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南アフリカ先週のまとめ

南アフリカ先週のまとめ

7月の南アフリカの貿易赤字は6月の2億ランドの赤字から143億ランドの赤字と大幅な赤字となりました。予測の38億ランドの4倍弱の悪さとなりましたが、市場は意外と冷静でほとんど反応しない状況でした。

今回の貿易収支の内容としては、鉱物の加工品の輸入が53%増え希少金属加工品が378%と大きく増加し、輸出としては希少金属の原石の輸出が19%減ると共に鉱物加工品の輸出も15%減ったことによるものだそうです。

南アフリカの貿易収支の結果は予測が困難とされており、その意味では予測はあまりあてになりません。先月6月とその前の7月はかなり貿易収支の結果が良かったこともあり、今回の悪さは割り引いて考えられるのと、余りにも悪すぎたため、あるアナリストは市場は例外と見なしたんだろうとの説明がされています。

消費者物価指数も今月はほぼ予測どおりであったので、貿易収支の悪さがひときわ目立ちましたがどうやら今回は様子見だった感じでしょうか。次回の貿易収支が悪いと今度は材料視される可能性があるでしょうね。

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アングロアメリカン

アングロアメリカン

南アフリカの会社紹介シリーズ、今回はアングロアメリカン社です。日本人にはなじみの少ない会社ですが、世界の3大資源メジャーの1つです。他の2つはBHPビリトン(豪英)、リオ・ティント(英豪)となっており、近年はヴァーレ(ブラジル)などもM&Aによりシェアを拡大しています。ヴァーレが日本では割と有名かもしれませんが、これはヴァーレが主に鉄鉱石に強く、日本の製鉄産業に影響が大きい事によります。

アングロアメリカンは本社がイギリスにありますが、操業は南部アフリカが最も活発なグローバル企業です。南アフリカで最強の会社と言っても差し支えないのではないかと思います。鉱山会社としては世界で2位の企業で売上高386億USドル(約4兆4000億円)、利益は4000億円、45カ国において19万5000人の正社員を雇用しています。主な事業内容としては、プラチナ、金、ダイアモンド、石炭、ベースメタルの採掘です。

Forbes Global 2000のランキングにおいてはアングロアメリカンは119位となっています。Forbesのランキングで日本勢で近いのは東京電力112位か三菱商事126位あたりでしょうか。ちなみにその他の日本勢でアングロアメリカン社より上位はトヨタ12位、東京三菱銀行40位、NTT58位、みずほ銀行59位、三井住友銀行65位、ホンダ73位、日産自動車81位と東京電力含めて8社しかありません。

アングロアメリカン社の前身は1917年に南アフリカで設立されており、Anglo American Corporation of South Africaと言います。この会社を設立したのはダイアモンド王として有名なアーネスト・オッペンハイマー卿(Sir. Ernest Oppenheimer)で、アメリカ、イギリス、南アフリカの資本金が集められた事によりこの名前(Anglo American Corporation of South Africa)という名前が付けられました。オッペンハイマー卿って名前ぐらい聞いた事がある方も多いと思いますがダイアモンドの世界を制した人です。

現在のアングロアメリカン社はどのような会社かが気になりますよね。まずは分かりやすいところから紹介していきましょう。アングロアメリカン社はあのデビアス社の親会社であり、デビアスの株式の45%を保持しています(一応デビアスをご存知ない男性諸氏のために書くと、デビアスはダイアモンド世界シェアの半数近くの採掘量を持ちます。かつては80%の世界シェアをデビアスが持っていました。詳しくはダイアモンドの記事へ!)。デビアス株の残りの55%のうち40%は今もオッペンハイマー家が保有し、最後の15%はボツワナ政府という状況で、デビアス及び世界のダイヤモンドには今もオッペンハイマー家が強い影響力を有します。

また、南アフリカはプラチナの産出が世界の80%を占めることで有名ですが、その世界一のシェア(世界シェア約40%)を持っている会社がAnglo Platinumという会社でこれもアングロアメリカン社の子会社であり約75%の株式を保持します。ダイアモンド世界一とプラチナ世界一の会社の親会社であると言えばもう普通ではないのは十分お分かりになるとは思います。

南アフリカと言えば他にも金がありますよね。Anglo Gold Ashantiと言う世界2位の産金会社がありますが、ここもアングロアメリカン社が株式の51%を持ち子会社となっています。ここまでで鋭い方はお分かりになられたかもしれませんが、アングロアメリカン社というのは実は持ち株会社のような存在で、実際の事業はこれらの各会社が事業部として担当しています。金、プラチナ、ダイアモンドなどの産出量世界一の会社をまとめているような感じですね。そんな会社が存在する事に私は最初かなり驚きました…。これの元締めが要するにオッペンハイマー家なわけです。恐ろしい一族です。

アングロアメリカンは宝飾系の資源ばかり扱っているかと言うとそんな事はなくて、銅、粗鋼、亜鉛、ニッケルなど多くの鉱山を持っており、採掘のみならず、技術サービスなどまで手広く行っている会社です。また、貴金属類で有名な会社ではありますが、製紙分野の売上高が最も大きく(約20%)、ダイヤモンドやプラチナなどは各々10%程度となっています。

活動地域としては南アフリカやガーナなどアフリカが半分以上ですが、オーストラリアや南北アメリカでも鉱山を操業しています。近年はアフリカ以外にも積極的に参入してきており、鉱山の買収などで事業拡大に取り組んでいます。

売上と利益の推移を下のグラフに載せます。
アングロアメリカン売上
アングロアメリカン売上と利益

下は2006年の各事業部門単位の利益の円グラフを付けます。

アングロアメリカン事業毎利益率
アングロアメリカン事業毎利益

ダイヤモンドとプラチナは売上の10%ずつなのですが、利益で見ると上図のようにダイアモンド48%、プラチナ23%とこの2つで約7割の利益を叩き出しています。皆様、いかに高く買っている(買わされている)かという事がよーく分かりますね…。

さて、2006年の年次報告書を見てみるとやはり商品価格高騰の影響で非常に好調だったようで、記録的な利益を出し今後の成長のための礎となるとアングロアメリカンのCEOは言っています。

株価の推移を見てみましょう。5年間のグラフですが、3倍を越えています。アングロアメリカン社の株式はロンドン株式市場、ヨハネスブルグ株式市場に上場されています。ヨハネスブルグ株式市場では時価総額トップ10に入っています。

アングロアメリカン株式
アングロアメリカン株価推移

アングロアメリカン社はいわゆる資源メジャーの1つですので、資源系のお仕事されている方などには有名でしょう。最近は日本の新聞なんかでも出てきますので名前ぐらいは知っておいてもいいと思います。名前が名前だけに時々、アメリカの会社だなんていわれますが正確ではないですね(というより間違っています)。

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南アフリカ貿易赤字悪化

南アフリカ貿易収支

南アフリカの貿易収支7月は143億ランドの赤字になりました。先月は2億ランド(約28億円)の赤字で、今月は38億ランド(約530億円)の赤字が予測されていました。予測よりもかなり悪いですね。

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南アフリカの第二四半期失業率

南アフリカの第二四半期失業率

南アフリカの第二四半期失業率が若干改善しました。第一四半期の23.5%から第二四半期は23.1%へ0.4%の改善です。日本とかで0.4%ならまずまずなんですが、南アフリカでは誤差ですかね。

やはり、黒人女性の失業率が高く31.1%となっており、白人男性の3.6%と比べると10倍近くの割合です。よく暴動が起こらないものだと失業率のデータ見る度に感心してます…。

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南アフリカ生産者物価指数悪化

南アフリカ生産者物価指数悪化

南アフリカの7月の生産者物価指数は前年同月比18.9%となり、市場予測の17.5%より悪い結果となりました。

市場としては反応は薄いようで、特に動きは無いようです。来月あたりがインフレのピークとなると見られていますので、それ以降が重要かもしれません。

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南アフリカの金利予測

南アフリカの金利予測

今日は南アフリカの消費者物価指数が発表され、インフレ動向が注目されていましたが、スタンダードバンクのエコノミストは南アフリカの政策金利は来年4月には下落を始めるだろうとの予測を発表しました。その後、3回は金利引下げに動くとしていますので、2009年中に10%ぐらいでしょうか。

今回の消費者物価指数は電力問題などによる、物価上昇の面が強く内容としてはそれほど悪くないと言うのがこのエコノミストの見方で、インフレ自体は沈静化の方向に向かっていると解釈されているようです。まだ、インフレターゲットに関する議論などを含めて当面は不確定な情勢は続きますが、南アフリカでは少しずつ良い兆しが見えてきているかもしれません。後は、アメリカあたりで金融不安が再発しないといいんですが、最近ちょっと怖いですね。

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南アフリカ消費者物価指数

南アフリカ消費者物価指数

南アフリカの消費者物価指数(CPIX)は年率13.0%となりました。予測の12.9%よりも若干悪い結果となっています。

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南アフリカ固定投資堅調

南アフリカ固定投資堅調

今年の南アフリカでの固定投資は非常に堅調なようです。ここで言う南アフリカへの投資は株などの流動性の高い投資ではなく、インフラに関する固定投資などを指し投資される該当国から見ると雇用の創出など質の高い投資です。ネッドバンク銀行によると今年2008年前半80個の大型プロジェクトがアナウンスされ、総額3360億ランド(約4兆5000億円)に達します。

この額は既に昨年2007年通期で南アフリカへ行なわれた投資総額を上回っており、投資内容も交通関連、エネルギー、不動産、製造業、鉱山関連など多岐にわたっています。3360億ドルの内、2430億ドル(約3兆4000億円)はエスコムの電力問題によるもので、民間の投資も非常に強くなっています。

ネッドバンク銀行は、金利が非常に高く厳しい条件にも関わらず民間投資が強いことを評価しており、内需の下落傾向は続くものの、今後数年間は内需の下落を補って堅調に成長できる事を示しているかもしれないと述べています。特に金融・不動産セクターは380億ランド(約5300億円)となり昨年の既に2倍となっています。現在の高金利を考えるとこれはかなり驚異的な水準のようで、このセクターは期待できる分野となっています。

明日は消費者物価指数の発表です。南アフリカのインフレは沈静化に方向に向かえているか気になるところです。人気ランキングお陰さまでTop10に復帰できました!どうもありがとうございます!今後ともよろしく応援お願いします!
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オランダ病

オランダ病

今回は開発経済シリーズの中で気になる資源と経済の話になります。オランダ病ってご存知でしょうか?人間の病気ではありません。国の病気で特に資源国が陥りやすい病気です。

資源国は基本的に資源があるわけですから、資源が無い国に比べて本来恵まれていて有利なはずですよね。ところが往々にして発展できていない。日本なんて石炭ぐらいはありますが何もないに等しい。でも、世界トップクラスの先進国な訳です。なぜでしょう?実は為替レートが大きく関係します。

資源がある国は、資源による競争優位性によりその他の産業が発展しない傾向が強いです。資源があると言う状況はある意味で恵まれすぎていて、そこに何も足す必要は無いわけです。そのような国でしんどい製造業をやるのは簡単に言えばワリにあわない。

日本の製造業はというと、普段からの現場改善に始まり業務改革を通って経営革新です(泣)。しかも、よその国が真似したりして陳腐化してしまう。ものすごーくいばらの道です。こんな大変なの資源国では難しいんです。だって、掘れば資源が出てくるし、よその国は掘っても簡単には出てこないんだもの。資源関連産業の方が競争優位ありますよね。

更に重要な事は、資源国はその資源を輸出する事により通貨が強くなります。通貨が強くなっている理由は資源にあり、製造業の実力に沿わない為替レートになります。そうすると製造業などは衰退するという流れが出来ます。製造業の衰退の結果、経済悪化につながるのですが、一度弱くなってしまった産業は競争力の回復がままならず、経済の悪化が構造化してしまうというのがオランダ病です。

オランダ病の名前の由来は、第一次石油危機におけるエネルギー高騰の際にオランダで天然ガスが高騰し、オランダは繁栄しましたが為替レートが資源により強くなり、製造業などの輸出産業にダメージを与え経済が悪化し財政赤字を生んだことによります。オランダでは福祉の充実も図ったがゆえに製造業などは更に弱体し、もはやどうにもならない状況に陥りました。

実際のオランダ病は一度横に置いておいて、資源系のややこしい部分は富が資源を握る一部の人に集中してしまい、その一部の人の富が政治家を決め、政治家はその一部の人を更に裕福にするべく法律を作る、貧しい人には福祉で報いる、従って民主化が進まないという構造になる点が挙げられます。こうなるともう自国では身動きが取れなくなってしまいます。ひどい場合は資源と軍事が引っ付いて軍事政権になるっていう状況が生まれます。

絵にすると下のような状況が生まれます。

エネルギーなど資源価格高騰 

経済好調 

国内の保障制度拡充 

為替レート上昇 

製造業など輸出産業の競争力衰退 

資源価格下落 

経済悪化 

社会的不満の蓄積 

資源の争奪 

独裁政治の台等 

資源の独占を助長する政治

上の図でまずいのが実は国内の保障制度拡充の部分です。これは、該当国の国民は仕事しなくても食べていける状況を作りますので非常に喜びますが、一方で政治の腐敗も招きます。要するにお金が資源のある所に集中するような政治体制が出来ても、国民は保障体制により不満を封じ込められてしまい、いつの間にか経済が衰退していきます。気がついた時には既に遅しというか、そもそも外部環境に影響を受けやすい経済状況になってしまうという状況を生みます。

こういった状況は、特に小さい資源国で発生しやすいそうです。人口が比較的少なく分散していると、国に対する監視機能が十分にされません。特にアフリカのような広大な大地を持つ国においては、富裕層と貧困層の差は非常に大きく、富裕層は武力もお金もありますから、農民が散発的に一揆を起こすぐらいじゃどうしようもなく、武力がある所が資源を占有し、この層が固定化してしまう状況に陥ります。

オランダ病になると国としてお金を稼ぐほぼ唯一の手段が資源だけになってしまいます。すると、力を多少なりとも持つ少数派は全て資源でつながるピラミッドを形成し、既得権益、汚職蔓延、民主主義の崩壊、独裁体制の形成、資本配分の非効率という状況にはまります。こういった状況を罠といいます。もはや、自力では状況の打開ができない状況で、外圧やクーデターなど何らかの大きな力を要しますが、大きな力はなかなかかからないものです。

さて、南アフリカに目を向けてみましょう。南アフリカは資源国です。ただし、南アフリカの鉱山セクターのGDPにおける比率は5.4%で、製造業は14%となっており産業規模としては3倍あります。その意味で産業の多角化はされていて、オランダ病にはなっていないのが現状です。

一方、為替は資源の影響を受けなくもないようなので、製造業に必ずしも都合よく動くとも限りません。この辺は微妙な面もありそうですが、とりあえず資源国が陥りやすい罠にははまらなかったというのは事実でしょう(今のところ)。先日の記事でも書きましたが、このあたりが製造業が南アフリカの将来にクリティカルかどうかの議論の的になります。

製造業はGDPの大きな部分を占めるので重要です。一方で、製造業が生き延びるには為替レートが重要で、製造業に都合よく動いてくれるかどうか分かりませんし、中国などはバスケット制を採用しているため、製造業に有利な為替レートを保持するので競争しても勝てないだろうという議論です。

あまり、資源に偏るのも良くない気がしますし、製造業などが生き延びれるかは確かに難しい面もあると思います。ただ、SASOLのような特別な会社もありますし、建設関連や自動車などの大型の製造はアフリカとしての地の利を活かせると思いますので、一部でもそういう産業はあったほうがいいんじゃないかなと思ったりしますよね。

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モノポリー

モノポリー

モノポリーっていうゲームご存知でしょうか?世界的に有名なゲームですが、人生ゲームのようなスゴロクゲームで不動産の要素が強く、モノポリー(独占)という名前が示すとおり、いかに良い土地を取得してお金持ちになるかというゲームです。ゲーム参加者はお互いに土地の売買や交換を行なったりしながら富を蓄積します。

モノポリーは世界中にファンがおり、全世界で2億セット以上販売されました。日本にも日本モノポリー協会という団体があり、会長はあの糸井重里氏です。このゲームは各国毎にバージョンが異なり、土地名が違っていたのですが、2008年は投票によりワールドワイドエディションという世界版が初めて発売されました。

モノポリー協会

このモノポリー初の世界版の投票は世界からWebで投票されており、なんと投票総数560万票以上で世界を代表する都市22が決まり、その中にケープタウンが含まれる事になりました。しかも、候補となった都市は68あったのですが、人気第3位となっており、南アフリカでもニュースになっています。

輝く1位はモントリオールでゲーム上で最も高価な土地となります。2位はラトビアの首都リガ、世界遺産として有名な場所です。この2つがモノポリーで最も恐れられる土地であるブルーのスポットを獲得しています。ケープタウンはその次で、パリと一緒の緑のグループです。

東京も糸井重里さんの呼びかけもあり、無事選出されました。面白いのはドイツは入らなかったり、カナダが2箇所入ったりしていますね。中国も上海と北京が入っています。

ケープタウンは世界的に権威のあるのトラベル・アンド・レジャー・マガジンでは、アフリカNo.1の都市、世界では10番目のとして選ばれてます。今回モノポリーにも選ばれ、アフリカを代表する観光都市としてますます人気が出てきそうです。

モノポリーのその他の都市は下です。東京はぎりぎりで選出っぽいですね。下のリストの前にランキングお願いできますと幸いです。なんと、ブログランキング15位まで下降してしまいました…。ショック…。ケープタウンになりたい…。↓
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モノポリー

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ランケンインタビュー最終回

ランケンインタビュー最終回

為替ポータルサイトFX4Uさんのランケンインタビューの最終回がリリースされました。今回は南アフリカに行って来た時の話とかですね。後、趣味とか。なんか今読むと寂しい趣味な感じもする。

しかも、最後はモテナイ事を自分で暴露し自爆してるし…。どーでもいーですが、男の人って恋愛本はあんまり読まないと思うんですがねー…。なんでこんなん聞かれて載せられてるんだろうか?

ランケンインタビュー最終回

FX4Uさん及びインタビュアーの青山さん、どうもありがとうございました!読者の皆様の感想をお待ちしております!

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世界経済悪化の見通し

世界経済悪化の見通し

日本でも経済やっている人には有名なノーベル賞受賞のエコノミストであるスティグリッツ教授が世界経済の先行きはより深刻なダメージを受けるだろうと述べました。スティグリッツ教授らは、世界経済はポテンシャルに届かない状況が続き、世界不況が来るとしています。嫌ですね、まったく…。

また、ゴールドマンサックスも世界経済の半分は不況に突入し、アメリカ、日本、ユーロ、イギリスはいずれも不況か不況のリスクにさらされるだろうと述べています。ここまで、アメリカの金融セクターで既に倒産がいくつか起きていますが、更なる倒産が必要で中堅の銀行が2,3潰れたぐらいではダメだろうとされています。大物が潰れるとまた市場が動揺しますね。

IMFの元チーフエコノミストもまだアメリカに最悪の状況にはなっていなく、これからが本番だとの見解を示しています。最悪は過ぎたかと思ってたのですが、どうも甘そうですね。少し、色々と水準訂正が来る可能性があるんでしょう。ひょっとしたら日米の株価がなかなか戻らないのもその辺りを反映しているのかもしれませんね。

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財務大臣マニュエル氏のCPIコメント

財務大臣マニュエル氏のCPIコメント

南アフリカ財務大臣マニュエル氏はインフレターゲットとなっている消費者物価指数CPIXは来年から新しいバスケットのCPIを使用するであろうとのコメントを出しました。今までのインフレターゲットはCPIXと言って消費者物価指数から住宅ローン金利を差し引いたものだったのですが、消費者物価指数のバスケットを来年から見直すことで通常の消費者物価指数CPI(Xがない)に変更になることにほぼ決まったようです。

さて、指数が変わると言う事は今までのインフレターゲットである3%から6%の範囲も変わる可能性がある事を意味しますが、マニュエル氏はこの点についてはまだなにも言えないとしながらも、今のターゲットレンジ(3%~6%)のままでも経済発展に役立つだろうと述べています。

現行のCPIはCPIXよりも通常若干高目の統計が出るのですが、これについては新しいCPIはやや低めの値となりそうなので問題ないだろうとして、十分意味のある数字になるのではないかとあるエコノミストは述べています。ただし、ターゲットのレンジが変わる可能性がゼロかというとそうでもないようで、この場合6%より高くなる方向に変えられるだろうという意見があります。理由としては経済成長を優先させたいからだと言う事です。

うーん、高くなるって言うのは、1%ぐらい足して4%~7%ですかねー?変えるのは構わないのですが、市場に混乱を与えて欲しくないところです。変えるのであれば、ちゃんとした理由付けと市場との対話がないと危ないぞとか思いますね。まーでも変えない方向だろうと言うのが全般的な感じです。

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ジンバブエと南アフリカ企業

ジンバブエと南アフリカ企業

南アフリカに隣接するジンバブエは2008年8月インフレ率が1100万%(!)に上るとされており世界最悪の経済状況となっています。原因は主に独裁者ムガベ大統領の失政によるものであり、かなり末期的な状況を呈しています。

現在、ムガベ大統領と野党党首の間に南アフリカのムベキ大統領が入り調停をしていますが、ムガベ・ジンバブエ大統領は既に84歳と言う高齢であり、国際社会の圧力も強まっているため終わりは近いと言う観測が流れています。

さて、このジンバブエに多くの南アフリカ企業が期待をしています。何に期待しているかというとムガベ後のジンバブエです。南アフリカの企業は元々ジンバブエのプラチナ鉱山などを有したり、お店を展開していましたが、ジンバブエの経済悪化に伴い縮小・撤退をしてきました。ところが、最近の悪くなる一方のジンバブエは末期症状と見てチャンスと捉えているそうです。

ジンバブエは国際社会の圧力に反して援助などを拒否していますが、ムガベがいなくなるというだけでなんと150億USドル(約1兆6000億円)相当の援助が世界中から集まると見積もられているそうです。もちろん、ジンバブエの安定などはビジネスをしやすくするので、それらの効果も合わせるともっと大きなものになりえます。

南アフリカ株式市場においては、ムガベ大統領が退任すれば南アフリカの株式が即座に高騰するだろうとある投資銀行は述べています。特にジンバブエから大きな利益を上げるとされているのは鉱山会社や小売会社と見られています。

プラチナ鉱山会社のインパラプラチナムはジンバブエへの最大の投資会社であり、多くのキャッシュを作れると見られており、同様にアングロプラチナムなども電力などの供給を多くして生産量を増やせるように準備しています。

また、建設業界も期待をしており、何かあればすぐ行って事業部を作れるように準備万端だと述べています。その他にも、しばらくは復興に時間がかかるにしても、ある程度安定してきたならばジンバブエの人は買い物をするようになります。そうなると、南アフリカの小売大手であるShopriteなど元々お店を構えていましたがかなり撤退しているんだそうで拡大戦略に方向転換出来るとこちらも期待しています。

銀行セクターも期待が大きいようで、既に超ハイパーインフレでジンバブエの銀行は機能不全に陥っています。南アフリカ最大の銀行の1つスタンダード銀行も資本投下をする準備が出来ているとCEO自らロイターに語っています。

それから、携帯電話会社の期待も大きいようです。アフリカでは携帯電話が急速に普及していますがジンバブエはまだゼロに近く、ジンバブエ政府はまず南アフリカの携帯電話各社にライセンスを出すだろうとしています。

南アフリカの企業やたらとたくましいのですが、過去にはコンゴ共和国やナイジェリアなどの紛争国でも同様に南アフリカ企業は利益を上げてきているんだそうです。その経験からかなりの商機が見込まれているわけです。産業が壊滅してしまったジンバブエに多くの援助がされても、結局は南アフリカ企業が受注して立て直すという構造ですね。

人の不幸はビジネスチャンスって言ったら悪く聞こえますが、南アフリカ無しにはジンバブエの復興もままならないのは間違いないでしょう。世界の援助資金から物資の補給まで南アフリカを通されるものが相当あるはずです。南アフリカ株持ってる私も期待してしまいます(爆)。あ、ランドも高くなる可能性高そうですよ!ワールドカップのみならず、ジンバブエにも期待しますか。

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南アフリカの第二四半期GDP大幅上昇

南アフリカの第二四半期GDP大幅上昇

南アフリカの2008年第二四半期のGDPは年率4.9%と第一四半期の2.1%から大きく上昇しました。ロイターによる市場予測の4.5%よりも良い結果です。

前回の2.1%から比べると倍以上になっているのですが、これは今年の年初に起きた電力危機による生産延期などの影響や統計上の計算によるものが大きいそうです。従って、今年後半もこのペースが維持されるかと言うとそうではないと見られており、年後半は下落が予測されています。

今年後半は金利引き上げの影響がもっと出るというのが市場での観測ですが、大規模な停電が起こらない限りは2%と言う事はないはずで通年では3.5%前後が予想されています。今回、意外と良かったのでもう少し良くなる可能性もあります。

今回の結果は、世界的な経済減速を考慮すると決して悪くありません。EUも日本もマイナス成長ですからプラス5%近くは電力問題を差し引いてもまずまずと言えるでしょう。今後、高い金利の影響で下がる可能性が高いとは言え、悲観しすぎる必要はないでしょうね。

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ランケン上部のチャートの説明

ランケン上部のチャートの説明

先週ぐらいから為替のチャートと南アフリカ株式市場のチャートを一番上に掲載しています。これの見方がよく分からないというご指摘を頂きましたので説明させて頂きたいと思います。

2つチャートを掲載していますが、上の方は為替(Rand/Dollar)で下のほうが南アフリカの株式(All Share)に関するチャートとなります。両方とも日中(Intraday)、3ヶ月(3Month)、1年(1Year)、3年(3Year)、5年(5Year)がチャート内でクリックすると表示されます。

上の為替の方から説明しますと、チャートの横のNameの下は

Rand/Dollar ドルランド
Rand/Pound  ポンドランド
Rand/Euro  ユーロランド
Dollar/Euro ユーロドル
Dollar/Pound ポンドドル
Euro/Dollar ドルユーロ
Dollar/Yen  ドル円

です。それぞれ、クリックするとチャートが変わりますので、期間と組み合わせてお使い下さい。一応、ドル円も入っているのでランド絡みは一通り分かるんじゃないかなと。後、お使いのFX会社でドルランドのチャートが見れない方も多くいらっしゃると思います。ドルランドの数字が下がる方がランド高となり、ランド円が上がる事に繋がります。

次は下の南アフリカ株式チャートです。チャートの横のNameの下は

All Share  南アフリカ全株式指数
Financial 15 金融業15社の株式指数
Gold Mining 金山6社の株式指数
Industrial 15 製造業15社の株式指数
Resource 20 資源系20社の株式指数
Top40 ヨハネスブルグ株式市場上位40社の株式指数

となります。恐らくですが、SBI証券(旧イートレード)の海外ETFなどで購入できる南アフリカETFもは最後のTop40と同じような動きとなると思います。ただし、為替の影響を除けばですが。

南アフリカの株式も為替の影響を受けますし、為替も株式に影響を受けます。南アフリカの株式市場はさすがにFX会社さんのチャートでも出てきませんので、南アフリカの経済状況の参考になるかななんて思ってます。南アフリカの株もさすがにあんまり下がらなくなってきてますね。

最近はプラチナが結構下げてます。これは右サイドナビの下のほうに緑のチャートが出てますので見てみてください。金も下がってますね。あ、忘れかけてましたけど、肝心のランド円も右サイドナビにあります。ご活用下さい。

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南アフリカ住宅市場

南アフリカ住宅市場

サブプライム問題によるアメリカの不動産バブル崩壊は世界中の住宅市場に影響を与えていますが、南アフリカの住宅市場も同様に影響を受けています。2007年までは堅調に上がっていましたが、他国と同様に2007年後半から住宅価格は冷え込んでいまして、7月は昨年同月比3%の上昇となっています。これは、1999年以来の低さだそうです。

南アフリカ住宅価格推移
南アフリカ住宅価格推移(2000年を100とする)

ABSA銀行では住宅価格の統計を、広さ毎に大中小の3段階と全セクターに分けて発表しています。小さい家は80㎡~140㎡、中ぐらいが141㎡~220㎡、大きいのが221㎡~400㎡です。小さい家でも日本だったら十分大きいように見えますね(笑)。国が広いというのはうらやましいですね。

上の図のようにアメリカやヨーロッパと違い南アフリカの住宅価格は名目上は下落してはいません。ただし、インフレ10%を勘案すると実質的には下落しているのが現状で、実質7.3%の下落となっています。政策金利12%では南アフリカの人がローン組んだら20%弱にはなるはずです。住宅市場は当然冷え込みます。

さて、ABSA銀行では今年一杯は住宅価格の冷え込みは続くとしており、恐らく2009年の前半に金利が下がり始めるまでは厳しい状況は続くとしています。その後は、回復に向かうとはしていますが、今後の経済状況次第な面は強くあります。

さて、南アフリカの住宅市場は2000年から比べて3倍になっていて、かなり高騰しています。それでも、ヨハネスブルグ近郊では数十億ランド(数百億円)規模の建設ブームが始まっています。特に大規模商業プロジェクトが数年前から始まっており、次の上昇相場に向けて動いています。

ABSAでも現在の経済状況は確かに厳しいが、完成までに時間がかかる事や今後金利引下げを考慮すると、非常にポジティブとまでは言いがたいが、それほど悪くないタイミングであると見ています。現在、決定されている建設プロジェクトは以下です。


■サントン市のメインにおける拡張と再構築18億ランド(約250億円)。2012年完成予定
■プレトリアにおけるショッピングセンター、ホテル、公園、レストラン、住宅、オフィスなどの土地開発60億ランド(約850億円)。今年10月開始、終了未定かな?
■インドのタタグループによる五つ星ホテルTAJホテルのプロジェクト5億5000万ランド(約80億円)。2011年に第一フェーズ完成予定で、その後第三フェーズまでに17億ランド(約200億円)かけ、87000㎡のオフィス、ホテル、住宅建設。
■プレトリアでTriangle Core不動産による10億ランド(約14億円)のショッピングセンター建設
■サントン市における6億ランド(約100億円)のオフィスタワー開発。2010年完工予定。
■Gautrain駅のショッピングセンター、ハイアットホテルの建設5億ランド(約70億円)の開発

など、大型プロジェクトが多く出ています。インド最大財閥のタタグループやハイアットホテルなどの外資も入っていますね。

これらはワールドカップ後に完成するものも多く、ワールドカップとは関係ない不動産開発となっています。上記はヨハネスブルグ近郊ですが、その他の地域でもポートエリザベスなどで25億ランド(約350億円)の開発が発表されています。ケープタウン周辺ももちろん堅調に成長しており、特に中間所得層向けの住宅需要が強い模様です。その他、まだ発表になっていないものも多くあるそうです。

現在の世界的な不動産バブル崩壊がどこまで長引くかにも大きく左右されそうではありますが、南アフリカの内需は住宅に関してはかなり強そうです。人気ブログランキングに挑戦しています。"南アフリカランド研究所"に多少なりとも価値があると思われた方は押してあげてください。↓
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金利据え置きのまとめと第二四半期の経済成長予測

金利据え置きのまとめと第二四半期の経済成長予測

既にご存知と思いますが、南アフリカの政策金利は今回12.0%となりました。これに対し、経済界も歓迎しているようでビジネスリーダーや貿易組合などからは今回の決定に関して賞賛の声があがっています。

経済アナリストらの分析によると、前回まで引き上げてきた金利が本当に効果を表すのは2年間かかるため、近い将来の南アフリカの経済は厳しいものと予測されていまて、シティグループのエコノミストは景況感が良くなるには金利が引き下がり始めないとだめだろうとしています。また、慎重派の中ではリーマンブラザーズが10月に再度0.5%引き上げる可能性があるとしていますが、全般的には金利の引き上げは当面は無いと見ている様子で、金利引き上げで経済がかなり停滞している南アフリカには朗報です。

次は金利引下げがいつになるかと言う事が焦点となってきますが、市場では来年の4月以降3%金利を引き下げ9%まで下げると見ている向きが多いようです。とは言え、今後の原油価格次第な面も強く、意外と引き下げが早い可能性も否定できない状況です。

さて、南アフリカの成長率に関する予測も出ていました。ロイターのエコノミスト調査によると2008年第二四半期の年率成長率は4.1%と第一四半期の2.1%から大きく上がるとしていて、2008年全体では3.4%の成長率が見込まれています。昨年までの5%には到達できないようですが、世界経済全般の不調と南アフリカ国内の電力問題などが引き下げています。

当面は経済状況もまだ悪そうですが最悪シナリオは超えたようです。今年後半から来年にかけて厳しい状況がまだ続きそうですが、2010年のワールドカップにはいい経済状況で入れる可能性が高まってきました。まだ2年先なので、世界経済の行方も含めて不確実な部分が多いですが少し明るくなってくるかもしれません。

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ランケンインタビュー2

ランケンインタビュー2

FX4Uさんにインタビュー頂いた記事の2つ目がリリースされました。
今回はランケンを始めた経緯なんかについてです。

ちょうど2年前ですね、よく持つなー、このブログ。
2年間も南アフリカばっかり書いてるブログってどうよって感じです(笑)。
でも、実に色々な事が起こって楽しい!
いまだに進化してる気がしますが、インタビュアーの青山さんにはもう老舗の域だって言われましたね。

ランケンインタビューはこちらです

皆様のご感想お待ちしています!


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南アフリカ8月政策金利ステートメント

南アフリカ8月政策金利ステートメント

8月の金利は12%に据え置きましたね。まだ、良い方向に向かった状態ではないでしょうが、将来的には良い方向に向かえる可能性が高くなってきたと言う事でしょう。さて、政策金利ステートメントです。

イントロ

インフレの見通しはまだ不確実である。食料品と原油価格の上昇がインフレの見通しに影を落としているが、今後この圧力は下がるであろうサインが見え始めている。南アフリカ内需は抑制が続いているが、電気料金の引き上げがインフレに影響を与えている。また、インフレが進む証拠もあり、相対する圧力が世界経済の減速とインフレ高騰から感じられる。

明らかに経済は政策金利の影響に反応していて、南アフリカ政策金利決定委員会としては、最近の金融政策がインフレを抑制し、6%以下に中期的に抑える事が出来るかどうかを判断する必要がある。

最近のインフレ

インフレ指標CPIXは5月は10.9%であったが、6月は11.6%に増加した食料品価格の増加は5月の16.9%から6月は18.2%へ増加し、主に油脂や穀物製品の価格が大幅上昇したものであった。原油価格は6月は36%のの上昇であり、食料品価格とあわせるとCPIXの上昇の56%をしめる。一方で、食料品価格と原油価格を除くとCPIXは6.3%となる。。サービス価格の上昇は過去数ヶ月継続的に上昇していて、6月は6.7%となった。

生産者物価指数は6月には年率16.8%となり、主に原油製品と鉱山製品価格の上昇によるものである。食料品価格上昇は生産者物価状では若干の減退が見られる。農作物は6月は2%上昇し、加工食品はいまだ高いものの19.4%の上昇と3月の20.4%よりは若干改善が見られる。

インフレの見通し

南アフリカ中央銀行の予測は2009年1月に行なわれる消費者物価指数の指数計算方法の変更により複雑になっている。この変更を勘案するため、ある程度の仮定を組み込む必要があり、予測は更なる不確実性に依存してしまう。

この仮定を予測に考慮した上では、短期的には前回の予測と比べてインフレは更なる悪化を示し、CPIXは2008年第三四半期に13%でピークを打つと思われ、その後2009年第一四半期には大きく下がると思われる。これは先のCPIの計算方法の変更の影響によるものである。その後、インフレは徐々に下がり、2010年第二四半期には6%以下のインフレターゲット以下になるであろう。2009年のインフレは平均で7.2%で、2010年には5.9%になると見込まれる。このインフレ予測には6月からのエスコムの電気料金引き上げも考慮している。ただし、電気料金の値上げは各自治体によってどの程度引き上げられるかやどのタイミングで引き上げられるかは不確定ではある。

民間のエコノミストによる予測もまた上記の指数入れ替えにより影響を受け、6月と7月におけるロイターのCPIXの2009年の予測は8.2%から7.5%へと下落している。7月以来、政府発行債券とインフレ連動債券の利率差も中期的なインフレ予測が良くなっており、イールドカーブは大きく下落し、R157(債券の種類です)は前回の政策金利決定委員会時より1%も下がっている。

インフレの高騰と今後の予測は賃金妥結に影響を与えており、2008年上半期の平均賃金引上げは8.3%との調査が出ている。2007年の6.8%であった。単位辺りの労働コスト上昇は10.2%で2007年の6.6%に比べて大きく上昇している事が分かる。

今後のインフレに関しては、若干はリスクの緩和の様子が見られるがそれもでまだ非常に大きなリスクがある。国際的な原油価格は2008年7月初旬における1バレル$145よりはだいぶ下がっている。現在は1バレルあたり$112ほどとなっていて、前回の政策金利決定時の$140に比べて大きく下落している。これらは国内の石油価格調整に影響され、ヨハネスブルグにおけるガソリン価格は1リットルあたり74セント上昇し、8月は30セント下落した。現在の原油価格とランドのレートが維持されるのであれば、今後も更なる下落が9月にはされるであろう。まだ、国際的な原油価格の下落が一時的なものかどうかを判断するには早い。

食品価格によるインフレリスクはまだ継続しており、特に穀物製品価格は消費者物価でも生産者物価で上がっている。前にも触れたように、加工食品の値上がりは続いているものの、農産物の値上がりは収まってきており、将来の価格安定の可能性を示している。8月のとうもろこしのスポット価格は下落しており、小麦も高いものの下落している。

ランドのレートに関しては、前回の政策金利決定会合時は1ドル8ランド近辺であり、今月初旬から上昇に転じ7.2ランドまで進んだ後、現在7.85ランドにある。実効レートでは4%の上昇となっている。その他の、インフレに関する事柄は前回政策金利決定時と大きく変わっていない。

家計部門の消費支出増加は減少してきた。高利も4ヶ月連続で下落し、5月と6月の小売は各々3.4%、2.6%の下落となった。自動車の売上も引き続き大きな圧力にさらされており、昨年比20%以上の減少をみせている。2008年第二四半期は景況感指数は24年ぶりの現楽を記録した。

民間部門の信用拡張も更なる縮小を示している。まだ、比較的高いレベルにあるが、12ヶ月のローン推移は2008年6月は19.9%であり、分割販売の伸びやリースの伸びは14%である。信用拡張は下落傾向となっている。

実質GDP伸び率に関しては、第二四半期の伸びは第一四半期の2.1%を超えたものの過去数年に比べて下がっている。改善は基本的な影響もあるが、鉱山と製造部門が第二四半期は改善した結果である。今後の生産力の伸びは下落傾向にあることがあきらかになっている。南アフリカ中央銀行のビジネスサイクル指数は2007年5月以降下落しているが、2008年5月も下落しており、BER景況感指数も2008年の第二四半期には大きく下落した。また、生産者指数も製造業において新規オーダーが下落したことで成長の減速がみられる。製造業における稼働率は2008年上半期は下がっており、建設業の計画も遅らせるなどがされている。

低い成長の傾向は資産価格にも反映されており、資産価格減少に伴い支出も更なる減少をしている。エクイティー価格も最近数週間下がっており、弱い経済と商品価格下落による結果である。

ヨハネスブルグ株式市場の全株式指数は今年の頭から7%下落し、前回の政策金利決定会合時よりも13%の下落となった。全てのサブ指数で2008年初めよりも下がっており、住宅市場もABSA銀行とスタンダード銀行の両方が発行する指数からも下げが見られる。

世界経済は減速インフレ圧力が強まっていて、特に先進国において減速している。アメリカの成長予測は住宅市場の弱体と金融市場の不透明さから継続的に弱い状況にある。新興国市場の成長は減速しているものの比較的強いと言え、多くの中央銀行は金融引き締めに動くか、金利据え置きとしている。

政策金利決定委員会ではレソト、ナミビア、スワジランドの経済状況も勘案している。これらの国でも食品価格やエネルギー価格高騰は見られるがインフレが高いレベルに上がっている。政府の金融バランスは高い輸出収入に支えられていて、政府債務はうまく抑えられている。これらの国における政策金利は過去2年間で大幅に上昇しているが、最近は全ての国が金融引き締めを行なっているわけではない。

政策金利スタンス

政策金利決定委員会はこれらのインフレ予測を勘案すると共に、将来のインフレリスクを軽視しないが、現在の金利を適切であると判断した。結果として12%の政策金利で据え置く。今後の経済状況をしっかりとモニターしながら必要に応じて素早く行動する。


以上です。現在のインフレはまだまだ予断を許さないけど、一応少しインフレが収まりそうだから今回は見送って、状況によっては今後も引き上げるよって感じでしょうか。まー、妥当かななんて思いました。2ヶ月ぐらい前はどうなるかと思いましたが、一安心です。

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南アフリカ8月の政策金利据え置き

南アフリカ8月の政策金利据え置き

南アフリカの8月の政策金利が発表になりました。今回は金利据え置きで12%のままです。据え置きましたね、南アフリカのインフレは収束に向かえそうだという事でしょう。良かったー。また、政策金利発表の内容は明日にでもお知らせします。

明日はFX4Uさんのカリスマブロガーインタビューがまた出ます。明日なんだっけな?あ、ランケンが出来るまでかな。多分、昼過ぎに出てくるんじゃないかなー。どうぞご覧頂ければと思います。

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南アフリカ小売減少

南アフリカ小売減少

6月の南アフリカの小売売上高が年率2.6%減となり4ヶ月連続の減少となりました。四半期単位ですと、昨年比2%の減少となります。Braint Merchant Bankのエコノミストによると金利引き上げに対して消費者は反応しており、小売には当面厳しい状況だと述べています。同エコノミストはこれ以上の金利引き上げは適切でないとしており、明日の金利引き上げには反対のスタンスを示しています。

消費者はかなり支出を絞ってきているようで、耐久財の消費についてはかなりあきらめているようです。一方で、洋服や家電など生活レベルが下がるのが分かるものに対しては支出を絞りたがらないそうで、小売大手各社はシェア拡大のチャンスとみて、生活必需品を値下げして消費者呼び込みの攻勢をかけています。

その代わり、店舗拡張などにはやはり慎重なようでここでも大物の投資が控えられる結果となっています。金利引き上げの影響はかなり表面化してきています。明日の政策金利決定にはこの辺りも影響する可能性が高そうですね。市場は50%と見ていますが、エコノミストは金利引き上げはしないと見ているほうが多いので、どちらかというと金利据え置きかという展開です。

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金利予測とランド

金利予測とランド

あさって14日は南アフリカ中央銀行の政策金利発表です。今回は、最後の利上げとなる可能性もありますし、ひょっとしたらもう利上げはしない可能性もあります。ロイターの調査によると、26のエコノミストの内19人は金利引き上げをしないと見ているそうです。

債券市場のイールドカーブは12.26%となっていますので、市場は50%の確率で引き上げると見ています。要するに市場も分からないって言ってますね。市場では来年4月までに金利引下げ局面に入ると言う見方もあるようですが、半年後を越えていますので判断はまだ出来ないところでしょう。

さて、ランドの方の予測も出ていますので、お知らせします。RMBの予測では年末までに1ドル8.5ランドまで下落する可能性があるとしていまして、1ドル110円でしたら1ランド13円弱となります。リーマンブラザーズも同様に下落を予想してまして、年末までに1ドル8.6ランドとしています。

シティバンクでは、金利が高いことを理由として1ドル8ランド程度ではないかとしておりまして、1ドル110円ならば13.75円ですね。金利自体は今後高くならないことが見込まれていますが、既に高いのでキャリートレードはそれなりに続くとみており、大きな下落はしないというのがシティバンクの立場です。ドル高が続くかどうかもありますので、13円前後が当面の焦点でしょうか。

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南アフリカの生活水準

南アフリカ生活水準

南アフリカは人種も言語も多様であり、貧富の差も大きく生活水準には大きな開きがあります。ケープタウンでは本当に先進国並かそれ以上の生活を送っている人々もいますし、その一方で最低限の生活をぎりぎりで送っている人もいます。そんな中で企業は色々な生活水準の人々にマーケティングをしていく必要があり、LSM(Living Standards Measure)という生活水準を区分けして発表している研究機関SAARF(South African Advertising Research Foundation)があります。

このSAARFでは、現在生活水準(LSM)を10に区分けして毎年発表していて、どのレベルの人がどんなメディアを使ってどのような生活を送っているかが分かります。具体的な内容としては下の表のようになります。LSM1からLSM3ぐらいまでは水洗トイレすら無いような状況のようで(あくまで一般的にですが)、このレベルに現在いる人が18%います。

携帯電話の所持はLSM6ぐらいになってやっとですが、この人たちになるとお湯の使用が出来る人たちで月々の収入は4723ランド(約7万円)となり、上位4割になります。LSM8以上になると、だいぶ先進国の生活に近くなっており、LSM10は恐らく日本の一般家庭を超えた生活レベルでしょう。月々の収入も日本円換算でも30万円を超えており、南アフリカではかなり富裕層に属すると考えられます。家にはプールが付いてたりします。

このLSM、基本的にはマーケティングのセグメントに利用するものですが、南アフリカでは不動産市場でも使われていたりします。つまり、その地域にどのような層の人が住んでいてどう生活しているかが簡単に分かります。それを、表したのが下の図です。

LSM
SAARFより

やっぱり、ケープタウンに富裕層が集中しているのがわかりますね。後は、Gautengが比較的多いでしょうか。ここは、ヨハネスブルグがある所で、南アフリカ最大の都市があります。一方で、Rimpopoは相当貧困層が多いですね。ジンバブエと国境を接していますので治安面も含めて色々と厳しいのでしょう。やっぱり、まだまだ新興国ですね。一ヶ月数万円で生活している人がかなりいる事が分かります。

LSMの表は下ですが、表の下まで見てもらえないと思いますので、人気ブログランキングの方を先にお願いできますと助かります。人気blogランキングへ

年齢、教育、収入 メディア 一般的な特徴
LSM1
(4.8%)
16~24か50以上女性
義務教育終了、地方居住、掘っ立て小屋
収入1058ランド/月(約1万5000円)
ラジオアフリカ系ラジオ 最低限の耐久財
LSM2
(11%)
16~24女性
義務教育終了、地方居住、小屋居住
収入1261ランド/月(約1万8000円)
ラジオアフリカ系ラジオ 最低限の耐久財
LSM3
(11.9%)
16~34
高校卒まで、地方居住、小屋居住
収入1613ランド/月(約2万円)
ラジオアフリカ系ラジオ
TV:SABC
アウトドア
電気、最低限の耐久消費財、宝くじ
LSM4
(14.4%)
16~34
高校卒まで
収入2022ランド/月(約3万円)
ラジオアフリカ系ラジオ
TV:SABC
アウトドア
電気、水、水洗トイレ、TV、ラジオ、電気ホットプレート、冷蔵庫、食事の持ち帰り、宝くじ
LSM5
(13.9%)
16~34男性
大学卒まで、都会に居住
収入2903ランド/月(約4万円)
ラジオ、TV、新聞、インターネット
映画、アウトドア
電気、水、水洗トイレ、TV、ラジオ、ストーブ、運動の開始、家の改修、食事の持ち帰り、宝くじ
LSM6
(16%)
25~34男性
大学卒以上、都会に居住
収入4723ランド/月(約7万円)
ラジオ、TV、新聞、インターネット
映画、アウトドア
電気、お湯、水洗トイレ、携帯電話の所持
LSM7
(8.5%)
35~49男性
大学卒以上、都会に居住
収入7579ランド/月(約10万円)
ラジオ、TV、新聞、インターネット
映画、アウトドア
全てのサービスへのアクセス
PC,DVDなど耐久財の保有、車の所有
LSM8
(6.2%)
35以上男性
大学卒以上、都会に居住
収入10015ランド/月(約14万円)
ラジオ、TV、新聞、インターネット
映画、アウトドア
全てのサービスへのアクセス
全ての耐久財の保有
LSM9
(7.2%)
35以上
大学卒以上、都会に居住
収入13500ランド/月(約20万円)
ラジオ、TV、新聞、インターネット
映画、アウトドア
全てのサービスへのアクセス
全ての耐久財の保有
LSM10
(6.2%)
35以上
大学卒以上、都会に居住
収入20278ランド/月(約30万円以上)
ラジオ、TV、新聞、インターネット
映画、アウトドア
全てのサービスへのアクセス
全ての耐久財の保有

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IBM

IBM

IBMがアフリカ投資を本格化しています。IBMは売上高では世界2位ではありますが世界屈指のコンピューターとサービスの会社です。その経営スタンスとしては、競争力を発揮できなく利益の出ない部門は次々と売却し、利益を出せるか成長が期待できる事業には積極的な投資を行なうと言うもので、差別化ができないパソコン事業を中国企業Lenovoに売却したこと等は有名です。

IBMはGlobal Innovation Outlook(GIO)と言うビジネスや社会に影響を及ぼすトレンドについて世界を代表する178の企業や組織と議論したレポートを発行しています。去年まではGIO2.0というものが発行されており、「企業の未来」、「移動・交通」、「環境」の3つのテーマが、世の中の大きな変化(Innovation)をもたらすとしていました。非常にハイレベルにおけるテーマですが、多くの企業や組織に共通したテーマは何か、今後そのテーマはどのようになるかをまとめています。

さて、このGIOですが3.0が発行になり、その中のテーマの1つとして「アフリカ」があります。IBMは先月Africa Innovation Centerという施設をヨハネスブルグに開き、本格投資の起点としました。IBMはここ3年間で1億ドル(約110億円)の投資をアフリカに対して行なっており、システム開発要員(SE)の育成を行なっています。特に重要な点として南アフリカ政府主導でビジネス・プロセス・アウトソーシングの国としての成長を目指す事を手伝う点を挙げています。

IBMは今後2年間でサハラ砂漠以南の諸国に対して、最低でも更に1億2000万ドル(約130億円)の投資を追加するとしており、新興国市場への戦略を具現化したものと述べています。アフリカ諸国としてもスキルの育成に対して企業が投資する事を意味するわけで、お互いにとって非常に良い関係となります。

IBM GIOの中では、アフリカのポテンシャルの高さを世界の人口の7分の1をしめること、最も若く最も速い成長を行なっているセグメントである事として紹介していて、近年の政治の安定や若い世代の旺盛な企業家精神を評価しています。また、世界を代表する企業としてGE、住友商事、インターコンチネンタルホテルなどが数億ドルから数十億ドルの投資をアフリカにしているとして、数年で間違いなくアフリカは大きく変わるだろうと述べています。

一方で注意すべき点として、アフリカの過去の植民地の歴史を引き合いに出しています。多くのアフリカ諸国は植民地時代を苦々しく思っており、それを過去のものとして新しい経済の将来を築こうとしています。ただ、世界としてはアフリカの資源を欲していますので今後アフリカ諸国は世界といかにうまくやれるかという点が重要だと述べています。

アフリカにおいて、社会をよりよくする要因(イノベーション)をIBMでは8つ挙げています。

1.スキル
2.バリューチェーン
3.インフラストラクチャー
4.ワイアレス
5.非公式なエコノミー(ブラックマーケットですかね?)
6.女性
7.ファイナンス
8.NGO

ワイアレスの項目なんかでは、アフリカはワイアレスの先進国にあり、携帯電話の契約者数はこの4年間でなんと1000万人から2億人になった(20倍だ!)と述べられています。また、アフリカの携帯電話のアプリケーションやコンテンツは洗練されており、他の世界にも無いようなものがあるとしています。

アフリカにはインフラがそもそも非常に欠如しています。これが逆に戦略的に大きなアドバンテージであるとしています。要するに既存のインフラなどに縛られずまったくの白紙から考える必要があるためヨーロッパなどより革新的な面もあるとしています。電話線も無ければ電気も通っていない、お金も持っていないような地域でどうやって携帯使うのって話からするため、色々と面白いアイディアが出てくるみたいですよ。

例えば、通話時間そのものが非常に貴重なものとなるため、通話時間がお金になるんだそうです。電話の通話時間とものを交換したりするんだそうです。ケニヤでは、携帯で文字を送る事で送金するというサービスがあるんだそうで(M-Pesa:今度調べてみよう)、M-Pesaで受領したテキストをもって、地元のM-Pesaに持っていくとお金が引き出せる事ができます。ATMなんて無くて金融自体に問題がある所には非常に良さそうですね。

他にも色々ありますので、この1つ1つの中身はIBM GIO3.0 Africaを読んでみてください。IBMでは今後もアフリカ大陸の成長を支援し、ビジネスとしても拡大していく戦略を取っています。携帯電話が発達すればサーバーが必要になるし、それと共にスキルのある人も必要になる訳で、それらに投資していく事で経済の活性化が望め、更なるビジネスが展開できると言う好循環が生まれます。

GIO3.0アフリカ全部読めてないので(60ページもある)、もしまた面白い話があればご紹介します。人気ブログランキングに挑戦しています。"南アフリカランド研究所"に多少なりとも価値があると思われた方は押してあげてください。↓
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CPIXが消える日

CPIXが消える日

インフレを測定するのには通常消費者物価指数を利用します。この消費者物価指数ってどこの国でも通常複数あり、都会で測ったらこれぐらいとか、地方で測ったらこれぐらいっていくつかの指数が同時に発表されます。

南アフリカではインフレターゲットを3%から6%に設定していますが、このターゲットに使う指数はCPIXという指数を用いています。これは、通常の消費者物価指数から住宅ローン分を除いたもので土地価格の上昇は反映されますが、住宅購入のローン金利は考慮しないという考え方です。なぜならば、住宅金利は政策金利などに強く影響を受けるためで物価を測るものさしにはなりにくいという考えに沿うからです。

この、CPIXを発表しているのはStatics SA(Stats SA)という統計局ですが、来年1月までに消費者物価指数の算出項目の入れ替えを行ないます。この入れ替えにおいて新しい消費者物価指数には住宅ローンが既に除かれているため、CPIXは今後計算できなくなるそうでそれ自体無くなってしまう事になるようです。

これについてStats SAは住宅金利は住宅コストに含めるには適切でないとILO(国際労働機関)が定めているため、国際スタンダードにあわせた結果であると発表しています。ここで、問題はインフレターゲットどうするのって話です。単に、新しいCPIを今後インフレターゲットに使用するという事になるのかどうか、この指数を使うとインフレが今の数字からどう変わるかなど影響は甚大です。南アフリカ中央銀行の決定が必要とされます。

我々としても、これで為替が動いてしまいますので、まだ若干時間がありますが、頭においておいた方が良いでしょうね。人気ブログランキングに挑戦しています。"南アフリカランド研究所"に多少なりとも価値があると思われた方は押してあげてください。↓
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Richemont

Richemont

今日、ご紹介する南アフリカ企業はまた凄いです。既に多国籍企業となっていて、南アフリカの企業というのは必ずしも正確ではないかもしれません。まーでも、南アフリカで生まれた会社ですし、ヨハネスブルグ株式市場にも上場していますし、会長も南アフリカの方ですので良いでしょう。

この企業の名前はRichemont(リシュモン、リッチモント)と言います。知ってますか?なんと、あのカルティエの親会社です!まだありますよ、ダンヒル、ランセル、クロエなどもRichemontの子会社です。南アフリカの会社がこんな近くにいたなんてびっくりしませんか?もちろん、カルティエは本来フランスの会社です。Richemontはあくまでグループの親会社で、グループ統括会社として高級品市場における世界第3位の会社です。

カルティエ
カルティエ(写真は全部RichemontのIRから持ってきました)

この高級品市場で最大手はLVMH(ルイ・ヴィトンのグループ)で、2位はPPR(グッチのグループ)となっており、3位がこのRichemontのグループになります。現在はスイスとルクセンブルグに登記されているようで、スイス株式市場では株式時価総額上位10社に入っており、ヨハネスブルグ株式市場においても時価総額8位です(2008年8月8日)。Richemontはポロ・ラルフ・ローレンともジョイントベンチャーを形成しています。

ランセル
ランセル(今日のランケンはブランド写真が多いので華やかです)

Richemontの子会社はカルティエやダンヒルだけではありません。下のリスト見たらブランドに詳しい女性の方はひっくり返るぐらいのブランドです。(このリストでカルティエとダンヒルとランセルとモンブランしか分からないあなたは余りお金持ちではありません、え?私?)

・Cartier
・Van Cleef & Arpels
・Piaget
・Vacheron Constantin
・A. Lange & Sohne
・Jaeger-LeCoultre
・Officine Panerai
・International Watch Co
・Baume et Mercier
・Montblanc
・Alfred Dunhill
・Lancel
・Chloe
・James Purdey and Sons
・Montegrappa
・Shanghai Tang

上から2番目のヴァン・クリーフ&アーペルなんて、宝飾品ブランドですがモナコ大公レーニエ三世とクレースケリーのマリッジリングとして使われちゃったりする宝飾の製造をしています。そんじょそこいらのセレブの世界じゃありません。

ヴァンクリーフアーペル
ヴァン・クリーフ&アーペル

3番目のピアジェも億単位の時計売ってます。ちょっと調べたら楽天で1億超える時計売ってますね(これは怪しい(爆))。まーでも数千万円は普通にする時計ですよ。もうフェラーリみたいなもんです、ここまで来ると芸術品の域ですね。

ピアジェ
ピアジェ

他にも、スイスの高級時計ブランドがいくつか入っていますね。4番目ヴァシュロン・コンスタンタンなんて世界の三大高級時計の1つらしく、分かる人は分かるんじゃないでしょうか。1つ1つのブランド説明するには紙面が足りないのと、私には余りにも縁が無いので調べたい人はゆっくり調べてみてください(お金持ちになりたい…)。

モンブラン
モンブラン

ボームメルシェ
ボーム&メルシェ

IWC
IWC

さて、Richemontに戻ります。Richemontは元々Rembrandt Group Limited of South Africaという会社から1988年にスピンオフした会社です。このRmbrandt社は現在もRemgro Limitedという会社で南アフリカにあり、やはりヨハネスブルグ株式市場の時価総額上位10社に入るような投資会社です。

1988年、南アフリカの億万長者Johann RupertはRichemont社を設立し、その後タバコ会社フィリップ・モリスの株式30%を取得、1999年にはヴァン・クリーフ&アーペルの株式60%を取得し子会社化しました。2001年には同社の株を更に20%取得し、残り20%を2003年に取得する事で完全子会社としています。

2007年には、ポロ・ラルフ・ローレンの株式を取得するなど高級ブランド会社を集中的に買い取っています。現在、本社はルクセンブルグにあり、会長は先のJohann Rupert氏で南アフリカ人、CEOはドイツ人で役員はイギリス人、イタリア人、アメリカ人、イギリス人、フランス人と各国の非常に多様です。1つ共通しているのは全員白人。上場はしていますが、ほぼ会長のJohann Rupert氏がこの会社のオーナーであり、役員会における50%の力を持ちます。

売上高と利益を見ると、2008年3月の売上は53億ユーロ(約9000億円)で、2007年の48億ユーロの10%増です。特に日本を除くアジアでは3割近くの伸びを示しており、アジアにおいて富裕層が増大している事が読み取れます。利益の方も11億ユーロ(約1800億円)と2007年の9億ユーロ(約1600億円)から20%増です。

Richemont売上と利益
Richemont売上と利益

各地域で見ると、全体の36%をヨーロッパがしめます。ヨーロッパ全体の伸び率は11%ですが、中東の伸び率42%、ロシアも38%と凄い事になっています。原油価格高騰で潤ってらっしゃる中東、ロシアの状況が出ていますね。日本を除くアジアは全体の売上の25%をしめますが、香港の伸び率39%、中国54%、その他のアジア15%です。中国が凄いですが、まだ全体の中ではそれほど多くをしめません。今後、ここが伸びるのも確実でしょう。

アメリカは全体の売上の20%弱です。伸び率も11%でやはり先進国並です。日本の売上は全体の中では13%をしめます。伸び率は残念ながら唯一マイナス5%(あじゃー…)

Richemont株価のほうも見ていきましょう。5年間で5倍ですね。今後、中国などで富裕層が増えれば増収増益が見込まれるのはある意味容易に想像できます。1つヨハネスブルグ株式市場でカルティエとかダンヒルの株でも買いますか。

Richemont株価
Richemont株価(ヨハネスブルグ株式市場)

しっかし、カルティエとかの高級品の売上って1兆円ですか。みんな、そんなに買ってるんだー。買ってない私は…。まーいーや、これ以上考えるとへこむのでやめておきます。待てよ、前向きに考えればRichemontの株を買えば、カルティエとランセルとダンヒルとクロエとピアジェを所有してるって事かな?カルティエ持ってなくても所有は出来るわけですね。なんか、むなしくなってきた…。余計な事考えたらかえってへこんだ…。

ちょっとへこんだランケンに押してあげてください。ところで、最近、ランド上がっててランキングがやっぱり下がってきてます。どうもランド上がるとランケン下がるという噂は本当のようで悩ましい(笑)↓
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南アフリカの景況感指数と景気予測

南アフリカの景況感指数と景気予測

悪化を辿っていた南アフリカの景況感指数(SACCI:South Africa Chamber of Commerce and Industry))が7月は一時止まりました。今月の指数は92.8ポイントとなり、先月の92.6ポイントより若干改善しています。プラスに貢献した指数は不動産コスト、流動性、輸出量の3つとなっています。

SACCIでは、一息付けた感じではあるが更なる下落トレンドが始まるようだと下げは厳しくなるかもしれないとしており、原油価格高騰や食料価格高騰によるインフレがまだ続くため、政策当局の適切なマネージメントが今後も求められると警告しています。

さて、南アフリカの四大銀行の1つABSA銀行では、景気回復は遅れるであろうとの見通しを発表しました。特に、現在の金利の高さによる生活費の圧迫は続いており、これにより可処分所得が減っている事を理由に挙げています。

ABSAグループでは南アフリカの景気は短期的にはインフレ圧力と金利高騰により年内は厳しい状況であるとしています。世界経済も年内は厳しいと見られており来年ぐらいから、上昇に転じると見る向きがあります。後、半年ぐらいかな?

南アフリカのETF購入したので、ドルランドチャートと南アフリカ株式チャートを貼りました。買われた方、どうぞご利用下さい。人気ブログランキングに挑戦しています。"南アフリカランド研究所"に多少なりとも価値があると思われた方は押してあげてください。↓
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ジンバブエドル紙幣

ジンバブエドル紙幣

今年の年初にランケンがジンバブエに行った時、ジンバブエドル紙幣を入手してきました。デノミでゼロを10桁削減したりネタとしてホットなので今回はこのジンバブエドル札を紹介します。先週発行になった1000億ドル紙幣程のインパクトは今となってはありませんが、半年前はこのお札の桁数に感動してました。

時系列でご紹介するのが面白いでしょうかね。

2006年8月1日発行
1000ジンバブエドルです。普通の桁数です。これが正常で、ちょうど2年前の2006年8月1日発行です。
1000ジンバブエドル

2007年2月1日発行
5000ジンバブエドルです。これも普通でしょう。1年半前の2007年2月1日発行です。
5000ジンバブエドル

2007年7月1日発行
20万ジンバブエドルです。2桁ぐらい増えてますね。なんかおかしな桁数になってきてます。2007年7月1日発行です。ほぼ1年前になります。
20万ジンバブエドル

2007年7月1日発行
50万ジンバブエドルです。結構笑えます。お札1枚で50万って単位はまれでしょう。これも2007年7月1日発行です。
50万ジンバブエドル

2007年12月31日発行
75万ジンバブエドルです。私が入手したお札では最高額です。当時の最高額でかなり笑えました。2007年12月31日発行です。8ヶ月前です。
75万ジンバブエドル

この後、2008年に入ってから100万ジンバブエドル札が発行されてるはずです。ジンバブエ中央銀行が国内のインフレを反映して2年間で桁を上げてきたのがよく分かります。

で、先日写真でお見せしたように2008年7月24日に1000億ジンバブエドル紙幣を発行してます。わずか2年で1000ドル札が1000億ドル札になってる訳で1億倍です(爆)。戦後最悪のハイパーインフレが確実となっており、インフレがいかに凄く、それに中央銀行はひたすら桁を増やして印字するという途方も無い愚策をくりかえしてきたかがよく分かります。

もうちょっと、お札を見てみましょう。上記は全てクリックすると拡大できますが、よく見ると75万ジンバブエドルの真ん中あたりにちょっと小さめの字で

on or before
30th June 2008

って書いてあります。このお札2008年6月30日までしか使えないんです!
既に2ヶ月前に有効期限切れてます。
1万円札に有効期限書いてあったら怒りませんか?
お金としてこんなん許されるんかって笑ってたものです。だって、その下のIssue Date見てください。

Issue date ; 31st December 2007

って書いてあります。2007年12月31日発行って意味ですよね。つまり半年しか使えないお札を中央銀行が発行してる訳です。とんでもない話じゃないかと思うんですけどね。そりゃートイレットペーパーにされちゃいますよね。

1000億ドルあったら、1枚でビルゲイツよりもお金持ちになれちゃうんですけどね(笑)。今日、1万ジンバブエドルをYahooオークションで先日購入された草野さんが、インフレ時の紙幣情報をお知らせくださいました。世界でもっとも高額(というか桁数の多い)紙幣はハンガリーで1945年から1946年に発行された1垓ペンゲーだそうです(ギネス記録)。1垓(ガイと読みます)って1兆の1億倍です。1兆の1万倍が1京で、1京の更に1万倍が1垓です。数字にすると、

100,000,000,000,000,000,000ベンゲー (10の20乗)

です。ただし、お札には10億兆ベンゲーってかかれてるそうです(なぜかは知りません)。草野さんどうもありがとうございました!
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南アフリカ自動車輸出国へ

南アフリカ自動車輸出国へ

南アフリカの2008年7月の新車販売台数は42438台となり年率19.8%の大幅下落となりました。先月は52856台でしたので1万台以上の減少です。一般的に7月は新車販売が好調の時期であり、それを考慮すると非常に厳しい状況にあるとNAAMSAは述べています。

一方で、自動車輸出の方は好調だそうで、28269台が先月南アフリカから輸出されました。なんと、昨年比85.4%の上昇です。これを受けて、南アフリカは2008年についに自動車輸出が自動車輸入を上回りそうだとの発表がされています。2007年は自動車の貿易赤字は346億ランド(約5000億円)となっていたのですが、2008年は30億ランド(約450億円)の黒字と見込まれています。NAAMSA(The National Association of Automobile Manufacturers of South Africa )によると、ランド安がプラス要因として働いたと見ており、やはり為替レートが大きく左右するようです。

自動車輸出は今までもされていましたが、黒字になれば本当の意味での自動車輸出国と言えますね。ただし、為替レートは資源にも影響を受けるため、南アフリカの製造業からみると気まぐれな面もあります。要するに、製造業が悪くなると円安になる日本とは違い、製造業が悪くても資源が良ければ高くなってしまう可能性があり、難しい面があるはずです。今後、南アフリカが簡単に自動車輸出国の地位を築けるかどうかはまだまだ不確実です。

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