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南アフリカ貿易収支

南アフリカ貿易収支

南アフリカの9月の貿易収支をお知らせします。

前回は91億ランド(約1600億円)の赤字でした。今回の予測は60億ランド(約1000億円)となっていましたが、9月は43億ランド(約800億円)となりました。

貿易収支は予測が難しくあまり当たらないとされています。今回は、良い方にふれていますね。

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中国最大の銀行が南アフリカへ過去最大の直接投資!

中国最大の銀行が南アフリカへ過去最大の直接投資!

中国最大の銀行である中国工商銀行は366.7億ランド(約6300億円)を投じて南アフリカ最大手の銀行スタンダード銀行の株式20%を取得しました。20%のうち10%はスタンダード銀行が新規に株式を発行し、残りは既存株主から1株あたり136ランドで買い取ることとなっています。

これはアパルトヘイト後の南アフリカ史上最高の買収額であると共に最大の直接投資です(南アフリカへの直接投資については昔記事にしました  )。アナリストによると、スタンダード銀行にとってはこの買収は中国という現在最も速く成長している経済圏へのアクセスとなると高く評価しています。

また、中国が資本参加する事により、アフリカ大陸全体への進出戦略にはずみが付く事になりますのでその意味も大きいと述べているアナリストもいます。スタンダード銀行ではアフリカ大陸だけでなくアジアへの進出も狙っているそうです。

一方で中国側としては、エネルギー不足という問題を抱えており資源を求めてアフリカに最近急速に近づいているため、この株式買収は非常に大きな意味を持ちます。つまり、アフリカで最も進んでいる南アフリカの最大手の銀行を通して資源アクセスが出来る構造となるため中国にとっては株式取得による配当以上のものを期待できることになります。

スタンダード銀行はかつてアフリカでトップだった事もある優良銀行でヨハネスブルグ証券取引所に上場しています。2007年6月末の時価総額は200億USドル、資産総額は1540億USドル、ムーディーズの長期格付けはBaa1となっています。

この買収により、スタンダード銀行の海外株主比率は25%から40%となりますが、まだ南アフリカの銀行であることに変わりはありません。南アフリカ中央銀行としても南アフリカ最大クラスの銀行ですからそんなに簡単に買収させるわけにはいきませんが、大きなメリットがあると判断して許可を出した模様です。

当然、スタンダード銀行の株価は急上昇しており、6%以上の伸びとなりました。更にランドは4%も上昇しています。中国の銀行が南アフリカの銀行買収に際して6000億円規模という巨大なランド需要が一時的に発生させたため、供給を圧倒した事によります。

もちろん、一括で全額ランドで払うわけではないでしょうが、為替市場参加者も短期的に大きな需要があり、買いが集まるとなれば揃ってランド買いに動きますので市場全体が買いに走ります。皆がランド買いになってるわけですからランドは高くなりますね。その結果として現在の高値となっています。

こういう超大型買収で為替市場が動く時ってたまにありますね。昨年(でしたっけ?)ボーダフォンをソフトバンクが買収した際も2兆円規模のポンド買いが発生したため為替市場を動かしました。ランドの市場規模は円の市場規模に比べたらはるかに小さいのでランド高騰も当然の結果でしょう。

中国最大の銀行による南アフリカ最大の銀行への出資かー。凄いものがありますよね。例えれば、アメリカのCityBankが東京三菱銀行へ資本参加するぐらいのインパクトって感じかなー(あくまで例です)?しかも、新興国同士でアメリカもヨーロッパも日本も関係なく。

日本人の知らない所で世界はかなり動いていますよね。これからも確実においてかれるな。日本って本当に海外の情報入ってこないですよね。マスコミの問題もあるかもしれませんが日本人の問題の1つだと思ってます。あ、もちろんランケン読者は別ですね!

ところで、前回の南アフリカ政治記事の方ですが、Mbekiが3期連続の大統領になる可能性と記事にしましたが、間違えていました。南アフリカでは憲法上3期連続は出来ないそうです。申し訳ありません(どうも政治ネタは苦手…今後ちゃんと勉強しよう)。指摘頂いた南ア在住のQazuさんに感謝いたします。(ランケンの読者って凄いって感じませんか?南アフリカの憲法の指摘を頂ける!)

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南アフリカ政治

南アフリカ政治

今日は南アフリカの政治についてお伝えします。南アフリカではANC(African National Congress:与党南アフリカ国民会議)の総選挙が12月に予定されています。現職の大統領Mbeki(ムベキと発音するようです)は当然与党の出身でして、ここで勝てば2年後に行われる南アフリカ大統領になる確率がかなり高いと考えられています。このANCの総選挙で勝ち、大統領にMbekiがなると、3期連続の大統領となります(訂正:南アフリカ大統領は3期連続を憲法で禁止されているそうです。Qazuさんご指摘ありがとうございました)。

とは言え、Mbeki大統領にもライバルがいないかというとそうではなく、Zuma(ズマ)という政治家がいます。Zumaは現在副大統領であり、かつては最も大統領に近いところまで行ったと言われているそうです。ただ、Zumaはスキャンダラスがあり裁判が行われているなどかなり力が落ちています。

南アフリカは残念ながらかなりホワイトカラーの汚職が多い国で(まーどこの国もあって、新興国はひどいようですが…)すが、今のところMbekiにスキャンダルに関する報道はありません(実際はどうだか分かりませんがね)。Mbekiはイギリスの大学院を卒業しているなどエリートと言え、かなり有利な立場にあるようです。

南アフリカとしてはMbekiが勝つ事は望ましいと見ています。もし、Mbekiが負けると政治的に混乱が予想されこの場合ランドは売られる可能性がありますので、そろそろ注意していきたい時期となっているかもしれません。

その他に南アフリカで政治的に重要な人と言えばあのネルソン・マンデラです。現在、89歳とかなりの高齢に既になられていますし、政治からも引退していますが黒人が暴動を起こさないのは彼の目が黒いからだという話もあります。いつまでもご健在であられるといいのですが、マンデラが亡くなるとそれなりに混乱するかもしれません。アパルトヘイトに戻るような事は絶対にないはずですが、影響力という意味では大きいです。

ただ、カリスマと化していますし、マンデラの魂自体は引き継がれていると見る人も多くいるようですのでうまく混乱を回避できる事を祈りましょう。

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南アフリカ9月の生産者物価指数

南アフリカ9月の生産者物価指数

南アフリカの9月の生産者物価指数をお知らせします。今月は年率9.4%の上昇となり、予測の9.6%よりは良い結果となりました。

ただ、昨日の消費者物価指数が悪かったので市場としては若干安心感を持ったようです。とは言え、南アフリカ中央銀行はまだ金利引き上げをする必要に迫られているというエコノミストもいるようです。

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9月の南アフリカ消費者物価指数

9月の南アフリカ消費者物価指数

南アフリカの消費者物価指数の発表がありました。9月の消費者物価指数(CPIX)は6.7%となりました。予想の6.8%よりは若干良いですが相変わらず6%を超えてますので良いとは言いがたいですね。

CPIの方はターゲットと関係ありませんが一応お知らせすると7.2%と7%を超えています。

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今週の予定とラグビーワールドカップ

今週の予定とラグビーワールドカップ

今週は南アフリカの消費者物価指数の発表が水曜日、生産者物価指数の発表が木曜日にあります。この結果がまた悪いようでしたら更なる金利引き上げも視野に入ってきますので重要です。

現在、今月発表の消費者物価指数(CPIX)は6.8%と予測されています。結構高いですね。エコノミストによっては、消費者物価指数(CPIX)が7%に達する可能性もあるという話もあります。特に原油価格高騰の影響が消費者物価指数に影響していますので、引き下がりにくい状況ですので、7%台に突入するなら結構弱めにでるかもしれません。

さて、話はちょっと変わりますが、ラグビーのワールドカップで南アフリカが優勝しました。昨年優勝したイングランドを15-6で下して12年ぶりの優勝です。南アフリカはラグビーの世界ランクで4位だそうでかなり強いようです。ちなみに日本は世界ランキング18位でラグビーワールドカップに出場していますが決勝トーナメントには残れていません。

2010年のサッカーワールドカップ南アフリカ大会に向けて盛り上がりますよね。

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商品価格とG7

商品価格とG7

今週は原油価格が1バレル$90をつけましたね。もっと早く出せたのですが、他の方も多く書いてたのでインドと南アフリカの記事に変えてしまいました(あまのじゃくなランケンです)。

原油価格は予想を超えたスピードで上がってきているようですが、この状態いつまで続くのかが気になるところですよね。ブルームバーグによると、この状態は2008年前半までは続くと言う事で、要因としてドルの弱体及びトルコのイラク国内クルド人への攻撃に対する懸念が出ている事が上げられています。

原油価格上昇に伴いプラチナは史上最高値を更新しています。現在、1オンス$1448.50となっていて年末までに$1500に達すると見るアナリストの間では言われているそうです。プラチナは圧倒的に埋蔵量が少ないし、宝飾用以外にもハイブリッド自動車などからの需要がかなり強いのでプラチナETFでもやろうかなと思ってしまいますね。

世界の80%のプラチナ産出量を誇る南アフリカとしてはこの価格はやはり気になるようです。南アフリカの新聞でもかなり取り上げられています。希少金属の中では最もファンダメンタルが良好とUBS Investment Bankでは述べていますので今後に期待が持てます。

最後に金価格の方も見ておきましょう。現在、金価格は1オンス$763となっています。相変わらずの上昇基調です。商品全体が上昇しているのは、ドルの弱体によるもので、これはインフレを誘発し、インフレをヘッジするために更に商品にマネーは逃げるという循環となってます。元を辿るとアメリカの巨大な赤字と新興国の発展の2つで、構造問題ですから簡単には変わらないでしょうね。

先週終わったG7の声明でも述べられていましたが、世界経済の大きな流れは変わってなく、ファンダメンタルは引き続き強い状況であることが最初に謳われています。これはドル弱体の流れが変わらないとも言えると考えられますが、一方で世界経済の成長率鈍化も述べられています。商品と資源国、新興国有利の構造としては当面変わらないんだろうなと思ったりしてます。

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インドのアルミ会社南アフリカへ

インドのアルミ会社南アフリカへ

インドの国営企業ナショナル・アルミニウム・カンパニー(NALCO)が南アフリカに年産50万トンのアルミプラントを作る計画を立てています。これに対して南アフリカ政府は既に可能な限りの援助をする事に同意しているそうです。

アルミニウムプラントを建設するにあたり、南アフリカ政府は原材料の採掘権も与える事になるようで、国家レベルでの協力関係を築いているようです。このNALCOという会社は実はアジア最大のアルミ精製設備を持っている会社で、採掘から精製、電力供給まで行っています。

南アフリカには鉱山における最先端の技術があります。この技術をインド人にトレーニングするための施設や鉱山エンジニア育成の体制を整えるそうです。南アフリカは逆にインドの鉱山セクターに対する投資を行う方向を検討しているそうで、インドは南アフリカに対して投資を促しています。

インドは現在ダイアモンドや宝飾品の研磨加工で現在世界一となっており、南アフリカとしてもこの協力関係構築は歓迎すべき事と捉えています。先日、紹介しましたようにIBSA(India,Brasil,South Africa)というサミットを行っており、その中で2010年までに3つの国の貿易額を150億ドル(約1兆8000億円)にする事を目指しており、今回のNALCOはそういった政治面からの協力関係という見方もできそうです。

また、南アフリカの大統領府大臣(あってるかなこの訳で…ま、大統領に近い偉い人ですよ)によると、インドのインフラに投資できる非常に多くのチャンスが現在あるそうで、特に鉱業に関する所は南アフリカの強みを生かせるとの事です。

南アフリカとインドの関係は今後ちょっと注目かもしれませんね。ランケンでも情報が入りましたら、またUpdateしていきます。


南アフリカ小売状況

南アフリカ小売状況

南アフリカ8月の小売売上高成長率は6.9%と急上昇しました。7月は5.2%でしたので2%近くの差があります。

アナリストは、消費者からの需要は相変わらず強く、利上げはそれほど消費者には大きな影響を与えていないことになると述べています。これは、先日の南アフリカ中央銀行の利上げが正しかったと見ることも出来るそうで、今後は小売売上高の状況は注目していく必要があるでしょう。

利上げ正当化できるとなるとまた利上げの可能性が出てくるかもしれませんね。南アフリカ中央銀行の決断は今後どう影響するか楽しみです。

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原油価格史上最高値

原油価格史上最高値

原油価格の高騰が止まりません。ついに史上初の1バレル$85を超えました。NY原油は現在1バレル$85.07、ブレント原油は$82.01となっていて、シティグループのアナリストは1バレル$90を目指すだろうとしています。

これに伴い、金(GOLD)価格も高騰を続けていて28年ぶりの高値です。一時は1オンス$760近くまで進みましたが現在は$756前後となっています。非常に高い位置で推移していると言えます。こちらはドルが弱くなったためだそうでユーロと金が買われているようです。

また、プラチナも史上初の高値を付けていますが、こちらは原因は南アフリカです。南アフリカの労働組合が鉱山での死亡事故などを理由にストライキを1日することになっており、供給懸念が出た模様で価格が高くなったとの事です。ただ、このストライキはきっかけに過ぎずやはり商品価格高騰の流れに押されたと見るべきでしょう。

市場ではバーナンキ議長のスピーチに注目が集まっているそうで、特に今後のアメリカの金利が更に下がるかどうかをスピーチから読み取ろうとしているようです。

商品価格高騰のため今後のインフレに対する懸念は強いようで、インフレに対するヘッジとして金は更に買われる可能性が高そうです。ランドは更に高くなる可能性が出てきました。こうなると南アフリカの輸出業は大変ですので、南アフリカ中央銀行の対応も難しくなってきそうです。

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南アフリカ中央銀行の利上げに対する声明

南アフリカ中央銀行の利上げに対する声明

南アフリカ中央銀行の声明を読んでみました。それによると、南アフリカ中央銀行は基本的にここまでの金利引き上げ効果を認めていて、経済に影響が出てきたと発表しています。

まず、インフレに対する総合的な南アフリカ中央銀行としてのアウトルックですが、前回の政策金利決定会合に比べて短期的に若干悪くなっていると述べられています。来年第一四半期においてインフレ率は6.8%となりピークを迎え、その後は下降に転じ第二四半期で6%以下になると考えているそうで、2009年末までに5.2%となるのではないかと予測されています。

インフレ予測のリスクとして、原油及び食品価格の上昇がまず挙げられています。これは商品価格上昇に伴うもので南アフリカとしてはどうしようもない面が強いのですが、興味深いなと思った点としてバイオエネルギーの需要増による食品価格高騰が指摘されていた点があります。バイオエネルギーって既に既にかなり実用化されていて人間の食べる食品と競合状態に早くもなっている点は驚きです。

他のリスクとして、家計部門の支出増大があります。この分野は今年第一四半期は年率7.4%の増加となっていましたが、第二四半期は5.5%となった結果、2003年第二四半期以来の水準に低下しています。この原因は耐久消費財の買い控えだそうでここはだいぶリスクとしては後退しました。

その他に書いておくべき点としてはGDPがあります。2007年台に四半期は年率4.5%の成長となり減速が見られます。GDPは今回の利上げで市場関係者がもっとも気にしている点で今回の金利引き上げは長期的に見てGDP成長率を落とす可能性がありよくないのではと意見が一部から出ています。これに対して、南アフリカ中央銀行は旺盛な投資が引き続き見込まれるので、大きく影響しないと見ているそうです。

最後にランドの為替レートに関しては、南アフリカ経済の今後の発展が好ましいと観測されている事や商品価格の高騰などから堅調に推移していると考えているそうです。外的な影響としてアメリカ経済の不透明さとその減速を上げていますが、アジアの堅調さが期待されると述べています。このため、世界のインフレ率は制御可能な状況にあるとしています。

最後に今回の金利引き上げについて上記を総合的に勘案した結果0.5%の引き上げを行い10.5%にし、現在のインフレが6%以下になることを確実なものにしたいと述べています。

現在の市場における今回の金利引き上げに対する評価は賛否両論あり、どちらかというと否側といった感じです。南アフリカ中央銀行もこの声は聞こえてるはずですので、今後の経済指標次第では早急に引き下げる可能性があるかと思います。市場では年内はさすがにこれ以上金利引き上げをしないだろうと考えているので今後はいつ引き下げに入るかと言う局面になってきたかなと思ってます。

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ランド対ドルベースで16ヶ月ぶりの高値!

ランド対ドルベースで16ヶ月ぶりの高値!

昨日南アフリカの金利引き上げをお知らせいたしましたが(今回FX業者より早くお知らせ出来ました!スタンバイ出来るときはFX業者より早く出す事に勝利の喜びを感じてたりします。暗い?)、これによりランドは急騰しました。ランドは一時1ドル6.72ランド、1ユーロ9.54ランドと2006年6月以来の高値をつけました。

ほとんどのエコノミストは今回は利上げなしと考えていたため、市場ではかなりの驚きを持って受け止められているようです。特にCOSATU(Congress of SA Trade Unions:南アフリカ貿易振興会ぐらいの訳になるかな?日本語無いんですよね…)はもう利上げしないように嘆願をくり返してきたそうで、今回の利上げに対してかなり怒っています。やっぱり、貿易みたいな商売やってるところには7%から10.5%まで利上げを繰り返されてはたまらないでしょうね。

また、Nedbank銀行は現在の経済指標を見る限り今回の利上げはちょっと過剰反応だと述べており、利上げに対して失望している様子です。この理由としてここまで利上げするとGDPの成長が減速する事を上げており、長期的に見ると雇用が悪化するためあまりよくないだろうとのコメントがでています。

市場ではランドが買われていますので必ずしも評価が低いわけではないのですが、今回の利上げに対しては疑問の声もかなりあるようです。少なくとも南アフリカ中央銀行は市場の思惑と違う決定を下したことになります。日本人から見ると利上げしてランド高の展開は、スワップも増えるしランド資産価値も増えるしで最高の展開ですが、長期的に見るとどうでしょうね。週末にゆっくり南アフリカ中央銀行の声明でも読んでみようと思います。

そう言えば、ランケンのランキングも急上昇中です。ランドに連動しますねこのブログ。ランドが暴落したらどうなるんだろうランケンは…。何はともあれ応援ありがとうございます!この調子でランケンの応援今後ともよろしくお願いします

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南アフリカ金利利上げ!

南アフリカ政策金利利上げ!

南アフリカの今月の政策金利の決定をお知らせします。

今月は金利引き上げとなりました。10.5%となります!南アフリカ中央銀行のステートメント内容などの詳細はおってお知らせいたします。

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南アフリカ政策金利予測

南アフリカ政策金利予測

南アフリカで明日発表される政策金利(REPO)の予測が出てきていますのでお知らせします。I-Net Bridgeの調査によると今回は金利引き上げはしないとの予測が多いようです。

また、今回の金利引き上げサイクルは一応前回のもので最後と見る向きも多いようで当面金利は現状の10%を維持するのではないかと考えられているそうです。現在の金利は十分高く今後は金利引き上げの影響が順調に浸透してきて、インフレが抑制されてくる事になると思われます。

今のところインフレ率は政府ターゲットの6%を越えている状況ですが問題ないと言うことになるんでしょうかね。6%を下回ってくればランドも更に強くなるんでしょうか。今後が楽しみです。

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商品価格

商品価格

ランドだいぶ強いですね。ドル円120円を回復しませんがランド円は17円を回復してきました。サブプライム問題でびっくりした方も耐えていた方はそろそろ良い状況になってるのではないかと思います。

さて、サブプライム問題が誘発したドル安の流れはユーロと商品に向かっているようで、ユーロは最高値圏、原油も金もという訳で商品は堅調に推移しています。現在、原油は1バレル$81、金は1オンス$740となっています。金の方は先日27年ぶりの高値を記録して以来、横ばいと言った形です。先日のアメリカ雇用統計が大幅に上方修正されドルが強くなった感も一瞬ありましたが、基本的にはドル安の方向に変わりはないでしょう。

原油を需給面から見ると夏休みシーズンが終わりアメリカの需要はやや一服といった具合ですがアナリストの間では既に暖房需要の心配がされ始めているそうです(市場ってのは心配のタネを探して値段を決めるもんですね)。現在、アメリカの原油在庫は1億3500万バレルとなっていて120万バレルの減少となっており、今後も在庫は減少し市況はタイトになると予測する向きが多いそうです。原油は1バレル$100を目指すんでしょうか。

さて、商品で面白い情報がありましたので紹介します。砂糖です。砂糖と言えばブラジルで、砂糖からバイオエネルギーを作るなど生産量はブラジルが世界一です。ところがインドの生産量がブラジルをそろそろ超えそうだと言う話が出ています。詳細はまた今度記事にしようかと思っていますが、サトウキビはバイオエネルギーとして使われるため、原油価格高騰により食用サトウキビの供給が減っています。このため、砂糖の価格も値上がりをここ1年程しています。

砂糖(粗糖)の価格は1年前1ポンド8セントだったのですが、今年の1月は14セントになり、現在は10セント近辺で推移しています。需給面から見ると砂糖(粗糖)は必ずしも逼迫していないようですが、原油価格は砂糖価格も押し上げている状況のようです。困っているのはお菓子メーカーらしく、砂糖メーカー各社が市況を元に値上げしています。いずれ、お菓子も値上がりするでしょう。

そういえば、南アフリカも砂糖輸出国としては世界第8位です。砂糖価格上昇は南アフリカにはありがたいでしょう。コストは変わらないのに(表現として正確ではありませんが)、売値だけは市場にあわせて高くなるわけですから利益が膨らみます。

最近ガソリン高いですよね。砂糖まで高くなり始めたとなると我が家の食費も上がってきそうです。そういえば、今朝マクドナルドでソーセージマフィン(これ好きです)食べました。単品で150円だったのにいつの間にか180円に値上げしてました。20%の値上げってどういうことでしょうか、マクドナルドさん!原油の市場価格4倍とは言え、そこまで末端に影響はないと思うのですが…。やり過ぎではないかと…。

ペットボトルも最近小さいサイズを各社販売しだしましたね。うまいことCMしてますが、実質的な値上げです。でも、商品価格が高騰しているのを下手に知ってるのでこういう値上げを受け入れてしまう自分が悲しい…。

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IBSA

IBSA

IBSAとはIndia,Brasil,South AfricaのBRICS(南アフリカ含む)の内の民主主義3ヶ国の政府によるサミットです。このサミットは2003年から毎年開かれているもので今年は10月中旬に南アフリカで開催されます。

IBSA

IBSA HPへ


このIBSAの目的は3ヶ国の経済的発展を目指したビジネスフォーラムで200人のビジネスマンが集まり発展途上国同士の貿易促進を目指しています。既にこの3ヶ国間での貿易額は60億ドル(約7000億円)に達していますが今後数年で100億ドル(約1160億円)にすることを狙っていてこのサミットで討議された内容は各国首相にも報告されます。

具体的な協力内容は国防内容から教育、エネルギー、健康、科学技術、情報社会、観光、貿易、交通と規定されています。中でも科学技術に関しては重要なエリアとして定められていて各国大臣級の会議が開かれます。テーマとしては下の内容となっていて、リードする国も定められています。

1.結核:南アフリカ
2.マラリア:ブラジル
3.エイズ:インド
4.ナノテク:インド
5.バイオテクノロジー:南アフリカ
6.海洋学:ブラジル

また、最近はインドと南アフリカの人の行き来がかなり盛んなようで、両国はお互いを戦略的パートナーとしています。南アフリカからインドへの貿易額はなんと倍になっていたりしますし、輸入額も55%増となっています。

インドと南アフリカっていくつか共通点があります。両国ともイギリスの植民地だった過去がありますし、現在もっともエイズで苦しんでいる発展途上国でもあります。(インドのエイズ感染者数は570万人で世界1位、南アフリカが500万人強で2位です)

IBSAではIBSAファンドという基金を設けており、各国が100万ドル(約1億円強)の予算を毎年拠出する事によりIBSAサミットの成果を早期にプロジェクト化する事にしています。もちろん、この予算は火をつけるための導火線的な役割をしますので経済的効果はもっと波及します。成長の早い国同士の経済的結束ってうまく回転すると凄そうですよね。いい組み合わせに見えます。

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南アフリカ9月のSACOB景況感指数

南アフリカ9月のSACOB景況感指数

最近、本業が忙しく更新がイマイチですみません。昨日発表のSACOB(South Africa Chamber of Business)景況感指数をお知らせします。今月2007年9月は98.7ポイントとなり、先月の98.1ポイントから若干改善しています。

これにより今年に入って9ヶ月間の指数は平均で99.9ポイントとなり、昨年前半の100.4ポイントより低くなりました。内容としては製造指数に若干の改善が見られることとインフレの低下が指数改善に貢献しているようです。一方で8月に比べて更に悪くなっている指数が13の内5つあります。この5つは流動性、輸出、新車販売台数、小売、ファイナンスコストとなっています。

さて、今月は指数自体よりもSACOB(South Africa Chamber of Business)が発表している内容を紹介します。SACOBによるとM3マネーサプライと信用拡大による家計部門の支出は減ってきていますが、GDP成長よりもまだ高い状況にありインフレ圧力となっているそうです。ただ、インフレ圧力の後退に関してはSACOBも認めています。

南アフリカ政府は今年6月に信用拡大の行き過ぎによる経済活動の過熱と破産者の増加を抑えるべく新しく法律を制定しましたが、これと金利引き上げによる金融引き締め及びランド高は加熱した経済を冷やし始めてはいます。ただ、賃金引上げ、食品価格や原油価格高騰などの要因はインフレ圧力として働きますのでインフレ懸念はまだあり、現在多少の後退感がありますが長くは続かないだろうとSACOBでは予測しています。

今月の政策金利は様子見かもしれませんが、すぐにまた上げざるを得ないかもしれませんね。

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南アフリカ新車販売台数減少

南アフリカ新車販売台数減少

南アフリカの新車販売台数がついに昨年同月比を下回りました。昨年と比べて13%の減少となっており、過去5年で最大の下げとなっています。また、6ヶ月連続で減少しておりまして、下落傾向がはっきりしてきました。

実際の販売台数としては昨年9月の販売台数が57599台でしたが、今月は50188台となっています。今月は商用車も11%の下落となっていまして、インフラ投資が近年活発な政府系の投資にもいよいよ金利引き上げの影響が出てきている様子です。

金利引き上げの影響がかなり明確になってきたようですので、来週11日の金利引き上げは見送る公算が強くなってきたかもしれません。これ以上の金融引き締めはあまりよくないかもしれないので、今回は見送りがいいような気がしますね。

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南アフリカ製造業成長率とマネーサプライ

南アフリカ製造業成長率とマネーサプライ

南アフリカ製造業の成長率がだいぶ下がっています。今月発表の8月のPMI(Purchasing Managers Index)が54.3から51.4に下落しました。20ヵ月ぶりの弱さという事で金利引き上げは製造業には大きく影響しているようです。

下落の要因としては商品の高騰を背景にした材料費高騰や金利引き上げによる国内需要の停滞、またランドの高騰と製造業にはかなり向かい風という状況です。このPMIは50を超えている分には成長を意味しますので一応今月も成長は達成できています。

さて、来週の金利引き上げを前にもう1つ重要指数としてM3のマネーサプライ(通貨供給量)が加速しています。前月7月のマネーサプライは年率24.46%の上昇だったのですが、8月は25.8%となっています。

マネーサプライ(通貨供給量)は多いとインフレ進行につながりやすいとされていまして、今月の金利決定に大きく影響するものの1つです。市場ではこの数字を見て若干債権価格が下がった(金利上昇の予測を織り込んだ)ようです。ただ、やはりかなり意見は分かれているようで今月の政策金利の予測はかなり難しくなってきました。

来週が楽しみですね。

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