイントの差でそれほど大きくは確かにありません。

インフレは下落方向へのトレンドに沿ったものではありますし、原油価格や食料品価格の下落も今後見込まれるという事であまり反応しなかったという所でしょう。ランドは対ドルで9.9ランドぐらいでしょうかね。若干強まっていますが、ドルが他の通貨に対しても弱含んではいますので、こんなものかなとも思います。

さて、政治の話題が1つありましたので紹介します。Congress of the People(COPE)という党派があります。これは、与党ANCから離脱して出来た党派であり、次期Zuma政権よりも前のムベキ政権に政治的には近い党派です。Zuma政権はアファーマティブアクションという黒人への人種優遇措置を強く押し出し、ポピュリズムな色合いが強いのですが、COPEはむしろ人種での差別ではなく、貧困レベルなどの人種以外の尺度で優遇措置をすべきだという立場です。

COPEのメンバーの多くは与党に属していた訳ですが、Zumaの左翼的な姿勢に危機感を覚えて新党結成となりました。COPEはZumaは南アフリカをダメにすると言っていまして、より市場主義的な政策を求めていますが、元与党ANCに属するマニュエル財務大臣の金融政策は指示する事を表明しました。

保護主義的な動きが世界的には広がっている中で南アフリカはどうするか、どうすべきか難しいバランスかもしれませんが、マニュエル財務大臣の支持をしている点はこのCOPE市場には評価されそうです。

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南アフリカの消費者物価指数予想外の結果

南アフリカの消費者物価指数予想外の結果

南アフリカの11月の消費者物価指数(CPIX)は年率12.1%となりました。先月の12.4%よりは良くなっていますが、先月と比べると0.2%上昇と悪化しています。また、予想の11.8%と比べても悪くなっており、予想外の結果となりました。

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基軸通貨はドルorユーロ?

基軸通貨はドルorユーロ?

読者のアステアさんから、ドルは基軸通貨の地位を失いますか、ユーロが代わって機軸通貨になりますかという質問を受けました。ちょうど、ウォールストリートジャーナルにおいて10年目のユーロに関する記事が出ていましたので、今日はそれを取り上げます。一般の機関投資家などがユーロをどう見ているかの参考になると思います。

ユーロは来年で導入後10年が経ちます。アメリカは金融危機にあり、今後はドルが弱まりユーロが基軸通貨になるなどというエコノミストがいらっしゃるそうですが、本当でしょうか。ユーロって域内貿易がスムーズになりますし、通貨自体の暴落の可能性が低いというメリットもありますが、そもそも金融政策(つまり金利引き上げとか引き下げ)を各国が放棄しているため、ユーロ圏内の各国で利害対立が起こる可能性が大きい通貨です。

ウォールストリートジャーナルの記事では、ユーロの次の10年は困難の多い年となりそうだで始まっています。現在、ユーロはドイツとフランスを中心に15ヶ国から成り立っていますが、アメリカと同様に大きく経済が減速しています。アメリカやイギリスなどは大幅な金利引き下げをして経済活性化を図っていますが、ECB(欧州中央銀行)の金利引き下げはアメリカやイギリスほどではありません。

これは、15ヶ国という国の経済状況が違うため、ECBは全ての国の利害関係を調整しながらの金利調整を余儀なくされるためであり、景気刺激策のスピード感に欠けてしまう事に繋がっています。即効性のある景気刺激策が欲しい時にこれでは景気低迷の長期化につながりかねず、投資家はそもそも1つの金利で15ヶ国の経済状況をコントロールできるのかと言うユーロの構造的な弱点に疑いを持っています。

ウォールストリートジャーナルでは、イタリアとギリシャの10年国債の利率がドイツの10年国債の利率よりも1.36%も広がっている事を指摘しています。今回の金融危機により過去10年で最大の利幅となっており、通常の4倍もの差となっているそうです。これが何を意味するかと言うと簡単でドイツよりイタリアやギリシャの方に対して投資家は大きな不安感を持っているという事です。

イタリアとギリシャは債務の多い国ですが、ユーロに入った事により金利の調節も通貨のコントロールも出来ない訳で大きな金融政策手段を失っています。経済が悪いにも関わらず金利は思うように下げられないし、通貨も弱まらない訳で経済は更に悪化しかねません。最悪、債務不履行(デフォルト)に繋がる恐れもあります。デフォルトが怖いのでユーロは各国の財政赤字はGDPの3%以内と規制をかけていますが、各国共に金融危機により財政悪化がひどくなっていてドイツですら3%を突破しそうな情勢です。

これはユーロという通貨の不安を更に増幅させており、本当にユーロは維持できるのかという議論もなくはありません(あまり多くはないです)。現時点で、ユーロ圏の瓦解の可能性は少ないとウォールストリートジャーナルでも書かれていますが、そういう心配があるのは否定できないでしょう。

万が一、イタリアやギリシャがデフォルトを起こそうものなら、それこそユーロ存続の危機です。ドイツやフランスはイタリアを救済しなくてはいけない可能性も出てきます。ドイツから見ればいい迷惑で、日本がお隣の韓国がデフォルトを起こした場合に税金を投入して救うって話と同じです。ドイツだって既に不況の真っ只中であり、まずは自国を建て直したい所です。

最悪のシナリオを書いてはあると思いますが、それにしたって容易に想像できるシナリオです(というかユーロ導入前から言われていた話です)。それが今回の金融危機により現実化しかねないという状況です。ユーロが本当に基軸通貨になってドルなんていらないなんて言えるとは思えませんよね。ユーロはこういった危機時には通常より不安感が大きくなる通貨と言ってもいいんじゃないでしょうか。現在、ユーロにはスロバキアも加盟しようとしています。

今回の記事は、アメリカの新聞社であるウォールストリートジャーナルの記事を元にランケンがまとめたものです。ヨーロッパの新聞ではまた別の書き方されてるかもしれませんね。ドルだって、双子の赤字、金融危機に対応した巨額の出費などなど不安要因はいくらでもあります。

ドルの維持は可能なのかって議論はまた別にあります(しかも大いにある)。でも対抗馬もいないように思います。私もドル弱体の可能性は否定しませんが、ユーロが基軸通貨になるのは議論に飛躍があると感じます。ユーロは余りにも歴史が浅すぎますし、上記の構造的な不安要因を解消する事は出来ないんじゃないかなと。ドルとユーロが並存と言うのがもっとも現実的な所じゃないでしょうかね。

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今週の市場とBig3

今週の市場とBig3

今日は日経平均がだいぶ上がりましたね。先週の金曜日はアメリカのBig3救済が廃案との事で暴落してましたが、その後のNY市場では金融安定化法案のお金を使う方針が出たためNYは上昇しました。それが、週末をまたいで日本の株式市場に反映といった形です。

その他のアジア市場も、韓国は4.9%上昇、オーストラリア2.3%上昇、台湾3%上昇、香港2%上昇と全面的に上昇です。ただし、アジアの実体経済に関する指数はかなり弱いものが増えてきており、日本のみならず中国の生産量も年率5.4%と今までの半分近くになっています。

さて、アメリカのBig3ですが、先週は80億ドル(約7200億円)の援助しか受けれないとされていましたが、どうやらそれでは足りないという事になりそうで、現在100億ドル(約9000億円)から300億ドル(約2兆7000億円)の話になってきているようです。GMは週末に繋ぎ融資を受けれそうだと楽観的な見通しを示したそうですが、増額して楽観的というのはある意味驚きです。どんな政治的な話がされたんだろうか?

明日はアメリカの金利引き下げが行われますね。アメリカも日本並みの0.5%の金利となり、アメリカのドルが対円で益々安くなる圧力が高まってきます。日本としてはこれ以上の円高は避けたい所で、円高が失業の輸入(日本から見て)を地で行ってます。そろそろ介入も視野に入ってはいますが、効果のほどは疑問です。

南アフリカは今週は消費者物価指数が水曜日に発表になります。既に南アフリカの政策金利の引き下げが始まっていますが、どれだけインフレ率が下がるかが注目されますね。ランドは対ドルでまーまーしっかりしてますが、ドル円がどうしようもないので、ランド円まで安くなっちゃってますね。ドル円100円だったら、ランド円も今頃は10円越えなんですが…。

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ジンバブエ中央銀行公式声明と5億ドル札

ジンバブエ中央銀行公式声明と5億ドル札

今年2008年7月の終わりにジンバブエの1000億ドル札を10ドル札に置き換えて10桁もデノミした話ですが、更に凄い事になっています。半年も経たない内に5億ドル札の導入が決まりました(爆)。

10ドル → 500,000,000ドル

なんと、4ヶ月強で7桁増です!以前紹介した1000億ドル札がまたしても発行されそうな勢いですね。しかも、この5億ドル札は8USドル(今はもっと下がってると思われます)の価値しかなく、パンを8個買える位だそうです。すげーすげー。

現在、ジンバブエは世界最悪のインフレ率を記録している国で、ジンバブエ中央銀行の公式発表によると2億3000万%のインフレとなっています。

ジンバブエ中央銀行発表の公式インフレ率:
230,000,000%

南アフリカなんか12%のインフレで騒いでいるのにこの国ときたら億ですよ(爆)。ところが、更に凄い事にこれは腐敗したジンバブエ中央銀行による公式発表に過ぎず、実体はと言うと。

実質インフレ率(見積):

500,000,000,000,000,000,000%

 (5垓%かな?京の1万倍。よく分からなーい…)

読めないですかね。5ガイ%と読みます。

こんなお金持っててもあまり役に立たないのですが、とは言えモノを手に入れようと思ったらお金を出さないとくれません。ジンバブエの個人はお金を引き出すのは週に一回と決められており、毎回1億ドルまで引き出し可能とされていましたが、12月19日から5億ドルに増額されます。激しいインフレのためお札の印刷が間に合わないそうで、銀行では徹夜の行列が出来るそうです。

ちなみに、ジンバブエの中央銀行が発表している公式のステートメントを見つけました。ジンバブエ中央銀行総裁Gonoの名前で発表されていますがこれがまた爆笑です。まずイントロからして、ジンバブエ中央銀行は非常に暖かい、実りのある会議(very cordial and fruitful meetings)を議会と開催したって書いてあります。それどころじゃないでしょって言いたくなりますねー(爆)。

ジンバブエの中央銀行公式ステートメント

ジンバブエ中央銀行の規則を遵守しなかったのでCFX銀行の取締役の解雇だとか、信じられない事が色々とでかい字で書いてありますが、このインフレじゃはっきり言ってなんもかんも茶番って奴でしょう。ジンバブエ中央銀行とムガベ大統領が全て悪いとしかいいようがありませんからねー。

ジンバブエではきれいな水が不足してしまっている事によりコレラが最近流行しています。先月は800人がコレラで死んだとされており、事態は更なる悪化の情勢です。国連でも、ジンバブエのコレラに対して非常事態としてアナン前国連事務総長をジンバブエに送ったりしていますが入国を拒否されています。その一方で、ジンバブエの暴君ムガベ大統領はコレラ騒ぎはイギリスの大量虐殺であり、既に終わったと発表しています。どうしようもない大統領です。

まじめに武力介入した方がいいとは思いますが、中国とロシアが話し合いをすべきと国連で拒否権を発動してしまい、国連も動けません。話し合いが通じる相手ではないのは明らかですが、中国はジンバブエに武器を売ったりしているのでこういう状況なのでしょう。でも、ジンバブエドルもらってもしょうがないのではと思うんですがねー。USドルがあるのかなー?

ジンバブエは、かつては肥沃な土地で農業が盛んだった所です。これにより、アフリカでは結構豊かな部類に入っていた国だったのですが、ムガベが大統領になって白人を追い出してから完全に崩壊してしまいました。世界は金融危機真っ只中ですが、ジンバブエに比べたらもう恐れるに足りませんね(笑)。ジンバブエ中央銀行の公式ステートメントをブログに持ってきたランケンに感動(?)された方は応援してあげてください(笑)。↓
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Big3救済への最終段階

Big3救済への最終段階

昨日、アメリカの上院で白紙に戻されたアメリカの三大自動車大手Big3の救済策ですが、ホワイトハウスによる支援となる可能性が高くなってきました。支援方法は金融機関限定とされていた7000億ドル(約63兆円)の予算を使うものです。

この支援においては現在3社(GM、クライスラー、フォード)が要求している140億ドル(1兆2500億円)全額ではなくほぼ半分の80億ドル(約7200億円)にまで引き下げられ、支援先もGM1社の可能性があるそうです。GMだけという所に不公平な感じもある一方で、クライスラーは大株主であるサーベラス自身による支援も不十分ではないかとの批判があり、予算が足りない場合は見送られる可能性もあるとなっています。フォードに関してはとりあえずまだ余裕があるとの事で、どちらにしても3社全てへの資金供給はされないかもしれません。

ホワイトハウスとしては、やはり失業率の大幅な増加を許すわけにはいかないと考えています。アメリカの自動車大手三社だけで25万人の雇用を抱えており、サプライヤーなども含めるとその数は数百万人に達します。一方で、これら三社の退職者の保険料などの援助を受けている人数は実に100万人と見られています。

Big3が現役25万人に対して100万人も仕事をしていない人のサポートをしているなんて訳が分かりませんね。アメリカの自動車労働組合が力を持つのもこの数が大きくものを言っていますが、このサポートをやめないと救済できないという議会も理解できますよね。未だに交渉はうまくいっていませんが、既得権益ってのはどこの国でもすさまじい力です。

GMは既に破綻(チャプター11)の準備を始めています。破綻準備のために契約した先はあのリーマンブラザーズの破綻を扱った弁護士らです。この契約も交渉の一環でしょうが、チャプター11は自動車労働組合としても既得権益がチャラになってしまいますからなんとしても避けたいところでしょうし、今回の救済を退けたらもう後ろはありません。

今後は、ポールソン財務長官の出番となってきますし、本当に救済するのか、いくらかが焦点です。本当に救済するのかって話はまだあって、今までは金融機関への救済という事でしたからそれを逸脱する訳でモラルハザードです。まー元々が金融機関のみ救済ってモラルハザードですから、この際って気もしますが他の産業も助けてくれって言ってくるのは必至です。そんなにお金あるかって話ですね。

また、7000億ドルも既に8割がた使っているそうで、不足しそうな勢いです。来年、オバマは更なる追加資金を用意するとの話も出ていますが、アメリカは大変な事になっています。ドルも本当に大丈夫でしょうかね。既にドルは下落し始めているようにも見えますね。このドル安は、危機が収束に向かっているという意味も含む一方で、ドルの凋落という次の問題の始まりにも思えます。

今後、ドル離れがどこまで加速するか、本当に日本が買い支えないといけないか、中国はどう出るか。将来は限りなく不透明ですね。とりあえず、ドル買いのポジションはそろそろ減らしておこうと思いました。次の戦略を練る必要がありますな。人気ブログランキングに挑戦しています。"南アフリカランド研究所"に多少なりとも価値があると思われた方は押してあげてください。↓
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南アフリカの金利結果の考察

南アフリカの金利結果の考察

昨日は南アフリカの金利引き下げが決定されましたね。1ヶ月ぐらい前は年内金利据え置きで来年以降引き下げとされていましたので、金利引き下げの時期は早まった事になります。理由をざくっと言うと以下の3点に集約されると思います。

1.商品価格下落と南アフリカ国内の景気減速によるインフレ懸念の後退
2.世界経済の急激な減速による南アフリカ国内への景気後退への懸念の台頭
3.世界的な金利引き下げの流れ

今回、市場の一部には1.0%の引き下げもあるかもしれないと言う予測もあり、南アフリカの労働組合に至っては1.5%の金利引き下げを求めていましたが、結果は0.5%の金利引き下げとなり市場の予想とほぼ合致していたようでランドは小動きでした。南アフリカ中央銀行としてはこれ以上のランド安は原油などの輸入品の値上がりを招き、インフレが進む可能性があるため、余りありがたくありません。

ランド安を防ぐためには、金利引き下げにより経済活性化を図りたい所ではありますが、まだインフレ率が二桁のためそれほど楽観的な立場にもなれないと言うことで、0.5%の金利引き下げは妥当な所かもしれません。今回の金利引き下げは南アフリカ中央銀行が金融緩和に動き出した事を意味し、今後0.5%ずつ金利を引き下げていく可能性が高くなっています。経済状況次第で1%単位での金利引き下げもあるかもしれません。

一方で、どこまで金利は引き下げるのか、他の先進国のように0%近辺まで下げるのかというとそんな事は無いはずで、今のところ市場では今後1年で8%から9%の水準まで下げられると見ています。インフレ率がターゲットである6%を割る必要がありますが、現在の原油価格や商品価格及び国内の金融引き締め状況を考えると十分達成可能と思われます。

金利は現在の水準より3%以上は下がりますが、先進国の多くが金利を3%以上引き下げいるはずですので、金利差と言う意味ではむしろ拡大しており、南アフリカへの資金流入にはプラスでしょう。一方で、世界の景気は急速に冷え込んでおり投資資金自体が減っている中で、南アフリカへの資金流入が減る面はマイナスですので、ここいらのバランスが気になりますかね。結局は世界経済次第という所でしょうか。

南アフリカ単独で見ると景気が良いとは言いがたいですが、他の国が非常に悪いため相対的にはそれほど悪い状況ではありません(むしろかなりマシな部類じゃないかと…)。そんな訳で、個人的にはそれほど悲観的になる必要は無いとは思いますが、アメリカのBig3の雲行きが怪しいですね。

今日は、アメリカの自動車会社の破綻の可能性が高くなり、日経平均は大幅に下落しました。ドル円も一時88円台を付けるなど危機感が高まっています。この水準って10年ぶりぐらいの円高でしょうね。

最近、ちょっとドルが弱くなっている感じします。恐怖指数のVIX指数もやや落ち着いてきており、金融市場における流動性などの危機はピークを超えたかなと思わせる兆候もありますが、実体経済がいよいよって所でしょうか。GMはいよいよ破綻するかもしれませんね。どっちに転んでもアメリカってすげーなーって思います。

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南アフリカ中央銀行による政策金利の声明

南アフリカ中央銀行による政策金利の声明

南アフリカ中央銀行による政策金利の声明の全訳です。

イントロ

前回の政策金利決定会合以来、国内のインフレは改善しており、今後数ヶ月で更にインフレ率が減少すると考えられる。同時に南アフリカの経済は、現在大きく悪化している世界経済の大きな減速に影響を受けている。南アフリカ国内経済は第三四半期はほとんど成長せず、多くの産業で減少が見られた。更に、インフレの見通しは改善しているものの、為替レートに関する不透明さによるリスクはまだ存在する。

過去数週間のデータは世界経済の減速は以前想定していたよりも速いことを示しており、世界的なインフレ圧力は後退した。これは、各国の政策決定者が介入した結果である。

南アフリカ国内の金融政策は国内の状況によって決められており、金融政策は南アフリカ経済に対する世界経済の影響及びインフレへの影響を考慮して決定されるものである。



インフレの状況

インフレの指標となっているCPIXは2008年8月に13.6%となり、その後13.0%、12.4%と着実に減少している。原油価格の下落にも関わらず、食料品、原油、電気料金がインフレの主な要因となっている。食料品価格は10月は年率17.2%の上昇となっているが、原油と電気価格は年率31%の上昇となっている。食料品価格と原油価格を除くとCPIXは8.4%となる。

電力価格上昇にも関わらず、生産者物価指数も同様に過去2ヶ月減少している兆しを見せている。生産者物価指数は8月には年率19.1%であったが、10月には14.5%まで下落した。農産物の価格は3ヶ月連続下落しており10.4%となっており、加工食品は15.6%のとなっている。これも8月の20.5%より改善している。


インフレの見通し

南アフリカ中央銀行による直近の予測はインフレの見通しが更に改善している事を示している。金融政策のスタンスに関しては変更がなく、インフレは下落し続けると見られ、2009年第三四半期には6%以下に抑制できると考える。これは2008年の最後に行われる消費者物価指数の算出方法の変更による技術的な影響もあるが、いずれにしてもインフレの下落基調は更に続くと思われる。

インフレは2009年は通年で6.2%、2010年は5.6%に平均でなると見られ、2010年の第四四半期には5.3%と想定される。ただし、今回の予測は世界環境が非常にぶれやすい事と消費者物価指数の算出方法の変更のため通常より不確実性が高い。

インフレにリンクする債権と通常の政府債権の差から計算されるインフレの市場予測は7月の9%から現在5.1%まで下がっている。イールドカーブも逆イールドとなり1年以上5年程度の債権は特に下落している。

BER(Bereau for Economic Reaearch)によるインフレ予測は2009年は前回予測より若干悪化すると見ているが、その後2010年にかけて若干改善するとしており、2009年のインフレ率は平均8.2%と前回の8.1%よりはやや悪い。2010年のインフレ率は7.2%と前回予測の7.4%よりは改善すると予測されている。

2008年第三四半期における単位あたりの労働者コストは前年同期比12.5%上昇しているが、景気の悪化に影響を受ける労働コストはインフレの改善予測自体により今後の労働コストに対する影響を抑制するであろう。

為替レートはインフレに対して最大のリスクである。前回の政策金利決定会合以来、ランドはUSドルに対して11%下落した。前回の政策金利決定会合時には1ドルあたり9.15ランドであったが、11.8ランドまで下落後10ランド前後まで回復しており、ここ数週間は1ドル10ランドから10.5ランドで推移している。貿易加重平均ではランドは7.6%の下落となり、他の新興国通貨と同様に世界に広がるリスク回避の動きに影響を受けている。

原油価格は世界的に下落しており、北海ブレント原油は現在1バレル40ドル前後で取引されている。2ヶ月前の83ドルから大きく下落しており、南アフリカ国内のガソリン価格は1リットル3.35ランドとなり2ヶ月前と比較して2.06ランド下落している。もし、現在の原油価格と為替レートが続くのであれば、更なるガソリン価格の下落が1月は期待される。

世界的な食品価格も他の商品市場と同様に下落しており、エコノミスト誌の食品価格インデックスは2008年の6月以来30%下落した。これはランドが下落して輸入物品が上昇しているにも関わらず、上で述べた生産者物価指数における農産品価格の下落と国内のとうもろこし、小麦のスポット価格の大きな下落に寄与した。食品価格は消費者レベルでは上昇しているが、今後はある程度の影響を受けると思われる。

南アフリカの経済成長率は2008年第三四半期に大きく下落し、年率0.2%の上昇となった。この減速は鉱業、製造業、小売業、卸のセクターにおける減少の結果である。製造業の生産量は10月に更に下落し、下落傾向がかなりの期間続いている。最近は特にその傾向が顕著となっており、Investec/BERの購買指数は39.5と過去最低のレベルである。このレベルは他の国で見られる状況とほぼ同じであり、景況感指数もネガティブな見通しに影響している。

総固定資本形成は比較的良い状況であり、10%の割合で成長している。これは公共機関や政府による投資が主なものである。しかし、民間部門における総固定資本形成は2.6%に減少していて、住宅建設が冷え込んでいる事が大きな要因である。

家計部門の消費も1998年以来初めて下落した。耐久消費財は特に下落が大きく約10%の下落であり、耐久消費財以外もかなり下落している。自動車の販売は10月と11月は下落を続けており小売部門の貿易売上も10月は更に下落した。消費者景況感指数は2008年第四四半期に更なる悪化を示している。

民間部門の信用成長率は減速が見られる。ローン残高の年率成長率は17.1%の上昇と下落している。更なる引き締めが各銀行によって行われており、法人部門にも適用されている、特に家計部門への信用供与は家計部門における債務比率の更なる減少に寄与すると見られ、可処分所得の割合は2008年第一四半期の78.5%から75.3%へと下落した。

貿易赤字は2008年第三四半期はGDPの7.9%となり、原油価格の減少や海外の投資家への利子支払いの減少により今後数ヶ月で小さくなる可能性がある。

世界的な金融市場の混乱も南アフリカ国内の資産価格に反映されており、ヨハネスブルグ証券取引所の株価指数は世界の株式市場の下落により下落した。特にここ数ヶ月はぶれが大きく一時期は15%も下落したが、現在は前回の政策金利決定会合と比べて1.5%の下落となった。住宅市場の下落は名目的にも実質的にも下落しており、資産価格の下落は消費支出に今後ネガティブな影響を与えるだろう。

世界経済の状況により、インフレ圧力は今後下落すると見られ、商品価格の急激な下落以外にも世界の貿易量の下落は物流コストを大きく下げると思われる。成長率の予測は大きく下落すると改訂され、特に先進国での下落が見込まれ他の物価も下がる可能性が高い。現在の景気刺激策や金融政策の緩和は、銀行システムの脆弱な状況及び景況感の悪化を考えると効果が出るのにしばらくかかると思われる。


金融政策

南アフリカ政策金利決定委員会は南アフリカの経済状況やインフレの見通しに対するリスクや拡大する世界経済の悪化を考慮してきた。また、南アフリカのインフレ見通しの改善も考慮し、政策金利を0.5%下げ11.5%とすることとした。



と言う事でした。まー現実的な所でしょうね。市場も小動きです。これで今月からは金利引き下げモードに入りましたので、来月以降0.5%ずつ引き下げられていくと思われます。9%程度までは下がっていくでしょうかね。やっと正常化に向けて動き出した感じです。

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南アフリカ金利引き下げ

南アフリカ金利引き下げ

南アフリカは金利引き下げをしました。0.5%の引き下げで11.5%の政策金利になりました。

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明日の南アフリカ政策金利

明日の南アフリカ政策金利

明日は南アフリカの政策金利決定会合が開かれます。市場はかなり悩んでいるようで利下げがされるかどうかはかなり微妙な状況です。昨日、発表の第三四半期の経常赤字は7.9%と市場の予想通りでしたが、第二四半期の7.3%よりも悪化しています。また、第三四半期の家計部門の支出は0.8%下落と1998年以来の下落となっています。

一方で、国内投資はワールドカップを前に政府による活発な投資が行われているため、10%の増加と加速しています。内訳としては飛行場と発電所の建設が大きくなっています。また、民間部門における投資は若干冷え込んでいます。その他の指数としては10月の南アフリカの小売売上高は年率2.3%下落しました。8月、9月、10月の3ヶ月間は昨年の8月から10月までの3ヶ月間と比べると4.5%下落となっています。

さて、明日の金利ですが市場では0.5%は下げると見込んでいるようです。1.0%の利下げも視野に入っているようすね。ただし、金利据え置きの可能性も否定できず、かなり悩ましいようです。現在の南アフリカのインフレ懸念に対する最大の問題はランドの下落です。南アフリカ中央銀行としてはランド高に誘導したい所です。利下げにしても据え置きにしてもランド高を狙いたいでしょう(据え置いたら下落するかもしれませんがね)。どっちになるか、気になりますね。

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トレイダーズ証券クリスマスパーティー

トレイダーズ証券クリスマスパーティー

色々と書かないといけない事もあるのですが、ちょっとバタバタしておりまして、たまにはプライベートネタで。と言っても、FX関連です。ランケンの口座の1つであるトレイダーズ証券のクリスマスパーティーなるものが先週の土曜日に開かれてお呼ばれしてしまいました。

トレイダーズ証券がアナリストの方などの関係者を招いて開催したクリスマスパーティーです(まー忘年会ですな)。本来は私なんぞがお呼ばれするようなものではありませんが、今年はランケンセミナーを名古屋でさせて頂いたりしてますので、末席に加えて頂けました(ラッキー!)。

会場には、著名アナリストの方なんかもいらっしゃってまして、森好治郎さん、斎藤登美夫さん、山中康司さん、雨夜恒一郎さんなどなど豪華メンバーです。更に、ミセスワタナベの池辺さんもいらっしゃいました。ご存知ですか、この方?FXで8億円の利益上げて4億円脱税したというトンデモナイ方です…。ニュースにもなってましたね。

初めて、お会いして個人的にお話できてとてもラッキーでしたが、まー正直びっくり。失礼ながらとてもFXをやられる方には見えない。近所のおばあちゃんって感じです(池辺さん、ごめんなさい…)。脱税の罪で訴えられたぐらいですから、もうFXは出来ないんじゃないですかって聞いてみたら、税務署は税金さえ納めてくれればいいとかで、もっとやってくれぐらいの感じだったとか(爆)。

脱税で色々と大変だったそうですが、そらーそれだけやればおばあちゃんって思いました(あーまた失礼な事を書いた…)。テクニカルな売買がお得意なようで(まーそらそーかも、ファンダメンタルな研究をあのお歳でされてたらソロスに勝てるかな?)、非常によく勉強されているそうです。最近はトレイダーズ証券で講師してらっしゃったりしてますので、ご興味ある方はトレイダーズ証券へお問い合わせください。

パーティーは寿司職人さんがお寿司握ってくれたり、サンタクロースのお姉様が飲み物を振舞ってくれたり(立食でしたので隣に座ってくれたりとかではありませんが、これポイント高かったです!でも、イスが欲しかったかもー・・・)、モンゴル音楽のライブがあったり(来年はアフリカ音楽にしてくれって頼んできちゃった。再来年はワールドカップだし、いーと思うんだけどなー。トレイダーズさん是非!)、クリスマスらしい演出もりだくさんでした。

お土産にチョコレートまで持たせて頂いてえらく満足でした。トレイダーズさん、こういう企画が非常にお上手ですね。証券会社としての堅いところと柔らかい部分のバランスが非常によく取れていらっしゃいます。以前もランケンセミナーでお世話になりました(その節はどうもありがとうございました!)。

後、有名ブロガーのサラさん鷹鳩さんがいらっしゃってました。なんか、我々ブロガーは明らかに年齢層が違ってすっごく浮いてた気がします。ジーンズで行ったのはランケン1人でした(恥)。緊張感の無い奴だとひんしゅくを買っていたに違いない。まー来年呼ばれても多分ジーンズですね、わたしゃー(もう呼ばれないな(笑))。

トレイダーズ証券さん、どうもありがとうございました!御礼申し上げます!

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日産のゴーンがGMのCEOに?

日産のゴーンがGMのCEOに?

昨日、記事にしましたがBig3の救済の可能性が高くなってきており、次期アメリカ大統領オバマは自動車会社の支援を強く打ち出しています。ただし、現在のGM会長ワゴナー氏らの退任を条件としそうな雰囲気です。

このGMの後任候補としては日産のゴーン氏の名前が挙がっているそうで、ゴーン氏は受け入れるかもしれないとウォールストリートジャーナルは報道しています。その他には、世界最強企業GEのジャックウェルチなども候補となっているようですが、むしろゴーンの方が自動車業界に精通しており、適任と見る向きもあるようです。

クライスラー、フォードに関してはCEOに着任してから比較的短いのでそれほど議論にはなっていないようですが、ワゴナーCEOへの批判は強いようで、退任の可能性が出てきています。うーん、ゴーンですか。とりあえず、今日は日経平均が高くなってきていますね。
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Big3決着が見えてきたか?

Big3決着が見えてきたか?

Big3の救済に関してワシントンではこの週末盛り上がってきています。アメリカの失業率が53万人を超えるなど実体経済の悪化が顕著になる中、ホワイトハウスと民主党はやはり救済の方向で話が進んでいるようです。

土曜日の時点では結論が出なかったものの、ホワイトハウス報道秘書官は建設的な議論がされており、自動車会社を助けるべく前進しているとまで述べています。難しい状況だといった表現は見受けられませんのでそれほど悲観的な状況には見えません。

救済に向けての背景としては失業率の悪化の他に、今回は救済ではなく短期資金の融通でありローンであるという意見が支配的であるようです。元々自動車産業に対して予算が組まれていた燃費向上基準達成プログラムのお金を使うという事で決着する方向です。この予算は140億ドルから150億ドル(約1兆4000億円)あるため、Big3が要求していた額とも整合性が取れそうです(きっと、三社もそれぐらい分かってて多めに出してきたんでしょうね)。

一方で、このローンを付与するに際してCZAR(ランドじゃないですよ、頭にCがついてます)という自動車産業を監視するような組織が創設されるようです。ただ、この組織の役割がまだ不透明で、どう自動車産業を再生できるか、本当に出来るのか、長期的に見ても意味あるのか、誰がやるのか(民主党と共和党の責任分担とか)みたいな部分でまとまっていないようで、ここの所で減速感があるようです。政治的な部分が多そうですね。CZARって言葉が今後TVとかでも出てくるかも知れませんので、お気をつけて。

また、一時話が出ていましたGMとクライスラーの合併ですが、とりあえず棚上げになりました。まずは、もっと短期的な救済を得られるかどうかに焦点を絞るべきだとしており、合併話のような時間と労力のかかる話は後ですると両社から宣言されています。従って、年内は少なくとも合併話は遠のきそうです。

今週の市場はこれに大きく左右されそうです。ランドも影響を受ける事必至でしょう。とりあえず短期的にはいい方向かとは思いますが、そもそもアメリカの自動車産業の競争力をどうするかって話に長期的には持っていかないといけないでしょうね。CZARって組織がやるのかな?そこまで出来るかどうかなど色々と考えるべきことはたくさんありそうです。いずれにしても、沈まないで欲しいですね。

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ank of the YearとIT競争力ランク

Bank of the YearとIT競争力ランク

南アフリカのスタンダード銀行がThe Banker Awards of 2008でAfrican Bank of the Yearの賞を受けました。この賞は世界中の銀行の中で優れた銀行を選出するもので、業績や成長力、安定度などを考慮してイギリスの著名金融雑誌Tha Bankerが毎年発表しています。

今年のGlobal Bank of the the year(訳すなら世界最優秀銀行でしょうかね)にはBNP Paribasが輝いています。また、アジアでは中国商業銀行(ICBC:Industrial and Commercial Bank of China)が受賞しています。新興国が金融の賞を取るようになったんですね。10年、20年前だったら考えられなかったのではないかと。

スタンダード銀行は合計10の賞を今回取っていますが、スタンダード銀行のCEOは今回の受賞について南アフリカ国民全員に帰属する賞で、南アフリカの金融システムの良さや、忠実なスタンダード銀行顧客の支援、社員のサービスによるものとしており、今後もビジネスモデルの洗練化、革新化、リスクマネージメントをしっかりして顧客ニーズにこたえていくと述べています。

さて、もう1つの話題ですが、南アフリカのIT競争力ランクが37位と発表されました。昨年と変わらない結果です。アフリカ・中東部門では南アフリカはイスラエルに次ぐ2位となっていて下のようになります。

1位 イスラエル
2位 南アフリカ
3位 トルコ
4位 サウジアラビア
5位エジプト

の順です。

全体としてみると20位圏内の顔ぶれは変わっていませんが、台湾、スウェーデン、デンマークがトップ5に入りました。 以下、世界トップ5です。

1位 アメリカ
2位 台湾
3位 イギリス
4位 スウェーデン
5位 デンマーク

日本は12位となっており、昨年の2位から大幅に後退です。なんででしょうね?以下にトップ100を示しますが、リスト長いのでその前にランケンのランキングのご協力お願いします。それと、Big3の記事でランケンのランキングの救済をお願いしましたら、20位近辺から一気にトップ10近くまで上がりました。凄い救済されました!どうもありがとうございます!今後ともよろしくお願いいたします!


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IT 競争力インデックス, 2008

Country

Score

2008 rank

2007 rank

Country

Score

2008 rank

2007 rank

USA

74.6

1

1

Latvia

38.1

34

34

Taiwan

69.2

2

6

Lithuania

37.1

35

35

UK

67.2

3

4

Malaysia

34.2

36

36

Sweden

66.0

4

7

South Africa

32.6

37

37

Denmark

65.2

5

8

Turkey

32.4

38

39

Canada

64.4

6

9

Romania

32.3

39

40

Australia

64.1

7

5

Saudi Arabia

32.3

40

38

South Korea

64.1

8

3

Croatia*

31.6

41

--

Singapore

63.4

9

11

Thailand

31.5

42

41

Netherlands

62.7

10

12

Brazil

31.0

43

43

Switzerland

62.3

11

10

Mexico

30.7

44

44

Japan

62.2

12

2

Bulgaria

30.2

45

42

Finland

61.5

13

13

Argentina

30.1

46

45

Norway

59.7

14

14

Philippines

29.8

47

47

Ireland

59.4

15

15

India

28.9

48

46

Israel

56.7

16

20

Russia

27.7

49

48

New Zealand

56.6

17

17

China

27.6

50

49

Austria

56.1

18

19

Venezuela

25.7

51

52

Germany

55.4

19

16

Colombia

25.4

52

51

France

54.3

20

18

Egypt

25.3

53

55

Hong Kong

54.1

21

21

Sri Lanka

24.9

54

50

Belgium

53.4

22

22

Peru

24.8

55

54

Spain

46.3

23

24

Ecuador

24.5

56

53

Estonia

45.7

24

25

Ukraine

24.3

57

56

Italy

45.6

25

23

Indonesia

23.1

58

57

Slovenia

45.5

26

27

Kazakhstan

22.9

59

58

Portugal

42.2

27

25

Bangladesh*

22.4

60

--

Hungary

40.6

28

28

Vietnam

21.4

61

61

Czech Rep

40.4

29

29

Pakistan

20.9

62

60

Chile

39.6

30

31

Azerbaijan

19.5

63

62

Slovakia

39.5

31

31

Nigeria

19.0

64

63

Poland

39.0

32

30

Algeria

18.5

65

59

Greece

38.2

33

33

Iran

16.5

66

64

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南アフリカ政策金利引き下げ予測と外貨準備高

南アフリカ政策金利引き下げ予測と外貨準備高

来週の11日に行われる南アフリカの政策金利決定会合ですが、利下げの可能性が高くなってきています。市場では0.5%の金利引き下げを行う可能性が50%前後あると見ているようでイールドカーブには既に織り込まれています。1年後には3%下がり9%になるとなっていまして、南アフリカの政策金利決定会合は年間6回ですので、ちょうど毎回0.5%ずつ引き下げるイメージを市場は持っているようです。

さて、南アフリカの外貨準備高も発表になりました。新興国としてはこの世界経済大波乱の時には非常に重要な指数になってきますが、若干増えた形となりました。最近は、新興国の一部(韓国など)が外貨準備高をかなり減らしています。1つには通貨下落に伴い為替介入などが必要となった事がありますが、これ結構危険な面もあります。為替介入による通貨の買い支えは下落を一時的に食い止める事ができる一方で、外貨準備が減る事による不安感が市場に出て下手をすると更に売り込まれる事になります。

南アフリカもランド下落が急速に進んだため、介入を望む声が無きにしもあらずでしたがどうやら介入はあまりしなかったようで、11月の外貨準備高はむしろ増えました。増えた理由は金価格の上昇となっています。とは言え、ここまで4年間南アフリカ中央銀行は外貨準備高をかなり増やしてきていますが、増加ペースは無くなり金価格の上昇のみとなった事はさすがに世界経済の影響を受けている事を示してもいます。

昨日から、欧州中央銀行、イングランド銀行、ニュージーランド中央銀行など各国で金利引き下げの発表がありましたね。しかも、かなり大きな利下げであり、実体経済の悪化が鮮明になる中で各国とも動いています。南アフリカの政策金利決定会合は、こういった各国の動向も影響します。特にヨーロッパとの金利差は南アフリカに資金が流れると言う意味でも大きいので、昨日のヨーロッパ各国の金利引き下げは南アフリカに金利引き下げ余地を与えます。

南アフリカ中央銀行は外貨準備高にしても金利政策にしてもかなりきつめな金融政策を取っているイメージが個人的にはあります。市場では金利引き下げが遅すぎるのではないかという話も出てきていまして、来週どう判断するかちょっと楽しみですね。

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南アフリカ景況感指数改善

南アフリカ景況感指数改善

イギリスが政策金利を1.0%下げ2.0%にしましたね。予想通りのようですがヨーロッパの株式市場はイギリス、ドイツ、フランス共に上昇しています(ランケンの別ページに海外株式市場のチャート並べています)。イギリスに近い南アフリカにも多少は利下げ圧力になるかもしれません。

さて、南アフリカの11月の景況感指数は10月の84.2ポイントから86.7ポイントへと改善しました。この指数は13の指数からなるのですが、その内5つがポジティブになり、ネガティブは6つとなりました。景況感指数を発表しているSACCI(South African Chamber of Commerce and Industry)では世界の金融危機による不安定さは南アフリカでは後退したかもしれないと述べています。一方で、世界経済が今後更なる悪化をする事が予想されるので、これは来年一杯は南アフリカにも影響しそうだと述べています。

市場の方はBOEとECBの利下げを期待しているようですが、BOEの方は予想通りでしたのでそれほど動いていません。南アフリカ市場では1.5%を期待していたそうですので、サプライズは無かったという形でしょう。ヨーロッパ中央銀行の利下げも期待されているようで、まだ終わっていません。

ドル円も92円台まで入っていますし、南アフリカの市場でも日銀の介入を期待しているようです。あんまり日本でそんな話は聞かないようですが、ちょっと円高に行き過ぎな感じもしますね。最近は世界のどこを見回してもよい経済指数はありませんが、今日の南アフリカはちょっと良いニュースでした。まだまだ時間はかかりそうですが、多少なりとも明るさが見えるだけ良しとしましょう。

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