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世界銀行Global Development Finance Report 2008
6月10日に世界銀行のGlobal Development Finance 2008の会合が南アフリカのケープタウンで開催されました。この会合において世界銀行が南アフリカの経済について良好な見通しを発表しました。今年、南アフリカの経済は急激な下落と当初想定されていましたが、堅調な成長を実現し今年は4.2%の成長となるとの見通しを発表しました。これは今までの市場での予測3.4%よりも強く、南アフリカ公式見解よりも若干上になっています。
この中で、現在のサブプライムによる世界的な金融の混乱や南アフリカの経常赤字は南アフリカの成長が突然止まる理由にはならないとして、世界銀行では南アフリカの成長のポテンシャルは高く今後も成長が続くとしています。これは既に多くのプロジェクトや投資活動が動いており、そんなに簡単には止められない事を言っています。
一方で、長期的なリスクとしてはインフレと世界景気の悪化が指摘されています。これが継続すると南アフリカへの投資が細り、経常赤字のファイナンス上問題が出てきます。
世界銀行では南アフリカの経済成長を2009年は4.4%、2010年は4.8%としており、南アフリカの公式発表よりも強くなると見込んでいます。日本やアメリカの成長率は2%前後ですから、5%弱に戻れば上出来かもしれませんね。新興国の平均とほぼ同じレベルになります。
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直接投資先魅力度ランキング
南アフリカが投資先として最近注目を浴びていて直接投資(工場建設や資本参加などの長期的視野に立った投資を指し、我々FX投資家は短期的な証券などによる投資となり根本的に違います)が増えているのはランケンでも時々お知らせしています。とは言え、所詮アフリカですし世界的に見てどういう位置付けなのかってちょっと気になりますね。今回は昨年末に発表があった話でちょっと古めですが(4ヶ月ぐらい前)、AT Kearney(ATカーニーと読みます。世界的な経営コンサルティング会社です)の直接投資先として魅力がある国ランキングをお知らせします。記事出すのが遅くなったのはサブプライムがあったりランケンが南アフリカに行ったりですっかり忘れてました…。すみません。
まずはランキングから。
1.中国
2.インド
3.アメリカ
4.イギリス
5.香港
6.ブラジル
7.シンガポール
8.アラブ首長国連邦
9.ロシア
10.ドイツ
11.オーストラリア
12.ベトナム
13.フランス
14.カナダ
15.日本
16.マレーシア
17.その他湾岸諸国(サウジアラビア、カタール、オマーン、バーレーン、クウェート)
18.南アフリカ
19.メキシコ
20.トルコ
21.インドネシア
22.ポーランド
23.中央アジア
24.韓国
25.チェコ
上から見ていきましょうか。
Top5
上位から見ていくと中国・インドがやはりトップですね。今の世界経済の成長に最も貢献する上位2カ国ですから当然でしょう。先進国の中ではアメリカが強い。世界一の消費国ですからこれも当然と言えば当然でしょうか。イギリス4位は少々意外ですが、景気が良いのでしょうかね。香港も中国の一部と捉えれば分かる気がします。
6位〜10位
ブラジルは民主主義ですし人口を考えると魅力ある市場です。農業国としても南米では今はここしかないでしょう。シンガポールは人口わずか500万人、国の面積が山手線程度って考えると凄いですよね。アラブ首長国連邦は正直分かりませんのでちょっと置いておいて、ロシア9位は高いと見るか低いと見るか微妙な所です。ドイツ10位は先進国の中では3番目でまあまあでしょうか。
11位〜15位
オーストラリア11位は健闘かな。ニュージーランドはランク外ですね。まー市場としては確かに小さいので直接投資で工場とか建てるならオーストラリアですよね。資源高もありますし治安面や政治面の安定度を考えるともうちょっと上でもいいのではないかとすら思いますが…。ベトナムは賃金が安いですし、中国にも近いですからポテンシャルが大きいのかな。フランス13位はどうなんでしょうかね。14位カナダもなんとも言えないなー。15位日本はちょっとまずいのではないかと…。投資する側で投資先としては魅力ないか。G7では下から2番目です。
16位〜20位
マレーシアもなんとも言えませんねー。17位に湾岸諸国が出ていますが、5カ国全部くっつけちゃうっていう計算の仕方もどうなんでしょうか。ちょっと乱暴ではないかという気もしますが事実上サウジアラビアを指します。18位南アフリカ出ましたね。南アフリカとしては誇らしいみたいで喜んでるっぽいです。19位のメキシコも健闘ではないでしょうか。20位トルコも健闘じゃないでしょうか。最近ちょっとトラブルっぽいですが・・・。
21位〜25位
インドネシア意外と下ですね。昔はもっと期待されていましたが最近はちょっと勢いが無いかな。22位ポーランドですね。個人的にはちょっと興味のある国です。23位中央アジアってのも乱暴な括りな気がしますのでちょっと置いておきます。24位韓国もちょっと下に来てるかな。25位チェコは健闘な気がします。
圏外で個人的に気になる国
圏外でもっとも気になるのはイタリアでしょうか。G7先進国の中で唯一圏外です。後は北欧の3ヶ国もないですかね。成長性が期待できないと言う事か・・・。新興国の中ではタイとか入っていませんね。なんでだろう?
全般的にアジアが新興国としては多いですね。ランケンとしては南アフリカが当然気になりますが、南アフリカの人口5000万人などを考えると中国、インド、ロシア、ブラジルの後塵を拝するのはやむなしでしょう。もちろん先進国と比べて下にくるのも当然。アラブ首長国連邦と湾岸諸国より下ってのは最初疑問でしたがこれは原油でしょうね。これらを考えると結構健闘してる気がしますが皆様どうお考えでしょうか。
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食品価格高騰への国連対応
今日は南アフリカの市場はメーデーでお休みです。南アフリカも休みなんだ…。なんかくやしー。そんなわけでさほど面白いニュースは南アフリカに関しては無いのですが、国連に関するニュースをご紹介しようと思います。国連及び世界銀行は現在の食品価格高騰が新興国に対して大きな危機であるとして早急なアクションをとると述べました。
日本にいても食品価格の高騰を最近はひしひしと感じますよね。日本は企業努力もあり吸収されていますが、現在世界的に食品価格は高騰しており、食料の争奪戦の様相を呈しています。特にトウモロコシや小麦などの主食が高騰していてパンなどが行き渡らない状況になっています。
ここで影響を受けるのは新興国の貧困層であり、特に1日1ドル以下で生活している最貧困層には非常に大きな問題となっています。アフリカではモーリタニア、モザンビーク、カメルーン、コートジボワール、セネガルなどで食品を求めての暴動が起きています。中米ハイチでは国連平和維持活動(PKO)が襲われアレクシス首相が解任に追い込まれるなどものすごい事になっています。
暴動も大きな問題ですが、それ以上に餓死者が出ているため国連は人道的危機だと述べているのですが、問題は地域的な紛争などの限定的な事柄ではなく世界的な課題であるため中期的、長期的に食品へのアクセスに対する不平等を解決する必要があると述べています。
国連ではこの食品関連の問題は潜在的に他の人権問題だけでなく表現の自由や平和的な議論による統治を脅かすものだと指摘しています。要するに暴力的に食品の略奪が大きく広がる事を懸念しているようです。国連としては6月から包括的な対応を始めると述べており、かなりハイレベルで強力なタスクフォースを立ち上げるとしています。
食品価格の高騰もほんと行き過ぎですよね。日本にいたらあまり感じないと言うか生活が脅かされたりしませんが貧困層には死活問題です。食品のアクセスへの不平等という言葉は重いものを感じざるを得ません。少し国際的な商品価格抑制につながるといいのですが…。
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