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南アフリカ観光情報
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ランケンいきまーす!
今日は頭の中をガンダムがずーっと流れてます。コスト面では私の人生最高にリッチな旅行なのですが、どうも緊張感があふれる旅行でうきうき感というよりぴりぴり感が強いです。と言っても用意することはたいしてないですね。いつもの旅行以上の事は特に無く同じといえば同じ。緊張感があるようなないような…。まー旅行会社がよきにはからってくれるので心配する必要は全然無いのですが。今日も寒いですね。もうすっかり冬です。スノーボードに行きたいな。
南アフリカは今夏でして、ボツワナあたりでは30度を超えているそうです。
ケープタウンでも25度から30度だそうです。
ついたら体おかしくなりそうですね。
さっき、お正月記事をタイマーでセットいたしましたので(ブログって便利!)、お正月に簡単にご挨拶させて頂きます。
さて、そろそろいく時間が迫ってきました。
帰ってきて一休みしたらランケンに報告致しますね。
皆様、お体にご留意されよいお年をお迎えになられますようお祈り申し上げます。
来年も応援してやってくださいね(↓のやつとか)。
いってきまーす!
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南アフリカ貿易赤字改善
11月の南アフリカ貿易赤字が改善しました。10月は147億ランドの赤字でしたが、11月は6億ランド(約100億円)の赤字と大幅改善になっています。市場予測では105億ランド(約1650億円)の赤字とされていたようですが、それをはるかに下回る数字となっています。内訳は、輸出が483億ランド、輸入が489億ランドとなっていて先月に比べて輸入が13%弱下がり、輸出が16%強増えたためとなっています。
と、南アフリカ中央銀行から出てきてるんですが、外為ドットコムもセントラル短資とかにも情報出てきてませんね…。おかしいな…。私なんか間違ってるかな…。でも、ちょうど今ランド上がってますよね。FX業者さんももうお休みかな…。
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ランケンWebセミナー!
南アフリカネタというよりはランケンネタが続いて申し訳ありませんが今日もちょっとお知らせです。最近、セミナーの講師としてお呼びいただく事が時々あるのですが、来年1月10日(木)に豊証券様
詳細は下のURLをご覧下さい。”カリスマFXブロガー”なんてタイトルついてたりします(恥ずかしい…)。
日時:1月10日(木)7時半~9時(出張先の名古屋から生放送!)
ランケンWebセミナー詳細へのリンク
直伝チャンネル
セミナー参加料ですが、豊証券様
他の日に出演してらっしゃるセミナー講師の方は皆さん元ディーラーとかエコノミストとかってなっててとても私などが出させて頂くようなものではなく、後で知ってちょっとびっくりしました。でも、まいーや面白いからやってしまえって(最近どうもこういうのが多い…勢いにのって飛んでしまう…そのうち落ちますね)。
東京以外の方からセミナーやって欲しいと言って頂ける事もあったりしまして、なかなかご要望にお答えできませんでしたが、Webですから世界中どこからでもご覧になれるはずです。皆様の失望が目に浮かぶのでちょいと怖いですがご笑覧下さいませ。きっと失敗しまくると思いますが暖かく見守ってください。しょせん、ただのブロガーですから。(かみまくるかも…)
参加可能人数は先着200名までとなっています。200名も見に来られるとは思いませんが(平日の夜7時に200名も来たら凄い!)、100名程度は直伝チャンネルの常連の方もいらっしゃるようですので、早めにご登録頂けますと幸いです。
最後に、ランケンWebセミナーを企画頂いたGCIキャピタルKlugの村田様に感謝です!(この方本職のエコノミストです!エコノミストってなんかかっこいーなー。最近、グリーンスパンの本にすっかりやられまして…)
村田さんブログ
しっかし、Webとは言えエコノミストの方が講師しているのと同じようなセミナーで100人もの前で講師するはめになるとは…。ランケンも偉くなったものだ。どーしよー…後が怖い…。
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Zumaの声明
先日、与党ANCの党首に選出されたZumaからの声明があり、ちょっと面白いので紹介します。現職の大統領のMbekiはネオコンサバ(保守革新)で国際的な世論なども理解しているため、経済界からの支持も強いようですが、Zumaは左派で、経済界からは変な政策を打ち出すのではないかと恐れられていて、はっきり言って評判が悪いです。
Zumaもその点は認識しているようで、今の政策を大きく変えるつもりはなく、与党ANCの政策は党全体4000人の党員で決めるものであり、個人が決めるものではないとの声明が出されています。また、国内や海外からのビジネスが不安に思う事は何も無いとも述べていて、不安感を無くすのに必死といった感じです。
党首になった一番最初の声明がZumaの政策に対する世論の不安を打ち消そうとするものだっていうのがちょっと興味深いですね。いかに経済界が不安に思っているかと言う事がよく表れている気がします。
Zumaは海外からの投資や国内の投資がもっと必要だと認識しており、その点についても言及しております。その意味ではZumaに対する不安感が投資を引っ込めるような状況に陥るのが怖いのでしょうね。民主的な改革に対して妥協はしないつもりではあるようですので、今後に注目です。
現在の所、現職大統領Mbeki側も与党党首Zuma側も余り大きな政策変更はないとしています。ただ、左派の一部からはSASOLを再度国営化しようなどと言う意見もあるようですからそういう変な動きがあったら要注意かもしれません。SASOLは日本で言う電力会社とかガス会社に近いのでそういう話になるんだろうと思うのですが、国際的には余り受け入れられないでしょう。こういうのが出てきたら投資が引っ込む可能性高くなるような気がします。
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ランケン南アフリカへ!
突然ですが、12月29日からランケンは南アフリカへ遊びに行ってくる事にしました!マラリアにでもなったらどうしようかとか…。
ヨハネスブルグ怖いらしい…撃たれないかなとか…。
ライオンに食われたりしないかなとか…。
こんなブログ始めたがために命かけて南アフリカまで行くはめになるとはアホじゃないかとか…。
ハワイとかオーストラリアとか他に選択肢一杯あるじゃないかとか…。
お正月なのでやたらと旅行代が高いなとか…。
ワールドカップで発展しちゃう前が絶対にいいから一度見ておいた方がいいなんて旅行会社にそそのかされちゃって思わずその気になっちゃったよとか…
等々、色々な思いがよぎらないでもないのですが、せっかくですのでここは前向きに楽しんでくる事にします!
ランケンでもやってないと絶対行かないですもの、アフリカなんて。
インドとかだって行った事無いのに、よりによってアフリカだぞとか思いますよ、ほんと。
証券会社で南アフリカの世界銀行債権売ってる人だって行ってないに違いない。
アメリカには住んでいたことがあるし、ヨーロッパやアジアも行ったことがあるのですが、アフリカはさすがに初めてです。
数年前までアフリカなんて正直行こうと思った事はなくて、観光に行くところと言う認識はなかったですよ、まったく。まー、最近は世界的に有名な観光スポットらしいですので、しっかり見てきてやります。
日程はややタイトですが、内容としてはてんこもりで結構楽しみです。
スケジュールは以下の通りで5泊8日。なんと機内3泊です…。地球の裏側を実感するでしょうね
私は飛行機が嫌いな部類には入らないと思いますが、これだけ長いと絶対に嫌になってると思う。
Day1(12/29)
成田⇒香港香港⇒ヨハネスブルグ
Day2(12/30)
ヨハネスブルグ⇒ビクトリアフォールズアフリカ大陸で4番目に長いザンベジ川のサンセットクルーズ!
Day3(12/31)
ビクトリアフォールズ⇒チョベ国立公園ボツワナです!
午前中はサファリツアー!
午後はボートサファリ!
夜はアフリカンバーベキューとダンスショー!
アフリカで年越し!!!(そういえば、数年前はニュージーランドで年越ししてたな…)
Day4(1/1)A Happy New Year!!!
世界3大瀑布の1つビクトリアフォールズ観光!ビクトリアフォールズ⇒ヨハネスブルグ
Day5(1/2)
ヨハネスブルグ⇒ブレトリアブレトリア市内観光
ヨハネスブルグ⇒ケープタウン
テーブルマウンテン観光!
Day6(1/3)
ケープ半島観光!希望峰へ!ペンギンがいるらしいです、南極は近い!Day7(1/4)、Day8(1/5)
ケープタウン⇒ヨハネスブルグ⇒香港⇒成田(う、遠い…。考えるだけでちょっと嫌になる…)そんな訳でお正月はランケンのUpdateがしばらく滞りそうです。一応、読者の皆様にご挨拶記事をタイマーでセットしておこうかなと思っていますが、コメントなど申し訳ありませんが返信できない状況になります。
生きて帰ってきたら写真などご紹介します!
1/10ぐらいまでにランケンに何もUpdateしてなかったら死んでる可能性大ですので、TVに注目。南アフリカで観光してた日本人が殺されたとかってニュースが出たらきっと私です。
無事帰ってきたら来年は更に南アフリカ通になってますね。
どこへ行くんだろうか、私は…。まーそれも一興かな。
いやー、ちょっと不安は隠せませんね、ドキドキしてきた(笑)。
マラリアって蚊にさされて感染するんですが、ワクチンが無いので刺されると結構な割合で死にます。んで、マラリア対策に蚊取り線香しこたま買い込んでます(効果あるらしいです(爆))
いやー、未体験ゾーン突入だ!
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南アフリカ生産者物価指数改善
11月の南アフリカの生産者物価指数は大きく改善し年率9.1%となりました。エコノミストの予測は9.7%で10月の9.5%より悪化するとの見方が強かったので、これは若干サプライズです。この改善により、市場では次回の金利引き上げはやや遠のいたという声まで出ているそうです。やっとそれらしい金利引き上げ効果が出てきたと言ったところでしょうか。次回の金利政策決定会議は1月31日です。
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与党選挙と消費者物価指数
南アフリカ与党選挙は現職大統領のMbekiをZumaが破りました。Zumaはレイプの疑惑があったり、汚職疑惑が多いため市場からはあまり好ましい反応ではなかったと思われますが、市場はあまり反応していませんね。また、11月の消費者物価指数(CPIX)も本日発表となり、市場予測7.8%に対して7.9%となりました。こちらも市場の予測とほぼ同じで市場は反応していません。市場ではクリスマスという事もあり、あんまり大きく動く感じは現在しないようです。
とりあえずは、Zuma勝利の影響は無さそうですね。長期的にどうかが今後は気になるところですが、現大統領のMbekiは2009年までの任期ですので、それまではZumaの影響力はそこまで大きくないと言うのが市場の判断でしょうか。
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南アフリカの安全度ランク
半年以上前のネタですっかり遅くなってしまったのですが、南アフリカの安全度に関する記事を書きます。結構前にネタとしては収集してあったのですが、集めた事自体をすっかり忘れてました…(最近、記憶力がますます…)イギリスの有名な経済雑誌エコノミストが作成した指標によると南アフリカは世界121カ国中99番目に平和な国となりました。アフリカ大陸の内でも21の国のうち14番目となっていて当然悪い結果です。アフリカで最も安全な国はガーナ、マダガスカル、ボツワナなどで、南アフリカより悪い国としてはエチオピア、ジンバブエなどとなっていて、最も治安の悪い国はスーダン、ナイジェリア、コートジボワールです。
世界で最も安全と認定された国はノルウェーで、日本は5位、カナダ8位、ドイツ12位、イタリア33位、フランス44位、イギリス49位です。アメリカは南アフリカとかなり近いランクで96位、ロシアが118位(下から3番目です、これ)となっています。もっとも、2006年7月時点で、国連加盟国の数は世界で192ヶ国となっています。アフリカも上では21ヶ国しか入っていませんが国連には53カ国加入しており、エコノミストの記事では半分以上数に入っていません。従って、118位のロシアも99位の南アフリカも96位のアメリカもまだ許容範囲内かもしれませんね。
このランキングの中で日本とドイツが取り上げられており、平和と国の豊かさには関係が強く、現在暗いトンネルの中にいる国々にも希望をもたらすとしています。たぶんですが、第二次世界大戦では最も危険な国だった両国ですから、それが経済的に発展したのは平和を達成できたためで今紛争の中にいる国も頑張れば将来が開けるという意味なんでしょう。
そういえば、佐世保で銃乱射事件がありましたね。世界で5番目に安全な国としては悲しい事件です。犠牲者の方のご冥福をお祈りします。
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南アフリカの成長阻害要因
南アフリカは需要が旺盛でインフレが強い面もありますが、一方でその需要に対する供給を支えるだけのインフラが整っていないという問題があります。これは、南アフリカのインフラ(道路や鉄道など)がそもそも白人のためだけに作られた事に起因しています。白人は人口の1割程度で、アパルトヘイトの崩壊以降、建前上は全ての人種が平等になったわけでインフラも単純に考えれば10倍のキャパシティーが本来必要です。特に電力においてこの問題は顕著で、よく停電が起こりメールすら使えないという状況に陥るそうです。また、道路や港湾など基本的なインフラの発展が遅れている現状は重要な経済の成長阻害要因の1つとなっています。
南アフリカ政府は現在4000億ランド(約6兆4000億円)のインフラ投資プログラムを立ち上げ、生産力を引き上げるために努力しています。また、民間投資としても7000億ランド(約11兆2000億円)と合計1兆ランド(約16兆円)規模の投資が今後5年で行われる予定です。
これらの投資は現在GDPの21%となっており、2014年までに南アフリカ政府としては25%まで引き上げるという目標を設定していますので、この意味では順調ですが、インフラ整備には時間がかかります。
また、インフラと同様に経済の成長阻害要因として重要なものとしてスキルが上げられています。これもアパルトヘイトの遺産なのですが、黒人の多くは教育すら受けられない状況に置かれていましたので、字が読めない人も多くスキルがまったくついてきていません。政府はこれに対しても多くの投資を行っていく方針ですが人の教育ですからこちらも時間がかかるのは必至です。
これらを勘案すると、エコノミストの間ではインフラ整備やスキルがおいついてくるには10年かかるであろうと考えられており、現状は今が限界に近いところだろうと言われています。今後、必要となってくるのは強力な直接投資ですが、これも世界経済の動向次第で新興国への投資が絞られると大きな影響を受けるため、南アフリカの成長はひとり立ちしているという状況ではなく、世界経済の影響に脆いと言えます。
それなりに発展できているとは思うのですが、ポテンシャルを引き出すためにはやるべき事が多そうですね。新興国なので当然なのですが…。10年後、南アフリカは更に進化しているといいですよね。時間とお金かー。簡単ではありませんが、ワールドカップ後も順調に発展するといーな。
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アフリカ経済好調
南アフリカが近年好調なのはランケン読者の方は良くご存知かと思います。先日のセミナーではちょっとお話したのですが、この背景としてアフリカ経済が好調である点があります。IMFは先日サブサハラ(サハラ砂漠以南を指します)地域の経済が30年ぶりの好景気である事を南アフリカのプレトリアで発表しました。通常、景気好調にはインフレがつきものですが、このインフレ率も低く抑えられており、かなりポジティブな状況だそうです。この景気は2008年も続くと見られており、成長のモメンタムが当面は継続できるとIMFでは見ています。
アフリカは近年原油が注目されています。この理由として原油価格高騰に伴い、今まで採算が合わなかった場所での原油採掘が可能となったことが上げられ、アフリカのナイジェリアは原油発掘により最近かなり潤っています。同国はOPECにも加入しており現在OPEC6位にまでなっている原油大国となっています。また、ギニア湾では240億バレルの原油が眠っているとされています。
また、アンゴラも石油輸出国となっていまして、アンゴラのGDP成長率は年率31%ととんでもないことになっています。そんな、ナイジェリアとアンゴラがサハラ以南の経済を牽引しているわけですが、資源は原油だけではなく、ダイヤ、プラチナ、金などなど多くの資源がアフリカにはあります。
IMFによると、経済好調な理由は資源だけではなく、紛争の減少と多くの国の改革が功を奏してきていると説明しています。インフレ率は平均7.5%になっており、44か国中32カ国は一桁のインフレ率で、来年は1%程度更に抑えられるとIMFでは見ています。IMFの予測としては経済のアウトルックは中東やラテンアメリカよりも良いとしていますが、今後まだまだ改善の余地はあると締めくくっています。
この他に、世界銀行からもアフリカレポートが出ていまして、こちらもやはり好調さを認めています。ただ、アフリカはイノベーション(革新性)という点で欠乏していて、成長のモメンタムを維持できるかどうかはイノベーションを発信できるようになるかが重要と述べています。とは言え、現在の世界経済環境では外需依存とは言え当面アフリカは好調であると考えているそうです。
現在のアフリカの大きな経済的問題としてはジンバブエがあって(この国南アフリカの隣です)、インフレ率が8000%となっているそうです。南アフリカが6%超えたって騒いでいるのに隣国では8000%ですよ。要するに1本100円のジュースは翌年8000円になっちゃうという状況です。もちろん、ジュースだけじゃなくなんもかんも80倍です。このジンバブエドルは先日、北朝鮮の通貨ウォンと共に最悪通貨に選ばれてました。
あ、ちなみにイギリスのヘンリー王子の彼女はジンバブエの方でかなりの美人です。最近、別れたとかなんとかイギリスで騒がれていますが、ヘンリー王子も南アフリカには時々遊びに行っています。(まーどーでもいいゴシップですが)
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南アフリカ与党ANC選挙予測
来週は、南アフリカの与党ANC(Arican National Congress)の党首選が行われます。与党トップを選ぶ選挙ですので、次期大統領の行方も左右する大事な選挙です。現在の大統領MbekiもANCのトップですが、南アフリカでは大統領は2期までと制定されています。現職のMbekiは既に2期目となっているため、次の大統領はMbeki以外の誰かになります。ここで、重要となってくるのが次の与党ANCの党首です。今回の党首選ではMbekiも出馬していますが、Zumaと言う強敵がいます。
このZumaはスキャンダルの疑惑も多く裁判で訴えられたりしているのですが、指示する声は強く党首選の有力候補となっています。もしZumaが党首となれば次期大統領もZumaになる可能性が高いです。一方、現職Mbekiとしては大統領職を辞した後でもANCの党首となれればある意味で院政をしけますので、次期大統領もMbekiの近くにいる人間になる可能性が高くなります。
そんな訳で、今回の与党党首選は次期大統領が誰になるかを大きく左右する重要な選挙として注目されています。市場としては現在の党首Mbekiは、実力もありますし国際的な信用度も高いためこのままMbekiを期待する声が高いようです。
ところが、今のところZumaが有利なようで、Mbekiはなかなか苦しい状況に立たされているようです。来週の結果如何では市場から何らかの反応があるかもしれません。
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南アフリカ経常赤字拡大
南アフリカの第三四半期における経常収支は赤字幅が拡大し、1662億ランド(約2兆6500億円)になりました。この理由は原油価格高騰と海外からの投資による支払い(我々か?)が増加したとの事で、原油高と金利引き上げの影響とも取れます。これはGDPの8.1%に達しており、赤字幅としては1982年以来の大きさとなりました。元々、ワールドカップへ向けてインフラ投資が大きくなっており、今後3年間は赤字の見通しですのでその意味では変わらないのですが、赤字幅として拡大しているのは懸念材料の1つです。ただ、海外からの投資がこの赤字を十分埋めており、外貨準備高は増えていますので政府としては大きな問題ではないと述べています。
うーん、我々は南アフリカの経常赤字増やしている連中っぽいですね。まー、我々が多少引っ込めたところで大差あるとは思えませんのでよしとしますか。
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金価格と原油価格
久々に商品価格を見てみましょう。最近、全般的にやや落ち着いてきています。まずは、金価格から見ますと先週末は1オンス$794と直近の最高値$845からだいぶ下がってきました。ただ、ドル弱体の流れは大きな視点から見ると変わっていないため、金価格は今後$1000を越えるという意見もあります。最近はドルが戻りに転じてますので、すぐ金が上がる事はないという意見もあり、ユーロもかなり高い事を考えると今までの流れは少し変わってくるかもしれません。潮の流れを見たいところです。
原油価格の方は1バレル$88近辺で推移していまして、$100近くまで行っていたので10%ほど下落しました。アメリカの原油在庫も今年の冬は十分ありそうだとの観測が強まっていて上値は若干重そうです。こちらはイラン情勢を市場は警戒しており、コンドリーザライス国務長官がイランの核問題に関してヨーロッパとロシアに対して圧力をかけるように話をしているそうです。
この場合、イランと西側各国との軋轢が強まる可能性が高く、原油供給の削減などになった場合は原油価格はまた高騰する状況になるでしょう。一時期、イランへの攻撃まで心配されていましたが最近そのトーンは若干後退しているように感じますね。
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南アフリカ中央銀行の声明
12月6日に南アフリカは政策金利(REPO)を0.5%引き上げ11%にしましたがこれに伴う声明の内容をお知らせします。イントロ
インフレに関する短期的な見通しとして、南アフリカ中央銀行では前回の会合より悪くなっている事を上げています。特に食品、エネルギーの価格がインフレ圧力となっていて当面は継続するそうです。同時に、今までの金利上昇の効果が家計の支出に対して恐らく出始めていると捉えており、インフレ圧力を弱める方向に作用すると期待していると書いてあります。ただし、南アフリカ中央銀行としてはインフレがこれ以上悪化しないように注意する必要があると考えている旨述べられています。インフレの進行
消費者物価指数(CPIX)は6%を超えており、インフレターゲット(3%~6%)を7ヶ月連続して超えています。現在、4年半ぶりのインフレとなっており、食品に関してはインフレが加速気味となっていてなんと12.4%も年率で上昇しています。これは穀物、牛乳、チーズ、卵、野菜などの値上げが主な要因となっています。また、原油も12%程度上がっています。全部が全部上がっているかというとそうでもないようで、南アフリカ中央銀行では上昇圧力は緩和してきている兆候もあると見ています。食品と原油を除いたインフレ率を見た場合4.8%のインフレとなり7月の5%よりは下がっていて、洋服や家財道具、レクリエーションなどは低いインフレ率に留まるかむしろ安くなっています。
生産者物価指数に関しては全体で9.5%と高く推移しています。輸入品は7.5%に下がったものの国内生産品は10.2%の上昇、生鮮食品と加工食品は26.1%(!)、17.5%とかなり高く、今後消費者物価指数の食品にも反映されるだろうと予測しています。
インフレの見通し
今後のインフレ見通しとしては悪化すると見ており、特に短期的に悪化する事を予測しています。来年第一四半期には約7.8%までインフレが進むと見ていて、2008年終わりまでは6%以下のインフレターゲットに及ばないだろうとしています。2009年以降は徐々に下方のトレンドを形成していき、2009年末には5.2%と考えているそうです。今後、短期的には悪化するものの2008年の消費者物価指数(CPIX)は5.9%の平均となると見込んでいるそうで、前回の見通しの5.8%よりは若干悪くなっています。2009年の平均としては5.6%まで下がると考えています。
リスクとしては、国際的な原油価格高騰がまず上げられており、国内のエネルギー価格に反映されています。又、食品価格は今後落ち着いてくると考えられているものの、生産者物価指数を見る限り今後も上昇傾向である可能性が高いです。来年以降は若干の緩和は見られるかもしれませんが、国際的な商品価格高騰はしばらく続くと見ています。最後に電気料金はインフレ見通しの中でも特に大きなリスクとして捉えられています。
これらリスクを見ているとあまり楽観視できないものの、全てがネガティブなわけではなく家計部門の消費は緩和の兆しが見られ、消費者信頼感指数も向上しているなど消費者に勢いは感じられます。
現在、南アフリカでは信用拡大によりローンやクレジットカードでの買い物が非常に大きくなっています。ただ、利上げの効果がでてきており減速してきています。また、資産価格も上昇していて、アメリカにおけるサブプライム問題の影響から回復してきています。ただ、ヨハネスブルグ株式市場はまだ若干脆弱であり、これはグローバル市場での弱さを反映しています。
GDPの成長率は2007年第三四半期に4.7%となり、第二四半期の4.4%と比べて改善しています。経済成長率としてはポテンシャルの5%に近い状況を保っており、今後の成長を期待していると述べています。
ランドは最近やや値動きが荒いものの、それほどレートとしては変わっていません。資本投下が順調なことにより、経常収支の赤字を支えています。特に経常収支はGDP比8.1%と高いのですが、資本投下は十分行われており南アフリカ中央銀行の外貨準備高の積み上げも可能となっています。11月末時点で外貨準備高は323億USドル、国際流動性ポジションは307億USドルに増加しています。
政策金利
以上のことをふまえて、インフレ見通しが未だに上昇のリスクがあるため政策金利(REPO)を0.5%あげて11%にする事に決定し、12月7日から有効とします。今後も南アフリカ中央銀行はインフレの先行きを注視していくとの事です。11%って凄いですよね。昨日、日本の銀行の定期貯金の利率見たら0.25%って書いてありました。この差は一体…。まーでも南アフリカ行ったら物価が毎年7%上がってるので、向こうの人から見たら4%弱の利率なんでしょう。日本から買ってていいのは今のところ為替レートがそれほど下がっていない点で、10%の金利をフルに享受できそうな点ですね。
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南アフリカ金利11%!
南アフリカの政策金利(REPO)の発表がありました。予想通り11%になりました。後日、中央銀行の声明などをお知らせいたします。
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製造業回復と景況感指数
南アフリカの製造業に少し回復の兆しが出てきました。10月の製造業は年率5.2%の成長を遂げており、先月の1.4%から大きく改善しています。エコノミストによると、国内2位の製造業が良くなることは間違いなくよいニュースであると述べています。一方、Business Confiednce Index(景況感指数)の方も発表になっていて、こちらは先月の96.9から95.8と下げています。このレベルは2004年2月以来の低水準だそうで、製造業の成長とやや対照的な結果となっています。
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FXハイパー
セントラル短資まーここまでは他のFX業者さんもやってるし、セントラル短資
通貨の重ね合わせチャートぐらいはたまにあるのですが、WTI原油とかロンドン金とか長期金利、米国債、NYダウ、NASDAQ、日経平均(これいるのかな?)のチャートまで重ねられるチャートはちょっと初めて見ました。原油チャートとか金チャートがFX口座で見れるのはかなりうれしい!(大事ですよ、マジで)
それとチャートの下に番号が振られており、ニュースと連動しています。チャートで動いた所で何があったかもすぐ分かるという風になっていて感動してしまいました。下の図の青い線(ドル円と全然違う動きしている線です)はWTI原油のチャートです。チャートの右下にあるピンクの丸がぐちゃぐちゃってしている奴が左下のニュースと連動するようになってます。

セントラル短資FXハイパーチャート
セントラル短資
あ、それと南アフリカの政策金利(REPO)発表は12月6日です。0.5%上げて11%は確実と見られており、ひょっとすると1%上げて11.5%になるかもしれません。
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ランドの動き方
ランケンを読んで頂いたサラリマンさんから、メジャー通貨(ドル円、ユーロ円など)は金利と同じように動いているけど、ランド円は他の通貨と違う動きをしているのは何故でしょうという質問を頂きました。ちょっと面白いなと思いましたので今回はランドの動き方を検討してみたいと思います。まずは、サラリマンさんのサイトでのクロス円(USドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円・CANドル円・NZドル円・ランド円)と金利差の検討のご紹介です。各国の金利の変動と対円の為替レートを図で表していただいています。
庶民的副業生活
サラリマンさんがご指摘のように各国で金利上昇が行われ日本円と金利差が開くとそれに合わせて円安が進行している事が分かります。日本円は金利相場といえる状況を如実に表しており、金利差が開くと日本円も売られ円安が進むという状況が読み取れます。
この中で唯一例外があります。一目瞭然ですがランド円ですね。ランド円だけは全く他の通貨と違う動き方をしているのが分かります。これは何故でしょうというのがサラリマンさんからの質問でした。
以前、ランド円の決まり方の記事でもご紹介致しましたが、ランド円は次の式で決まります。
ランド円=ドル円÷ドルランド
ここでドル円は100円前後で動き方としてはせいぜい100円から120円ですので10%から20%ぐらいの値動きでしょう。さて、ドルランドを見てみると下の図のように、2003年以降は1ドル=6ランドから8ランドぐらい(2003年以前はもっと大きいですね)と30%以上の値動きです。要するにドルランドの値動きのほうが振れ幅が大きいです(ボラティリティーが大きいと言います)

ドルランド値動き
従って、ランド円=ドル円÷ドルランドの式の中ではドルランドの方が大きく動くため、ドル円の動きよりもドルランドの動きにより影響を受けやすい事になります。
さて、ドルランドの値動きが大きいのが分かったとして何によってドルランドは動くのでしょうか?他のクロス円と同じように金利に影響を受けるかというと間違っていませんが正確ではないと思います。
そもそも金利はなぜ上がったり下がったりするのでしょうか?これを分かっていない方が実は多いのではないかと思いますが、皆様いかがですか?金利は経済活動の調整を行うために上下します。当たり前ですが、もうちょっと考えてみてください。
もっと具体的に言うと景気が過熱してくると需要に対して供給が足りないわけですから物価が上がります(インフレになります)。ところが、景気が冷え込むと物価が下がるかというと一般的にはそうではありません(現在の日本は例外的に物価が下がってデフレになっています)。
景気が冷え込むというのはモノやサービスが売れない状態になるのが通常です。この時物価が下がるかというと下がりにくいです。これは物価というのは、人件費で決まる面が多くあり事によります。
物価が上がると賃上げって事になりますよね。モノの値段が上がってるのに給料が増えないと生活はなりたちませんから。という訳で、給料が上がる。すなわち人件費が上がる。ここで物価を下げれるかというと人件費が上がっちゃってるから売れ行きが悪くても値段は下げれないんです。
そうなると、物価は下げられない、売れ行きは悪いという具合に経済が悪い方向に進みます。じゃーもうどうしようもないかというとそうではありません。金利の登場です。物価を決定する要素は人件費だけでありませんよね。金利なんかも物価にはね返ってきますし、金利が小さければ借金しやすいので購入意欲が高まります。
売れ行きが経済全体として悪いんだからこれを使わない手はありません。金利下げて景気を刺激してやります。(日本はこれが行き着くところまで言ってゼロ金利となり下げれないのが今の状況で、日銀は非常に困っています)
さて、南アフリカはどうかというと逆でインフレの状態です。要するに景気が過熱していて(原油価格など商品価格上昇の影響も大きいのですが)物価が凄く上がっています。南アフリカではインフレ率が6%以下になるようにターゲットを決めていますがこれを上回っています。
従って、経済活動を弱め物価を抑制しましょうという事になります。そのためには金利を上げるというのが通常の手段です。金利を上げると借金がしにくくなりますから需要が減ります。従って物価が抑制できるという事になります。
えらく長くなりましたね。要するに、金利を上げているのはインフレを抑えて物価を安定させるためと言えます(特に南アフリカでは)。で、それって為替にはどう影響するのかって話ですね。インフレって要するに通貨の価値が下がる事を意味します。
これはどういうことかというと、例えば私は今1ドル持っています。今年1ドル110円のレートで110円のポテトチップスを買うとしましょう。1年後物価は7%(南アフリカのインフレ率です)上昇したとしますと118円になってます。私の1ドルは110円にしかならないとしたら買えませんね。1ドルで同じポテトチップスが1年後に買えないので通貨の価値が下がってます。
通貨の価値が同じであるためには118円になってくれないと困ります。為替レートが118円になればいい訳です。110円が118円になりました。円安です。インフレになると円安になるわけです。
つまり、インフレは通貨安を誘発します。逆にインフレが収まると通貨高になるわけです。となると、インフレと通貨には相関関係がありそうですね。ここで、南アフリカのインフレとドルランドの比較をしてみましょう。(ここでランド円見ても無意味です。誰もランドと円を直接交換しません。ランドは一度ドル(もしくはユーロ)に変換されるのです)

南アフリカインフレ率
先ほどのドルランド値動きの図をもう一度。

ドルランド値動き
ほら、上下の絵は似てますね。インフレが収まるとランド高になるし、インフレが進むとランド安になってますよね。
もう1つ、おまけでインフレと金利の関係も載せておきましょう。上のインフレ率のグラフに金利の推移を重ねたものです。

南アフリカ政策金利と消費者物価指数
インフレが進むと金利が上昇して通貨安、反対にインフレが収まると金利が下降して通貨高というのが良く分かりますね。金利はインフレの結果に過ぎないのです。
1つ注意点としては通貨はインフレの結果が出る前に先走ります。要するにインフレの予想をしながら市場はそれを為替レートに織り込みますので、インフレの結果を見てても通貨レートは予測できません。インフレするかどうかの予測をしないと為替レートが高くなるか安くなるかはわかりません。
最初のサラリマンさんの質問にもう一度立ち返りましょう。メジャー通貨では金利によって円の為替レートが決まっているようだけどランドは違うけどなぜかというお話でしたね。
ここまで話したように金利は結果にすぎません。他の国が金利を上げるというのはそれなりに理由があります。概ね、インフレですが。結局のところ金利を上げてるか下げてるかは経済がいいか悪いかって話に落ち着きます。経済状況が良ければ(インフレを抑えながら成長できれば)、通貨も強くなります。逆に悪ければ通貨は弱くなりますね。
日本で現在起きているのは他の国の通貨に比べて円が弱体している円安の状況と言えます。金利差が開く事による円安もキャリートレードがありますので、違ってはいませんがそもそもその金利差は日本が世界の景気に比べて弱いって事です。だから他の通貨は皆上がってるのに日本円はひたすら円安で置いていかれていると捉える事が出来ると思います。
ランド円はどうかというと、ランド円=ドル円÷ドルランドの式で日本の経済の影響はドル円に表れますが、ドルランドの方が影響が大きいわけですから、南アフリカのインフレに左右されているわけです。従って、他の通貨は日本の景気の弱さに左右されているのですが、ランド円だけは南アフリカのインフレに影響され他の通貨と違う動きをしています。
長くなりましたので一度まとめると、
1.各国通貨の為替レートはその国の経済状況を反映する
2.金利差は結果であって、本来見るべきは該当国の経済状況である(だから為替市場は消費者物価指数やGDPなどに反応するんです)
3.インフレは為替レート決定の大きな要素である(特に新興国では)
従って、我々としては、経済が成長する国の通貨を買うべきなんでしょうね。あんまりファンダメンタルで為替取引されてる方いないように感じますが、大事ですよ。
もうちょっと言っちゃうと、南アフリカなどの新興国は世界経済の影響がその国の経済に大きく影響します。となると世界経済の影響を受けやすい国は通貨としての供給量が少ない事もあって金利差じゃなくて世界経済に影響を受けやすい通貨になりますよね。
サブプライムで世界経済が冷え込むと新興国は大いに影響を受けます。ただ、現在の所サブプライムは世界経済に対してそれほど影響を与えないと見られています。世に言うデカップリングという状況で、かつてはアメリカの経済が悪くなればすなわち世界経済の悪化につながっていたのですが、デカップリングが進みアメリカが悪くても世界経済への影響が少なくなっています。(ありますけどね)
アメリカ経済の影響が世界に影響しなくなるってどういう事かって言うと、ドルの弱体って話ですよね。でも、アメリカの経済が世界経済に大きく影響するまでになると、新興国は売られ、売られたものはドルに行きますのでドル高になると考えられます。ユーロの一段高もあり得ますが、いずれにしても新興国は軒並み大幅安でしょうね。
そんな訳で、ランドの動き方を見る際には世界経済の動きや流れをまず押さえた上で、南アフリカの国内経済状況(インフレなど)を把握してドルランドがどっちに行きそうか考えましょう。世界経済も悪くないけど南アフリカのインフレ懸念も強い(でも金利上げて抑えられそう)みたいな今の状況でしたらドルランドは変わらないかななんて思いますよね。そうすると、さっきの式でドル円によってランド円は決まるので、ドル安ならランド円も安いって考えれますよね。
ドルランドが動き出したら今の動きじゃすまないはずだって私が言っているのはここに由来します。ランド高になるといいですよね!
うーん、今回は大作だ。長い。ここまで読んだ人いるかな…
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

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