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ミレニアム開発目標(MDGs)

ミレニアム開発目標(MDGs)

アフリカ開発会議(TICAD)が終了しましたね。アフリカ開発会議はアフリカの発展を促進するための非常に重要な会議です。ま、正直な感想としては玉虫色の議決がなんとなく採択されたって感じもしますけど、アフリカの首相クラスが一同に介したってだけでも意義は結構あるんじゃないでしょうか。少なくとも、しょうもない戦争にあけくれていた時代とは違う面が出ています。

さて、国際社会としてもアフリカの貧困問題などの削減をするために様々な協力をしていますが、そもそもこの協力って各国がばらばらになって行なってても効率がよくありません。何を目的として何に焦点をあてるかが無いと何したいんだっけってな話になってうまくいきませんね(よくありますよね、会社でも…)。

そこで重要となってくるのが国連で策定したミレニアム開発目標(MDGs : Millennium Development Goals)です。このMDGという言葉はアフリカ経済に触れているとよく出てきますのでランド取引をしている方は覚えておいて頂けると更に南アフリカが分かっちゃいます。もうちょっと言うと各国政府はこれを達成しようと動いていますので、援助だの開発だのって話の際に理解が深まります。

簡単に言うと、ミレニアム開発目標(MDGs)とは21世紀の人類発展のための世界共通の目標(ゴール)です。すごい壮大な話に聞こえますが、具体的には貧困の削減、全ての子供の初等教育の修了、エイズ蔓延防止、環境保護など下のリンクの8つの目標が定められています。意外と分かりやすいですので是非ご覧下さい。

ミレニアム開発目標(MDGs)

この項目の多くに南アフリカは関係しており、政策にも反映されています。特に貧困率の半減はアフリカ経済のニュースなんかではよく参照されますね。例えば、MDGs目標の貧困を半減するためには後これだけの仕事量が必要で、そのため失業率を何%改善する必要があるみたいな書き方されてます。ニュース見てるとだいたいいつも届きませんって結論に達していますが…。

日本政府はアフリカへのODA倍増なんて話が出ていましたよね。当然、日本としては資源目的も大いにあるのですが、それ以前の話として人類発展という壮大なる目標があるんですね。壮大な目標はわりと理想論ではあり、現実離れしている気もします。一方で、現実的には資源確保のための投資というそろばんがはじけるようになってきています。この理想と現実がうまくかみあってうまく政策に反映できればいいのですが、政策面で難しいのも現実だったりして。

日本が考えている事は当然他の国も同じか、それ以上に考えていてアフリカへの注目が高くなっています。たまには、国連が考えている事や政府の考えている事を理想論と現実論で見比べてやって我々のふところと結びつけるなんて現実的なんだかなんだか分からない夢を描いてみるのも楽しいですね。機関投資家はみんなやってると思いますが、思想的には我々負けないかもしれませんよ。

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南アフリカ生産者物価指数悪化

南アフリカ生産者物価指数悪化

南アフリカの4月生産者物価指数(PPI)が12.2%と予想以上に悪化しています。先月3月の結果は改定値で11.9%で、今月ぐらいからは少し良くなると期待されていました。ロイターの調査によると予想では11.8%だったので、予想以上の悪化と言えます。

さて、昨日お伝えした南アフリカ中央銀行総裁ムボエニが2%の利上げを匂わせた話は、市場ではやはり大事になっています。特に金利に大きな影響を受ける債券の利率は大きく上昇し、株価は下がり、ランドは投機的な動きをすると大変な様相です。

債券に関しては既に1%の上昇は織り込まれたようです。市場としては2%までは上がらないんじゃないかとの見方でしょうかね。株価は銀行株が特に下がっており4%の下落と2年ぶりの安値です。気になるランドは市場トレーダーの談話として、非常に不思議な動きをした日だったと延べています。

悪く言えば投機的な動きに振り回されているランドですが、南アフリカ中央銀行のスタンスが評価された結果なのかもしれません。原油も下がりドルも少し強くなってますね。風向きの変化を少しずつですが感じます。 

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南アフリカ金利13.5%へ

南アフリカ金利13.5%へ

南アフリカ中央銀行ムボエニは来月の政策金利決定会合でなんと2%の金利引き上げを検討していことを表明しました。ムボエニは現在よりさらに強い対応が必要であるとしており、重大な局面においては抜本的な対応が要求されると述べています。現在11.5%ですから一気に13.5%です。

昨日の消費者物価指数は市場予測の10.0%を上回り10.4%となり、なかなかインフレが収まりません。既にスタグフレーションとの指摘も出ていて、インフレが進み生産量が下がるという中央銀行としては難しい状況になっています。スタンダード銀行のエコノミストは消費者物価指数(CPIX)は11.5%を第三四半期につけてそれがピークとなるだろうとしています。これには電気料金引き上げも考慮に入れており、その分も含めたインフレ率だそうです。

政策金利に関してはもちろんまだ決定ではありませんが、かなり強い対応になりそうです。スワップ派はランドが下がらない分には金利引き上げは良いのですが…。13.5%って複利なら5年ちょっとで倍になる計算ですから凄い利率です。ランドかなり底堅く推移してはいますが維持可能かどうか今後に注目です。(下がったら下がったでもう5年間持っちゃうか・・・)

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南アフリカ4月の消費者物価指数

南アフリカ4月の消費者物価指数

南アフリカの4月の消費者物価指数CPIX)は予測の年率10.0%に対して、10.4%となりました。先月は10.1%でしたので、更に悪化しています。

意外とランドは落ちていないようでむしろ急に上がっています。ちょっと投機的な動きしてるかもしれませんね。

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2008年第一四半期GDP成長率悪化

南アフリカ第一四半期GDP成長率悪化

南アフリカの2008年第一四半期実質GDP成長率季節調整後は年率2.1%と大きく下落しました。昨年第一四半期は5.3%で、半分以下となると共に2001年以来の最低値です。ちなみに2001年は1.1%の成長率だったそうです。

この数字はロイターによる市場予測調査2.4%を更に下回る結果となります。市場予測は1.5%から3.8%にばらけていたためその範囲内ではありますがその平均値以下です。

これを受けてランドはやはり下落しています。ドルランドは1ドル7.75ランド近辺まで下落しています。市場では既に予想より悪いのではないかとの噂が先に出ていたそうで悪くなる事は市場では予め分かっていたとの事です。市場関係者はとりあえずはまだ現在のレンジ内の動きに収まっていてしばらくはこの水準にとどまるだろうとの談話がでています。明日の消費者物価指数に注目です。

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外国人排斥暴動の続報

外国人排斥暴動の続報

南アフリカの外国人排斥暴動ですが、南アフリカ政府が事態収拾に向けて動いています。南アフリカ政府高官は各タウンシップのコミュニティーを訪問し現状の調査を行なっています。そこではやはり政府のタウンシップでのサービスの悪さなどが挙げられており、警察やその他の公共サービスの職員も賄賂を受け続けていた事が指摘されています。与党は分かっていながら今まで目をつぶっていたとかなり厳しい批判をされているそうです。

ケープタウンでは1万人もの人が教会などに避難しようとしていますが、このレベルではボランティアベースでは対応は不可能でケープタウン市として5つの安全地区を設けました。ケープタウン市長のZille(ジルって発音するのでしょうか?ザイルかな?南アフリカ在住の方教えてください!)氏は外国人居住者のために食料や避難所などを提供しまずは外国人の安全を確保すると述べています。

もちろん、違法滞在者も多くいるのが現実ですから、一体誰が誰やら政府としても把握していません。まず、これらの人を登録する事から始め、その後祖国に帰るなりなんなりの措置を取れるようにするとしています。

さて、南アフリカ大統領ムベキは、南アフリカが民主化して以来このような事態は見たことがなく、非常に恥ずべき事態だと述べています。また、南アフリカ人の多くの価値観に反する事だとして、忍耐と結束を国民に呼びかけていますが、大統領辞任の声も強くおきており政府は厳しい状況に置かれているようです。

さて、今回の暴動に関して政府としても移民政策の変更が考えられていましたが、南アフリカ大統領は移民政策の変更はせず、外国人との融和の方向を続けると述べています。南アフリカの新聞でも移民自体は世界的な現象であり、他国の経験から学ぶべきだとは書かれています。

ただし、アナリストの間では移民政策の見直しを政府がしていないのは、反動となって返ってくるだろうと今までも指摘されていましたのでいずれにしろ対応すべきだった事柄なのでしょう。暴動になる前に対応すべきだったのは明らかですので、その意味では失政と言われてもやむなしですね。

南アフリカ国内は大事になっているようですが、ランドの方はとりあえず落ち着いていますね。市場は今週発表の消費者物価指数に注目が集まっていて、これにより今後の方向性なども出ると考えているそうです。発表は水曜日です。

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ランケン名古屋セミナー報告

ランケン名古屋セミナー報告

ランケン初の遠征セミナー開催させて頂きました。20名以上来ていただきまして(何人いらっしゃたっか把握できていない…)満席でした。
満席にはならないと思ってたんですが、結構一杯でしたね。
まずはあいにくの雨の中ご参加いただいた皆様どうもありがとうございました!

会場の方から1時にならないと入れないって言われて1時ちょうどに行ったらもう参加者の皆様ずらっと座ってらっしゃっいましてご無礼をお許し下さい。
入れないって聞いてたので1時に着くように名古屋駅でお茶してましたもの。
着いてから変な汗いきなりかいて出だしはちょっと悪かったですが、まー始まっちゃえば私のペースで進められます。
いつものように好き勝手に言いたい事言わせて頂きました。
いくつか失礼な発言もありましたが、笑っていただいたのでいいでしょうかね。

今回のランケンセミナーは質問時間を長めに取ったのですが参加者の中にランドマニアの方がいておかしかったです。
ランケンでもそこまで書いてないよって事までご存知で、ジンバブエの話で盛り上がったり脱線しまくりでした。セミナーというよりは井戸端会議な匂いもしました(笑)。
まーそれがいい所かもなーんて都合よく解釈。

ランドの話ってだいたい面白がっていただけますね。
今回は時間の関係もあり、イントロだけって感じではありましたが好評だったように思います。
他にもお話するネタはありますので、また次回あれば名古屋地区の皆様ご参加いただければと思います。

ランケンセミナー終了後は岩崎さんが当日主催していた東京のパーティーに参加してきました。いつもお世話になっております。ありがとうございました。
なんか70名も来たとかでこちらも大賑わいです。
さすがに名古屋でランケンセミナーやってその後に東京でパーティーは相当疲れました。
足は棒のようですし、声はガラガラだしで今日はまた動けません。しかも今夜からまた出張…。

トレイダーズ証券の木頃さん、大西さん、永峰さん大変お世話になりました。
また、ランケンセミナーに参加頂いた名古屋の皆様に再度御礼申し上げます。
楽しかったです。どうもありがとうございました!

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TIME誌世界で最も影響力のある100人2008年

TIME誌世界で最も影響力のある100人2008年

Time誌のThe World's Most Infuluential People 2008が発表になりました。
これはアメリカの有名雑誌TIME誌が毎年発表している世界で最も影響力のある人物100名のリストです。今回ランケンで取り上げた理由は南アフリカのズーマ大統領候補がリストに上げられていたので載せました(最近、編集長な気分。1人ですが)。

この100人ですが、栄誉ある100人というのとも違い、最も世界に影響を及ぼす100人です。従っていい意味で選ばれたと言う訳ではありません。2004年にはオサマビンラディンとかキムジョンイルもリストに入っています。2004年は福井元日銀総裁も入ってまして福井さんは結構良く書かれています。

カテゴリーとしては以下の5つに分かれています。

・リーダー/革命家
・科学者/思想家
・ヒーロー
・芸術家/エンターテイナー
・ビルダー(これ建築家というイメージではなく企業家とか各界のリーダーな感じです)

全部見るとキリが無いので、とりあえず関係のあるリーダー/革命家のみ。

リーダー/革命家
1.ダライラマ(中国チベット自治区)
2.ウラジーミル・プーチン(ロシア首相)
3.バラク・オバマ(アメリカ大統領候補)
4.ヒラリークリントン(アメリカ大統領候補)
5.胡 錦濤(中国主席)
6.ジョージ・ブッシュ(アメリカ大統領)
7.ヤコブ・ズーマ(南アフリカ与党党首)
8.アンワル・イブラヒム(マレーシア元首相)
9.ケビン・ラッド(オーストラリア首相)
10.ヴァルソロメオス(コンスタンディヌーポリ総主教)
11.ベン・バーナンキ(FRB議長)

このリストにいる人全部分かる方どれぐらいいますかね。分かったら相当スゴイと思います。6位ぐらいまでは知ってる人も多いかなとは思いますが、7位、8位、10位あたりはかなり通な人じゃないと分からないような…。日本の新聞じゃほとんど出てこないんじゃないかなーなんて思いますね。私は10位なんて読めなかったですもの、バルソロメオスさん。なんか聞いた事あるんですが…。

さて、ランケンとしては7位のヤコブ・ズーマ氏に着目ですね。南アフリカの政治家で与党ANC(African National Congress)の党首です。彼についてはまた別途記事にしたいと思いますが、TIMEも注目しているんですねー。それが驚きです。

TIMEではあんまり良くは書かれていなく、伝統的なアフリカの一夫多妻を楽しむ恥ずかしげもないポピュリストみたいな書き方となっています。まだ南アフリカ大統領になったわけではないので今後影響力のある人物としてランクインしたんでしょうか。いい意味でランクインしてくれればいいのに…。

また、日本人では任天堂の宮本茂が入っていますね。スーパーマリオとかゼルダの伝説の生みの親です。

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南アフリカ中央銀行総裁利上げ示唆

南アフリカ中央銀行総裁利上げ示唆

ランド意外と底堅いですね(よく落ちないもんだ…)。昨日のムボエニの声明が功を奏したんでしょうか。南アフリカ中央銀行総裁のムボエニは再度の利上げを示唆しました。ムボエニによるとインフレ圧力はいまだ強く、食料と燃料以外へのインフレ懸念も広がっていると述べています。

南アフリカはインフレターゲットを決めていまして消費者物価指数(CPIX)3%から6%の間に設定しています。既に10%ですのでターゲットを大きく超えていまして、ムボエニはインフレターゲットが8年前に導入されて以来最も厳しい状況にあると述べています。

また、インフレの状況はかなり心配な状況であるとも言っています。既に市場では0.5%の利上げを完全に織り込んでおり、1%の利上げになる可能性も排除できません。そうなると、12%のレポを超えますね。金利引き上げは構わないと言えば構わないのですが、これにより生産量が下落する恐れが出てきていて、ムボエニもこの点は認めています。

次回、政策金利決定会合は6月11日、12日です。あと3週間弱ぐらいですね。

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今日のランド

今日のランド

ランドはとりあえず1ドル7.75ランドで止まりましたね。

タウンシップでの暴動、ダウの下落、原油価格史上最高値の更新、新興国市場の利益確定などなどランドには悪材料ばかりだったというのが市場のトレーダーの見方のようです。市場ではこの後行なわれる南アフリカ中央銀行総裁ムボエニのスピーチに焦点が集まっているようです。

市場の関心としては金利引き上げが今後も続くかどうかをこのスピーチから読み取ろうとしているそうです。今日のレンジとしては1ドル7.65ランドから7.8ランドが予測されていて、1ドル103円だと1ランド13.20円までがレンジの下限になります。これを抜けるかどうかも注目です。

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外国人排斥暴動のランドへの影響

外国人排斥暴動のランドへの影響


昨日、南アフリカの外国人排斥運動の暴動の記事を書きましたが、これを受けてランドが下落しています。この暴動自体はもう2週間も続いているそうなのですが、今までニュースとして取り上げられていなかったため市場も落ち着いていました。しかし、このニュースが昨日欧米の主要新聞のトップニュースに写真入りで取り上げられてから大きく下落したとの事です。

南アフリカの為替ディーラーは南アフリカに対するイメージダウンは避けられないとしていて、1ドル8ランドを下回る可能性もあるとしています。当面のレベルとしては1ドル7.75ランドがテクニカルなレベルとして指摘されており、そうなると1ランドは13.3円ぐらいが節目になるでしょうか。それを超えると13円割れがまた見えてきます。

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南アフリカで外国人排斥運動勃発

南アフリカで外国人排斥運動勃発

ヨハネスブルグ近郊のタウンシップ(黒人居住区)で外国人排斥運動の暴動が先週から起きていて激しさを増しているようです。外国人と言っても観光客を狙ったものではなく南アフリカ近隣のジンバブエやモザンビークなどからの移民に対する暴力沙汰になっていて、これまでに少なくとも22人が殺害されました。

かなりの数の住居(掘っ建て小屋)やお店が焼かれレイプなども起きており、暴徒は外国人に対して国外に出て行くように要求しています。警察はゴム弾を暴徒に対して発砲するなど治安回復に努めており、現在までに数十人が逮捕されています。また、警察や教会へ避難してきている移民も増えており、既に数百人に達しています。

背景としてジンバブエやモザインビークなどの貧困国からの移民がおり、彼らのせいで南アフリカ国民(特に貧困層)の仕事が減っているという意識が南アフリカ貧困層の中にあり、不満としてくすぶっているようです。

現在、南アフリカには300万人(!)のジンバブエ人が住んでいると見積もられていて、ほぼ全てが仕事を求めてやってきているそうです。また、これらの移民は不法入国しているものもかなりいて犯罪に走るケースが多いようで、タウンシップ内外での治安悪化につながっているという話もあります。

この状況に対して南アフリカ大統領及び与党も暴動を止めるように声明を発表していますが、ネルソン・マンデラも外人に対する憎悪は悲しいとの声明を出しています。南アフリカは移民に対してかなり寛容な政策を取っているようで(これイギリスの影響ですかね?)、野党DAは移民政策を政府が間違ったと政府非難を展開しています。

移民政策って難しいですね。イギリスなどの先進国でもこういう暴動起きましたね(昨年でしたっけ?)。社会不安が弱者に向けられるのはどこの国でも共通の現象のようです。南アフリカの社会的不安がインフレと共に高まっているようにも見えますので、今後の政治や政策にも影響する可能性があるでしょう。

こういう問題は本質的な解決は難しいと思いますが、経済的な解決が一番確実ではあると考えます。いずれにしても早く沈静化してほしいところです。

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ワールドカップ経済効果

ワールドカップ経済効果

2010年南アフリカワールドカップの経済効果の記事をおととし書きましたが、最新の予測がありましたのでご紹介します。当初、経済効果は213億ランド(約3000億円)と予測されていましたが、最新の経済効果予測は511億ランド(約7000億円)の効果があると言う試算が出ました。ちなみに2002年の日本で開催されたワールドカップ経済効果は8500億円、2006年ドイツ大会は5000億円弱という試算があります。

内容としては、海外からの観光客が使うお金が156億ランド(約2200億円)へ増えるのとインフラへの支出増額による304億ランド(約4200億円)が主なものです。インフラは特に交通機関に関するもので当初の政府見積の5倍以上となっているそうです。その他、スタジアム自体も増設し、席数も増やしたことも要因となっています。

収入の方ですがこちらはチケットの販売代金で270万枚460億ランド(約6400億円)の見込みでしたが、320万枚にしたそうです。これだと、2割増と計算するとほぼ7600億円ぐらいの収入となりますから黒字化するんでしょうかね。

この算出の前提として海外からの観光客は15日間滞在し3試合から4試合見るとしているそうです。本当にそんなに滞在するんだろうかと疑問に思わなくもありませんが、海外の人がとるバケーションって確かに長い。平気で一ヶ月ぐらい取りますからね、彼らは。

この調査とまとめを行なったコンサルティング会社はこういった直接的な経済効果も大きいが、間接的な効果の方がより意味があるのではないかとしています。スタンダード銀行のエコノミストはワールドカップ開催後の投資家による認識の変化が非常に重要と述べています。是非成功させて欲しい所です

さて、今週末の名古屋ランケンセミナーですが、あと若干席が空いています。土曜日の午後開催ですのでお時間のある方は是非遊びに来ていただければと思います。ランケンセミナーの詳細はこちらです

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今週のランドと金価格

今週のランドと金価格

先週はランド強かったですね。ランド円も一時14円つけるなどだいぶ皆様安心されたご様子です。先日、ランケンのブログランキングの順位見てると結構市場の心理が分かるなんて言われました。確かに…。

さて、ランドは対ドルで1ドル=7.5ランドを下回り、7.45ランドと高くなってきています。この背景はやはり世界的にリスクに対して貪欲になってきている面があると言うのがまずあります。また、原油価格が最高値を指しており、1バレル127ドルとこちらも史上最高値を付けるなど商品価格が好調というのがあります。

最近はさすがに原油価格が日本のニュースでも増えてきましたね。ここで日本のニュースと同じものをお知らせして終ってはランケンとしては面白くないので、更に金価格の方を見ながら検討を加えましょう。実は金価格が下がってきています。先週末で1オンス900ドルで相変わらず高いのですが、2ヶ月程前に1オンス1000ドルを付けたのと比べると10%下落しています。

金価格1年
金価格1年

金価格5年
金価格5年

今後、更なる金価格の下落が進むのであればドル復権かもしれません(先日のセミナーでもお話しましたが金とドルの実効為替レートは逆相関にあります)。逆に言うとユーロ下落か。金価格のチャート見ると今どっちに行くか面白いところにいる気がしますので、原油価格の史上最高値なんてNHKでやってるのは今更どうでも良くて金が注目だと思います。

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ワールドカップのメディア予測

ワールドカップのメディア予測

久々にワールドカップ開催準備状況の情報です。さすがに最近はワールドカップ開催を疑問視する声はだいぶ聞かなくなりましたね。実際メディアとしてもほぼ成功裡に開催できると思っているようで、214人のジャーナリストへのアンケートで7割弱はYES(成功する)と答えており、25%が多分成功すると答えています。ただし、6%強はまだ能力不足と言う声もあります。多分が25%いるのが若干多い気もしますが、まー前向きに評価できるんでしょう。

もちろん、現地のワールドカップ組織は当然成功すると述べていまして、ソニーなどのスポンサー陣は既に南アフリカに対して30億ドル(約3000億円強)の貢献をしている事に言及しています。今更、他国に簡単に変更は出来ないって話です。

来年の10月には現在建設中の5スタジアムも早くも完成するスケジュールになっています。また、ワールドカップ期間中に45万人の観光客が来ると見られていてこれを収容できるかに疑問がもたれていましたが、これに対しても毎年12月には120万人が南アフリカを訪問出来るようにするのに出来ないわけがないと強気です。とは言え、若干足りないという話もやっぱりあるみたいです。

来年はワールドカップ予行の位置付けとしても重要なコンフェデレーションズカップが開かれます。コンフェデレーションズカップは大陸間王者決定戦ですが、FIFAでもワールドカップの前年にワールドカップ開催国で行なう予行という位置付けに明確にしています。その意味で南アフリカのような開催に疑問が持たれる国には非常に重要です。

ワールドカップは南アフリカ一国の話ではなく、ジンバブエやスワジランドなど他国の観光産業にも大きな影響があります。アフリカ大陸南部はワールドカップを真剣に成長への試金石と捉えています。ワールドカップを観戦する人の数は400億人、オリンピックを観戦する人は200億人と言われており圧倒的にワールドカップの方がその影響力は大きいです。既にアフリカへの注目は色々な意味で高まっていますが、是非成功させてアフリカ南部の発展に貢献してほしいですね。

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IMD世界競争力ランキング

IMD世界競争力ランキング

スイスの有名なビジネススクールのIMDの世界競争力ランキングが発表になりました。南アフリカは53位とほぼ最下位です。特にスキル不足、失業率、インフラなどが低く評価されているそうですので、南アフリカの構造的な問題で来年以降も上がらないでしょう。

南アフリカとしては、消費による成長ではなく投資と輸出による成長に切り替えるべきだと言われており、今後の持続的な成長のためには輸出主導型の成長に切り替えていく必要があるとされています。輸出主導にするにしてもスキル不足や失業率は教育問題な面が大きいのでやはりこの辺りなんとかしたいところでしょう。

さて、日本も22位と決してほめられた順位ではありません。シンガポール2位は驚きですが昨年も2位です。このランキング割と小さ目の国が上位に来るような傾向がある気はしますね。中国17位、インド29位、ブラジル43位となっています。韓国も31位ですね。毎年このランク見てますがどうも感覚と合わないのは、比較的私が大国ばっかり見てるからなんでしょうかね。

今日は全ランキングのリストの前に応援して頂きますと幸いです(リスト長いので下まで見る方あまりいないと思うので今日は特例でお願いします)。

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IMD世界競争力ランキング2008
順位 国名 ポイント
1 アメリカ 100
2 シンガポール 94.9
3 香港 95.0
4 スイス 89.7
5 ルクセンブルグ 84.4
6 デンマーク 83.9
7 オーストラリア 83.5
8 カナダ 82.9
9 スウェーデン 82.4
10 オランダ 80.5
11 ノルウェー 79.5
12 アイルランド 77.6
13 台湾 77.4
14 オーストリア 75.0
15 フィンランド 75.0
16 ドイツ 74.7
17 中国 73.6
18 ニュージーランド 73,4
19 マレーシア 73.2
20 イスラエル 72.4
21 イギリス 71.9
22 日本 70.0
23 エストニア 69.6
24 ベルギー 68.7
25 フランス 66.0
26 チリ 64.2
27 タイ 63.1
28 チェコ 62.2
29 インド 60.6
30 スロバキア 59.4
31 韓国 58.9
32 スロベニア 57.9
33 スペイン 57.5
34 ヨルダン 56.7
35 ペルー 56.3
36 リトアニア 56.2
37 ポルトガル 54.6
38 ハンガリー 52.9
39 ブルガリア 51.4
40 フィリピン 51.4
41 コロンビア 50.4
42 ギリシャ 48.8
43 ブラジル 48.6
44 ポーランド 48.0
45 ルーマニア 47.5
46 イタリア 46.9
47 ロシア 45.7
48 トルコ 45.5
49 クロアチア 45.2
50 メキシコ 43.8
51 インドネシア 41.5
52 アルゼンチン 40.2
53 南アフリカ 39.1
54 ウクライナ 38.2
55 ベネズエラ 31.1

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電力危機のPMO設立

電力危機のPMO設立

PMOってご存知でしょうか?Programme Management Officeの略で、あるテーマに対する大規模なプロジェクトなどを複数抱えているとき各プロジェクトの進捗状況や問題管理を行い、そのテーマの遂行を助ける組織です。

南アフリカ政府は今回の電力危機に対して、このPMOを政府の下に設立して内閣の会議で報告するような体制をしきました。これにより、現在あちらこちらで動いている電力危機対策を一本化し、調整を取れるようになるはずです(あくまで”はず”ですが無いよりはマシなはずなので、PMOをご存知の皆様は何も言わないで…大事なんですよホント…)。

電力危機に関しては既に電力料金引き上げが決まっています。国営のEskom社は53%の引き上げを求めていますが、段階的な引き上げに移行する方向です。現在、与党ANCで提案書を出すようにしており、それによるといきなり53%の引き上げはかなり厳しいので今後5年間で徐々に料金を引き上げていくようにし、ショックを和らげる狙いです。

南アフリカ全体のコンセンサスとしては今までが安すぎたというのはあるようです。引き上げ額は18%か26%かと言う状況のようで、18%だと4年で、26%だと3年で現在の電気料金は倍になります。インフレにはどっちにしろかなり痛いでしょう。

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南アフリカの3月の実質小売売上と電力危機

南アフリカの3月の実質小売売上と電力危機

南アフリカの3月の実質小売売上は1.7%の減となり、予想の0.2%増より下回っています。先月は2.5%増となっていましたので大きく下落です。さすがに金利がこれだけ高いと消費も弱くなります。少しインフレがおさまるといいのですが。

エスコムの電力危機の続報もお伝えします。昨日紹介したアフリカ開発銀行はエスコムに対して5億USドル(約500億円)を貸し付けることになりました。期間は20年となっています。かなり大きなローンとなっています。

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アフリカ開発銀行による経済見通し

アフリカ開発銀行による経済見通し

アフリカ開発銀行によるアフリカ大陸の経済見通しが出ました。それによると、2007年のアフリカ大陸全体の成長は5.7%でしたが、2008年、2009年も5.9%の高い経済成長を維持し、5年連続の5%強の成長を見込んでいます。特に原油輸出国がその他のアフリカ諸国を大きく上回るペースで成長するとの見通しです。

世界経済の懸念事項となっているサブプライム問題はヨーロッパ諸国との貿易が多いアフリカにはそれほど影響がないと見られており、原油や金などの資源需要が支えとなっているとしています。また、政治的な安定が増した事や、債務不履行への懸念が減った事も大きくアフリカへのODAが大きく増加している事もポジティブな経済見通しに貢献しています。

ただし、原油輸出国以外ではインフレが進んでおり2007年は6.7%となった事は懸念材料として上げられており、結果として多くの国で経常収支の悪化に結びついています。

さて、現在の成長の要因は主として資源価格高騰ですが、次の成長要因としてはアフリカへの投資が上げられています。特に中国・インドからの直接投資の増加が顕著で今後の成長を支える可能性があるとしています。アフリカ開発銀行からは両国との関係が重要といったニュアンスも読めます。

アフリカへの投資ですが、ランケンでもかなりお伝えしているように日本は非常に遅れています。アフリカにいる日本人の数はわずか6000人だそうですが、アフリカ在住の中国人はなんと75万人もいます。また、アフリカにある日本大使館の数は24ヶ国、対して中国の大使館数は48ヶ国ととても資源外交で中国にかなう状況ではありません。

そんな中、三井物産出身の松山良一さん(59)が日本政府から任命れてボツワナ大使として赴任する事になりました。中国に負けないように頑張って欲しいですね(多勢に無勢はいかんともしがたい気も…)。

ちなみにアフリカ開発銀行の株主の第3位は日本で、ナイジェリア、アメリカの次です。その割にはアフリカにおけるプレゼンスがあまりないのが現状のようです。外務省しっかりしろー!日本の税金で作ったインフラぜんぶ中国に利用されてるようなもんだぞーと言いたい・・・(いや、私はアフリカでビジネスする気は毛頭ありませんが投資なら考える)

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ハーバードの南アフリカ経済提言

ハーバードの南アフリカ経済提言

ハーバード大学を中心とした研究者がまとめた南アフリカ経済に関する提案書が発表され南アフリカ政府に提出されました。それによると、過去3年間にわたる南アフリカの経済成長率5%というのは、国内需要に依存した維持不可能な高いレベルであり、3.5%が妥当な水準と言う事です。

南アフリカ政府は貧困を半減するという目標を立てており、そのためには経済成長率6%が必要と考えています。ハーバード大学の研究によるとこれを達成するにはより輸出を増やす事がまず重要であると述べています。また、ランドの価格に対しても、声明などを通してより介入すべきだと考えているそうです。

2008年の財政黒字もGDPの1%から2%は最低欲しいところとされており、現在南アフリカ政府はGDPの0.8%と考えているそうですが、一層の努力が必要というところです。大きな政策変更をしなければなかなか6%の成長は難しいと見られており、まー4%を下回った状態を6%に持っていくのはなかなか一筋縄ではいかないでしょう。

南アフリカ財務省はこの提案を受けて検討を始めるとしています。介入で少しランドが安定してくれる事を祈りたいですね。

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南アフリカのインフレ予測

南アフリカのインフレ予測

ロンドンのスタンダード・チャータード銀行によると南アフリカのインフレ率は今年末にかけて15%に達する可能性があると発表しました。

現在、南アフリカのインフレ率はCPIXで10.1%となっていますが、これをはるかに上回る数字です。この原因としては電力危機による電気料金引き上げが今後重なってくる事と世界的な商品価格高騰のあおりを受けインフレは沈静化しにくい状況だと言う事です。

南アフリカは米を輸入に頼っていて来月からは30%の値上がりが予定されているそうです。その他にも原油価格高騰による燃料費高騰もありインフレに対してはネガティブな要因が更に強まっています。

今後はどうなるんでしょうねー?また金利引き上げは避けられないんでしょうね。インフレ率が上がるとランド弱体かな。でもランド弱くなると輸入品が上がっちゃうのでインフレ鎮静にはならなく南アフリカ政府としても過度なランド弱体は避けたいでしょう。南アフリカ中央銀行の出方が重要かもしれません。

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南アフリカを代表する10社

南アフリカを代表する10社

南アフリカの会社紹介をシリーズ化して思いついたままにやっておりますが、今南アフリカを代表する会社10社ってどこかって言うのをまとめてみました。そんなに簡単に南アフリカを代表する会社選んでいいのかって話はありますが、基準は簡単です。南アフリカの株式市場(JSEの詳細はこちら)の指数算出に用いられている会社の上位です。

MSCI(Morgan Stanley Capital Index)ってご存知でしょうか。一応説明しておくと、南アフリカなど世界各国の株式市場全体の値動きを算出するための指数です。日本だと日経平均が主に用いられますが、MSCIは南アフリカだけではなく世界中の各株式市場のパフォーマンスを同一のルールで測定するために開発されています。

日本の証券会社でもMSCIにに連動した値動きをする投資信託がでています。今回とりあげた会社はこのMSCI南アフリカ(MSCI EZA)の時価総額上位の会社でして、上位10社でおよそ南アフリカ株式市場時価総額の内63%をしめます。

1.SASOL(化学エネルギー会社)
2.MTN Group(携帯電話)
3.IMPALA PLATINUM(プラチナ採掘)
4.STANDARD BANK(銀行)
5.ANGLO PLATINUM(プラチナ採掘)
6.GOLD FIELDS(金採掘)
7.ANGLOGOLD ASHANTI(金採掘)
8.NASPERS(情報通信メディア)
9.REMGRO(投資会社)
10.FIRSTRAND BANK(銀行)

1位のSASOLは以前紹介しましたね。原油高は今後も続きますので非常に期待できそうです。2位のMTNは携帯電話の会社です。先日紹介したVodacomより大きく、契約者数もドコモより大きかったりする上に成長率も大きいと言う会社です。

3位と5位にプラチナの採掘の会社が入っています。Impara PlatinumとAnglo Platinumです。プラチナに関しては以前別記事にしていますが、南アフリカは世界のプラチナ産出の8割を担っています。 この2社でほぼ世界の8割を担っています。

また、金の会社が6位、7位にあります。金も昔から南アフリカは有名ですが、この2社も新聞なんかにはよく出てきますね。これら金やプラチナなどの鉱山会社は南アフリカのみならずアフリカ大陸全体で活動していて、世界的に商品の価格決定力を持つ国際的な会社になります。業界で知らない人はいないのではないかと思いますね。

4位のStandard銀行も以前中国が資本参加した時に紹介しています。9位のRemglo、10位のFirstRand bankも同様に金融機関です。10位のFirstRand Bankですが、通称FRBだそうです(笑)。イギリスの植民地時代の影響でしょうね。金融が強い所を象徴しています。最後の8位のNaspersも第三次産業ですね。南アフリカは第三次産業が強いので、この辺りに出てきますね。

全体を大きく見るとやっぱり南アフリカらしい会社が並んでるなーって感じます。資源系、金融系、サービス系です。日本だと自動車、電気、銀行などメーカーを中心に上位が構成されます。

と言う訳で、MSCIを使って南アフリカを代表する企業をあげました。ただ、この他にも実は一杯面白い会社があります。MSCIは算出するにあたり流動性が低いものは除くというルールがあり、国営企業や外資系なんかはこの中に入りません。Anglo Americanなんて凄い鉱山会社もあるのですが、リストの中には入っていませんね。

後、外資系がかなり多いです。自動車産業は南アフリカではかなり大きな位置付けで、日本の自動車の輸入元の第二位は南アフリカです(一位はもちろんドイツでその次!)。当然全て外資のため南アフリカの株式市場には上場されませんから上のリストには入りません。

上に書いた10社は今後紹介していきますし、その他の企業も取り上げていきたいと思います。

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今日のランド

今日のランド

ランドが大きく下げています。新興国全般の通貨が現在売られていて、ランドも対ドル2%の下落と大きく下げており、現在1ドル=7.7ランドを越えてきています。

今日は日経平均が約288円と大きな下落しましたが、これを受けて最近やや勢いを戻していたキャリートレードも減り円買いの流れが出来ました。これを受けて南アフリカ市場でもランドが売られる展開になったというのが市場の見方です。

また、ドルもユーロに対して再び弱くなっていてこちらは欧州中央銀行(ECB)総裁が金利据え置き後にそれほどユーロに対するタカ派のコメントを出さなかった事もユーロ買いにつながっているそうです。

リスク回避志向が今日は戻っているようですね。うまくやりたい所かもしれません。

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ランケン名古屋セミナーByトレイダーズ証券

ランケン名古屋セミナーByトレイダーズ証券

最近、東京ではランケンセミナーの開催依頼を時々受けてやらせて頂いているのですが、今回初めて東京以外でランケンセミナーを開催する事になりました。5月24日(土)に名古屋の開催です。しかも無料!先着10名の方のみ参加可能です。

今回のランケンセミナーは基本的にトレイダーズ証券さんの名古屋のお客様向けというのがセミナーの趣旨です。現在、20名ほどの参加が決まっていて、会場の席が後10名ほどならあるという事です。もしランケン読者の方でよろしければというトレイダーズ証券さんのご好意でランケン上でも募集する事になりました。

日時:5月24日(土) 13:15~15:30(13:00開場)
会場:愛知県青年会館(伏見駅近くです)
主催:トレイダーズ証券
お申し込み方法:ランケンにメールでお名前をお知らせ下さい(fxzar@hotmail.co.jp)。
募集人数:先着10名ほど
内容:
1.南アフリカという国(30分)
南アフリカとは
ワールドカップ
アフリカの成長と南アフリカのGDP
なぜ南アフリカへ投資されるか
商品価格
産業
南アフリカの政治
南アフリカランド建て世界銀行債券

2.ランドと円(20分)
ランド円の決まり方
インフレとインフレターゲット
南アフリカのインフレ推移と為替推移
日本の貿易収支とドル円相場
南アフリカの経済問題と昔の日本の経済問題
メリットとリスク
まとめ

3.質問(30分)


参加が決まった方には別途ランケンより招待状(地図など)を送付させて頂きます。

また、トレイダーズ証券さんは、金融機関であり上場企業でもありますので法律上予めご承知頂かないといけない事もあります。下の事項もご了承の上ご参加頂けますと幸いです。(資料をちょっと配るにも法律で手足が縛られているようで大変ですよね…。あたりまえの事を言っている気もしますが法律らしいのでご参加希望の方は2,3行読んでください…)

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※本セミナーはトレイダーズ証券が主催するセミナーです。セミナーにおきましてはご来場のお客様に、お取引関連資料(口座開設申込書を含みます)をお配りするとともに外国為替証拠金取引のご紹介、説明等商品の勧誘を行なうことがありますので予めご了承の上ご参加ください。
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では、読者の方にお会いできるのを楽しみにしております。ご応募お待ちしております!

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南アフリカPMI改善

南アフリカPMI改善

先月3月発表のInvestecによるPMIは43.7ポイントと大きく下落しましたが、今月は54.1ポイントへと大きく上昇しました。PMIは主に製造業の景況感指数と言えますが、50ポイントのレベルを上回り、ひとまず落ち着きを取り戻した感じです。

Investecによるとトレンドの分析をするにあたり、単月での分析は難しく2ヶ月単位での平均をもって分析した方が良いとの事で、3月・4月の数値は2月よりは幾分底堅いとしています。内容としては新規オーダーとビジネス活動と雇用の3つが改善しています。

Investecでは今回の指数は算出上の偏りがあるため、やや数字が多めに出ているかもしれないとしており、50ポイントを上回って安泰という訳にはいかないとしています。

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Vodacom

Vodacom

久々に南アフリカの会社紹介です。アフリカ最大の携帯電話会社を今日は紹介します。Vodacomという会社で(最後COMですよ、Foneじゃありません)、名前の通りVodafoneの出資を50%受けています。Vodacomはは現在南アフリカの携帯電話市場の58%を持っており、人口の97.1%のカバー率を誇る会社です。

アフリカはどこの国もインフラがまだまだ未整備で、携帯電話というのはその意味で非常に有効です。そういえば、先日ボツワナのチョベ国立公園に行った時もサファリの最中に携帯電話していた日本人の観光客の方いましたね。ほんっとに動物しかいなくて、サファリの観光客がちょろちょろっているぐらいの場所で携帯してるのに驚かされました。

事業を展開している国としては南アフリカ、コンゴ、レソト、モザンビーク、タンザニアなどに大きな拠点があり、当然南アフリカがもっとも大きい市場です。顧客数としては南アフリカが2300万人の顧客がいます。ちなみに2008年3月時点でのドコモの契約者数は約5300万ですから決して小さくありません。AUやソフトバンクあたりもほぼ3000万で次に述べる他国を含めるとほぼ同数になります。

その他の国ではコンゴに260万人にいて年率67.5%の勢いで増えています。また、モザンビークには約100万人の顧客、レソト28万人、タンザニア320万人となっています。いずれに国も驚異的な割合で顧客が増えてはいるようですが、プリペイド方式が多いようでこの辺り貧困国が多い状況がうかがえます。

財務的にも当然大きく成長しており、2007年は410億ランド(約5500億円)の売上となり2006年の340億ランドから20%増です。もちろん利益面でも大きく、経常利益は2007年は100億ランド(約1400億円)となり、こちらも22.5%の上昇です。

このVodacomという会社は南アフリカの固定通信会社Telkom SAとVodafoneの合弁事業ですがVodafoneの戦略がよく分かりますね。日本のVodafoneはとっととソフトバンクに売ってしまいましたが、アフリカでソフトバンク並の携帯電話事業が年率20%で伸びている事を考えれば当然でしょう。日本のソフトバンク(携帯)が20%で伸びるはずはありませんから、南アフリカなどのサブサハラアフリカなどに力を入れるのはやむなしでしょうかね。

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南アフリカへの観光客900万人突破

南アフリカへの観光客900万人突破

南アフリカの観光産業が有望である事はランケンでもおととしぐらいに既に記事にしていますが、2007年の南アフリカへの観光客が大きく増えました。

2007年の南アフリカへの海外からの観光客は907万人と2006年の8.3%増となりました。これで3年連続の過去最高記録更新です。ちなみに2007年の日本への外国人観光客は830万人ですので南アフリカよりも少ない状況です。日本も最近は結構外国人観光客が増えてる感じしますけどね。

南アフリカ観光局によると世界経済の順調な伸びもありますが、8.3%というのは世界経済の伸びを大きく上回るものであり、2010年までには1000万人の大台を突破できると見ているそうです。元々はヨーロッパからの観光客が多かったのですが最近はアメリカからの観光客も増えておりアメリカからは22万人が南アフリカを訪れているとの事です。

また、アジアも強くインドは16.9%の増、中国12.9%の増と日本以外は大きく増えています。日本は-0.4%と唯一微減しているそうです。メインのヨーロッパからの観光客も2.3%増えていて、特にフランスは8.5%と大きく増えています。

観光客が増えているのはアメリカ、アジア、ヨーロッパだけではなくアフリカ諸国からも増えています。ケニヤやナイジェリア、アンゴラなどは全て二桁成長でアフリカ経済の好調さを物語っているともいえます。

この観光産業の成功には各航空会社の戦略もあるようで、デルタ航空はアメリカからヨハネスブルグへの直行便を既に就航させており、今年ケープタウンとニューヨークを結び便も就航予定です。その他、South African Airwaysもミュンヘンから、エミレーツ航空、China Eastern、タイ航空など多くの直行便があります。

今後、イギリスからの直行便や、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、ケニヤ、モザンビーク、アンゴラ、ナイジェリアからの直行便の申請があるようで南アフリカ観光ブームは世界的に広がっている様子です。ただし、日本はなし…。

南アフリカの観光産業は現在もっとも早く成長しているセクターとして南アフリカ国内で注目を集めています。今後ワールドカップへ向けて世界的にも更に注目を集めるでしょう。また、インフラ整備がワールドカップで進んでいるためワールドカップ後も観光産業は非常に有望(Extremely positiveって書いてあります)とされています。もう少し近ければ、日本人ももっと行くんでしょうが・・・。確かにとーいんだなー。でも日本と違って面白いところでしたよ。詳しくは南アフリカ旅行記をどうぞ!

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南アフリカの不況の可能性低い見通し

南アフリカの不況の可能性低い見通し

オールドミューチュアルのメディア向けレターによると、南アフリカの不況入りの可能性は低いと考えられるとの発表がありました。

特に本格的な不況入りの可能性はかなり低いと見られているようで、理由としては投資が順調な傾向を見せている点、個人消費が強さを持続している点、及びランドの弱体によるキーセクター(自動車や鉱業など)が経済的なサポートを得る点の3点があげられています。

ただし、過去4年間10%以上の投資成長率を受けていましたがこれは半減する可能性があり、個人消費が強く落ちこむ可能性も無くは無いようです。歴史的には個人消費が強く落ち込む可能性もあるが本格的な減速は考えにくいとも述べているため、注意は必要であるがそれほど悪化しないというのがオールドミューチュアルの見方です。

インフレに関しては間違いなくいくつかのセクターにおいてはよくない影響が出るが、ランド弱体による恩恵を受けるセクターも多く、商品が高くなっている事により鉱業や農業なども恩恵を受けるだろうと述べています。その他のリスクとしては貿易赤字も問題ですが、これも商品価格高騰やランド下落、需要の減少などにより緩やかに減ってくると考えられています。

気になるランドについても述べられています。ランドは年初に海外の投機家に狙われ大きく下げましたが、オールドミューチュアルのエコノミストは最悪期は終ったと信じているそうで、現状のレベルを当面は維持する可能性が高いと見ているそうです。やはり、金利が高い事がサポートにはなっているためだそうです。とは言え、世界経済が更なる悪化懸念がまた出てくるようだとランドは脆弱な面も見せるであろうと述べられています。

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直接投資先魅力度ランキング

直接投資先魅力度ランキング

南アフリカが投資先として最近注目を浴びていて直接投資(工場建設や資本参加などの長期的視野に立った投資を指し、我々FX投資家は短期的な証券などによる投資となり根本的に違います)が増えているのはランケンでも時々お知らせしています。とは言え、所詮アフリカですし世界的に見てどういう位置付けなのかってちょっと気になりますね。

今回は昨年末に発表があった話でちょっと古めですが(4ヶ月ぐらい前)、AT Kearney(ATカーニーと読みます。世界的な経営コンサルティング会社です)の直接投資先として魅力がある国ランキングをお知らせします。記事出すのが遅くなったのはサブプライムがあったりランケンが南アフリカに行ったりですっかり忘れてました…。すみません。

まずはランキングから。

1.中国
2.インド
3.アメリカ
4.イギリス
5.香港
6.ブラジル
7.シンガポール
8.アラブ首長国連邦
9.ロシア
10.ドイツ
11.オーストラリア
12.ベトナム
13.フランス
14.カナダ
15.日本
16.マレーシア
17.その他湾岸諸国(サウジアラビア、カタール、オマーン、バーレーン、クウェート)
18.南アフリカ
19.メキシコ
20.トルコ
21.インドネシア
22.ポーランド
23.中央アジア
24.韓国
25.チェコ

上から見ていきましょうか。

Top5
上位から見ていくと中国・インドがやはりトップですね。今の世界経済の成長に最も貢献する上位2カ国ですから当然でしょう。先進国の中ではアメリカが強い。世界一の消費国ですからこれも当然と言えば当然でしょうか。イギリス4位は少々意外ですが、景気が良いのでしょうかね。香港も中国の一部と捉えれば分かる気がします。

6位~10位
ブラジルは民主主義ですし人口を考えると魅力ある市場です。農業国としても南米では今はここしかないでしょう。シンガポールは人口わずか500万人、国の面積が山手線程度って考えると凄いですよね。アラブ首長国連邦は正直分かりませんのでちょっと置いておいて、ロシア9位は高いと見るか低いと見るか微妙な所です。ドイツ10位は先進国の中では3番目でまあまあでしょうか。

11位~15位
オーストラリア11位は健闘かな。ニュージーランドはランク外ですね。まー市場としては確かに小さいので直接投資で工場とか建てるならオーストラリアですよね。資源高もありますし治安面や政治面の安定度を考えるともうちょっと上でもいいのではないかとすら思いますが…。ベトナムは賃金が安いですし、中国にも近いですからポテンシャルが大きいのかな。フランス13位はどうなんでしょうかね。14位カナダもなんとも言えないなー。15位日本はちょっとまずいのではないかと…。投資する側で投資先としては魅力ないか。G7では下から2番目です。

16位~20位
マレーシアもなんとも言えませんねー。17位に湾岸諸国が出ていますが、5カ国全部くっつけちゃうっていう計算の仕方もどうなんでしょうか。ちょっと乱暴ではないかという気もしますが事実上サウジアラビアを指します。18位南アフリカ出ましたね。南アフリカとしては誇らしいみたいで喜んでるっぽいです。19位のメキシコも健闘ではないでしょうか。20位トルコも健闘じゃないでしょうか。最近ちょっとトラブルっぽいですが・・・。

21位~25位
インドネシア意外と下ですね。昔はもっと期待されていましたが最近はちょっと勢いが無いかな。22位ポーランドですね。個人的にはちょっと興味のある国です。23位中央アジアってのも乱暴な括りな気がしますのでちょっと置いておきます。24位韓国もちょっと下に来てるかな。25位チェコは健闘な気がします。

圏外で個人的に気になる国
圏外でもっとも気になるのはイタリアでしょうか。G7先進国の中で唯一圏外です。後は北欧の3ヶ国もないですかね。成長性が期待できないと言う事か・・・。新興国の中ではタイとか入っていませんね。なんでだろう?

全般的にアジアが新興国としては多いですね。ランケンとしては南アフリカが当然気になりますが、南アフリカの人口5000万人などを考えると中国、インド、ロシア、ブラジルの後塵を拝するのはやむなしでしょう。もちろん先進国と比べて下にくるのも当然。アラブ首長国連邦と湾岸諸国より下ってのは最初疑問でしたがこれは原油でしょうね。これらを考えると結構健闘してる気がしますが皆様どうお考えでしょうか。

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食品価格高騰への国連対応

食品価格高騰への国連対応

今日は南アフリカの市場はメーデーでお休みです。南アフリカも休みなんだ…。なんかくやしー。

そんなわけでさほど面白いニュースは南アフリカに関しては無いのですが、国連に関するニュースをご紹介しようと思います。国連及び世界銀行は現在の食品価格高騰が新興国に対して大きな危機であるとして早急なアクションをとると述べました。

日本にいても食品価格の高騰を最近はひしひしと感じますよね。日本は企業努力もあり吸収されていますが、現在世界的に食品価格は高騰しており、食料の争奪戦の様相を呈しています。特にトウモロコシや小麦などの主食が高騰していてパンなどが行き渡らない状況になっています。

ここで影響を受けるのは新興国の貧困層であり、特に1日1ドル以下で生活している最貧困層には非常に大きな問題となっています。アフリカではモーリタニア、モザンビーク、カメルーン、コートジボワール、セネガルなどで食品を求めての暴動が起きています。中米ハイチでは国連平和維持活動(PKO)が襲われアレクシス首相が解任に追い込まれるなどものすごい事になっています。

暴動も大きな問題ですが、それ以上に餓死者が出ているため国連は人道的危機だと述べているのですが、問題は地域的な紛争などの限定的な事柄ではなく世界的な課題であるため中期的、長期的に食品へのアクセスに対する不平等を解決する必要があると述べています。

国連ではこの食品関連の問題は潜在的に他の人権問題だけでなく表現の自由や平和的な議論による統治を脅かすものだと指摘しています。要するに暴力的に食品の略奪が大きく広がる事を懸念しているようです。国連としては6月から包括的な対応を始めると述べており、かなりハイレベルで強力なタスクフォースを立ち上げるとしています。

食品価格の高騰もほんと行き過ぎですよね。日本にいたらあまり感じないと言うか生活が脅かされたりしませんが貧困層には死活問題です。食品のアクセスへの不平等という言葉は重いものを感じざるを得ません。少し国際的な商品価格抑制につながるといいのですが…。

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