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南ア貿易収支の悪化について

南ア貿易収支の悪化について


今月の貿易収支悪化についての詳細です。今年10ヶ月の累計赤字額は554億ランド(約8300億円)となり、昨年の同時期の216億ランドの倍になっています。ABSA銀行のアナリストによると、赤字幅は増える予測なのでまだランドは弱くなるだろうとのことです。

先月だいぶ良かったのでちょっと安心してましたが、基本的に南アフリカの貿易収支は毎月大きくぶれることで有名です。今月の結果を受けて利上げ観測がまた浮上してきたようです。前述のアナリストによると12月に一気に1%の追加利上げもありうるとの事で、来年2月の金利引き上げも予測されています。ということは来年2月の南アフリカの政策金利は9.5%か10%になることになりますがどうなるでしょうか。今年最後の政策金利の発表は来週です。人気ブログランキングに挑戦しています。"南アフリカランド研究所"に多少なりとも価値があると思われた方は押してあげてください。↓
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貿易収支

南アフリカ10月貿易収支



今月の南アフリカの貿易収支の速報値をお伝えします。
予想の30億ランドの赤字に対して、129億ランドの赤字です。
また悪くなってますね…
少しランド安になるかもしれませんね。
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南アフリカの消費者物価指数

南アフリカの消費者物価指数



今月の南アフリカの消費者物価指数をお知らせします。
年間のCPIXは5.0%となり、予想の4.8%よりも大きくなっています。
また、年間ベースのCPIは5.4%となり、予測の5.4%と同じです。

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南アフリカの第三四半期GDP詳細

南アフリカの第三四半期GDP詳細


先ほど南アフリカの第三四半期のGDP成長率を速報でお伝えしましたが、詳細をお伝えします。
南アフリカの経済の伸びは現在ファイナンスやサービスのセクターと建設部門が強く、内需主導型の景気拡大が続いています。
建設部門は前四半期と比べて第三四半期は14.3%の伸びを記録しています。小売りやホテル・レストラン業が6.2%の伸び、製造業が4.7%の伸び、ファイナンス系、不動産、サービス業が5.9%の伸びとなっています。

ランドは今回の発表を受けてあまり反応していません。若干予想よりは弱くなったようですが、市場としては想定範囲内ってところなんでしょうかね。人気ブログランキングに挑戦しています。"南アフリカランド研究所"に多少なりとも価値があると思われた方は押してあげてください。↓
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GDP

南アフリカのGDP



GDPの速報値をお知らせします。今四半期は4.5%となり、前年比4.7%の上昇となりました。予想の4.8%に比べて若干弱いです。

最近の相場はランドが上がっていますが、ドルが弱くなって金(GOLD)価格が上昇するという展開ですね。金価格は3ヶ月ぶりの高値となっています。また、原油価格も上がっており、銀(SILVER)価格も6ヶ月ぶりの高値を記録するとともに、プラチナ価格に至っては先週は1980年以来の最高値を記録した状況です。

昨日の金のスポット価格は1オンス$640ぐらいで推移していまして、全体的に非常に強い展開となっています。市場では上振れの可能性が高いと見ているようで、$650をターゲットとして動いているようです。今の全体的な流れとしては、ドル売り金買いの模様です。
原油の方に目を移しますと、先日書きましたように原油供給削減に伴い、原油は1%の上昇で1バレル$60を目指している形です。というわけで、少し先高感がありますね。人気ブログランキングに挑戦しています。"南アフリカランド研究所"に多少なりとも価値があると思われた方は押してあげてください。↓
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識字率向上キャンペーン

識字率向上キャンペーン


南アフリカの失業率の高さは以前このブログでも紹介しましたが、識字率向上のためのキャンペーンが始まりました。
キャンペーンと言っても規模が違います。60億ランド(約1000億円)を今後5年間で投資することになり、アパルトヘイトにより教育を受ける事ができなかった470万人の人々に対して教育することとなりました。

政府の目標である2010年までの6%の経済成長と貧困と失業の削減にはやはり識字率の解消が必要と判断した模様です。このため、政府はPublic Service Academyという組織を立ち上げ政府としての教育を抜本的に変えることにしています。

やっぱり、教育は国力の源泉ですよね。日本の学校の問題もなんとなく組織の体質を感じてしまうんですが…(現場の先生たちごめんなさい)。がんばって解決して欲しいと思います。

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G-20

南アフリカとG-20



ちょうどG-20の会議がオーストラリアで開催され終了したところですが、今回はG-20のお話です。来年2007年のG-20は南アフリカで開かれます。G-20とはGlobal-20の略ですが、そもそもそれは何でしょうか?G-20は非公式ながらも先進国と開発途上国の間で1999年より毎年開かれていて、世界全体のポリシーや各国間の協業、及び国レベルでの財務に関する話し合いを行い世界経済の重要事項を協議する場となっています。

G-20ができたそもそもの背景ですが、1990年代後半にタイやインドネシアで起きた通貨危機が起源です。この時の一番の被害者は通貨危機の当該国ですが、周辺各国や先進諸国もかなりの痛手を被りました。これを機に世界経済は先進国のみで扱われるべきものではなく、開発途上国も含めて議論されるべきだとの認識が広がりました。これを元にG-7以外の国を巻き込むために、まず1998年にワシントンでG-22が開かれ、その後G-33も開かれるなどして、定期的に協議することとなり現在のG-20になりました。

現在のG-20は19の国とEUのあわせて20となっていまして、メンバー諸国は以下の各国です。(アルファベット順)

アルゼンチン
オーストラリア
ブラジル
カナダ
中国
フランス
ドイツ
インド
インドネシア
イタリア
日本
韓国
メキシコ
ロシア
サウジアラビア
南アフリカ
トルコ
イギリス連邦
アメリカ合衆国
EU

G-20にはこれらの国々の財務大臣や中央銀行総裁と、IMFディレクター及び世界銀行総裁も参加しています。タイとかニュージーランドとか入ってませんね。G-20の基準は特に無く、各地域から代表的な国を選んでるような形だそうです。まー参加したければ参加するという位置付けなんでしょうかね。これらの参加国で世界全体のGDPの85%、世界貿易の85%、世界の人口の三分の二を占めるそうです。世界の国の数って100を優に超えるはずなんですが、19カ国とEUぐらいで8割超えちゃうんですね…

さて、G-20の中で議論される内容はと言うと、前述の通貨危機、世界経済の成長に関する協定、財政システムの乱用の削減、テロの資金源撲滅等となっており、要するに世界経済が混乱する事一般を扱う会議です。2004年にはG-20 Accord for Sustained GrowthとG-20 Reform Agendaが策定され、持続可能な成長を遂げるべく様々なガイドラインが作成されています。また、G-20においては世界経済とファイナンスシステムの開発に関するIMFと世界銀行の戦略的な方向性の決定なども含まれています(なんのこっちゃって?なんとなく分かるでしょ?簡単に言うと世界経済のどの問題から手をつけましょうかねって感じでしょう)。

さて、この議長国が2007年は南アフリカとなっていますが、今までの議長国は以下の国々です。

1999 カナダ
2000 カナダ
2001 カナダ
2002 インド
2003 メキシコ
2004 ドイツ
2005 中国
2006 オーストラリア
2007 南アフリカ

今年のオーストラリアは11月18日から19日までメルボルンで開催されまして、世界経済の見通し等が既に発表されています。今年の発表としては、インフレコントロールについてのサポートがありました。世界経済が力強い発展を遂げるためには、現在の財政・金融政策を調整しながら柔軟な為替相場と構造改革を適切に確保する必要があるとの共同声明が出されています。また、世界経済は来年も堅調に拡大するとしていますが、米国の成長が鈍化していることもあり全体としては若干の減速が見込まれるとしています。日本にとっては重要な北朝鮮問題も話し合われていますが、中国・韓国の反対により共同声明には盛り込まれませんでした。南アフリカに関しては、インフレターゲットが成功している国として注目されております。南アフリカ当局はインフレターゲットのみが経済成長の要因ではなく、ランドの復活や財政の信用が増したことも重要な点だと発表しています。

来年は南アフリカが議長国となり、主要議題はIFMと世界銀行の改造についてです。世界経済の重要性が高まるに連れて、IMFや世界銀行の役割は増大してきています。しかし、両方ともそれに対応しきれていないのが現状であり、国連、IMF、世界銀行各々が改造の必要を感じています。先ほど、IMFや世界銀行が世界経済のどの問題から手をつけましょうかねって考える場がG-20の議題の1つだと書きましたが、結局自分自身の改革だなんてあたりが今の国連、IMF、世界銀行の状況を残念ながら反映していますね…。

いずれにしても経済のグローバル化に皆で対応して世界経済を発展させて貧困などの問題を解決していきましょうって姿勢は感じられますのでそれはそれで良しとしましょうか。こういう場があるだけでも通貨危機を引き起こすヘッジファンドは警戒しますしね。さすがのヘッジファンドも世界を敵に回したくないでしょうから。もっとも、ヘッジファンドが何もしなくても混乱している国は多くあるんで別問題とも言えますね。

来年の南アフリカはホスト国として非常に重要な役割を担います。南アフリカにとっては国際社会で注目される大舞台となるでしょう。FXやってる我々としては何に注目すべきでしょうかねー。うーん、変な治安問題が起こらないといいですかね。各国の財務大臣や中央銀行総裁が集まる会議なので、発表の内容いかんでは為替が動くこともありえます。でも、来年の話ですのでとりあえず南アフリカが無事ホスト国を勤めることを祈りましょうかね。


10月の商業状況

10月の商業状況



10月の記事でも紹介しました商業状況(TAI,TEI)をお知らせします。
まず、The Trade Activity Index(TAI)の方ですが、商業状況は9月の54より改善し58に10月はなりました。もう一方のThe Trade Expectations Index(TEI)は今後6ヶ月のビジネス状況を測るものですが、9月の65から10月は62に下がっています。

南アフリカのSACOBの調査によると、12月のクリスマスには状況は更に好ましい状況になっているとの事です。しかし、10月の受注量は5月時点の期待に比べて思うように上がっていないとのことで、モメンタムを発揮しないのではないかと見ています。

調査に協力している会社からは今後6ヶ月のインフレは落ち着くだろうと予測されており、理由はものの売値・買値の上昇を余り感じていないからだそうです。ただし、ABSA/SACOBのエコノミストは6月からの金利引き締めはさほど効果が出ていないと考えており、金利上昇局面は2007年に持ち込むだろうとの考えを示しています。

12月に9%になったとして、2007年に後もう1回はあるとすると9.5%ですね。10%の大台もありえますね。ただし、マーケットは金利上昇局面は続かないことを既に織り込んでますので、どこまで行くかってところでしょう。うーん、このブログのサブタイトルで8%の高金利なんて書いてますが、来月から変えないとダメかな?人気ブログランキングに挑戦しています。"南アフリカランド研究所"に多少なりとも価値があると思われた方は押してあげてください。↓
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今週のランド相場と南アフリカ債権相場

今週のランド相場と南アフリカ債権相場



今週は日米ともにお休み相場ですね。非常に静かです。ランドも同様なようで、市場ではあまり動かないだろうとの観測が支配的なようで、テクニカルな取引のみが中心となると見ています。レンジとしては$1=7.20Rand - 7.30Randと言った所で見ているようです。

債券相場に関しても久しぶりに報告しますと、代表的な指数であるR153債権は8.210%となっており、先週金曜日の8.205%とほぼ変わりません。この債権は6年もので、現在の金利が8.5%ですので長期的には既に利下げを織り込んでいます。短期的なR194債権は8.755%ですので、短期的には利上げを織り込んでいます。ちなみに、10年債権のR157は8.020%となっています。12月の利上げはまーまー織り込んでいますね。9%ですから十分高い水準です。

うまくインフレを抑制できそうだと市場は思ってるようですね。そうなればランドは更に買われて高くなるかもしれませんね。スイング派の方には良い展開が期待できるかもしれません。スワップ派はまだいけますが、先々月ほどの利上げ観測は既にありませんが、9%はどう見ても高いレベルでしょう。人気ブログランキングに挑戦しています。"南アフリカランド研究所"に多少なりとも価値があると思われた方は押してあげてください。↓
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同性婚

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今日はお金にまつわらないお話です。南アフリカの議会は同性婚を法的に制定しました。これは世界で5番目となり、アフリカでは初との事です。この背景がちょっと興味深いです。ご存知のように南アフリカはアパルトヘイトで人種間差別をわずか10年前まで認めてきた国です。で、アパルトヘイト終了後に差別をするのは不公平であるとして、年齢・人種・性別・宗教・言語・文化・生まれ等を問わず公平であるべきとしました。となると、結婚の権利や結婚により生じる権利(遺産相続、税金、保険等)が異性間のみに限られるというのも不公平だということらしいです。

同性婚を認めている国は現在オランダ、ベルギー、カナダ、スペインとなっています。その他にもイギリスなどもパートナーシップという形で様々な結婚に関する権利を認めていますが、こちらは完全な結婚と言う訳ではありません。南アフリカとしてはかなりのブレークスルーと言えるでしょう。

私自体は極めてノーマルな男ですが、何故かゲイの方(オカマじゃなくて)にはモテマス(女性にはもてないのが悲しい…)。彼ら、彼女らは見た目は普通な人が多かったです(一部見た目からしてそんな感じの人もいましたが…)。ゲイやレズビアンの方たちと話をしていた時に、彼ら自身は普通の人間で普通に学校に行って普通に職業についていて、単に性的趣向が同性に向いているだけだと言っていた事があります。その時に自分の偏見に気付かされた事があるのですが、確かに性的趣向だけの理由で色々と制約があったり、他の人が受ける事ができる色々な権利が無くなると言うのはかわいそうな気もしますね。南アフリカも変な所で先進国です。

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カジノ業界

カジノ業界




観光業界が金(Gold)業界の次の目玉であると言われていることは他の記事でも述べてきましたそんな中で今回はカジノ業界です。私はカジノが結構好きだったりしますんで興奮しますねー。(個人的にはブラックジャックが好きで、ラスベガスで一晩中やったこともあります。貧乏性なんで1ゲーム$5しかかけませんが、結局$50ほど勝てました。ハマコーなんて一晩で数千万円使ったらしいです…そういうのが政治家になって国の税金の無駄遣いをしてるんですよね、まったく)。

カジノって行かれた事の無い方も結構いらっしゃるかと思いますが、どこに行ってもまー似たようなもので映画なんかに出てくる豪勢な雰囲気でジャラジャラやってます。映画と違うのは美女が隣にいない事とスパイちっくにタキシードで決めてる人はほとんどいないところぐらいですかね。ラスベガスなんかの大きいところは普通ホテルにくっついていて建物に入ったらいきなりテーブルだのスロットだのがずらっと並んでいます。カジノなので豪華絢爛が売りで、南アフリカもどうもその路線のようです。下に南アフリカのCasino Assciation of South Africaからの写真を貼っておきます。


CasinoBuilding1

CasinoBuilding2


カジノと言えばラスベガス、マカオ、モナコなんかが有名で世界のリゾート地に多くありますよね。南アフリカのカジノ業界は1998年にアパルトヘイト終了後に始まった比較的新しい業界にも関わらず現在世界で8番目の規模を誇ります。2001年まではラスベガスで有名なMGMミラージュも参入していましたが現在は全て売ってしまったそうです。

2005年のギャンプル売上は115億ランド(約1700億円)となっています。これはカードやスロット等のギャンプルのみの売上で、付随するホテルや食事等は含まれていません。下に最近5年間のギャンブル売上のグラフを載せます。5年で2倍の勢いです。これは南アフリカのNational Gambling Boardから発表になっている公式のギャンブルの売上に関する数字で、もちろん、裏のギャンブル業界もあるわけですが、こっちの数字は分かりません。


カジノ業界売上


カジノというのはどこの国でもそうですが、ライセンスを取得して国の許可を取る必要があります。このライセンスを南アフリカでは現在国全体で40件まで発行できるようになっており9つの州に分配する形を取っています。ライセンスは現在40で規定していますが、営業しているカジノは32件となっており今後ワールドカップに向けて次々と営業を始めるでしょう。

さて、この業界の経済への影響ですが、2002年に前述のNational Gambling Boardによる調査が行われています。2000年のギャンブル業界の経済への直接的な貢献としては30億ランド(約450億円)あったとされ、間接的な影響も含めると61億ランド(約1000億円)の経済効果があったとしています。また、この調査によると1997年から2000年にかけて100億ランド(約1500億円)は最低でも投資が行われたとされており、同期間の南アフリカ全体での資本構成の実に2.1%を占めています。1997年以降わずか8年間で120億ランド(約1800億円)もの新規投資をされたと見積もられており、GDPに360億ランド(約5400億円)の効果があったとされています。

雇用面においては2003年と2004年で10万人の新規雇用を直接的にも間接的にも創出しています。また、税収は17億ランド(約25億円)の地方税に貢献しており、政府全体としては27億ランド(約35億円)に貢献しています。National Gambling Boardによると、カジノ業界は南アフリカの経済にとって大きな影響力を持ち、特に観光業界にとっては非常に重要なセクターであると結論付けています。

カジノに行きたくなってきました。血が騒ぐ…。

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オペック更なる原油供給を削減か

オペック更なる原油供給を削減か



オペックは先月原油供給の削減を決めましたが、更なる削減を検討しているようです。

オペックの月刊レポートによると、現在の割合での供給を続けると来年の第二四半期には原油輸入国の在庫が通常を超えたレベルになるとして警告しています。この状況になると需給のバランスが崩れ、原油価格の下落に結びつきますので、12月14日に開かれるオペック総会において更なる供給量削減が議論されそうです。次回のオペック総会においては追加として1日50万バレルの削減が出されるのでははないかとの話があります。

特に現在懸念されているのは米国における原油在庫の積みあがりで、冬が終わると来年原油価格が暴落しかねないと考えられています。来年は世界の原油需要は133万バレル/日増えて8558万バレル/日になると試算されており、主な増加分は中国の需要増と見ています。他方、供給側としてはロシアなどのオペックと関係していない国が市場に参入してきており、オペック参加各国への需要は減ってしまう事を意味しますので警戒しています。

難しいところですが、短期的には原油価格は維持されるのでしょうかね。今年の冬が終わる頃は原油価格に要注意です。

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南アフリカのワールドカップ経済効果

南アフリカのワールドカップ経済効果



やっとワールドカップのお話です。2010にワールドカップが開催されることは前回も書きましたが、今回はその経済効果を中心に書きたいと思います。

ワールドカップは南アフリカの経済に対して213億ランド(約3400億円)の影響を与えると試算されており、159000人もの新規雇用が見込まれています。ワールドカップのために30万人の観光客が訪れるとされ、そのインフラ整備のために140億ランド(約2100億円)が投資されることになっています。

この内訳としては50億ランド(約750億円)を10のスタジアムの改修に当てることになっており、空港の改修にも52億ランド(約800億円)、道路や鉄道の改修に35億ランド(約525億円)を当てることにしています。まず、スタジアムについて述べますと、次回のワールドカップでは10のスタジアムを使用することになっており、5つはワールドカップのために建設される新しいスタジアムです。

ワールドカップの開催都市は次の都市です。

・Johannesburg
・Cape Town
・Durban
・Pretoria
・Bloemfontein
・Nelspruit/Bombela
・Polokwane
・Port Elizabeth
・Rustenburg

このスタジアムへと人を運ぶ必要がありますが、The Gautrain Raillinkと呼ばれる鉄道が建設されることになっており、全長80Kmの鉄道です。これは、ヨハネスブルグとヨハネスブルグ国際空港を結ぶ鉄道で、いわゆる第三セクター方式で官民共同の事業です。ここには200億ランド(約3000億円)の投資が行われます。

また、空港の改修はワールドカップに先駆けて整備を急いでいる分野です。予算として52億ランド(約780億円)を今後使う予定であり、既に5億ランド(約75億円)が使われています。もちろん、ワールドカップの後でもワールドクラスの空港として使えるように考えられています。過去のワールドカップのホスト国の経験からはワールドカップ終了後は近隣諸国からの観光客が増える傾向があり、ワールドカップ終了後も経済効果は持続するため、重要なインフラです。

この他に観光業界としてはホテルやレストラン等の整備が必要です。南アフリカとしては、エンターテイメント、ナイトライフにも大きな需要があるだけでなく、観光客に自然探索ツアーなども人気があると見ており、これに関する整備も行っています。

こういうインフラが整備されてくるのは、経済発展にとっては重要なファクターでしょうね。金融など部分的にはかなり進んだ面もある国ですので、インフラの整備が進めば部分的に強いもの一気に広まる可能性もあります。ワールドカップに期待です。

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ランドの値動きに対する中央銀行の見解
最近のランドの値動きに対する中央銀行の見解

最近、ランドだいぶ上がってきましたね。利益を確定している方も多くいらっしゃるようです。私も先日買いの1つのタイミングではないかと言った後ひやひやしてましたが、上がってくれて一安心です。
でも、先月かなり落ちてから上がるまであっという間ですね。相変わらず値動きが荒いです。まーでも値動きを抑えたい方はヘッジの仕方なんかもこのブログで書きましたし、値動きを利用して為替差益を狙う方にも単価が安いんでレバレッジかけやすいですし、どちらでもいけますね。

さて、我々FXをしている人間としては、スワップ派でもトレード派でもどちらでも都合が良いランドですが、当の南アフリカ政府としては今の状況をどう見ているかを今回は書きたいと思います。

南アフリカの中央銀行は現在の値動きの荒さを長期的な成長にとってはマイナス要因と見ていますが、これにより財政が不安定になることは当面はないと見ています。この理由は、現在のランドの値動き自体はドルから商品へのマネーの動きなどの市場の状況に左右されている面が強く南アフリカ自体の問題という面ではないと考えられるためで、これによる財政不安定は引き起こされないだろうとの事です。

中央銀行の懸念としては家計部門の負債の方が気になり今後注目していくとのコメントを出していて、このコメントを更なる金利引き上げを行うサインと見る向きがあります。となると、12月に9%ですかね。

南アフリカの人ってどんな生活してるんでしょうかねー?私だったら10%近い金利でそんなに借金してモノを買いませんが…でも、ここ10年では今の金利水準は高くないからひょっとしたらまだ金利は低いと思ってるのかなー???まー日本も1980年ぐらいって金利7.5%だったみたいだし、その頃って成長を謳歌してた頃だから、成長してる国ってのはそんなもんかもしれませんね。有名な”
ジャパンアズナンバーワン―アメリカへの教訓”なんて本がアメリカから出版されたのも1980年ぐらいです。アメリカへの教訓なんてサブタイトルが付いてる…。南アフリカアズナンバーワンの日も来るか?(来ないっすね…)

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ひまわり証券のランド取引単位が一万通貨に!

ひまわり証券もランドの取引単位が一万通貨に!



当ブログの読者の方にも口座を開いている方が多くいらっしゃるようですが、ひまわり証券のマージンFXで南アフリカランドの取引単位が1万通貨に変わりました。ランドは値動きが荒い割には取引単位が10万通貨の会社が多く、セントラル短資以外は取引しにくかったのですが、やっと他にもおススメできるかなと思われる会社が出てきました。

ひまわり証券はFX業界では老舗の会社で信託保全もしています。FXの会社としてはめずらしく株式も上場していますし、会社としての信頼度は高いと思います。

システムもしっかりしているようで、チャートはJavaが重いが良く出来ているとの事です(SHADYさんにコメントでレビューして頂きまして良い出来だとの事です)。システムは高機能になるほど重くなるんでこれはしょうがないでしょうね。しっかりしたシステムじゃないと怖いですし。

情報量が多くセミナーなんかも頻繁に開催されておりシステムが使いやすいと言う事で初心者の方に向いてそうです。また、取引のコストも比較的安めに設定するなど初級者から上級者までバランスよく対応している印象です。
また、通貨数が多いのも特徴の1つで、香港ドル円、中国元、韓国ウォン、タイバーツ、台湾ドルなんかも扱っています。

デイトレは手数料無料な上キャッシュバック(!)もあるので、ランドの値動きを利用して小額で為替差益を狙えます。ランドの取引単位が小さくなることで非常に使いやすいのではないでしょうか。今後、ランドが強くなるのであればうまく使えそうですかね。

スワップ派の方にはランドのスワップは残念ながらちょっと抑え目です。ランドのヘッジで話題の香港ドル円は扱ってますが、10万通貨単位ですのでこっちも単位下げて欲しいですよね。でも、私もチャート分析用に口座開いてみようと思ってます。

詳細はひまわり証券に資料請求等してみてください。

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11月のIMFの見方
11月のIMFの見方

来年南アフリカの経常赤字は縮小するであろうとIMFは見ています。この要因としては金利引き上げやランドの値下がりが効果を発揮すると考えられています。今年前半のGDPに対する経常赤字は6%今日でしたが、来年は5%強まで下がるはずとIMFの南アフリカ担当は述べています。現在、この経常赤字がインフレの最大のリスクと考えられており、今後ランドの値下げにつながり原油や商品の高騰につながることが懸念されています。しかし、最近の経済状況の改善を背景にランドは回復基調となってきており、国際的なベンチマークとされるGDPの3%に近づくと考えられています。

リスク面としては、原油価格の上昇に伴い他の商品価格も上がっているため南アフリカの財政状況はよくなっていますが、もし原油以外の商品価格が原油価格よりも早いペースで下落した場合は南アフリカにとっては問題となる事に言及しています。ある程度は、経常赤字の増加は経済の弱体化を招いており、その結果としてランドも弱くなっていますが、基本的に南アフリカの経済は堅牢であるとし、今の政策や負債の少なさ及び為替レートの柔軟さが奏功しているということです。

また、南アフリカはインフレターゲット(3%~6%)を採用していますが、この範囲内に抑えることが最重要であるとIMF担当は述べています。これにあたり、現在の金利上昇は適切であるとし、南アフリカの金融政策は非常に良かったとしています。金融システムの信用度は上がっているそうです。

今年のアフリカ経済はややスローでしたが、来年のアフリカ経済は再度加速すると見られており、同時にインフレは今年よりも下がると見られています。

というわけで、来年にかけて見通しは明るくなってきているように感じます。金利上昇もどこまで行くか微妙になってきましたね。12月のもう一回の金利上昇はほぼ確実と市場では見ているようですが、来年以降はどうなるでしょうか。
先日書きましたように金の価格も上がってきましたし、ドルもやや弱含んできていますので流れが変わってきているかもしれませんね。インフレが収まってきて金利上昇が止まり、商品価格が上がってUSドルが弱くなるとランドは強くなってくるんではないでしょうか?ランドロンガーの方にはいい感じですね。


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10月のSACOB BCI
10月のSACOB BCI発表

Business Confidence Index (BCI)とは景況感指数でビジネスが今何を経験し、どのように動いているかを表す指数でビジネスの意見やビジネス面での将来的な認識といったものを反映する指標ではありません。このBCIは13のサブ・インデックスから構成されており、重み付けがなされています。指標自体は1985年から利用が始まり、幾度もの調整もされてきており、最近では2006年の2月に調整が行われています。

10月のBCI(景況感指数)は9月の97.7から増加し、99.5になりました。
SACOBのエコノミストによると前月に比べて大きく上がっていますが、BCIが上がり基調になることを意味しているわけではないとのことです。10月は貿易赤字が大きく改善し、インフレも予想に反してやや収まり、経済状況の判断もよくなるなど良い方向には向いています。
一方で、2005年8月以降、金利が上がり2.6%のコスト増になっているにもかかわらず家計部門の借金はかなり多く、今年に入ってからの金利上昇は期待したほどインフレ抑制に効果がないことにSACOBは言及しています。

また、ランドが下落したことにより原油価格が下がったことは帳消しとなっており、原油価格高騰によるインフレへの影響はまだ残っています。ランドの下落は南アフリカの競争力向上には役立ち、部分的には貿易赤字の縮小にも効果がありますが、今後のインフラ整備や投資といったことを考慮に入れると中期的にはランド下落はインフレにはネガティブに働くと見ています。

最後にBCIの現在のトレンドとしてはビジネスの見込みがポジティブであることを反映し節度を保った状況であると結論づけています。

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リッパーマーケット
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セントラル短資で毎週出てるリッパーマーケットって皆様ご存知でしょうか?いつも割と勉強になるレポート出してるんで結構お気に入りです。

で、このリッパーマーケットですが今週の頭から高金利版が出ていて、豪ドルとNZドルと南アランドに関するレポートを出しています。特に”為替に強くなるコラム”が勉強になって面白いです。セントラル短資に口座開いている方しか見れないのかもしれませんが、見れる方はチェックしてみてください。

うーん、私のブログとかぶるかなー。強敵出現かも…
負けないようにしなければ…

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