南アフリカランド研究所(FXブログ−ランケン)
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日本銀行の白川総裁の本

日本銀行の白川総裁の本

久しぶりに書評です。現日本銀行総裁の白川方明著の「現代の金融政策 理論と実践」を読みました。素晴らしい本ですね。内容は簡単ではありませんが、非常に分かり易く書かれています(言ってる事矛盾してます?)。意外に面白いのでFXやってる方にはオススメです。



本の帯にも書かれていますが中央銀行の本質とは何かについて書かれており、物価と成長に対して金融政策はどう考えるべきかなど理論的な事もありますし、バブルに関する事例なども含めてとても実践的に書かれています。もちろん為替に関しても述べられていますし、株式にも触れられ日本銀行総裁という経済の最先端を見る必要がある方が書いた本だけあります。中央銀行の考え方や悩みがよく分かり、これを読んだ上でランケンの南アフリカ中央銀行ステートメントなんか読んだらすっごい勉強になると思います。

以前、紹介した元FRB議長のグリーンスパン氏の本とは違い、中央銀行の業務に特化した本です。従って、白川日銀総裁ご自身については全く書かれていなくかなり教科書的な位置付けです。と言っても、理論的な事よりも実践に力を置いていますので訳の分からない数式はほとんど出てきません。ただし、アカデミクスに関してもきちんと引用されていて非常に本格的な内容となっています。

ややお高い感じもするかもしれませんが、個人的には安いと感じるぐらいです。それだけの価値がある本ですし、2000円程度で売っている本とは違い、為替や経済やってる人には永久保存版クラスの本です。こういうところにお金は惜しんではいけません。
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グリーンスパンの本

グリーンスパンの本

今日は本のご紹介です。
元FRB議長グリーンスパン著の本「波乱の時代」が最近発売になりました。

世界経済から為替までグリーンスパンのFRBでの半生と今後の世界情勢について書かれている本です。
上巻は今までのFRBでの回顧録に近いもので、下巻は今後の世界について語っています。
実は私は下巻から読み始めましたが、かなり凄い本だと思いました。
(まだ上巻を読み終わっていませんがやや興奮しているので先走って紹介しちゃいます)

通貨とは何か、世界が豊かになるためには何が必要か、そのために犠牲となることは何か、世界はどこに向かうかなど哲学の領域に達しています。
哲学の領域なのですが精神論ではなく、なぜそう考えているかを実に理論的に書いていて経済を読むっていうのはこう言う事かと改めて考えました。

通貨取引している皆様にはかなりおススメです。
単純に金利がいいから買うとか、テクニカルが良さそうだから通貨を買うではなく本当に投資としての通貨とは何かを考えさせられる本です。
ちょっと難しい本かもしれませんが、FXやられている皆様には是非読んで頂きたいと思います。(特にランケン読者はテクニカルオンリーじゃないと思いますので興味深いと思いますよ!)

グリーンスパンの最後の言葉はちょっと感動的ですが、そこだけ読むとくさいかもしれませんのであえて書きません。

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ポストアパルトヘイトの政治経済

ポストアパルトヘイトの政治経済

読者のシンちゃんさんから本の推薦を頂きまして読んでみました(感謝!)。タイトルは”ポストアパルトヘイトの政治経済”という本で元南アフリカ大使館公使の花田吉隆さんの著書です。この本が現在の南アフリカの背景を知る上で非常に興味深かったので今日は本のご紹介です。

経済が良好な点についてはランケンでたくさんお話してきましたが、私があまり南アフリカの政治について分からないためほとんど触れる事ができていません。でも、どのようにしてアパルトヘイトという世界でも最も差別のひどい歪んだ国が民主化して、BRICSの一角になるとまで言われているかってちょっと興味深くありませんか?一歩間違えれば白人と黒人の間で内戦にだってなりかねない状況だったわけです。今のイラクはほとんど部族間の内戦状態ですから、それを考えると南アフリカは非常にうまくいっています。

皆様ご存知のように南アフリカは白人を優遇し極端な人種差別を行うアパルトヘイトを1994年まで採用していました。ところが、黒人の占める人口の割合は8割に達しています。一方で、経済的には白人がほぼ全てを独占してきたわけで、アパルトヘイト後の国家運営としては、黒人と白人をいかに融合して国全体を成長させるかというのが最大の課題になってきたわけです(もちろん今でも最大の課題です)。

しごく当然ですがこれは非常に難しい話で、今まで優遇されていた少数派の白人の利益を多数派の黒人に配分できるようにしないといけません。これを解決するためにはそもそも経済成長をして全体のパイを大きくする事が必須となります。白人から利益を取り上げて黒人に渡すだけというのは絶対に成り立ちません。こうなると、白人の協力も得る必要があると共に黒人も今までの差別を忘れて(現実はともかくとして)協力して国家を作り上げていく必要があります。

もちろん、経済成長のためには外資の投資も必要ですし、我々のような投資家は南アフリカの政策および経済状況の評価をする意味で重要な意味を持ちます。ランド安になれば国家のどこかがおかしくなっているわけでそれを直接伝えることができるわけですし、ランド高は国家運営に対する良い評価とも言えるわけですから皆様は実は重要な存在です。皆様がランドに見切りをつけようものなら南アフリカは危機的な状況になるかもしれません(きっとランケンもそれなりに重要ですね、おーこわ)。

こういった現在の南アフリカの問題などを比較的簡潔にまとめてあるのが本書で、南アフリカの現在や将来について書かれています。特に政治が経済にどういった影響を与えるかについての南アフリカの思想(あまり具体的にどう影響するかが分かる本ではありません)といったものが分かりなかなか面白い本です。これ読むとガンバレ南アフリカ!って感じの青春映画みたいな気分になりますよ(特にマンデラゆかりの地を著者が訪れて色々な事を考えるところなんかはちょっと感動)。


目次
第1章 ポストアパルトヘイトの南アフリカ経済(南アフリカ経済の問題の所在
1 南アフリカ経済の問題の所在
2 南アフリカ経済の視点
3 ムベキ政権の経済政策に対する批判
4 1994年以降の経済政策の変遷
5 BEE政策(黒人優遇政策、アファーマティブアクション)
6 頭脳流出

第2章 ポストアパルトヘイトの南アフリカ政治
1 南アフリカ政治の問題の所在
2 ムベキ大統領のリーダーシップ
3 与党ANC(アフリカ民族会議)の政権基盤
4 2004年総選挙の意味
:マンデラの辿った道(ロベン島ネルソン・マンデラ博物館
マンデラの家 ほか)


ランケンで南アフリカに興味を持たれた方は読んでみられてはいかがでしょうか?色々と考えるさせられる本です。著者の花田さんも述べられてるように南アフリカは今ものすごい実験をしている現場であり、これを読むと南アフリカに対する見方がかなり変わると思います。今ランドを買って南アフリカを見ている方はひょっとしたら経済における歴史の証人になれるかもしれません(ちょっとオーバーかな)。
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FXの本

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最近本屋さんに行くとFXの本ってかなりたくさんありますよね。当ブログを読まれる方は本当に勉強熱心の方が多いようで、本に関するお問い合わせを頂いたりしますのでまとめておきました。

FXに関する本

ヘッジの記事で紹介させていただきました金融工学関連の本等も何冊か載せてありますし、FXをある程度経験されている方にも役立つような本もリストしてあります。また、私はFX入門者用の方への記事を何も書いていませんのでFX入門者用の本もリストアップしておきました。ご活用下さい。

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